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【人】 師範棋士 千早
(193) 2019/09/05(Thu) 20時頃 |
【人】 師範棋士 千早
(195) 2019/09/05(Thu) 20時頃 |
【人】 師範棋士 千早
(218) 2019/09/05(Thu) 21時頃 |
【人】 師範棋士 千早
(219) 2019/09/05(Thu) 21時頃 |
俺たちも、忘れちゃうのかな。
忘れたくなんて、ないんだけど。
[ワタル先輩が出て行ったとき、境界線という言葉の意味がわかった気がした。
自動ドアで分けられた世界。
向こう側に行ったら、この記憶は消えてしまいそうな気がする。
それがいいことか悪いことか、わからないけど。]
[離れたくなかった。
混乱したままの昨日なら、もしかしたら走ってでも逃げていたかもしれないけれど。
哀しい。明日が来なければ。
マグマみたいに燃え滾って怒るひとは、境界線をひいて線引きをしながら、叫ぶみたいに笑うひとだった。
それを知ってしまったから、きっともう離れられない。]
【人】 師範棋士 千早
(261) 2019/09/05(Thu) 22時半頃 |
【人】 師範棋士 千早
(262) 2019/09/05(Thu) 22時半頃 |
ソーセイくんは、
[少年の呟きに表情を削げ落とした顔で呟いた。
ぐつりと煮えたような音はしなかった。
ゆらゆらと少し揺らめくようにして歩きながら、
『そうなるのは怖い?』
と問うた。]
──毎日朝起きて、新しい一日が始まった、って思って、新しい何かをして、新しい事を知って、新しく思い出を作って、
ねェ、私達の『今』と何の代わりがあると思う?
町の人も、私達も、皆『今日』を生きてるだけだよ。
[彼と、誰かに言い聞かせるように囁く声音で
───もしかしたら己自身に。
離れないでいてくれるつもりらしい彼を撫でようとしたのか、そっと手を差し伸べて、
少し躊躇った後に触れずにその手を下ろした。]
……うん。
怖い、っていうか……やだ。
このまま同じ日をずっとやるんなら、忘れたくない。
[忘れてしまったら、なくなってしまう。
今日アイスでカンパイしたことも、友達になったことも。
きっとこれから花火をすることも、みんな。]
……───、
[黙って目を細めて見つめてから、そう。憶えておくね、と呟いた *]
[呟きには、覚えておいて、と小さく返す。]
……俺ね。
『明日』になってほしくないんだ。
ずっとずっと、このままがいい。
何が違うとか、ムズカシイことはよくわかんないけど……
俺にとって、今日と明日はぜんぜん違う。
[伸びてきた手を、自分の手で追いかけてつなぐ。
隣を歩きながら、少し空を見上げた。]
俺、明日になったらこの町を出るの。
[9月1日を繰り返す街と同じに、あたしの人生由来のあたしは、本当はあたしが経験していない9月1日を歩んでいる。
生まれて周囲の環境に左右されて育ったあたしが、あたしの人生の通りに9月1日を作っている。
セミがお腹をふるわせると、大きな音が出る。
それと何か違いがあるだろうか。
けど、あたしという8月に死んだ人もまた、どうせ生まれて周囲の環境に左右された鳴き声で活動するセミと同じことなのだろう。]
[剥離。そういう言葉がきっと似あう。]
[8月に死に9月1日を迎えられなかったあたしの人生由来の死は未練を齎している。
秋山先輩に想いを伝えようとしても秋山先輩は、受け取ってくれない。
その結果秋山先輩がこの町と永遠になるとして、あの結果が誰かの死だとして、秋山先輩がどう思っていたとして、9月1日の宍井澪がどう思っていたとして、あたしは、あたしは秋山先輩がすきで、あたしは、秋山先輩が好きだったから、三年生が卒業してしまう最後の夏休みだから、せめて、今年は、秋山先輩が好きで、あたしは、あたしは**]
[触れた指先は酷く熱を持って熱いだろう。
おまけに滑らかに見える指先は火脹れのようにボコボコとした感触で、焦げた肉の嫌な臭いが鼻をついた。
びくりと一度手を引きかけて、何かを堪えるように小さく呻いた女は少し遅れてまた歩き出した。
歩く内、焼けるかと思えた熱は少し収まったが少年の指先に嫌な感触が残るだろう]
っ、………。
それは、
[時折ぐらりと沸き立つように女の輪郭が崩れる。
ぐつりと何かが溢れる。
さみしいね。 そんな音に似ていた]
[繋いだ手は熱かった。
例えるなら真夏のアスファルトを触ったときみたいに、焼けるような熱さ。
現実ではないとわかっていても、まるで現実のように手が焼けるような痛みに襲われる。
手の皮膚もぼこぼことした感触で、今まさに焼けているみたいなにおい。
どちらが焼けているんだろう。あちらの手か、こちらの手か。]
…………うん。
[
俺でも全然詳しいことはわかってないんだけどさ。
ビョーキが見つかったんだって。
難しい手術になるかもって、だから、俺、東京の病院に入院するんだって。
一旦入院して、しばらく薬とか飲んで。
身体が落ち着いたら、手術なんだってさ。
[軽く言えるのは、まだ実感がなさすぎるからだ。
両親はすでに東京に仮家を借りていて、長期滞在を決め込んでいる。
ひとりだけ病院の部屋に閉じ込められて、東京を楽しむこともできないまま、病人生活ってやつになる。]
『今日』が、俺の自由にできる最後の日なの。
だけど、今日が続けば、このままいられる。
昨日と一昨日は、お祭りに行って。
今日は花火もするし、先輩とも知り合えた。
今日が続けば、何でもできる。友達のままでいられる。
だから俺は、ずっと今日がいいし、忘れたくない。
[忘れたら意味がない。友達も思い出も、みんなリセットだ。
そんなの、続けてる意味がない。
記憶を忘れた今日が来たら、ただ周りに気取られないように笑いながら、明日に怯えるだけの自分に戻ってしまう。
今日が続くと知っているから、次の今日が楽しみでいられるって、思う。]
【人】 師範棋士 千早
(290) 2019/09/05(Thu) 23時半頃 |
【人】 師範棋士 千早
(291) 2019/09/05(Thu) 23時半頃 |
[少年の訴えに低く喉が鳴る。
黙ってその言葉を味わっているようにも見える。
病を癒した先にある明日ではなく、今この時を選ぶのかと彼の少しいびつで切実な願いに頷いた。肯定した。少なくとも、ただ今を閉じ込めていたいのは同じだ。
嗚呼、哀れだとも健気だとも思う。
わかるよ、と伝えるように煮え立つ指は彼がそうしない限り、離れていかないだろう **]
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