303 突然キャラソンを歌い出す村4
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んん?そう? わたしは欲深だぞう?
じゃないと遊び人、なんて例えないさ
[ 浮かれる声にごぼりと大きく水泡が上がる
嫉妬に塗れ、強欲のままに手を伸ばす
その悪魔の心情は語られない。]
おお〜、期待させるねえ〜 うんうん、楽しみだ。
…ん? 夜更かしかい?
お〜、いいとも。
修学旅行、とかで
やるやつみたいじゃないか。
さあ、何の話を語ろうか…
そうだな、その友達の話も気になるな…
[ こぽりこぽりと内心の欲を隠す水音は静かに、
眠気を誘うように。
他愛ない話は声が返らなくなるまで。]
[――手に届かない、地獄のような反芻は続いている。]
[激情、と呼ぶに相応しい感情が、
胃の中に注がれる]
[それに名を付けられるほど、
この悪魔の境遇は、豊かではない]
[陥れる者と、堕とされるもの。]
[このフルコースとやらは、
手も届かぬ傍から聞いていた悪魔にとって「二つごちゃ混ぜで食べてしまった方が」完成するようなものだと、そう内心で思い続けていた。]
[そっちの方が、
よっぽど優越感と、嘲る様な気持ちになれると
そう思っていた]
[此処には何も無い。]
[反芻する。]
[眠りについて、静かになった声]
[背に感じる、怒りと審尋を込めた視線]
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─ 朝・登校中 ─
そういうもんだよ。 子供じゃないんだから自力で起きるだろ。
[男三人、熱いリリックを交わしあった翌朝だ。嬉しい気持ちと裏腹に少し気恥ずかしさがないでもない。照れ隠しに、のあに対する態度にいつもより心持ちぶっきらぼうさが増していた。>>207>>208]
……うん。
後でヨーラにも話すよ。 あいつにはちゃんと知ってて欲しいからな… その時はお前もついていてくれるか?
(224) 2020/01/13(Mon) 20時頃
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[その笑顔は少し頼りなかったかもしれない。 夜中、シロが起きていたことは知っていた。きっと自分の姿を見ていただろう。 ──それを受け入れる自分も。]
ん、今初めてゆっくり見たが… 制服似合ってるじゃないか。
[他愛もない話を繰り返しながら、学園へと向かった。]
(225) 2020/01/13(Mon) 20時頃
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─ どこかの休み時間・2年教室 ─ [変態…ではなく変人で有名な3年生、許宮ニコラス瑛二が異様なキラキラオーラを放ちながら教室に乗り込んできた。そのいやに美しい顔立ちは「この先輩も実は天使なのではないか」と思わせるものだった。昨日からの天使と悪魔の顔面偏差値大洪水のせいだ。]
…ん?
[先輩はヨーラに近づき歌う。]
おい、シロ。 俺は自分の耳を疑っているぞ。
(226) 2020/01/13(Mon) 20時頃
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[芯に火が灯っただとか絶頂だとか なんだとか…? なんかエロいこと色々言われてないか?? 手取り足取り…だとかを話しているのは聞こえたか聞こえなかったかはさておき、変態…ではなくて変人の先輩がヨーラの手をとったのは見逃さない。>>174 桐野は勢いよく席を立ち、二人に詰め寄った。>>187 先輩がヨーラに何の用かは知らないが…] ヨーラ。 俺は誰にでも応えようとするなって言ったよな?
[声に籠もる苛立ちは隠せない。 先輩の腕を掴み、ヨーランダから引き離そうとする。]
(228) 2020/01/13(Mon) 20時頃
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自分で断れるようになれって言ってる。 …わかるな?
お前そんなんじゃあ…!!
[いつかきっと、天使になってしまう。
──俺が堕ちたのと同じように!**]
(229) 2020/01/13(Mon) 20時頃
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[こぽ、と高い水泡音が一つ上がる]
やあ、子山羊。
おはよう、聞こえるかい?
いやあ〜〜久々に面白いものを拾ってねぇ。
確か君、お友達の生徒だったもんな。
丁度通りがけだったから、
スタートダッシュ友人プレゼントボーナスだ。
君の下駄箱に入れて置いた。
テンプレ過ぎて飽食気味な配置なのは置いといてくれ。
今の君には役に立つかもと思ってね。
使い方はプレゼントに訊くと良い。
とても賢いプレゼントだからね。
何、想いを伝えるのは、勇気がいる事だ。
口に出す勇気まで出せたのに。
声が小さくて届かない…なんて
悲しいことだろ?
こういう時に、一番
必要なものだと思うよ。**
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─ 休み時間/2年教室 ─
ほらみろ! お前が歌なんて返すから先輩がその気になってるだろう!
[いつもの桐野を知るものなら彼がいつもより幾分か理性的ではないことがわかるだろう。期待を含んだニコラスの瞳と、怒気を帯びた桐野の瞳がヨーラの方へ向けられる。ヨーラから引き剥がしたニコラスの腕は、未だ掴んだままに。>>245]
……ただの友達…てより幼馴染だよ。 けど、幼馴染がセクハラめいたことをされて 黙ってもいられないんでな。
(286) 2020/01/14(Tue) 01時頃
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[セクハラと断じるのが早すぎる。いかがなものなのか。そういうところが保護者に見えるということなのではないだろうか。けれど桐野にそれを判断する能力は今はない!!]
