人狼議事


18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜

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視点:


[ フランシスカの呼声に、残酷な笑い声で答えた。]

 何処? ……俺の処に決まってるじゃねえか。
 人でなしのお前なら声を辿ることくらい簡単だろう?


 ………便利なんだね。これ。生憎と誰かさんみたく人でなしじゃないから気付かなかった。

[震える“声”を隠すように、ごまかすように軽口を叩く。

意識を集中させてみれば確かに“声”の居所は知れた。

はぅ、と胸中で溜息を吐いて。家へ帰る前、“声”を辿ってドナルドの元へと行くのだろう。]


[ フランシスカの声にくつりと笑う。]

 俺のこの声が届いているんだ。十分ひとでなしじゃねえか。

[ 軽口を叩いてはいるものの、その声は硬く、弾んでいないことは手に取るようにわかる。
 狩る側とは思えないその声が可笑しくて。]

 ははッ……。

[ 思わず笑いがこぼれ落ちた。]


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/01(Thu) 01時半頃


 ………っ。

[“声”が届くから。届いてしまうから。

自分が、“人”でないことは、わかっては、いるけれど。認めたくは、なくて。
何か返すでもなく、ただ唇を噛んだ。]

 ……なに。

[届いた笑い。悔しさからか涙が出そうになったけれど、堪えて。堪えて。短く、問う。]


 なあに、気にするな。

[ フランシスカの不快そうな声を聞いたところで、一度こぼれた笑いを止めることはない。]

 そんな事よりも、だ。
 お前は何処が好みだ?
 肉か? 骨か? 内臓か? それとも――。

[ もうすぐ現れるであろう獲物の味を想像しながら、舌舐り。]


[“声”に答える気がなさそうなのを感じ取ると溜息をつく。]

 ………どこでも、

[嫌悪感を隠すでもなく“声”にしっかりと表して]

 い や。

[きっぱりと伝えた。]


[ 不快感を隠す事無く叩きつけられた言葉に、声なき笑みを浮かべた。]

 ……そうか、目覚めたてだったな。
 なに、一口でも喰ってみりゃ嫌でも知るだろうさ。

[ にやり、と笑ってみる。]

 ……と、憐れな子羊の御到着だ。

 神よ、この者を救い給え。アーメン――とまあ、こんな具合か。

[ こきり、と首を回した。]


【人】 水商売 タバサ

[ 部屋の隅で壁に背中を預け、不機嫌な空気を全身に漂わせていた。
 幾つかの会話を聞きながら、視線は床に据えたまま動かない。]

(色々、あり過ぎたわ……静かなとこに帰りたい。誰もいない銀の皿が懐かしくなるなんて、まったく)

[ サイモンがいないらしいと聞けば微かに眉を顰めたが、それ以外は腕を組んで時間が過ぎるのを待つ。
 自分が言い出したはずの人狼の情報より、今は触れ幅が大きくなり過ぎて波立ったままの心を鎮めたかった。]


 ……テッド!?

[ すぐ戻る、と言って飛び出したテッドには、はっきりと怒りの色を覗かせ、だが追おうと動き出す事はせず。]

 (…知らない。もう)

[ 小さく頭を振るとキッチンへと滑り込んだ。]

(18) 2010/07/01(Thu) 01時半頃

【人】 水商売 タバサ

―集会所キッチン―

[ 人の気配が遠くなって、ほっと息をつく。
 水を汲んで渇きを癒し、後は暖めて供するのみとなっている野菜のスープと、加熱されるのを待っている鍋の卵を見遣った。]

 …お腹、空いたわ。
 帰ろうかしら。

[ つい昨日のように勝手に帰る気になれなかったのは、空にある紅い月と、一人で歩き回ることに否定的な人の意見。
 ヨーランダが入って来ると、表情を鎧う代わりに微かに手を振った。]

 夕飯、あるみたいよ。
 出してあげたら?

(23) 2010/07/01(Thu) 02時頃

―サイモン宅前―

[ 辺りを伺うようにして、家に駆け込む男の影。
 左右を見渡して玄関へと吸い込まれたのを確認して、玄関へ。

 玄関の前でしばし待つ。獲物は必ずここから現れる、と知っているからだ。
 内の様子は手に取るようにわかる――それこそ、男が再び玄関に手をかけた事まで。]

 よう、サイモン。こんな夜更けにどうした?

[ とびきりの笑顔で迎えた。
 何が起きたか分からなかったのだろう。
 白痴のように某とした顔を浮かべる男。
 その顔色が恐怖と絶望の色で染まるまでの間に、全ては決まっていた。]


 じゃあな。

[ 振り上げた右腕――人のものとは明らかに違う太く、長く、毛で覆われたそれの先には、短刀もかくやという爪。
 無造作に振り下ろし、それでサイモンは六つにスライスされた。
 右手を赤く染める温もりに酔いしれ、爪にこびりついた肉に口付ける。]

 そうそう、この味だよ……く……くははははははッ!
 早く来いよフランシスカ! 折角のご馳走が冷めちまうぜ!?

[ 高く、天に吸い込まれるような哄笑。]


【人】 水商売 タバサ

[ 背後から聞こえたヘクターの声>>28に、ぴくりと肩を揺らした。
 無愛想な提案を、鳴る金属の音を、聞きながらじっと男の顔を見る。]

 …そう、ね。危ないかもしれない。
 でもこれから夕食が出るみたいよ?食べないの?

[ 自分は手をつけるつもりはないと、腕を組んだまま。]

 食べ物よりもお酒が欲しいのかしら…?

