人狼議事


258 【突発誰歓】鬼渡し弐

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視点:


ネル! 今日がお前の命日だ!


―???―

 いなクなッチャった

[ああ、残念。
悪霊のあつまる場所はなく。ただただ漂う。*]


【人】 落胤 明之進

─帰還─

[すべての朱が失われた、モノクロームの世界が遠ざかっていく。
目を閉じて……再び開ければほら、そこは元に居た世界。

気が済めば返してやろう>>1:3、とは違う結末だったかな。
けれど、遊戯は終わった。
全員、帰ってきた…はずだよね?
傍らには、最後まで一緒だったネリエルさん、居るかな]

 ……。

[ここはまた、曼殊神社のようだ。黄昏時ではない。辺りは深夜。
夜の冷気が身を刺すように堪えた。
わたしは身を竦ませると、震え上がる]

 …────ッ!

[左胸に強い痛みが生じて、両手で抑え込んで蹲る。歯を食いしばって痛みをやり過ごそうとするも、すぐに治まってくれない。息が詰まって、呼吸が乱れる。肺が悲鳴を上げて、何度も強く咳き込む]

(0) vitamin-girl 2016/11/22(Tue) 19時半頃

【人】 落胤 明之進

[声を発する事もできず、助けを呼ぶこともできない。
嗚呼、ここは本当に元通りの世界。わたしはまた、不治の病に苛まれる日常を送る事になるのだ。**]

(1) vitamin-girl 2016/11/22(Tue) 19時半頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

vitamin-girl 2016/11/22(Tue) 21時半頃


[そして送られる荷物の中に、国内から贈られるものが一つある。
それはある刻突然に、玄関に添えられる差出人不明のもの。

――――季節外れの曼珠沙華が咲き誇る、小さな鉢。

選ぶかどうかは、彼次第]*


【人】 落胤 明之進

[戻ってきた時は、ネリエルさんが一緒だった。>>8
わたしが発作を起こした時に、すぐに背中を擦って介抱してくれる]

 …───。

[そこへもう一人、わたしの傍に駆けつけてきてくれた小さな姿。
顔を上げ、涙が滲んだ目で見ると、そこに夕顔が居た。>>10
短い一言だが、口ぶりからすると鬼ではなさそうだ]

 …だ、い……。

[大丈夫と答えてあげたいけど、そうはできなくて。
そうしているうちに、ネリエルさんがわたしを背負ってくれた。>>9]

(11) vitamin-girl 2016/11/22(Tue) 23時頃

【人】 落胤 明之進

[わたしは彼の背中に運ばれて、その先で複数の大人たちの声を聞いたかもしれない。
もしかしたら、祥子さんもその場にいたかな。けれど、わたしの意識は途切れ途切れで、記憶は曖昧になってしまい]

 ……。

[再び目を開けた時、わたしは真っ白な部屋の中に居た。
ここは、村よりももう少し都会にある、総合病院の一室。わたしはこのまま、しばらく入院する事になった。*]

(12) vitamin-girl 2016/11/22(Tue) 23時頃

──────本当に?


[彼岸花(ヒガンバナ)とは――

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。
別名:曼珠沙華

「口にすれば彼岸(死)しかない」から彼岸花と名付けられたという説がある。
リコリンを摂取すると、悪心、嘔吐、下痢、発汗等々。
大量に摂取すると心停止を起こすこともあり、最悪は死に至る。

全体的にリコリンという毒があるが、特に濃度が高いのは球根であり、
15mgのリコリンが含まれている。
これは1500匹の鼠の致死量に相当すると言われている。
鼠やモグラから田圃を守るために畦に植えられた。
墓地に生えているのも、野犬から土葬された遺体を守るためである。

このリコリンは水でよく洗えば流れるため、救荒食としても用いられた。
しかし、最低でも七回は洗わないとといわれるほど、よく洗わないと毒は残るようだ。]


―回想:彼岸花―
[かか様、どうしてあねさまの方のまんまを多くよそるの?
同い年なのよ? 私も多くしてよ。

かか様は同じによそってるって言うけど嘘。
どう見ても、あねさまの方が多いもの。

貧しいから我慢してって言われるの。
私は我慢してるのよ? 何であねさまは我慢しないの?

