276 ─五月、薔薇の木の下で。
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君の返事が聞けないくらいで死ぬ訳ないじゃないか。 そこまで……繊細じゃないんだ。
[ 正しいを装ったまま、剥がれないうちに背を向けた。 肩に手が載っていたならやんわりと振り払うだろう。
もう呼び止められても振り返る事はない。 相手に顔を、見せたくは無い。]*
(292) moro 2018/05/27(Sun) 20時半頃
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だから喜びなよ。 その方が、救われるんだ。
(293) moro 2018/05/27(Sun) 20時半頃
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― SUNSET ―
[ あれはいつだったか、もう遠いとおい過去のよう。
いつから中庭(そこ)にいたのか
もう、私は覚えてなどいない、遙かはるか昔。
咲くはずの無い、保有しないはずの色素は涙色。
その言葉は《不可能》。
誰が咲きもしない花に水を与えてくれようか。 ]
んへぇ、でっかい庭。
あれ、ここだけ土からっからだけど。
ここ誰か管理してねーの?
[ 言の葉は、まだどこか異国交じりで
顔も身長も幼さを残す《悠仁(だれか)》が
初めて私を、見てくれた。 ]
おまえさー、咲かないね。
[ 声はそれから毎日降り注いだ。 ]
水も肥料もまいてんのに。
[ 彼には特別親しくする友人は居なかったのだろう。 ]
何が足りないのかね?
[ まるで私に自分を重ねるように扱う指に。 ]
[ 私の棘が刺さる。
太陽を飲み込み夜が始まった頃の、お話。 ]**
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─東屋─
[ 自分から頼んだ約束。 モリスを部屋で待たせてはいないだろうか>>183。 壊れた彫刻は自分で直そうとしても 不器用な指先では歪になるばかりだった。 壊れた物は直らない。 直し方は本人に聞かなければ。
無かった事にならないだろうか。 壊れた彫刻も 吐露してしまった想いの一端>>4:26も。 呆然としていた本人>>285でさえ 元凶に向き合ってきたのだ。 若しかしたら、彼も気持ちに折り合いがついたのかもしれない。]
(299) moro 2018/05/27(Sun) 21時頃
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[ なんて、 諦めを顔にうつしては両手で顔を覆ってしまう。 いっそこのまま、薔薇の香りで蒸し返される記憶を全部忘れてしまえたらいい。
心の底に溜まった汚泥を晒してきた場所の筈なのに、 今は此処に誰もこない事を望んでいる。 室内を満たすは静寂。 鍵の掛からない扉の横で座り込んだ。]*
(300) moro 2018/05/27(Sun) 21時頃
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[お互いをさらけ出して、言葉を交わし、手を伸ばして。
支え合って、立ち上がって、そして。
一年後。一ヶ月後。一週間後。明日。
この人の隣でそれをするのが自分じゃなくなった時、俺は二度目の失恋を、するんだろう。
それでいい。それが、いい。
凍てつかず、燃えもせず。苦しみを知らないこの心は、もう恋とは呼べないものだ。
薔薇の香りが失せた今、俺たちは無二の友になる**]
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[ 開かないと思っていた扉が開く音がした。 両手で顔を覆ったまま目を丸くする。
" オスカー "と名を呼ばれるだけで腹の底から湧き上がるものは、 彼が倒れた夜>>3:276に感じたものと同じ。
覗き込まれた眼を掌で覆い隠す。 は、と口だけで笑った。]
……… また、人の心配か。 倒れても未だ後悔してないらしい。 君は、いつもいつも……
いや、そもそも倒れる前の事なんて覚えていないのか。
(309) moro 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[ そうであればいい。 忘れて欲しい。
怖くないよ、と囁く優しい声に耳を塞ぐ。 苛立ちに似た焦燥を抱えたまま マークから逃げたこの場所からも逃げようとする。]
…… 演奏をするんだろう。 僕は邪魔だな。
[ 俯いた前髪から覗く眼は、少し突いたら崩れそうなほど揺れている。*]
(310) moro 2018/05/27(Sun) 22時頃
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[ この場所に優等生なんて居ない。 正しく笑うことも、出来ない。
扉に手を掛けたまま、目の前の扉に跳ね返る声>>314に俯く。]
…… 礼はいらないよ。
[ 分からなかった。 相手は談話室でのやり取り>>3:121を見ている筈なのに。
聞こえた言葉>>316には最早笑いすら込み上げる。]
壊れそう、僕が。
(327) moro 2018/05/27(Sun) 22時半頃
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… 君が指摘しないから告白するよ。 僕はマークに手を出した。 君が助けになろうとしてくれる僕は、 許されない事をしただろう?