[ 挑むような、冷ややかな色を瞳に映す。]

(34) 2010/07/01(Thu) 02時半頃

【人】 水商売 タバサ

[ 考える。長く麻痺させて使って来なかった思考は、湯気でも立てそうにフル回転させてもしっくりくる結論を導き出せずにいた。]

(こんなに、怯えたり傷ついたり、笑ったり心配したり怒ったり。一遍にいっぱい消化しきれないわよ。目眩がする。……どうにかなっちゃったみたい。
 …帰りたい。)

[ 目の色が僅かに変わった。自分でもそれには気付かないまま]

 そう、それじゃ、送ってもらうわ。
 …お駄賃は、ちゃんと払うわよ。

[ くすりと、面白くもなさそうに呟いて、腕を解いた。]

(39) 2010/07/01(Thu) 02時半頃

【人】 水商売 タバサ


 ごめんなさい、ちょっと疲れたみたい。寝てる人もいるみたいだし、今日は帰るわ。
 資料の方は明日の集会で聞く。

 じゃあね。

[ ひら、と手を振って、集会所を出る。
 空では紅い月が地を染め上げていた。]

 …行きましょう。

[ 外で待っていたヘクターにかけた声は常の不機嫌に掠れたもの。
 歩き出す、銀の皿へと向かおうと]

 もう遅いからパン粥と手抜きスープだけよ。

[ それでもいいの?とはもう聞かなかった。返って来る返事が同じだと学んで。]

(43) 2010/07/01(Thu) 02時半頃

【人】 水商売 タバサ

―銀の皿―

[ 交わす言葉もほとんどなく、やがて準備中の札を押して店内へ入った。
 客も主もいない店舗スペースは静かに沈黙して二人を迎え入れる。]

 …そのへん、座ってて。

[ 安堵したように肩の力を抜いて、無表情へ微かに暖かい色を浮かべた。]

 すぐ作る。

(47) 2010/07/01(Thu) 03時頃

【人】 水商売 タバサ

 好きにどうぞ。って言ったでしょ。

[ 宣言通り、火を熾すとパン粥とスープを作り始める。
 トマトを潰して干し肉とともに、煮込む、というには短い時間ではあったが幾分かは肉が柔らかくなったところで器に移す。]

 体は別に、疲れてないわよ。
 …今日は色々あったから。

[ 感情の起伏に振り回されることなど、久しくなかったこと。
 肩を竦めて器をカウンターに並べた。]

 貴方が相手だと気楽だわ。目に見える対価があるもの。色んな余計な事、考えなくていい。

[ 前日までなら絶対に言わなかったことが、唇の上を滑った。]

(49) 2010/07/01(Thu) 03時頃

【人】 水商売 タバサ

 考えないように、してたのよ。ずっと。
 村に帰ってからも考えないでおけるかと思ったんだけど。

 麓の町が封鎖されてから、こっち、さ――

[ 誰もいない店、集会。
 村に戻って初めての”客”]

 いいことかしら。面倒だわ。たしかに、凄く疲れるし。

 ……もっとイイこと、他にもあるでしょ?

[ 匙を口に運ぶ手を止めて、問う。]

(52) 2010/07/01(Thu) 03時頃

【人】 水商売 タバサ

 ろくでもない知恵、それ、自分のこと?

[ 器を片付けながら、返す。
 難解な語彙で綴られた韻律の経典を、苦もなく読み上げたと思い出した。]

 そう、判りやすいのが一番。

[ 視線が絡み、琥珀色に冷ややかな炎を。
 身に付けた香気で男を誘うように、唇が弧を描く。]

 貴方が何者であっても、どうでもいいの。
 対価が尽きないうちは、幾らでも。好きにしていいのよ。……判りやすいでしょ?

(55) 2010/07/01(Thu) 03時半頃

【人】 水商売 タバサ

[ 冷たい金属の感触、は懐で暖められていたのか、僅かに温もりを残して。]

 景気がいいのね…

[ 何度目かになる感想。
 銀貨が落ちいく先には一顧だにせず、寄せた唇に笑みは消えない。

 林檎の甘さはなく、代わりにジンの残り香に舌が痺れた。]

 優しく、してくれるの?

[ 息を抜きながら、冷たい琥珀に熱をはらませて声は掠れる。]

(57) 2010/07/01(Thu) 03時半頃

【人】 水商売 タバサ

 何か、言ったかしら?

[ 首を傾げて、楽しそうに目尻を下げた。
 男の声に、腕に混じる熱に痺れが広がる。]

 そうね…余計なこと、少しだって考えたくない気分。
 優しいばかりじゃ――つまらないわ。

(59) 2010/07/01(Thu) 03時半頃

【人】 水商売 タバサ

[ 背中に感じる、木の硬さ。銀貨が腹の上を滑って、床で音を立てた。
 掴まれた腕には、指の形の淡い皮下出血が、向けられた侮蔑と怒りの色を残していただろうか。]

 おいしいかどうかは、ともかく。
 好きなだけどうぞ、って言ったでしょ?

[ 既に一度掛けた言葉>>49を繰り返して、見上げる。
 琥珀に乗る色は、冷えた静けさと、熱く身を灼く餓え。]

 私に、ちょうだい。

[ 微笑みへは、口元だけ慕わしげに笑んだ。]

(61) 2010/07/01(Thu) 04時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/01(Thu) 04時頃


水商売 タバサは、墓荒らし へクターの荒い抱擁に、蕩ける笑みを作って頬を寄せた。**

2010/07/01(Thu) 04時頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/01(Thu) 04時頃


【人】 水商売 タバサ

―早朝・銀の皿―

 あんたたち、働かないなら羽を毟って食べちゃうわよ。

[ 物騒なことを言いながらも、表情は穏やかに鳥小屋を掃いて野菜屑と水をたっぷり与える。
 卵の数が減っていた。
 世話の仕方が悪いのか、赤い月に怯えたのか。彼女には判断がつかず、卵泥棒はクックッと喉を鳴らす鶏達に突かれないよう、スカートの裾を持ち上げて小屋を出る。]

 …パンケーキ、でいいわよね。

[ 振るうだけの腕もレパートリーもない。
 欠伸を押し殺しながらキッチンに戻ると、野菜を切って一部を皿に、残りは酢漬けの瓶に押し込んだ。]

(67) 2010/07/01(Thu) 08時半頃

【人】 水商売 タバサ

[ カウンターの上には、サラダとパンケーキ、目玉焼きが二皿ずつ載っていただろう。
 紅茶を淹れながら、気怠げに体を伸ばす。
 惨劇が始まっていることはまだ知らなかった。]

 村に人狼がいないってことを証明、出来ればいいけど。

[ 独り言は、どこか空々しく響いた。**]

(68) 2010/07/01(Thu) 08時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/01(Thu) 09時頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/01(Thu) 18時頃


【人】 水商売 タバサ

―朝・集会所―

[ 扉を押し開けたとき、既にテッドとヨーランダは出て行った後。
 いつものように室内を一瞥し、不穏な空気に気付いた。

 並べられたままの朝食、床の一カ所に集められた割れた食器。
 呆然としたように椅子に座り込むペラジーと、愉しそうに微笑むヤニクの陽気な声。他にも其処に何人かはいたかもしれない。]

 …何か、あったの?