私だってもっと食べたいよ。

どうしたら食べられるかな。]



[あねさまがいなくなれば、もっと食べられるかな?]
 


[曼珠沙華の根っこ、洗わずに食べちゃダメだよって。
“しんじゃう”から食べちゃダメだよってかか様に言われたの。

“しんじゃう”ってなぁに?

って聞いたら、“二度とかか様やとと様やあねさまに会えなくなること”だって。
それって、まんまも食べられなくなる? って聞いたの。
そしたら、二度と食べられないって言われたの。

それなら、あねさまに食べて貰おう。

季節じゃないから見つからないかな。
そう思いながら探していたらみつけたの。

季節はずれの、まっかなお花畑。]


[ねぇねぇあねさま。
私あねさまのために曼珠沙華の根っこ掘ったの。

よくよく洗えば食べられるよ。
(洗わずに食べるとしんじゃうんだって)

いっぱいいっぱい採ってきたの。
(どのぐらいでしんじゃうかわからなかったの)

頑張って掘ってきたの。
(洗うのは、泥を落としただけだけど)

ねぇあねさま。悪いのは咲いてたこのお花なの。
きっと、神様が私のために咲かせてくれたのよ。
食べられない、大嫌いなこの花を。
だから、ね]


[ わたしのためにしんでちょうだい? ]


クス


クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス




[──でも、本当に、『逃げず』にいられる?]
 
 


なーんてね。


忘れ物、してないかい? どいつも、こいつもさ。
あの時間はぜーんぶ本物だってのに。

[見えなくなったって、消えた訳じゃないのさ。
あんたの隣に居るそいつはどうだい? 何か心に一物持っていないかい?]


地獄の果てまで、追い掛けてやったってのにさ。


おかしかったな。今でも思い出し笑いしそうだよ。

おもんの姉さんの焦り顔、あの外国人のパニックっぷり、キリヤマの息を切らした様子だなんてほんと腹痛い。

[追ってくる男子共をあざ笑っていたあの日の"みょんこ"がそこにはいた。]


[あのガキンチョの時は失敗したってもんだよ。
いい策だと思ったんだけどねー、あの子が苦しむのと引き替えに鬼を困らしちまえって思ったのだけれど。所詮あの結果たい。

やっぱり最初の作戦通り、同じ方向へ逃げて撒き餌にしてやれば良かったんだ。]

うん、次はそうしよう。決めたっと。

[次が誰かは知らないけどね。くすりと笑う。

あの日の自分には勝てなかった。全勝の女帝みょんこ。なんて手強いのだろうか。]

ちゃんとけじめつけたかったんだけどね。ふふふ・・・・・・

[だから、面白い。いつだってみょんこは最速でなきゃいけない。
妙ちくりんな世間体に捕らわれたあたしが簡単に勝てちゃつまらないんだ。]


まっ、さすがにもう1回鬼になるのはごめんだけどね。
あたし達にも人生があるんだ。

幽霊の事なんて、知ったこっちゃないんだよ。

[冗談めかして美夜子は笑う。]


ふふふ・・・・・・


どうしてあたしに誰も興味を示さない? どうして誰もあたしに振り向いてくれない?

[あの時と同じ言葉を呟く。]

だから、好き勝手できちまうのさ。
終わればあたしの負け。あたしは、勝つまで負けないよ。


─回想─

[わたしは、篁家の四男として生まれた。
年の離れた三人の兄は、いずれも上京していて、父と一緒に暮らしている。

一番上の兄は大学卒業後、議員秘書として父の事務所に勤めている。
二番目の兄は弁護士を目指して法科大学院に通い、今年司法試験をパスしたそうだ。
三番目の兄は受験生だ。最難関大学を目指して猛勉強中のようだ。
彼らはいずれも優秀で身体も丈夫だ。
篁家の跡取りとして、将来を期待されている。