大丈夫だヨーラ。 お前は俺と居れば良い。
[そう告げた桐野の手に握られたものは…──]
(287) 2020/01/14(Tue) 01時頃
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─ 回想:朝/靴箱 ─
[学校に到着して、下駄箱を開きそこにあったものを目にしてぎくりとする。>>284>>283咄嗟にシロの方を確認するが、彼は転校生なので少し離れた下駄箱を用意されている。こちらのことには気付かなかっただろう。]
お前、こんなところで何…ッ
(288) 2020/01/14(Tue) 01時頃
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[反射的にコレがイースターだと判断し、手にとったが桐野はこの姿のイースターを見るのは初めてだ。《聖遺物》を直感的に理解できる。改めて自分は堕天使になったのだと実感した。 そしてイースターを… この《聖遺物》をどのように使うべきか。 はっきりとわかる。
だってこの《聖遺物》は… ──あまりにも歌うための姿をしていた。]
仕方ないな。少しの間じっとしていろよ。
[小声で語りかけ、彼を懐に忍ばせる。 ニオイ…神気に敏感なシロは、気付いただろうか。 桐野がイースターを手にしたことに。]
(290) 2020/01/14(Tue) 01時頃
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─ 戻って休み時間/2年教室 ─
うるさい!!! ヨーラに近づかないでもらえるか、先輩。
[怒鳴り上げ、腕を引くシロの手を振り払う…!!! 桐野の手にはしっかりと…《聖遺物-イースター-》が握られていた。]
よし、イースター 一緒に歌え!!!
───『SACRIFICE』
[ドドドドと重く低いくベースとドラムの音が教室に押し寄せるように鳴り響く!]
[※今から歌書きます]
(292) 2020/01/14(Tue) 01時頃
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♪
天使も神もないこの世の中さ 人の子であるが故にそれを追い求めるのかい? 獲物を見つけた Twinkle Eye 奪い合いの連鎖をお望みなら他所へ行ってくれ!
[ジャガジャガジャガジャガジャガジャガ…ジャジャッ!!!(ギター)] 報われない望みじゃあないさ 朝日を望めばいつかは拝めるようにね
Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな!
(300) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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♪
「もちろん俺は神なんかじゃない!>>298」
♪
(301) 2020/01/14(Tue) 01時半頃
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キリノは、イースターを白と黒のマーブルカラーに染め上げながら、周囲の空気を震わせている…!*
2020/01/14(Tue) 01時半頃
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[マーブル模様にぐにゃりぐにゃりと染まっていたイースターはやがて深い緑色に光り始める。それはまるで、冥界で今尚迷い苦しむ魂のように。]
そうだ! 歌え!イースター!! 俺と《同調(シンクロ)》しろ!!!
(318) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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♪ [ジャガジャガジャガジャガジャガジャガ …ジャジャッ!!!(ギター)]
(ハモリ) Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな! Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ! Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな! Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ! ─────────……… ♪
(319) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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[攻め立てるような叫び(シャウト)、そして同調(シンクロ)。 共鳴(ハウ)る音色は針のように、鈍器のように重く、刺さる! 周囲の生徒はその歌の通りやがて殴られたようにオネンネすることだろう…!! ただし標的は…ヨーラを狙う男だ!**]
(320) 2020/01/14(Tue) 02時頃
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─ どこかの休み時間、2年教室 ─
[歌う、俺は歌う。]
♪ Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな! Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ! ♪
[繰り返し歌う!!!]
冷静かどうかなんてどうでもいいだろう! ヨーラが誰にでも優しいのは…
俺は嫌だ!! だから歌う!!!!
なあ!なんて気持ちいいんだろうな腹の底から歌うのは! 心のままに行動するってのは!!
(330) 2020/01/14(Tue) 05時半頃
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Tap! Tap! Tap! 此処は地獄じゃないぜ お姫様は熱いのがお好みかもだろ?
雨降って地固まるってか 焦げて真っ黒になった歴史だって 同じさ 固まっちまえば!
♪
(331) 2020/01/14(Tue) 05時半頃
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[シロが向かってくれば、その歌声に呼応するように歌い出す!]
無駄だぞシロ! 俺は正しいことをしている! 俺が正しいから、イースターを託されたんだ!
[歌の合間、こちらに向かってくるシロに語りかける。 おかしいな、どうしてこいつは俺を止めようとするんだ。]
(332) 2020/01/14(Tue) 05時半頃
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おい! 真っ赤な炎は情熱の証だろ? オーダーミスはお前の方だ
Stop the order!! 壺でも買って勉強するか?
♪
(333) 2020/01/14(Tue) 05時半頃
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なんでだよ!! なんで一緒にヨーラを守ってくれないんだ。 俺は俺のままで良いって言ったのにどうして俺のしたいことを応援してくれないんだ! "あいつ"は背中を押してくれたのに!!
[シロが地面を蹴り、桐野の手元… イースターをめがけて飛びかかる…──!!]
(334) 2020/01/14(Tue) 05時半頃
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♪ キャンセルボタンの所在地が もしも 地獄のど真ん中なら
一歩踏み出せるかな そこに行けるかな 臆病者の俺でも…─ ♪
(335) 2020/01/14(Tue) 05時半頃
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キリノは、イースターを掲げ、歌い上げている…─**
2020/01/14(Tue) 06時頃
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