(86) 2010/07/01(Thu) 18時頃

【人】 水商売 タバサ

 誰か、死んだ…?
 ――ドンは?テッドは?

[ 口をついたのは、夜に集会所を飛び出した二人の名前。サイモンもいなくなっていたことは、覚えていたが咄嗟に考えを及ばせられる程の親近感は持っていなかった。
 腕を見つけたのがテッドだと聞けば息を吐いて。]

 じゃあ、ドナルドは?アイツは戻ったの?

 ――

[ 否定をみるや、踵を翻した。]

 家に行ってみるわ。
 この村じゃ飲んだくれる酒場もないんだから、馬鹿みたいに不貞寝してるんでしょ。

(88) 2010/07/01(Thu) 18時半頃

水商売 タバサは、ついてくる者があれば伴って、ドナルドの家へと**

2010/07/01(Thu) 18時半頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/01(Thu) 18時半頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/01(Thu) 23時頃


[ 忘れはしない、この左目が最期に映したものを。

 正規軍は撤退、時間稼ぎの捨て駒、部隊は壊滅。
 生き残ったのは戦のいろはも知らなかった己、そして背を預ける戦友にして命を預ける親友。
 猫の群に追われる二匹の鼠は月夜を逃げ惑う。
 異なる神を掲げる敵の手はすぐ後ろに迫っていた。。

 死にたくなかった/死なせたくなかった/生きたい/生かしたい。
 無我夢中で敵の部隊に飛び込み、牙を/爪を振るう。
 その姿は異にして威。
 我に返った時には敵は逃げたか、死んだかのどちらかだった。

 危機は去った、安堵と共に振り向く。

 満月の灯火の下、左目に大きく映った白刃。
 その男は背を預けた戦友にして魂を預けた親友――そして、どうしようもない程の信徒だった。]


【人】 水商売 タバサ

―ドナルドの家―

[ 結局、一人でドナルドの家へ。
 道行く人の視線を避けるように、足下を見ながら大股で歩く。
 少女の頃は行き来も多く、記憶の示す通りに歩けば迷うことはなかった。]

 ドナルド。起きてる?

[ 軽いノック、次いで声をかけ。
 呼び声は掠れて室内まで響かせるのは難しいと知っていたから、ノブを掴んでドアを押した。]

 ……。

[ 開かないドアに眉を寄せる。]

(戸締まりなんて?)

[ 拳を握ると、木板に叩き付けた。声が届かないならノックで起こそうと。
 それでも開かないなら、スカートの裾を持ち上げてブーツでガンガン扉を蹴った。]

(115) 2010/07/01(Thu) 23時半頃

【人】 水商売 タバサ

[ 怒鳴り声、甲高い破砕音。
 痛くなり始めていた足を地面に下ろした瞬間、扉がメリメリと音を立てながら開いた。]

 無事を確認しに来てあげたのに、随分な言い草ね。
 …おはよう。

[ 怪訝そうな男の姿に、腕を組んで不機嫌な無表情を見せる。]

 生きてるみたいね。

(116) 2010/07/01(Thu) 23時半頃

【人】 水商売 タバサ

[ 凶暴な光を宿した隻眼を見上げた。
 剣呑な声。]

 …無事を確認しにきたの。

 『生きててよかった』と言いたいのよ。

[ むっすりと、言い返す。]

(120) 2010/07/02(Fri) 00時頃

【人】 水商売 タバサ

 意味がない…?そうかしら。

 今日からは、荒れると思うけど。

[ 歩くのは速い方だったが、時折小走りにならなければ付いていけず、足下に集中する。]


 私が何でわざわざ貴方なんか呼び出すためにこんなとこまで来なきゃいけないの。
 馬鹿じゃないの……ちょっとは心配かけたかなとか、思いなさいよ。

[ 独り言の愚痴、聞こえても構うものかと男の背中を睨む。
 テッドに対するほど本気で怒る気にならない理由は、意識の外に置いていた。]

(126) 2010/07/02(Fri) 00時頃

 あぶねえ……。

[ 思考の鈍り。
 久々にたらふく食べて気が緩んだからか。]

 腹八分目ってのは大事だな……。

[ そう言いつつ頭に描くのは、今夜の食事の『献立』。]


【人】 水商売 タバサ

 貴方の”悪かった”はまったく悪いと思ってない時の口癖じゃないの。
 変わんないわね。

[ 少し、息が上がりだしていた。
 集会所までどのくらいかと視線をあげたところで、こちらに向かって歩いて来る男>>127に気付く。]


 ヘクター?

[ 朝、出がけに二階から降りて来たところを二言、三言交わしたばかり。勿論、ヘクターが犠牲者である可能性は微塵も頭にはなかった。
 無愛想な声に頷いて、聞かされた名前に胸を押さえた。]

 サイモンが?
 ――そう。

[ 見つめた横顔とは視線の合わないまま、再び集会所へと。]

(132) 2010/07/02(Fri) 00時半頃

【人】 水商売 タバサ

―集会所―

[ 戻って来る頃には、うっすら汗もかいていた。晒した肩を上下させて、乱れた呼吸を整える。]

 朝からとんだ散歩だわ。…まったく。

[ 自分を嘲う呟きを残し、中へ。
 テッドを見れば、千切れた腕を見つけたという話に一瞬気遣わしげな色を浮かべた。気丈な様子を確認すれば、表情は常の不機嫌なものに戻る。]

 サイモン、じゃないかもしれないの?
 なら、村の全員の安否を確認するべきじゃ?

[ その場にフランシスカはいただろうか。姿がないなら、再び探しに行くと言い出す。
 どちらにしても、喉の渇きを癒そうとキッチンへ向かった。]

(150) 2010/07/02(Fri) 01時半頃

[ 端で俯くヨーランダを盗み見る。]

 ほう……相当ひでえ死に様みたいだったなあ、サイモンの野郎は。

[ 他人事の様に呟き、唇を歪める。]

 フランシスカ。聞こえてるんだろ?
 食ったか? 感想はどうだ?

