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─ やだ、桜が見てる ─
……ん、?
[耳を舐められるのは嫌いなのだろうかと、舌先を引っこめ、かわりに狭い額をペロッと舐めた。]
ッ、 あ、ぁ、ヴェラ、ぁ〜……。
ふぁっ。
[増やされた指に孔を拡げられれば、カルヴィンとの名残が零れ、伝い落ち、その感触にびくんと身が揺れた。]
………ん、だぃじょぉぶ、だよぉ〜……
ん〜?
ぅん〜、したばっかり、だねぇ〜……。
[まったく悪びれる素振りも見せず、緩ぅく笑い]
でも、さぁ〜……。
ヴェラとは、まだ…… ッ、んふっ!
[まだしていないとを続けようとするが、掻き混ぜるような動きに言葉は途切れ、熱となって鼻に抜ける。]
…………ぁ。
ヴェ、ら〜ぁ……。
[指の抜き去られた虚無感に、一瞬だけ寂しげな声をあげて。
それから、ヴェラの雄を片手で撫で、欲するように軽く引いた。]
─見せつけてやろうぜ……─
[フランクの痴態にあてられたのか、それとも先程まで与えられていた刺激のせいか。
すでに育ってた雄を撫でられ、甘く呻く]
……いい?
[おそるおそる、といった体で、上に覆い被さる。
快楽の予感にとろりと目をさせながら、額を舐められたお返しに瞼を舐め返した。
薄い皮膚の下、目の形を確かめるように舐めて、許可を求めるように見つめて
結局、待ちきれずに腰を押し付けた]
ん、……あれ、
[ぬる、と滑って意外と挿れ難い。
何度かチャレンジして、片手で補助して]
ぁ、はいっ……た。
[温かなものに包まれて、ふると震えた。
抱き締めるように手を伸ばし、夢中で奥へ、ゆっくりいれていく。
全部埋めて、甘えるように首筋に抱きついた]
[ヨーランダも、相変わらず絶好調だったとさ]
─茂みの影にて、ウーのお仕置き後
[手を白濁で汚し、浅い息を何度か吐く。
ずる、と身体の力が抜け、地面と抱擁しようとした瞬間だった]
──ッ!?
[走る衝撃と遅れてくる痛みに、地面を引っ掻く。
一番無防備なときの襲撃に驚き、毛が逆立つ。
反射的に顔を上げたが、辺りには誰の姿もなく
ただ、上げたままの尻がじくじくと熱を持っていた]
[ぐるぐる思考が回る。害意を向けられたことさえ滅多にないために、少しパニック気味に。
誰かに打たれた。誰に?なぜ?悪い遊びをしていたからだろうか。汚いって、それで。でも迷惑かけてないのに。家の誰かがこんなことするわけないから野良だろうか。でも野良も悪い猫はいないはずなのに。なんで打ったのだろう。そんなにだめなことしてたのかな。ああ、でも]
いた、ぁ……。
[体温の上がった身体、負う痛みすら、甘く感じた]
[焼けるような熱に誘われて、再び性器に手を伸ばす。
これじゃ変態だ、と思うも、手を止めるつもりはあまりなく。
結局、もう一度一人遊びを始めてしまった]
あ、……
[すり、と地面に頬擦りする。
ひやりとした土の感触が、気持ちよかった]
─ タイトルが浮かばないッ! 悔しいッ! ─
[煽るように、ヴェラの頬や髪を撫でて。
口吻はせず、けれど吐息かかる距離まで、顔を寄せる。]
ん、いい、よぉ。
ボクも、早く欲しい、なぁ〜……。
[情欲滲む濃青の瞳を細め、ゴロロ……と小さく喉を鳴らし、誘うけれど]
……ん〜? っッ。
あれ……ぇ〜?
[表面を滑るだけで、なかなか与えられぬ熱が、擽ったく、もどかしい。
腰を浮かせ、挿れ易い角度にして、ヴェラの手に尾を添えて導いて]
……… ……っ、ふぁ……!