わたしだけ年が離れているのは、彼らが父の先妻の子らで、わたしが後妻の子だからだ。
わたしは篁家にとって、居ても居なくてもどちらでも良い子だったが、孫のような年齢のわたしを父は随分と可愛がってくれた。
生まれつき身体が弱く、どんなに延命しても十年と少ししか生きられないと宣告された事がなおさら、掛け値なしの愛情を父母から注がれる結果になったのだと思う]


[身体さえ丈夫だったら、優秀な兄たちにも決して引けを取らない自負はあった。
兄たちが自分と同じ年の頃と比較しても、わたしの学力は群を抜いて高いという。
丈夫に生んでくれさえすれば。
幼いころは、母を何度も恨んだ。

しかし、母はわたし以上に傷ついていた。恨んだところで、母は己を責めてわたし以上に嘆く。それを何度か繰り返した後、わたしは恨むことをやめた]


[父は週末になると、都合がつけばわたしに会いに帰省をしてきてくれた。
兄たちはいずれも多忙で、年末年始以外顔を合わせる事はなかった。
都会に住む年近い従兄弟たちは、夏休みになると避暑でこちらに滞在した。わたしは外で遊ぶことはできなかったが、家の中が子どもたちの声で賑わうと、わたしの気持ちも晴れた。
そのような夏を何度か過ごし、秋を迎え…───今年はじめて、季節外れの曼殊沙華を目にすることになる。*]


【人】 落胤 明之進

─その後─

[鬼渡しから生還した後、そこで巡り合った童女・夕顔を篁家で引き取る事になった。
決断を下したのは、その場に居合わせた父だった。
その日、わたしが失踪した知らせを聞いて、急いで帰省したらしい。
のちにわたしが発見され、緊急入院をすることになって、周囲はかなりごたついたが、容体が安定した頃から、身よりがいない子どもがその場に居る事に、周りが気づき始めたらしい。

夕顔の処遇をどうするか大人たちで話し合っている最中に、父が引き取ると言い出したのだ。
地元の名士として、身よりのない子どもを放り出すわけにはいかず、体面上で申し出たに過ぎない。その場の全員がそう考えたが、暗黙の了解を経て、満場一致で決定した。

わたしも、そうした大人たちの思惑は薄々と分かっていたものの、家から出られないわたしにとって、年の近い子どもが近くに居てくれることは嬉しい。
妹ができたようだと、わたしは両親の前で素直に喜んでみせた。]

(30) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 13時頃

 

    [ 本当は――ねえ。あいつのことが聞けるって
       …… 未練がましく喜んでいるんでしょう? ]

           [ 知っているのよ、あたし。
             自分のことだもの。 ]

    [ 逃げないで、逃げないで、逃げないで ]

          [ 繰り返す言葉は自覚しなくったって
            心の中では、まだ叫び続けているのに! ]

 


 
 [ 馬鹿なあたし 何時になったら
   そのことと正面切って向き合える? ]




              [ …そんなの神様だってわからないさ。 ]
 


【人】 落胤 明之進

[夕顔と同居を始めて、季節がいくつか過ぎた後だっただろうか。
夕顔がわたしに、あるものを差し入れてくれた]

 ……これは?

[滋養があるものだからと、夕顔が自ら調べて、手に入れて、こしらえたのだという。
わたしによくなってほしいのだと、願いを込めたのだと聞けば、わたしの顔は自然とほころぶ]

 ありがとう。

[穏やかに礼を述べる。器の中身を一目見た時から、それが何であるかを悟っていたけれども]

(35) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 13時頃

【人】 落胤 明之進


 でもね、夕顔。
 きみも知っている通り、わたしの食事はすべて家の者が管理をしている。
 勝手に他のものを食べてはいけない、決まりになっているんだよ。
 だからね、

[と、器を夕顔の前に突き返し]

 代わりにきみが食べなさい。
 食べた後でどんな味か、わたしに教えてくれるだけで嬉しいからね。

[さぁ、わたしが見ている前で食べてごらん。わたしは笑顔で成り行きを見守った。]

(37) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 13時頃

[あの時、面が割れて一瞬だけ触れた。
光の粒子となったそれは、わたしを鬼に変える事はできなかったけれど、面を継いだ者たちの記憶や思念が流れ込んできた。

その中の記憶の一つに、夕顔が居た。
もう一つ、そっくりな顔をした姉。こちらは双子の朝顔というらしい。
夕顔が掘り起こす、曼殊沙華の根。
それをどうやって使ったか、一部始終がそこで語られていた。