[ ただの興味から、同胞の少女へと声をかけた。]


【人】 水商売 タバサ

―キッチン―

 人が死んだ。

[ 水を含んでも、口の中に鉄の味があるように感じられた。
 水差しを手に目を閉じる。]

 人狼が人を。
『その牙と爪にてやましきを抱く人を襲うだろう――』

[ 脳裏からは慣れないのは、怯えたサイモンの様子よりも、行商の馬車に乗り込む両親の後ろ姿。]

 お母さん――
 ……お父さん――

[ 銀の皿の主達と、二度と逢うことはできないのではと。確信めいた予感は、血の味の幻想とともにどこまでも深く広がって行った。**]

(160) 2010/07/02(Fri) 05時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/02(Fri) 05時半頃


―回想―

[ 肩越しに本をのぞき見た後、顔を離す際にアイリスの首筋を目にした。
 細くて白い、柔らかそうなそれ。]

 美味そうだ……サイモンよりよっぽど上等な味だろう。
 なあ?

[ その呼びかけは誰に対してのものだったのだろうか。]


【人】 水商売 タバサ

―集会場・キッチン―

[ 物思いの中にあったから、入ってきた気配>>161への反応は鈍く。
 水差しを置いて顔を上げると、ヨーランダと目が合った。
 その眸があかい記憶に飲み込まれていく様子までは気付けずとも、その場にへたり込まれれば駆け寄って。]

――ヨーランダ?

[ 傍らにしゃがみ、顔を覗き込む。
 言葉よりも雄弁な表情を見て取ると、手を伸ばしてそっとヨーランダの背に当てた。]

 気分が悪いの?…横になる?

[ 立ち上がれない背をあやすように撫でて、手の平は体温を伝えるだろう。]

(164) 2010/07/02(Fri) 15時半頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/02(Fri) 15時半頃


[小さな小さな兄妹。

楽しそうに笑って。言葉を交わして。


でも。

突然、紅く、紅く、染まる。


――いやだ、いやだ、おにいちゃん!

響く声。届くことはなくて――]


[夢を遮ったのは、届いた“声”だった。
その“声”に否応なしに思い出させられたのは、昨夜のこと――

集会所を出て、思い足取りでサイモンの家へと向かった。

そこには既にドナルドの姿はなく。
あったのは、“サイモンだったモノ”だけ。

 「――うっ……」

むせ返るような、紅のにおい。
思わず口を押さえる。

懐かしい、におい。紅い世界が交差する。

「にい、さん……」

その場に膝をついて咳き込む。
浮かび上がる紅い記憶。]


[そして。

「い、や……いやだよ、なに、なんなの…」

気付いたのは。

「あた、しは…ちが、う……」

自分の中にある、紅に対する高揚感。

「いや……いやああああああああああああああああ」

あげた声はきっと誰にも聞こえなくて。
逃げ出すように、身体を起こすとその場から走り去る。

でも。本当に逃げだしたかったのは。



――自分の中の、“何か”から。]


 ――…朝から何よ。ほっといて。

[“声”に浮かぶ嫌悪感は、果たして、誰に、何に対してか。

それは、少女自身にもわからない。]


【人】 水商売 タバサ

―回想・集会場―

[ ヨーランダが少し落ち着くようなら、促してキッチンを出、長椅子へ。嫌がられなければ手を貸した。]

 こういうときは甘いもの、よ。少しくらい胸悪くても喉を通るわ。

[ 林檎の砂糖漬けを少量、皿に載せてヨーランダの膝へ。水のコップを受け取る手が震えていないことを確かめると、立ち上がった。]

 私、パコの家に行くわ。
 …嫌な喩えだけど、例えば怪我をしてたとしたら?どこかの誰か、を悠長に待とうなんて馬鹿げてる。

[ 後半は、迎えに行くのを止めたドナルドに向けて。
 ヤニクとガストンはまだ戻っていなかったから、テッドかヘクターが腰をあげるなら共に、そうでなければドナルドの家ほどは遠くないから大丈夫と断って集会所を出た。]

(175) 2010/07/02(Fri) 17時半頃

[ 不機嫌を隠すことなく呟くフランシスカを見た。]

 なに、これだけ選り取り見取りのメシを前にして仏頂面してるのがおかしくてなあ?

 ダイエットか? 無理はやめとけ。

[ 言って、声なき声を上げて笑う。]

 今日は……そうだな、アイリスなんかどうだ?

[ 笑い声をかみ殺しながら提案する。]


【人】 水商売 タバサ

―フランシスカの家―

[ ノッカーを掴んで戸を叩く。蹴りつけるような真似をしなくとも、ドアは開いただろうか。]
 
 …パコ。良かった無事ね。お寝坊さ――

[ 少女の頬、涙の跡がなかったとしても、違和感を覚えて。]

 ――何かあった?
 …もしかして、パコも見たの?

[ ヨーランダの怯えた様子を思い出して、眉を顰めた。]

(176) 2010/07/02(Fri) 18時頃

[絵に触れたまま“声”をきく。
兄は今の自分をどう思うのだろう。]

 ダイエットなんてあたしには必要ない。見てわからない?

[そう、軽口で返すけれど。]

 ――え?

[続いた言葉。あげられた名前。思わず集会所のほうへ視線を動かし素っ頓狂な“声”を。]


【人】 水商売 タバサ

―回想・フランシスカの家―

[ まだ悪夢の縁から覚めやらないような、ぼんやりと虚ろな目をした少女を見つめる。
 溢れる言葉には何も言えず、ただ耳を傾けた。

 フランシスカの兄。
 帰って来なかった黒髪の少年の、輝くような笑顔、愉し気にわざと音を外す心地よい歌声を覚えている。馬車に乗り込む最後の後ろ姿も。

 少年の死は彼女にも深い傷を残したが、幼い妹の塞ぎようはそれは痛々しいもので。踊らなくなった少女が寝付くまで、何度も子守唄を歌いながら共に長い夜を過ごした。

 いつか、記憶は思い出に変わっただろうと思っていた。]

(186) 2010/07/02(Fri) 19時半頃

【人】 水商売 タバサ

 ――人狼……!