[ 知っている癖に、と唇を噛み締めたのは一瞬。 苛立ちの表情を隠さないまま、半身で相手へと振り返る。]
こんな奴、許そうとしなくていいだろう。 助けようとしなくていい。 早く愛しい彼の元へ行って、慰めてやった方がいいんだ。
(329) moro 2018/05/27(Sun) 22時半頃
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僕は君の吐き出したい事を受け止めるだけの都合の良い奴でいい。 今更、取ってつけたように……
[ 心地の良い罪の共有>>1:226。 焦がれるように目を細めたのは一瞬。]*
助けるだなんて、口にするな。
(330) moro 2018/05/27(Sun) 22時半頃
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[理屈も正しさもあるべき形も考えず
友にそうしたいと思ったことをして、
求められるままに受け入れていた。
香りなど無くとも、二人は関係に名前を付けて
傷ませる思いをそれぞれに持ったまま、隣にいられる。]*
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[ 自分が彼を拒絶してこの遣り取りは終わり。 マークにした事には、適当に理由を付けよう。 フェルゼでさえ辟易するするような嘘も自分なら笑って吐ける。
戸惑う眼差しは分かりやすい>>337。 これで決別しようと、口を開いた。]
(363) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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[ 落ち着いた声音>>338に、開き掛けた口を閉じる。 凪いだ眼で、静かに聞き流す。
" 欲しいと思うのは間違い? "
彼は 何を言おうとしているのだろう。 場違いに、 朝日が照らす彼の髪が、綺麗だと思った。]
……… 違う。
[ 苛立たしげに片耳を塞ぐ。 耳障りな音が戻ってくるようだ。 自分の中に落ちていった全て>>4:25がまた、 突き立てる爪が自分の胸を掴ませた。]
(364) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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言うな。 知らない。聞きたくない。
[ 違う、違うとばかり繰り返す。 顔は羞恥で紅潮していた。 もう目の前の相手をすぐにでも]
(365) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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[ " 君は俺が好きなんだね " ]
(366) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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[ 殆ど叩きつけるようだった。 フェルゼの手首に掴みかかって、 服が汚れるのも気にせず押し倒そうとする。
そうでなくても掌に爪が食い込むのも構わないまま、 怒りとも羞恥ともつかない顔を晒した。 声が出ないまま、開いた口は無言を突き通す。]
………、
…伸ばしたかったよ…! 手を伸ばして、君が欲しいと言葉にしたかった!
[ 此処に薔薇の棘はなく、 奪う事などできやしない。]
(367) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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どうして君が其れを言うんだ…! 僕は気付きたくなかった のに……
[ 暴かれたまま赤い肌を隠す術を知らない。]
こんな気持ちを知りたくなかった。 誰かを求めるなら他の奴でもよかったんだ…
[ 落ち着いた声音が床に落ちる。]
二人だけの この場所で 君に名前を呼ばれるだけで良かったのに、
(368) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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[ どうして。 一度目の声が途切れる。 どうして。 二度目の声が掠れて消えた。
三度目を口にする前に顔を覆う。 指の隙間から零れ落ちるものを止められない。]
(369) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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…どうして、君を好きになってしまったんだろう。
(370) moro 2018/05/27(Sun) 23時頃
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[ 嗚咽すらないまま、 まるで此処に誰もいないかのように静かに落ちる涙だけが床を濡らしていく。
いますぐにでも、消えて無くなりたかった。*]
(371) moro 2018/05/27(Sun) 23時半頃
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[ 相手からの返事はどんなものであっただろう。 それがどんなものであったにしろ 此処を立ち去る相手に、最後のお願いを口にするだろう。]
僕が眠るまで、手を繋いで
[ 膝を抱えて、迷子の子供のように。]
此処にいて。
[ 「そうして僕が寝たら そっと部屋から出ていって欲しい」
君が去る時、顔を見られたくないから。 そんな事言えなかったけれど。]
(404) moro 2018/05/28(Mon) 00時頃
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[ 中庭にただひっそりと咲いた涙色の薔薇。
それは確かに咲き、香り。
やがて枯れ。
そして散った。
その先に愛(たね)を手にした。
その花に宿る言の葉は《奇跡》―――― ]**
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[ 目を瞑って、寝息を立てる。 手を繋いでいたのはどの位の時間だろう。 とても とても長く感じた。 離れるときは一瞬。
眠ったふりの瞼を上げる。 泡沫に消えた人の影と、未だ覚えている体温を思い出して顔が歪んだ。
耐えきれなかった嗚咽に答える声は、 もう無い。]
(405) moro 2018/05/28(Mon) 00時頃
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[ 此処に居るのは " 僕 "一人。]
(406) moro 2018/05/28(Mon) 00時頃
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[ 照りつける朝日が呪いのように暑かった。 春は終わる。 薔薇は散る。
もうすぐ、目に見える物全てが色鮮やかな夏が来る。**]
(407) moro 2018/05/28(Mon) 00時頃
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