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おれの新式ちゃん!
あんんんんんんんんんんん。
れっレン♡メイおにいちゃ♡♡♡♡♡♡
うれっちいぃぃ〜〜しゅきいい!
ウッどぴゅっぴゅっ!
[そう言って岩動のうしろ、PC用椅子のちょっと下、布団の上でごろごろしながら装備の完成を喜ぶ宇原の頭には、ばっちり寝ぐせがついていた。
[早く直せと言われ、頭を小突かれたその後。
宇原は風邪薬も少しは効いたようで、微熱は微熱のまま、吐いたり気分を悪くすることもなく、着実に元気を取り戻してきていた。
玄関先で少し口うるさく、今日の過ごし方について指示してくれる岩動に、うん、と素直に頷いた。
ちょっと寂しそうに、足先が床をつついて、羽織ったパーカーのポッケに手をいれて、]
ねー、メイさぁん。
胃なおったらさあ、ラーメンいこー?
[と、寂しさから次の遊びの約束を取り付けて、頷いてもらうとはにかむように笑っていた。
部屋を出て行く岩動に、手を振ろうとポケットから手を出す前に、乳首をつつかれて、何か言う前に去られた。]
[岩動の手元、スマホには
「おいピンポンダッシュやめーやwwwwwwww」
「ありがとね!」
とメッセージが届く。
再び二人の会話は、
文字と顔の見えない音声のみの日常に戻った。**]
そういうセリフはらぶ声通してもらえませんかねえ!?
あっでもスペキャちゃんはちんちんついてないから
どぴゅってしな…えっ
スペキャちゃん今度どぴゅって…言ってね……?
[ついに新たな可能性を見出してしまった。中の人間が男だからといってキャラをふたなりとしてみるのは無理がある、そう諦めていたが声がつけば、あるいは…?
寝癖頭の宇原をよそに、そんな無限の可能性に心躍らせていた。]
[帰り際、見送ってくれている宇原の様子は、いかにマイペースが過ぎる岩動でもわかるほどに寂しがっている様子で。自慢ではないが盆休みに田舎に帰り甥っ子としこたま遊んでやったにもかかわらず全く懐かれなかった実績がある。懐かれていない実績があるからこそわかることもある。これは懐かれている。]
いいよ。
治ったら行きましょう。
前ウツギくんと行きそびれたとこにしようね。
[返事をすると、相手がはにかむ。こんなに気分のいいことがあるだろうか。
そんな上ずったテンションで行ったのがピンポンダッシュだ。浮かれていたのだから、仕方ない。]**
ほんにちはー。
方徳、です。
[抱えた紙袋の中には、濃茶色の毛糸の帽子。
それと。
林檎を抱えた、猿のぬいぐるみ**]
[昨日からおかしいと思っていた。
喉がやけに痛いというか、べたべたひっつくというか、ざらざらしているというか。そこまで予兆がくれば流石に伊達に28年人間やってるわけでもないので風邪のひき始めだと察知し、ドヤ顔で風邪薬を飲み栄養ドリンクを飲み、万全を期して眠りについたはずだった。
ところがどうだ、明け方に寒さで目が覚めた。喉がパンパンに腫れた感覚で息苦しい。眠っている間に蹴り飛ばした布団を引きずり寄せながら、汗が冷えたのだと自覚する。ガタガタと震えながら痛みと倦怠感に襲われ、半ば気を失うように再び眠りについた。
アラームで目を覚ますと、今度は腹痛だ。夜の内に体を冷やしたのだろう。ベッドから起き上がると、振動で頭痛が響く。嫌な痛みを堪えながらトイレに篭っていると、また体が冷えて悪循環を起こし、辛さでと寒さで便座に座ったまま蹲った。]
[とりあえずこんな調子では出社は無理だと悟り、会社に電話連絡を入れようとしたときに、ようやく自分は声が殆ど出ないということにも気づく。普段から少しかすれた声は、もはや聞き取りが不可能だった。何度も痰を切り、ようやく少し声が出せるようになったタイミングで連絡を済ませ、病院へ向かうことにした。
死にたくはないので運転は避け、タクシーを捕まえて病院へ向かう。マスクをつけていると自分の息が眼鏡に掛かってレンズが曇り、心の底から鬱陶しい。ただマスクを外すわけにもいかずただただ、眼鏡を曇らせていた。
そんなこんなで潰れた午前。疲労困憊で帰宅するも症状はもちろん悪化して、現在に至るというわけだ。]**
……惚れても良いんだぜ?