[ 零れ出た単語に、声をあげた。
 少女の兄の死に獣が関わっていたらしいことは、酒場で酔い潰れたフランシスカの父の断片的な言葉を立ち聞いて、薄々感じてはいた。

 実際にソレの名を聞けば、肌が粟立つ。]

 …そう、だったの。
 パコ……

[ 涙を流す少女を抱き寄せて、腕に力を篭める。
 起きたばかりだからなのか、その黒髪に赤い髪飾りはなかった。
 冷たく静かな、掠れた声を耳元に、噛んで含めるように優しく囁く。]

 わかったわ…
 貴方は悪くない、貴方を命がけで護った彼の、敵は人狼。そうだったのね。

 …パコ、しゃんとして。
 貴方は生き延びるのよ。ジョンの命がここにあるんだから。
 たぶん、サイモンが殺されたわ。 一人でいては駄目。

(191) 2010/07/02(Fri) 19時半頃

水商売 タバサは、踊り手 フランシスカが動かないなら叱咤して、支度を始めさせるだろう。

2010/07/02(Fri) 19時半頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/02(Fri) 20時頃


【人】 水商売 タバサ

―集会場―

[ 部屋の中央、人影の少ないテーブルで腕を組んで、木目を視線でなぞっていた。
 常と同じ、不機嫌な無表情。
 思考は回る。懐かしい幼なじみの記憶まで、ぐるぐると。]

 ヤニク。この中に人狼がいるっていう推理は、妥当なのかもしれないわ。サイモンが殺された理由って、それくらいしか思い当たらないもの。

 でもそれなら、”逃げて来た人狼”に一番条件が合致するのは貴方よ。流れ者の貴方。

[ ミッシェルの言葉>>182に同意するように、異人に冷めた視線をやった。]

(198) 2010/07/02(Fri) 20時半頃

【人】 水商売 タバサ

 図書館から借りて来た本、皆読んだ?
 人狼は、親しい者の顔をして、人間の隣に潜んでいた、って。
 解釈としては、狼がずっと誰のことも襲わずに人の振りをして暮らして来た――
あるいは、事件の前に人間である誰かになりすましてやって来た、ともとれるんじゃないかしら。

[ 前半ではペラジー>>196に頷いて、後半は、不機嫌な目で周囲を見て。]

 たとえば、遠征でしょっちゅう村を空けていたドナルド。

[ 隻眼を指で示す。]

 仕事で村を離れていて、人狼騒ぎが起こるまさに直前に帰って来たヘクター。

[ 長椅子で酒瓶を呷る男を。]

 それから、5年も音沙汰なかったのにいきなり帰って来た私。
 ……この辺なら、”成り代わ”っててもおかしくないんじゃない?本のやり方にならって処刑、始めるならこの4人あたりどうかしら。

[ 首を傾けて、木目を指で撫でた。]

(205) 2010/07/02(Fri) 20時半頃

【人】 水商売 タバサ

[ 思考は回る。
 ジョン=フォースターの紡いだ歌。
 帰って来ない両親。

 一番”安い”命は誰のもの。]

 え?…ああ、落ち着いてるわよ。
 私が言いたいのは、選択肢を狭められないなら、誰のことも殺せやしないでしょ、ってことよ。なら最初から処刑なんて言うべきじゃないわ。

[ ヤニクの笑顔>>208に肩を竦めた。ミッシェルには困ったように僅かに目許を緩めて、]

 そうね。でも私、証明できないもの。

[ 言った直後、ヘクターが口を開いた>>212だろう。琥珀色が瞬いて、男をみつめた。]

(217) 2010/07/02(Fri) 21時頃

【人】 水商売 タバサ

[ やりとりを、ただ聞いていた。
 眉を顰め、俯いて、テーブルの木目に視線を据えて。

 ヤニク>>221へ、言葉を返そうと言葉を探す。]

 思ってくれる人なんて――

[ 居ない、と言えない。
 ほんの三日程前まで疑うべくもなかった、確固として彼女を拒絶していた冷たい世界。
 いつの間にか、それは彼女の理解の範疇を越えて広がり、かき乱された思考は迷子のように立ち尽くして戸惑うばかり。]

 ”占い師”は一人、そうどの文献にも書いてあったわね。なんでなのかはわからないけど。
 ならどっちかは嘘をついてる。
 …どうして?

[ 思考は回る、回る。答えは見つからなかった。
 ただ、腹が減ったという言葉>>233に、男へと眼差しを向けて瞬いた。]

(240) 2010/07/02(Fri) 22時頃

 たく、同族殺しとは醜い連中だぜ。

[ 同族に向かって口元をつり上げてみせた。]

 で、お前は誰を喰いたいんだ?
 希望がないなら俺が決めさせてもらうぜ?

[ くつくつと笑い、一人の少女へと視線を動かす。]


[視線を向けたのと同時、つりあがる口元。]

 ……あたしは食べない。

[そういって、目をそらそうとした。

けど。]

 は、あんた、何を。

[ドナルドの向けた視線の先。

そこにいたのは。]


【人】 水商売 タバサ

[ 確実にわかったのは、どちらが占い師だとしても、ヘクターは明らかに人間だということ。
 思い返す。
 ――金で買える女で上を凌げるなら――
 ――貴方が何者であっても――

(ああ、私……この人を疑ってたんだ)

 人狼の噂が流れた最初の時から。すとんと胸に落ちるように納得して、微かに唇を綻ばせた。自分の愚かさを嗤う。]


 私も、パコのご飯、食べたいわ。今日はここに泊まってもいい?

[ 放つ言葉は自分のため。自分の望み、願いのため。]

 …ドナルド、たとえ偽物でも狼とは限らないのよ。ちゃんと資料、読みなさい。

[ ドナルド>>244には無表情のまま、文献を投げ渡した。]

(252) 2010/07/02(Fri) 22時半頃

[ 同胞の言葉をあざ笑う。]

 ったく、すだけ殺して腐らせたって勿体ねえぞ?
 ……ああ、美味そうに見えないってか? あれはきっと上物だぜ?

