情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 お針子 ジリヤ[例えば、もし。 (177) 2015/05/28(Thu) 21時頃 |
[ 殺さなければ。
脅迫概念のように頭に渦巻く一文字を打破する声があった。 ]
俺は、……俺だよ。
[大衆の前で言葉を浴びせながら、胸の内で囁く。
意図などしていないのに掠れた声色は自分の精神状態に影響しているのだろうか。分からない。]
………なぁ。
[ ケイト。
あれ程、馬が合わないと思っていた人物に呼びかける声は情けない。]
お腹が、……空いたんだ。
[何でだろう。
絶望に呟きは溶けていく。
やり切れなさの混ざった囁き。
虚栄心の合間に潜り込む思考は爪先から忍び寄り、嗤った。]
『 キミの聞いた“おはなし”を教えてよ。
今日は誰を仕合わせに仕立ててあげよう? 』*
【人】 お針子 ジリヤ[頭を振る、何を馬鹿な事を考えているんだ。 (183) 2015/05/28(Thu) 21時半頃 |
【人】 お針子 ジリヤ[「会って間もない人間の何が分かるっていうんだ。」というシメオンの言葉に静かに頷く。 (186) 2015/05/28(Thu) 21時半頃 |
【人】 お針子 ジリヤ[電話のコードが人為的に切られてたと言う。状況から言って、犯人…「雪鬼」の仕業で間違いないだろう。 (197) 2015/05/28(Thu) 22時半頃 |
『 ────みつけたわ、「あなた」。 』
【人】 お針子 ジリヤ[シメオンを見つめる透明に近いブルーの瞳に、切なげな光が瞬いて、揺れた。] (199) 2015/05/28(Thu) 22時半頃 |
【人】 お針子 ジリヤ……同じ様に、アランさんのことも。アランさんが人間だと言う、リーのことも信じたいの。 (200) 2015/05/28(Thu) 22時半頃 |
[ざらざらと思考のノイズがまた背後から忍び寄る。
能力者。邪魔者。
目の前の洗濯婦を見詰める視界が赤く染まってゆく。
最初の頃のように、割り込まれたという感覚は無かった。混じり合い、端から、溶け合っていく、感情。]
『 能力者は、ご婦人よ。
──でも、ね。小賢しい、せんせい。
コレも、生かしておいては、きっと邪魔だわ。 』
[とろとろと、蜜のような甘さで謳う声。
どうする?「あなた」の、望むまま。
けれど、ざらつく獣の感触は、ふいに聞こえた弱々しい声に一瞬で霧散した。
ケイト。名前を呼ばれる。お腹が、空いたんだ。
なんて悲しそうな、やり切れない声。
空気を震わすことなく伝わる筈の声なのに、少女の唇が戦慄く。シメオン。]
(……私は、お姫様なんかになりたいんじゃ、ない。)
[彼には伝えない言葉と、決意。]
あなたは、どう思う?
真実に一番近い誰かに──今夜、『会いに』いきましょう。
[それが、彼女の意思で吐かれた言葉だと知るのは彼女だけ。]*
【人】 お針子 ジリヤ[気が狂れた人間、という単語が耳に引っ掛かる。 (207) 2015/05/28(Thu) 23時頃 |
[ そう。
“何も知らないふり”をしている。 ]
【人】 お針子 ジリヤ[耐えられずに目を伏せる。 (214) 2015/05/28(Thu) 23時頃 |
【人】 お針子 ジリヤ[シメオンの星もまた遠いところへあるんだろう。 (223) 2015/05/28(Thu) 23時半頃 |
[ 唐突に紛れ込む声はもうすっかりと耳に馴染んでいた。
周囲の喧騒が何処か遠くに聞こえる。
脳に直接語りかける音に瞬きをやめた。]
『 …そう。「先生」……? 』
あの人は“昔から勘が鋭いから”。
[ どうしようか。
「キミ」の望むままではあるけれど、その情報を知り得るのは、婦人が能力者だと知るのは、当人と先生と───キミだ。]
『 本物かどうかは分からないけれど、肌に触れただけで人かどうか見極めることのできる男もいいんじゃないかな。 』
[大衆の前で公言した男だ。
その分、失敗するリスクもかね揃えてはいるけれど。
意識がしっかりと附着する間際まで、鬼は嗤っていた。]
[憔悴仕切った声は弱々しい。
誰かを疑うばかりで、変に視線を集めてしまっただけに思える。
このままなら、遅かれ早かれ命を落とすのは、]
………情けないな。
[ケイトの反応に薄ら笑い。
地につく足は冷えてきている。
緊張によるものなのか、それとも雪鬼としての能力によるものなのかは分からなくなってきている。 ]
………『 先生にご挨拶に行こうか。 』
[答えてから、息が詰まったことを自覚した。]
[ ──────俺は雪鬼だから。 ]
【人】 お針子 ジリヤ[矢張り今夜から処刑を始めるらしい。 (244) 2015/05/29(Fri) 00時頃 |
【人】 お針子 ジリヤ[誰が雪鬼だとか、じゃないだとか。知らず知らず、疑心暗鬼に呑み込まれて (245) 2015/05/29(Fri) 00時頃 |
『 肌に触れただけで、わたしたちを嗅ぎ分けるおとこ 』
[ざわり、ノイズがまた混じる。
能力者に反応しているのか。強烈な憎悪が腹の底を焼く感覚。]
『 なんて邪魔者。はやく、はやく、──喰ってしまいたいわ 』
[赤い囁きの合間を縫って、思考する。
守護者が誰なのかは分からない。けれど、アランが公言をした以上、そこを守護する可能性は高いのかもしれない。]
……せんせいの、ポケットにね。
メモが、入ってるの。
おばさまが、魂を見分ける人だって。
[その呼び方が、彼女本来のものであったと彼は気付いただろうか。
その必要は無いのに、息を吸って、吐いて。震えを押し殺した。]
だから、それさえ見つかれば、知ってるのは『私だけじゃなくなる』。
大丈夫よ、なんてこと、無いわ。
[叔父を手に掛けたその日と同じ言葉で、少女は彼の背を押すのだった。]
[ ケイトの声が聞こえる。
よく知った口調は、顔と顔を合わせていない筈なのに鮮明にその人を想像出来た。
だが、表情だけはうまく描けないのだ。
自分の知るケイトの顔は、泣き顔と、怒った顔と、澄ました顔だったから。]
………嘘つけ。
あんなに、泣いてた癖に。
[けれど、実の叔父の死に涙に暮れた姿を忘れやしない。
それさえも、もしかしたら嘘なのだとしても、]
………、ごめん。
[また、自分の言葉がどういった意味を放つのか、自覚していても。
ここで“知らないふり”をするのは最後だ。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ
の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ
人狼議事lobby
人狼議事morphe
人狼議事cafe
人狼議事perjury
人狼議事xebec
人狼議事crazy
人狼議事ciel
SoyBean
Sangria
@hello_giji
@7korobi