ぅ、ん……そのまま、奥に、ぃ……。
[漸く、裡に質量を感じれば、緩く息を吐き出しながら受け容れてゆく。
抱きつく腕を受け止めるように、こちらからも抱きしめて]
…………っ、はぁ……。
ヴェラぁ〜……あった、かいねぇ〜……。
[うっとりとした笑みを浮かべ、唇を触れ合わせた。]
─DT卒業アルバム─
ん、ぬくい……
[抱き締め返され、くるると喉の奥で鳴く。
吐息がかかるほど近くにあるフランクの顔を見ようと思い、顔を上げれば唇が重なった。
フランクの舌と自分の舌を擦り合わせれば、快楽と相まって頭がぼうっとする]
は、ぁ……っ、……ん、
[角度を変えて唇を重ねながら、腰を動かし、小刻みな動きで中を押し上げる。
なんで雄同士で、とかそんな疑問はとっくにどうでもよくなってて
甘ったるい、恋仲のするような口付けを終えると、フランクの顔の横に手を置いて、上から覆い被さるように腰を動かし、貪る]
く……、んっ、ぁ
[脳みそがふわふわするような快楽を追い求めて腰を動かしたくなるが、ぐっと我慢してフランクのいいとこはどこかと、一生懸命フランクの反応を見る。
やがて、他と違う反応をしたところを探り当てれば、執拗なほどそこを抉った]
【人】 匿名軍団 ゴロウ― お風呂?ゴロの場合 ― (49) tayu 2013/04/10(Wed) 23時頃 |
─ アルバムに新たな写真がまた一枚 ─
[ざらつく舌が絡み合い、水音が耳に届く。
あれだけ遊んだあとだというのに、じわりと熱が沸き上がるのを、春という季節の所為にして]
ふぅ……っ。
ん、 ……。
[息継ぎするたび、濡れたような息が漏れ、またすぐに唇を重ねたくなる。
緩やかな腰の動きに合わせるように下肢を揺らし、淡くもどかしい刺激を堪能して]
……ッ、ヴェ……ラぁ?
ぁ、 く、は、ぁ……ッ!
[更に深くなる結合に、回した腕に力が籠もる。]
ン……っ、ぅ、ぁ……!
……ッ!!
[探り出された、快楽の源を突かれれば、そのたびに少し高い声が喉からあがった。]
[高い音色をもっと聴こうとするかのように、一心不乱にそこを突き上げる。
熱い息を吐いて、何度も、何度も]
フラ ン、ぁ……きも、ち?
[とろり、潤んだ目で尋ねる。
奥を突けば、自分のものでない白濁が伝って眉をしかめた。
全部溢れてしまえとばかりに、かき回す]
――ん゛、ッ……!は、フラン……!
[狭い壁を蹂躙して、ぞくぞく気持ちいいのが走って
キスをしながら、一層深く突いて甘く喘ぐ歳上の中、欲をぶちまけた**]
― あったかもしれないそんなこと ―
ただいま〜。
あ、ウー居た!
[外から帰ってきた仔猫は、
黒と白の師を見つけて走り寄っていく。]
見て見て。獲物!
[獲ってきたおたまじゃくしを自慢げにウーの前に置き
ちょこんと座ってしっぽをひより靡かせる。]
あとねー。
良い匂いの葉っぱも見つけたから、おみやげー。
[どこに隠し持っていたのか、
はらりと取り出したのは、キウイの葉っぱ。
そういえば、二丁目の田中さんちに植わってましたね。]
あのね、
すごく気持ちいいこと教えてもらったの。
ね。あそぼ?
[ぐるぐる、と喉を鳴らし、尾を立てて師に飛び掛かる。
もちろん、乗っかる方しか教わってないですよ**]
……っ ん、ぁ、ぁ…… ヴェ、ラ、
ッふ、ァ……ぅん、ッ
ひ、ぁ……。
[もとより、愉楽を求めての行為。
与えられる刺激に正直に、甘く啼く。
奥深くを抉られれば、他の雄の若い精が溢れて零れ、尻尾へ伝い落ちるその感覚に、一際高く喉が鳴った。]
ンッ、は…… ぁ、ァ?
ヴェ…… っ───?!
[抉られ、掻き回されるたびに、白濁は泡立ち、孔から零れ、淫猥な水音を響かせる。]
ん ふ、ぅ…… ッ ……ん……。
[舌を絡め合わせれば、水音は、上下ふたつへと増えて。
より一層深くを求めるような動きに応じるように、此方もまた裡を不規則に締めて]
………ん、なァ ……ァァ、ッ………
───!