[ 殺すなら、首筋に噛み付いてその悲鳴ごと――。
 その味を想像して、笑いを殺す。]


 ちょ、あんたアイリスに何する気。

[思わず腰を浮かしそうになるけれど。

それをしては自分のこと、わかってしまうから。
必死で堪えて。

スープを口にしながら、“声”を飛ばす。]


 決まっているだろう……何度も同じこと教える気はねえぜ?

[ 一度鼻で笑い、首を回した。]

 アイリスじゃダメな理由はあるのか?
 ……ああ、「女の肉は食いたくない」ってのはナシだ。
 俺だって昨日サイモン食ったんだしよ。

[ あれはあれで悪いものではなかったが、と心のなかで付け加えた。]


【人】 水商売 タバサ

[ フランシスカに会釈して、一番小さなパンを取る。それをさらに小さく千切りながら、ドナルドを見遣った。]

 そうねぇ。
 夏至祭の時は、ドナちゃんが私より可愛いってそりゃおじ樣方に大人気で、嫉妬したものだわ。いつからこんな怖い顔になったのかしら…


 証拠なんて出せるわけないじゃない。私に三人目の占い師になって欲しいの?無理な話ね。

(259) 2010/07/02(Fri) 23時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/02(Fri) 23時頃


 だ、だって、アイリスは、あたしの

[大切な幼馴染。

浮かぶのは彼女と共に遊んだ日々。]

 ……それよりも、あんた疑われてるじゃない。いいのそんなに動いて。知らないよ。

[どうにかして、話をそらせないかと。]


 ……ああ、お前の獲物か、そいつは悪かったな。
 だが、独り占めは良くないぜ?

[ テッドを前にして苛立ちを覚えつつも、そう皮肉る。]

 ああ? こんなもんビビったヤツから死んでくんだよ。
 俺のやり方に口出すんじゃねえ!

[ 怒りに任せて怒鳴る。]


 獲物だなんて、そんな意味じゃっ

[皮肉られているだけだなんて、気付かずにそう“声”を荒げる。

そして怒鳴る彼の言葉に、身を震わせる。]


【人】 水商売 タバサ

[ いきなり蹴倒された少年に、跳ねるように立ち上がった。]

 …ドナルドッ!!

[ 掠れる声は怒声にもならない。]

(278) 2010/07/02(Fri) 23時頃

 ほう? じゃあどんな意味だ?
 まさか「友達」だとか言わねえよなあ?
 ハハッ、いくらテメエが底なしの間抜けでもそれはないだろう?

[ 笑い転げたかったが、皆の手前険しい顔を作り続ける。]


【人】 水商売 タバサ


 責任?
 何故「私が」責任を取るのかわからないわね。じゃあテッドが人狼じゃなかったら、貴方が責任をとるってこと?馬鹿じゃないの。人の生き死にに、いったい何様のつもりよ。

[ 暴力を振るう相手への拒否反応は、そのまま苛立ちとして言葉になる。]

 ああ、さっき、テッドが本物なら人間だと言う意味がわからないって言ったけど……テッドが狼なら、尚のことヘクターが人間だって”嘘”をつく理由がないわよね?
 殺せというなら、納得出来る理由を説明して。

(283) 2010/07/02(Fri) 23時半頃

[倒れたテッドを見ても、“ドナルド”を知っているせいか、動くことができなくて。]

 友達よ。あたしの大切な幼馴染だ。それがどうしたっていうの。

[き、っと睨むだけしか、できなくて。
笑っているような雰囲気のするドナルドが、とても腹立たしかった。

でも。
一番腹立たしかったのは、何もできない自分。]


 マジか! ハッハハハハハッッ!!

[ 友達、という言葉に哄笑を抑えられなかった。]

 そうか、友達か、ハハハ!
 だったら言ってやるがいいさ!

[ 湧き上がる可笑しさを殺すために、一拍を取る。]

 友達の間には隠し事なんて無いんだろ?
 わたしは人狼だけど、あなたを食べたりしません。
 これからも友達でいてくれますか……てなぁ!?

 アイリスのヤツどうするんだろうなぁ?

 ハーッハハハハハハハハハ!!!

[ 一度止めた哄笑が、再び堰を切る。]


【人】 水商売 タバサ

 ……ッ

[ 響いた怒声に、身を震わせる。
 訳もわからず視界が潤んだ。まさにドナルドに中身をぶちまけようとしていた水差しを、テーブルに置く。]

 ……誰も、殺す気なんかない。

[ 掠れ声が揺れた。]

 さっきから言ってるでしょ。証拠もないのに、無責任に人狼扱いして処刑なんて言い出すべきじゃない。
 貴方の言ってることはさっきから全部逆なのよ。何故そんなに、人を殺したがるのよ…

[ 前髪を直す仕草で目許を覆って、細く息を吐くとブーツを鳴らしてテーブルを離れた。
 人の少ない方、キッチンへ]

(291) 2010/07/02(Fri) 23時半頃

 な、なによ。

[突如響いた笑い声。

続いた“提案”。

それは、とても。]

 ――…そ、んな。こと。


[言えない。

             言えない。


アイリスの返答が怖かった。

人狼だと、ばれて殺されるのが怖かった。


兄が救ってくれたこの命。絶やすわけには。

ああ、でも。
 兄の敵は。


ぎり。唇を噛む。


                血の、紅の味がした。]


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/02(Fri) 23時半頃


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 00時頃


[ 戸惑うような同胞の話に、低い声で呟く。

 経験者からの忠告だ……一度しか言わねえぞ?

 人間を信用して正体をバラせば、こうなる。


 まあ、俺はこの程度で済んだがな。
 親友だと思ったところで、ヤツら人間は必ず刃を向けてくるぜ?

 アイリスだってテメエを人狼と知れば、憎み、怒り、刃を持ち出すだろうなあ……。
 それでもお前は、「親友」だなんて思えるクチか?