篁が代々、この地で名士を輩出してきたかわかるかい?
子どもの浅知恵なんかで太刀打ちできる相手じゃあない。
消されたくなければ、…───あまり欲を張らない事だ]

 わたしが居なくなっても、いい子にしてるんだよ。

[夕顔の柔らかな髪の上に手を置き、そっと頭を撫でた。*]


― 名の知れた家の気苦労 ―

[ 曼珠村には幾つか名の知れた古い家が残っている。
 御門の家や、篁の家などがそう。

 …但し、古い家である分家同士の確執なんかも多い。
 姉と篁の家の二番目の兄さんは婚約しているけど、
 彼処の家には一人だけだ!って祖父の教えに則って、
 あたしは別の家の人間と許嫁になったわけさ。
 親だのその上の祖父祖母だのに嫁ぎ先を決められるなんて
 まるで犬や猫みたいだって、姉は嘆いていたけど。

 実質的に勘当されたあたしの(元)婚約者様みたいに
 家を飛び出してまで言いつけに背くことはしないつもりらしい。

 お金持ちの家だし、大事にしてくれるだろうってさ。
 別に好きでもないけど、家の決めたことだからって。
 そう経たないうちに御門の家と篁の家は婚族になるんだろう。
   その時にはあの赤い花の咲いた別の世界で見た顔と
     もしかしたら顔を合わせることがあるかもしれないね。 ]


[ …もしかしたら引き取られた誰かとも。 ]

[ 婚約者のいなくなったあたしには、
 別の家か、それとも篁の家からか。

 また誰か相手を見繕って兎も角家を出そうって話があるらしい。
 婚約者に逃げられた娘なんて家の恥なんだってさ。
 近くはダメだ、いっそのこと遠くの医者や弁護士を探すかって、
 親戚連中が話しているのを、少し前に聞いた。

 あたし、逃げないなんて一言だって言っちゃいないのにね。
 もしかしたら見合い写真の中に知り合いに似た顔
 あったりしたかもしれないけど、よく見ていないから知らない。

 将来性のない仕事。
 …つまりは辞め易い仕事ということでもある。 ]


 ざんねんです、あきのしんさま
 あきのしんさまが食べてくださらなかったから、私も戻ってきてしまいました

 しかたないので、ここでいっしょにあそびましょう?
 こんどはあなたを恨みつづけてあげますよ


【人】 落胤 明之進

─病室─

[ 病室以外のところで、大人たちが夕顔の処遇について、話し合っている頃だろうか。>>30
 わたしの意識が回復し、起き上がれるようになると、見舞客が時々病室を訪れてくれるようになった。

 両親や家の者以外にも、一度きりだったが、在京中の兄たちも顔を見せにきてくれた。
 どうやら危篤と聞いて飛んで来たらしいが、無事でよかったと胸をなでおろしてくれ、掛け値なしの気遣いにわたしも素直に喜んだ。
 その後、知らない大人たちも入れ替わり立ち代わりやってきて、刑事と名乗る人たちが失踪中の事について尋ねると、わたしは覚えている限りをありのままに伝えた]

(44) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進


 曼殊神社の境内で、鬼渡しをしました。
 鬼に捕まりそうになった時、二人同時に捕まるようにしました。そうしたら、鬼の面が渡される前に、真っ二つに割れて消えて、戻ってこれたのです。

[ 言ったところで不審な顔をされるのが落ちだ。
 ただし、似たような事を他の失踪者から も聞いているのだろう。
 信じていいかどうか、わからないといった様子で首を傾げて部屋を出て行こうとする。
 その前に]

(45) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進


 来島祥子さんは、無事に戻ってきましたか?

