78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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[昏い海の底、深く……深く。 南極星の身体は、海に住む生物の星命《テュケー》を吸い、白銀色に煌めきながら、沈んでいく。
望まずとも自らに集まる星命《テュケー》を視界に捉え、南極星は目を伏せた。]
無秩序に枯らすつもりなんか、ない でも、ボク自身ではどうにもならないんだ… この身体は、星動力を受け取る北極星《あいて》が無くても、許容量を越えたとしてもなお星命《テュケー》を吸い続ける。
そうだ。どうして忘れていたんだろう……
(404) 2012/02/02(Thu) 21時頃
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義母(かあ)様は、かつてこの身体をこう呼んでいたね――
(405) 2012/02/02(Thu) 21時頃
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第六の匣《BOX》 "貪慾" って。
(407) 2012/02/02(Thu) 21時頃
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[それは、唐突に起きた―――]
パ ァ ン
[>>394 海上で、光の弾が弾けた。 その、残酷なまでの眩い光は 海の底、瞼を伏せていた南極星の瞳をも射て]
(421) 2012/02/02(Thu) 22時頃
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――――あ。
[びくり、と雷に打たれたように身体が跳ねた。]
―――あ、あ…!
[ドクン―――…! 海上で光を放つ彼――第一匣の《BOX》に収められていた墮天使の、半神と――第六の匣《BOX》 が 共振 した。]
(422) 2012/02/02(Thu) 22時頃
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いやだ。 もういやだ。 もう誰も亡くしたくない。 誰も無くしたくないんだ!
[強すぎる光に応じるように、白銀色は強さを増す。 南極星《セレスト》の意志とは無関係に、それは海の―母なる命の源たる海の星命《テュケー》を貪り、吸い尽くす。]
(424) 2012/02/02(Thu) 22時頃
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『――私の右腕《ケンゾク》だ』
[呆れかえった聲が、桃乐茜に届く。
それは、当の眷属当人には恐らく聴こえないだろう聲。
死女神は、眷属の瞳を、闇を、光を通じ、映す世界を認識する]
『……時折聴こえた声は、お前だな?
反抗期など。見ればわかるだろう』
『――――万年反抗期な事くらい』
[この堕天使《ケンゾク》は、元からその嫌いはあったのだ。
尤も、気にはしないが]
――ほう、これがお主の右腕《ケンゾク》とな。
[桃乐茜は興味深そうな声で語りかけると。]
『そう。そしてそれに立ち向かうがこの私の左腕《ハンギャクシャ》。
だが。
……これは、違うな?』
[黎《クロ》越しにその姿、その気配を微かに感じるからこそ理解できる。
これは完全な、あの反逆者本人ではなさそうだ]
『………………………っ……』
[万年ではなかった。彼等は永遠の反抗期《リッベリョーネ》。
これは間違えて済まなかった?
否。
自分で言うな世話の無い愚か者!
眼の前にいれば、呆れ顔でそう言うだろう言葉を堪える]
随分と楽しそうな遊戯《あそび》をしておるな、お主。
[桃乐茜は笑う。]
妾が肩慣らしをしようと思うておったが、その余裕はなさそうじゃのう。
『……構わんぞ?遠慮の必要は』
[笑う声。……嗤う声だろうか?
その姿と、立ち振る舞いは既に認識しているが]
『私とて、気になっているのだ。
……お前は、果たして、何者なのか』
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[南極星を中心に、吸い上げられる星命《テュケー》は渦をつくった。 それは海の上からでもわかる程に強い流れ。 海上は嵐と荒れ、波飛沫は白い泡を抱きながら、鳳を飲み込まんとする勢いで、その腕を伸ばす。
海が割れ、歪な海面に立った南極星の姿が見えただろうか。
銀色だった髪は、根元から太陽無き宇宙にも、光射さぬ深海の底にも似た、黒く変色しつつある。 上空を見つめる瞳は紅に染まり、哀しげに影を宿したまま、はらはらと血のような紅玉《ルビー》の涙を流す。]
(479) 2012/02/02(Thu) 23時頃
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東方で生まれ育った、半辺天《オトメ》なのだから――
/*業務連絡。おばさん井戸端会議3
後1時間と少しで更新ですが。
明らかに今、落ちフラグが、狂信者だろうセレスト以外ないです。
ので、襲撃は、虚実の蜃気楼《エア》を前提になると思いますが、如何だろうか?
半狼の場所はもう解りやすく割れているが、とりあえず今日は無さそうな感じだろうか。
こちらは状況を見ながら覚醒を掛ける事になりそうだが、殆ど半辺天《オトメ》にお任せする事になるが、大丈夫だろうか?*/
半辺天《オトメ》か。成程。
強大な気配がするはずだ。
[唐突に声を響かせた。ふぁ、とあくびを一つ]
少々眠ろうかと思ったら、死《アトロポス》の眷属たちの精力的な働きでそうのんびりもしていられなかったな。
まあいい―――…
さて。
星が割れて尚、抗うものたちをどうするかな。
ふっ、そして妾にもまだ磨かれてない宝玉も残されておるからのう。
しばらくは表に出ることもあるまいて。
/*
問題ない。しかも何故かデフォがセレストであった。
むしろ半狼に関してはもうちょっと詰めときますあひゃーということで是非。
/* 業務連絡。おばさん井戸端会議3
虚実の蜃気楼《エア》が良いと思います。
明らかに赤のわたしの傍から逃げない北極星《シメオン》が若干襲撃欲しいのかと思わないでもありませんが、
勘違いかもしれないので様子をみたいところです。
半狼に関しては半辺女に覚醒タイミングお任せが一番やりやすいでしょうか。勿論相談して戴ければ一緒に考えます。
半辺天《オトメ》……なるほど。
私の思い過ごしだったか?
あいつ《クローソー》の気配がすると思っていたのだが、人違いか。
……それとも……………
いや、言うまい。
[残された磨かれていない宝玉。
この半辺天《オトメ》と名乗った者が、未だ幾つの謎を抱えているだろうかと、興味を持ちながら]
/*
あれ、襲撃のデフォって(パス)じゃなかったですっけ?
えーと一応確認ですが、エアってパスのことですよね。
自ら堕ちようとしている星などにすでに興味はない。
妾が興味があるのは自らの力、だけ――
/*
あぁ、パスの事です。再確認として。
最初はクラリスが狂信者かと思っていたら盛大に分裂してどこにいったと思えば南極星だった。余談だが。 */
/*
いや、処刑のデフォがセレストだったとかそんなお話。
北極星と南極星をアベックで落とすのはロマンだったのかなとか監督者《エピスコポス》の発言見て今更思ったとかいわせんなはずかしい
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[ リィイイイイイイ―― ]
[>>562 どこかで、星の啼く声がした。]
(566) 2012/02/03(Fri) 00時半頃
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[>>554 オスカーの声に、セレストはゆっくりと瞬きをし。 それから、静かに言葉を紡いだ。]
……シメオンは。もう、いない。
――いないんだよ。
(574) 2012/02/03(Fri) 00時半頃
|
/*
4分前にいうことじゃないけれど…
今になって死亡フラグが…(汗
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