[熱が注ぎ込まれるのを感じれば、回していた腕に力を込め、脚をヴェラの背にまわし、最後の一滴まで搾り取ろうと締め付ける。]
……ふ、は……。
ヴェラ……ぁ、とっても……よかった、よぉ〜……。
[射精を伴ずに達した身は、暫く、ヴェラを抱きしめたままで小刻みに震えていた。
やがて手足を解いて脱力すれば、とろり蕩けた視線を向けた**]
[震える身体に抱き締められながら、首筋にキスを落とす。
音を立てて吸い上げれば、内腿につけたのよりは薄い鬱血の痕がついた。
マーキングをするように、もうひとつ痕をつけて
最後に耳を甘く噛むと、脱力した身体をぎゅうと抱き締めた]
ん……、ヴェラも
[とろ、と快楽の余韻に溶けた瞳が笑う。
ゆっくりと抜き去ると、混ざりあった白濁が弛んだ孔から零れた。
自分がされたことを思い出しながら、白濁をかき出そうと赤く熟れた孔に指を沈める。
不慣れな行為に、真剣な顔]
[やがて、満足げに指を引き抜き、袖でフランクの身体に残った白濁を拭う]
フランク、おつかれ
[蕩けた目をぺろりと舐めて、労るようにいう。
桜の花弁が舞い散る庭は、気が付けば西日が照らし始めて]
……帰る
[疑問とも宣言とも取れる声色で、喉を鳴らした]
……?
もぉ〜、ヴェラ〜ぁ……。
[首筋にも、新たな鬱血痕をつけられたことに気が付けば、少しだけ困ったように眉を寄せ、吸い付かれた箇所に触れてみた。]
あぁ〜……、いい、よぉ〜。
そのまま、でぇ〜…… ッん。
[不慣れな指の動きに、少し微妙な笑みを浮かべ、半身を起こすが、真剣なヴェラの表情を見れば]
ん〜……。
[柔らかに頭を撫で、最後までしてもらうことにした。]
ん〜、ヴェラも、おつかれさまぁ〜。
ありがとぉ〜。
[今だごろりと寝そべったまま、目元に感じた舌のあたたかさに笑みを浮かべ、ふにふにと、ヴェラの頬を撫でて返す。]
ん〜……。
また、遊ぼぅねぇ〜〜。
[そして、自分はもう暫くここに寝転んでいると伝えるように、ゆらりふわりと尾を振った。]
[頭を撫でられれば、ごろろと喉を鳴らす。
微妙な笑顔に不思議そうな顔をして、頬をふにられればまた喉を鳴らした]
ん、また……
[緩く揺れる尻尾を軽く掴まえて口付けを落とす。
甘い声ですりよって、軽く身繕いをすると家に向かってふわついた足取りで戻っていった]
─ オッサン受け新刊は、5月[[1d31]日に発行予定!] ─
[閨に立ちこめた淫靡な薫りは、篭もる体温に触れ、濃度を増す。
艶めく肢体に浅く爪を立て、緩やかな快楽の波に身を委ねれば、耳に届くは、混ざり合う音。
吐息も、唾液も、体温も、既にどちらのものなのか分からぬほどに。]
……ン ふ……ァ ッ。
…………そ、だねぇ……。
この まま、じゃ…… ホント……に
熔け ちゃい……そ……
[まだ、名残惜しくもあるけれど。
終わりがあるからこそ、また次への期待が膨らむというもの。
だから……]
……ゴロ、ぉ……
[ひとつの終止符《ピリオド》を求めるかのように、吐息に乗せた甘い声を、ゴロの耳元へと届けた。]
− 愛弟子
[鞠のように跳ねてくるミルクティー色の若猫。
「獲物!」と高らかに宣言されたものは"おたまじゃくし"だった。
ちぎれた触手めいて食べるにはちょっとアレなシロモノだが、何よりも、]
その心意気やよし。
[努めて穏当に褒めたつもりだが、尻尾はもう少し雄弁に揺れ動いた。]
[おたまじゃくしの後に出された「土産」は、マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物。
そんな知識はなくとも、身体は正直にその存在のなんたるかを教えてくれる。]
お い、
[すっかりその気になった弟子に指導できることは少ないだろうけど──]
[乗っかる重みを胸に引き寄せて、告げる。]
オレは、 遊びのつもりはないぞ──
[春のうらら。**]
― 春のうららかな夢
ぼくだって。
いつも真剣だもの。
[引き寄せられ、胸に顔を埋めて胸一杯に匂いを嗅ぐ。
鍛え上げられた、充実した男の匂い。]
もう、ウーにだって負けないから。
[さらにどこからか取り出したキウイの蔓を
尻尾で器用に操って、ふたりの体をもろともに縛り上げていく。
あとはもうふたり、溶け落ちてゆくのみ。
逃げられぬ深みへ。もろともに―――**]
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