[ 問いかける。]


【人】 水商売 タバサ

―キッチン―

[ 調理台に手をついて、その下の食材を覗き込むようにしゃがみ込んだ。
 続く議論の声が遠くなり、固く目を瞑る。]

 ……ぅ

[ 嗚咽を堪えようと奥歯を軋むほど噛み締めて、目の前にあった袋を乱暴に取り出した。
 中身もみずにボウルにあける。舞い上がった小麦粉の霧の中、バターを探して棚をあちこち掻き回し始めた。]

(306) 2010/07/03(Sat) 00時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 00時半頃


【人】 水商売 タバサ

 えっ、あ

[ 声を掛けられて、思い切り顔を上げた。
 赤くなった目を擦って、顔が小麦粉塗れになる。]

 へいき。
 ちょっと、あ、あまいものでもと、思っ、て――

[ バターを包む革を握りながら、声は徐々に弱くなって途切れた。]

(315) 2010/07/03(Sat) 00時半頃

[低い“声”にドナルドからアイリスへと視線を動かす。

ずっと、一緒にいたアイリス。

大好きな親友。]

 ………。

[彼女はどう思うのだろう。

自分が、人狼と同じ存在になってしまったこと。


わからない。わからなかった。

考えたく、なかった。]


【人】 水商売 タバサ

 だれが、ぐちゃぐちゃよ…

[ 返した言葉は鼻を啜って奇妙に響いた。
 引き寄せられた胸元を押し返そうと触れた手に、力が入らない。]

 ドナルドは…あいつは狼なんかじゃないよ…
 馬鹿だし、タコだし、チンピラだし、口より先に手足が出る最低男だけど、でも、違うのに…

[ 言ってはいけないと、押し込めていた蓋がずれる。本音が零れた。]

 投票なんてできない。私には、ヤニクもドンも殺せない…

[ 腕の中で、涙は流さないまま彼女は少しの間泣いた。
 やがて意識の中にあった”記憶”が抜け落ちれば、揺れた心は一つの逃げ道を見いだすだろう。]

(335) 2010/07/03(Sat) 01時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 01時頃


 くっ……はは。

[ 椅子に座り、笑いをこらえる。]

 は……あのガキが何者かは知らんが……助かったぜぇ?

[ ヤニクに決選投票を申し込まれた時を思い出す。
 ――冬の空の下に放り出されたような、骨の髄まで凍る思い。
 だが……。]

 たまらねえな、このスリルは……。

[ くつくつと笑いに身を歪めた。]


【人】 水商売 タバサ

 …あんたなんて殴ったら、手が痛いじゃないの。

[ むっすり、呟くと男の胸を押し返した。
 長椅子へ戻る背に聞こえないよう礼を言うと、小麦粉のついた顔を汲み水で洗う。

 じきに、腕を組んだまま皆の元へ戻れば、集会場を出るテッドを見た。]

 ……人狼?そう言ったの?あの子が。

[ 琥珀色を眇めて、ブーツを鳴らす。誰も追わない、見知らぬ少年の後を。]

(344) 2010/07/03(Sat) 01時頃

【人】 水商売 タバサ

―集会所・外―

[ 扉を開けば、少年は思いがけずすぐ傍で壁に寄りかかって立っていた。]

 貴方――えーと…

[ 細めた目を少年に向ける。一つ、二つ、瞬いた。
 名前はもう思い出せない。]

(347) 2010/07/03(Sat) 01時半頃

 ――…何が、楽しいのよ。

[少年の後姿をぼぅっと眺めていたけれど。

笑う気配にそっと視線を動かす。

“たのしい”“たのしくない”

何度かここで聞いたセリフ。


ふと、なんとなはしに自分はどうだろうと、考えてみる。]



 ………たのしいだなんて、思うはず、ないじゃない。

[楽しくは、ない。

あるのは、恐怖。

何への?

死?


それとも――



            ――自分への?]


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 01時半頃


【人】 水商売 タバサ

[ 立ち去ろうとしていたのか、揺れた少年の顔を凝視する。]

 食べるの? 私を食べたいの?

[ 琥珀色が瞬く。頭痛を堪えるように小さく首を振って、]

 貴方が人狼…?

[ 朧げに、千切れて飛ぶ記憶の尾を掴もうと、眉根を寄せた。]

(351) 2010/07/03(Sat) 01時半頃

[ 同胞の囁きに、唇を歪めた。]

 ……楽しくない? 楽しくない、ねえ?

[ くつくつと笑い、告げる。]

 その割には随分と悩んでるみたいじゃねえか。
 初めての時はあんなにきっぱり嫌だと言ってた口がよぉ?


【人】 水商売 タバサ

[ 嘘だと、直感が告げる。何故なのかはわからなかった。思い出そうと足掻きながら片腕を伸ばした。少年の襟元を握り、力一杯絞る。
 記憶を辿った。この場所で、二度、逢っている。一度は、魔法にかかる前――]

 貴方ね……

[ そしてもう一度。ここで、ふいに伸びて来た手、してやったりという得意げな顔を、]

 貴方……

[ 思い出した。]

 この私に、触って――タダで済むと思ったら大間違いなのよっ!!!!

[ 掴んだ胸ぐらを思い切り前後に揺さぶる。]

(355) 2010/07/03(Sat) 01時半頃

 楽しくない、よ。当たり前、じゃない、こんな、こんなの。

[自分を抱くように腕をまわして身体の震えを抑えようと。]

 なっ、悩んでなんかないっだいたいなにを悩むっていうのよっ


[ 怖がるように体を抱く同胞を見た。]

 へえ、その割に歯切れが悪いじゃねえか。
 自分自身をどう騙そうかってツラだぜ? それは。

[ 首をすくめてみせた。]


【人】 水商売 タバサ

[ 存分に揺さぶると、はぁ、と息を吐いた。
 魔法とともに消える記憶、取り戻したと思えば薄れかけて、琥珀を瞬かせる。]

 対価、払ってもらうわよ。
 人狼でもなんでも、触り逃げなんて許さない。
 行く前に置いてきなさい。

[ 襟を絞る手を離すと、その手の平を上に向けて少年に差し出した。]

(359) 2010/07/03(Sat) 02時頃

【人】 水商売 タバサ

 何でもいいわ。

 どうせ今日処刑されるんなら、持っててもしょうがないでしょ。
 ほら…金歯でもボタンでもパンツでも、何でもいいわよ。

[ 何故少年が泣いているのか、わからないという自分の声を黙らせて。手は催促するように上下に揺れた。]

(364) 2010/07/03(Sat) 02時頃

 ……騙そうだなんて、思ってない。

[首をすくめる姿から視線を外す。]

 それに、自分なんて、そうそう騙せるような、相手でもない、でしょ。

[歯切れが悪いこと、自分でもわかっていたけれど。

それでも、“声”だけははっきりと。]


【人】 水商売 タバサ

[ ふいに現れた果実が、手の平に触れて重みを伝えた。]

 …これ……じゃ、ちょっと…多過ぎるわね。

[ 不機嫌な無表情で、手の中のものを見つめる。
 そっと握り込むと、その腕を少年の背後へ。]

 お釣り、サービスしてあげる。
 …特別よ。対価が良かったから。

[ 背に回した両手で引き寄せて、小柄な少年を32秒の間、抱きしめた。]

 貴方。
 名前、なんていうの?

