173 【突発RP村】夢の通い路
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10347 2014/04/22(Tue) 03時頃
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― 目覚めの朝〜 ―
[その日の朝は、見慣れぬ果実から始まった。 まず最初にやることは痩せ我慢を有りっ丈吐き出して、切り替えることから。
その日から、探し物を始めた。 夢の中で探したはずなのに、夢から醒めても探している。 いや、夢から醒めたからこそ求め始めるのだろう。]
(4) 10347 2014/04/23(Wed) 01時頃
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[新しいものを作って、聞いてみて、また作る。 調べたいことを調べ、そして赴く下調べ。 訓練して、練習して、少しでも学んで、疲れて寝る。
時折、何処からかともなく持ってきた時刻表を眺める。 またある日、在りし日の…というタイトルのバスの写真集を買ってきた。
給料は出来るだけ使わない。自炊を増やす。 偶然ネットで見つけたBENTOというシステムはとても経済的でよかった。 予想より早く、目標額がたまりそうだ。
流れる窓の月日は、刻々と変化を絶やさない。 それは、自身も同じこと。蓄積していく。]
(5) 10347 2014/04/23(Wed) 01時頃
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― エピローグ ―
[田舎の中心地に、一本のバスがやってくる。 この地域を走るバスとは、異なる形状をしている。 行先看板も無い、個人で借りるような貸切バス。 だが、何故か時刻表はプロの使うような本格的なものだった。
しかしバスは停留所に止まった。 そこは町の中心地、そして路線の始発駅に当たる停留所。 昔は3路線、今は2路線の始発駅として地域としては名高い駅。 停留所近くのアイスクリームはコスパが良いと話がよく出ている、そんな片田舎。
運転手がボタンを押すと、前のドアが開く。 乗り込む客は二組、一組は老夫婦、一組は中年夫婦。
前の席に陣取るのを確認した後バスの扉は閉じられ、動き始めた。]
(16) 10347 2014/04/23(Wed) 03時頃
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[街と街を結ぶような中心道路を走るのは停留所にして2個程度。その先は分かれ道の先にあるのは昨今旧道の旧道とまで言われる手入れされていない道路である。
小さな歓声が上がる。懐かしさに馳せる声と、未知の世界と言う声。その徐々に狭まる道路に車体は揺れて。
>>1:68一つの屋敷の前に止まった。 停留所はもう無いが、そこにあったかのような空気は10年経っても変わらない。自然の中で巻かれる風と同じように、変わらない。
老人が語るには、嘗ては貴族の別荘だったらしい。だが経済的に貴族は屋敷を手放し、その後買い手は付かなかった、と。
貴族が居た頃は、利用客もそれなりに居たそうだ。]
(17) 10347 2014/04/23(Wed) 03時頃
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[微風は気候のせいかバスが空気を切るせいか。 林の中を一陣の風がなびいている―その後直ぐに>>1:75壁の前に到着した。工場前と書かれた停留所の壁は、今も何とかその役目を果たそうとしている。
この工場の従業員は路線の主要顧客だったそうだ。 最盛期に路線は、通勤時間帯に1時間6本を数えたという。
その後に続く>>2:113急な斜面をするりと抜けて、その先の原っぱにある>>3:10テーブルで小休止。
テーブルは路線過疎化に伴い、時間調整のために作られたものだと言う。悲しい役目を背負った休息地で飲むのは当然、懐かしさ溢れる味の薄い紅茶である。]
(18) 10347 2014/04/23(Wed) 03時頃
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[やがて、時刻表どおりの時間になり、それぞれは元の席についた。
中年夫婦は子供にせがまれ行かなかった道路の姿を。 老夫婦は自らの人生を満たした相棒との同窓会を。 運転手はとっておきの自己満足を。
それぞれの想いを胸に秘め、バスは無人の地を駆け抜ける。
―その姿を錆びた金属の板とひび割れたアスファルトが眺めていた…。]**
(19) 10347 2014/04/23(Wed) 03時頃
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