[
冗談めかして、そう返そう。]
そうだな、お前
どっちかっていうと可愛いって感じだから。
…………怒んなよ。………っと、
[不意に、手に手を伸ばされて。
触れてはいけないと
あの日から幼馴染を避けていた手は
彼に引き寄せられる形で、その頬を感じていた。]
………っはは、
そんな事言い出すもんだから
お前は後悔してるのかと思った。
[
一つ一つ、空いた心を埋めていくようで。
刹那過った不安は、もう微塵も感じなかった。]
お前のそういう真っ直ぐな所、俺はかっこいいって思ってるよ。
[
何でもない事のように、自然と口をついて出る。]
なぁ、稜。
俺もだよ。
お前の代わりになる奴なんて、居なかった。
……俺は、どうしてもお前じゃなきゃ駄目らしい。
だから、
今度は頼まれたって、離れてやらねえから。
[互いを互いで補うように、傍にと願った。
あたたかさとつめたさを分け合うように、季節は溶け合う。
誰に何を言われても、お前が隣にいてくれるなら。]
………好きだよ、稜。
[まるでその二文字を引き合わせるように
頬を包み込んだまま、唇を寄せて
───深く、口付けた*]
[冗談めかす言葉
けれどその内容への否定は、決してすることは無い。
あの頃なら「子供じゃないよ」なんて、
拗ねて見せた例えにも、そんな様子は見せず。
一時交わされる軽口は、かつてのようでどこか違う。
なんでもないように告げられた
今は彼のお陰でしか無いけれど、なれたらいい、そう思う。
頬に感じる体温は、長細く骨張った五指を持つ大きな手から。
確かに彼が此処にいて、触れることを許してくれているのなら。
後悔なんて、ありはしない。]
[柊真のことを、冬のような人だと思っていた。
けれど今、くれる言葉の一つ一つが
それじゃあ、永遠に一緒にいるしかなさそうだね。
[戯けた調子で、笑いかけながら
その一面を、いつまでも独占していたいと願うおれは
────やはり、狡い奴だ。
近づく顔
引き合う二文字は、微睡みに阻まれず耳に届いて。
この時だけは、まるで二人には何の障害も無いような気がした。
満たされる心地と、味わったことの無い類の幸福感。
そっと瞼を下ろし、口付けを受け入れた。]*
── それから ──
物じゃなくて、約束じゃ駄目かな。
[不意の問いかけ
おれ達、一緒に暮らさない?
星夏さんと父さんが籍を入れて、同棲を始めたら
元から出て行こうと思っていたんだ。
だって、折角だから夫婦らしい生活をさせてあげたいからね。
柊真も、ずっと同居していようとは考えてないでしょ?
[相手はもっと明確な行動を起こしているとは、知らないまま。
早急さの無いいつかの思考は、
はっきりとしたプランを立てているわけでもなく、
だからこそその中に彼という存在も、容易に組み込めた。]
生活費も、家賃も、半分に出来るし
朝も起こしてあげられる、ご飯も作れる。
数年間、何も出来てなかったのはおれも同じだからさ。
その分だけ、毎日助けさせてほしいな、なんて……
……駄目?
[相手の想定と大幅に違う答えを出した自覚はあり、
何もかも、早すぎるとは思っている。
考えてくれるだけでも嬉しく、
どんな答えでも、悲しむことは無いだろう。]*
は、………
[さてどんな高いものが要望として来るか
遠慮して何も来ないか、そんな事を考えていた男にとって
しかし、驚いたのも一瞬。次第に表情は柔らかに]
良いよ。
俺も、母さん達の邪魔したくないから
一人で暮らせるように金貯めてた。
じゃあ親の幸せの為に、兄弟力合わせて生きてくのは
何ら問題ないわけだ?
…………ただ
[
得意げにとって付けたような理由は、建前でしかない。
ないのだけれど]
…………何だ、その 嫁貰うみてえな。
[笑って付け足した最後の一言。
彼を女性扱いをしたつもりはない。
朝起こしてくれて、ご飯も作ってくれる恋しい人。
そんな響きに、ふと思った事が零れただけ。*]
むかしむかしあるところに、
昔はロリ巨乳でとおしたおばあさんと、
AVの竿役で一躍有名になったおじいさんがいました。
二人は二人の代表作、
ファイナル・エロス・ファック十万連ピストン、
通称FeF10が切っ掛けで、
はれて夫婦(めおと)になりましたが……
[継続して宇原は岩動のお布団をポフポフと叩いてやっている……]
職業上子供をつくらないように
セックスを営む習慣があり
二人は子宝にはめぐまれませんでした……
中出しAVでおじいさんは
一度はてっぺんを見たというのに、
皮肉なものです……
[極めて穏やかに、優しい声音で物語は続いている……]
ある日おじいさんは巨乳オンナ狩りに
おばあさんは昨夜の激しいプレイによって
しとど濡れそぼるまだ疼く体を
洗濯に川にでかけました。
するとどうでしょう、川からは
巨大な拡張アナルを携えた桃尻が物欲し気に
川の流れにあわせて腰を揺らしながら
どんぶらちんぽこぎっこっこ
どんぶらちんぽこぎっこっこ と流れてきました。
おばあさんはたいそう驚きました。
また股間が若いころのようにじゅんと濡れるのを感じると
あっというまに太ももに愛液をたらし、
どんぶらちんぽこぎっこっこ
どんぶらちんぽこぎっこっこと
流れてくる桃を川からひきあげました。
拡張アナルの桃尻を、
おばあさんは長年育てた強靭な肥大クリトリスで
らんぼうに攻め立てました。
おばあさんは所謂ふたなりの一種でもあったのです。
けれどもまだ物足りないと、おじいさんと
3Pをしに、家へ持ち帰りました……
………
[岩動は眠れそうだろうか?と様子を確認しながら]
おばあさんとおじいさんは
ふたりのちからをあわせて二本差しをすると、
桃からは元気な男の子としての象徴が……
こんにちわー。
[鳴ったインターホン、間髪を入れずドアノブひねって出迎える。
オートロック、遠隔解除なんて豪勢な機能はついていない。]
出来たの、見せてもらっても、いいです?
[いつもなら、汚いですが上がってください、とすぐに中を勧めるところ。
その場でやり取りを完結しようと、作品受け取るため手を伸ばした。
その声がいつもより嗄れていることや、顔が赤く火照っていることには、気づかれませんように**]
[変わったお願いは、否定されること無く
安堵と未来を思う喜びに緩んだ笑顔が浮かぶ。
そんな最中、落ちた言葉に対して
おかしいような、気恥ずかしいような、そんな心地で笑った。
その笑いに混じりくしゃみが出たことも、
彼の完治後に新しい病人が生まれることも
今は幸せを噛み締めることに精一杯で。また、別の話だ。]*
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