[ 体を離すと、首を傾けた。]

(369) 2010/07/03(Sat) 02時頃

 他人を騙すよりはよっぽど楽だと思うがな?
 その証拠に……。

[ 盗み見るような視線をアイリスに向けた。
 その空気だけで、何を伝えたかったのか知れるだろう。]

 ……な? 考えないようにしてて、そして忘れてただろ?

[ 意地悪く哂う。]


水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 02時半頃


 ………っ。

[ドナルドの視線を無意識的に追えば、アイリスに辿り着いて。

意地悪げな哂いに、再び唇を噛む]


水商売 タバサは、若者 テッドの答えを待っている。

2010/07/03(Sat) 02時半頃


[ 視線の先に気づいたらしい。]

 言ったぜ? 俺はアイツを喰いたいってなぁ?

[ 視線は獲物の首筋を捉えたまま。]


 なんで。そんな、いや、だ。

[ドナルドの視線の先、アイリスを見つめて。

俯いて。

弱々しく、“声”にする。]


【人】 水商売 タバサ

 …ふぅん。
 忘れないうちは、覚えてることにするわ。

[ 冗談のような言葉。それはとりもなおさず、彼の名を記憶に留めてはおけないということ。]

 ―――テッド。

[ 確かめるように、音律を喉に刻むように、一度、少年の名を呼んだ。
 ドアの開く音に振り向けば、ガストンとヨーランダの姿が見えただろう。]

(378) 2010/07/03(Sat) 02時半頃

[ 弱々しい、吹けば飛ぶような細い声に顔をしかめた。]

 みっともねえ声出してんじゃねえよ。
 言っただろう? もう忘れたかこの馬鹿野郎。

[ 喰いたい奴が居るなら優先してやる、そう言ったのを思い出して、暗い笑みを灯す。]


 …食べたくなんて、ない。

[同じように思い出して、す、と視線をそらす。]

 そんな、食べなくても、いいじゃない。大人しく、してれば。


[ 大人しくしていればいい。その言葉にわずかに首を振った。]

 今更無理だな。
 俺も、お前も、人間どもも、今更止めることなんざ考えられねえ。

 例え俺達が食わなくても、奴らは俺達を殺すまで誰彼構わず殺し続けるさ――俺達を殺すまでは、な?

[ 鼻を鳴らす。
 過去を思い出し、一瞬だけ面白くない顔をした。]


【人】 水商売 タバサ

 ヘクターに?
 …なんで私が。

[ 首を傾げ。耳元で囁かれた言葉には、訝し気な表情のまま唇を尖らせた。]

 そんなことがあったら、正規料金を頂くから覚悟なさい。

 …だから、何でヘクター…

[ 退治される人狼は貴方じゃないのかしら、とは言わないまま、こちらへ歩み寄ろうとする雰囲気のヨーランダへ、視線を流して体を引いた。]

(387) 2010/07/03(Sat) 03時頃

[届いた“声”にちらりとヤニクからドナルドへ視線を動かす。

一瞬見えた表情に、少し違和感を感じたりもしたけれど。]

 ……殺すまで。

[言葉を、反芻する。

殺し合い。

抵抗しなければ、ヤラレル?



ふるり、浮かんだ考えに、身を震わす]


[ 視線を感じ取り、天井を眺めた。]

 ああ、殺すまで、だ。
 俺とお前が抵抗しなくたって、奴らは危機として殺しに来るぜ?

 なんつったって……。

[ 怒りを押し殺すように、呟く。]

 俺達はな、奴らにとっちゃ殺すべき敵だ。
 その辺に転がってる本を見てみろ、確実にそう書いてある。
 で、だ。

 誰も、その事を疑問に思う奴は居ねえ。
 お前の大事な大事なアイリスだってそう信じこんでるだろうさ。



 アイリスは、アイリスは…

[違う――そう、言いたかったけれど。

そう言えるだけの、自信が、今の自分にはなかった。] 


【人】 水商売 タバサ

[ ガストンが歩いて行き、テッドもヨーランダの手を引いて森へ。
 追うでもなく見送ると、手の中の林檎を撫ぜた。]

 …で、何、しに来たんだったかしら。

[ 首を傾けて暫し。扉を閉めて集会所の中に入った。]

 …そうだ、あの知らない子、人狼を名乗った子と――

[ 交わした会話も既に夢のように朧げで、違和感に眉を顰め。
 キッチンに入ると、林檎を調理台の上に置いた。]

 …ここのオーブンで、焼けるかしら。

[ 独り言ちながら、出しっ放しの材料で林檎のタルトを*作り始めた。*]

(395) 2010/07/03(Sat) 03時頃

水商売 タバサは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 03時頃


 アイリスは……何だって?

[ 続けられるものなら続けてみればいい。
 覚めた目で続きを待つ。]


 ア、イリス、は……ち、が…

[目線から逃れるように、瞳を固く閉じて。腕にぎゅ、と。力がはいる。]


「違う」……と思いたいだけなんだろう?
 自分を騙して安心したいだけだぜ、それは。

[ 唯一縋るものを砕くように呟く。]


 ………。

[アイリスを見送って、ヤニクに言葉を返して。

ちらり、ドナルドを見る。

それは、本当かもしれない。

でも、本当にしたくなかったから。


何も、言わなかった。

何も、言えなかった。]


[ 黙りこくる同胞に、溜息をつく。]

 まあ、生きてりゃ、その内嫌でも思い知るさ。嫌でも、な。

[ アイリスが出て行くのを目で追う。
 結局は、止めなかった。
 もはや同族だと、心中でほくそ笑む。]


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