[ 彼らが知らぬはずはない。
 わたしが尋ねた名前も、失踪者の中に含まれているはずだからだ。刑事の一人が、無事に保護して家に帰したよ、と伝えてくれる]

 家に帰ったんですね…?そう、よかった…。

[ ようやくわたしは安堵する。胸につかえていたものが取れて、肩から力を抜いた。
 直接会って会話をするのは、もう少し先かもしれないけど]

(46) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進


 …───よかった、無事で。

[ 初めて会った時に泣いていた祥子さん。
 もし、次に会えたら、教科書は無事に返してもらえたか尋ねてみようか。
 自分で解決すると言ってみせた。
 鬼渡しに誘われた時も、境内で共に励ましあった。
 背中に回された腕の強さを、頭を撫でてくれたあの手の優しさを、まだ思い返す事ができる。
 あの時に見せてくれた強さは、きっとこちらに帰ってきてからも、彼女の支えとなるはず]

(47) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進


 ……。

[ 回想の後を追うように湧いた、ほんのりと焦がれるような思いは、出てこないようにそっと胸の中に押し留めて。
 わたしは誰も居なくなった病室で、ベッドに再び身を横たえると、目を閉じて眠りについた。*]

(48) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 19時半頃

【人】 落胤 明之進

─病室─

[身を起こして本を読んでいると、扉がノックされた。
声をかけた後に入ってきたのは、]

 ……。

[年頃は二番目の兄に近いだろうか。ゆうべ見たその面影を重ねて思い返しつつ、初めて見る顔に目を瞬く]

 …きりやま、さん…?

[膝の上に置いた本を閉じて、背筋を伸ばす。
顔は、遊戯に呼ばれた最初の時に、ちらっと見かけただけかな。
言葉を交わす間もなく、すぐに散り散りになってしまったけれど。
名前は知っていた。
伐山さんが搬送先の病院について口利きをしてくれたのだと、ネリエルさんか御門さんから聞いたのかもしれない]

(54) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 21時半頃

【人】 落胤 明之進


 ここを紹介してくれたの、伐山さんだって聞きました。
 ありがとうございます。

[かかりつけの病院は都心にあって、年に数回しか訪れない。
出来るだけ近く、適切な処置が行える総合病院に運ばれて良かったと、母も有り難がりながら教えてくれた]

 ……おかげさまで無事でした。
 伐山さんと、皆さんも無事に戻れたんですよね。
 みんな、あの神社に戻ったんですか?その、……鬼を渡した、順番に?

[あの異世界から戻った時の話を、わたしはよく知らない。
興味が向くまま、尋ねた。*]

(55) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 21時半頃

【人】 落胤 明之進

─病室─

[その日は、母と夕顔が病室に居た。
本来の土曜日だったら父も居たはずだが、入院騒ぎやら何やらでスケジュールの大幅な変更を余儀なくされたそうで、この日は不在だった。
母たちと他愛のない談笑をしていた時に、来客を迎える]

 …───あれ、え、…祥子さんっ?

[予想しなかった突然の来訪に驚いた。見ている目の前で、祥子さんの顔がくしゃりと歪む。ああ、その顔は何度も見た、…けどぉ!]

 ちょっ、うわ、ま、っ…!

[再会を喜ぶ間もなく、いきなり抱き着かれて狼狽える。
声にならない悲鳴を上げた。]

(62) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進

[待って、お母さんたちが見ている前ではず、はずか、しい…っ!

心拍数が一気に上がったが、わたしの脆弱な心臓も、この時は空気を読んでくれたらしい。
発作を起こさず、何とか持ちこたえてくれたけど、顔はきっと真っ赤っかだ。
ああ、こんな顔を見られたくないのに…でも、それ以上に嬉しいから、結局なすがままにされてしまう。
年下の女の子に頭を撫でられる。どうしよう、って思ったのは最初の一瞬だけで、その優しさに思わずわたしも涙ぐんだ]

 謝らなくて、いいんだよ。
 わたしもこうして戻ってこれたし、ね。祥子さんが無事に帰ってこれて、…良かった。

[祥子さんの安否は既に聞いていたけれども、実際に元気な姿を見せてくれれば実感が伴って、嬉しさもひとしおだ。
共に鼻をすすって、再会を喜び合ってから、身体を離す]

(63) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進

[祥子さんの身体が離れると、肩越しに見知らぬ男の人を見た。
お父さんかな?そちらを見て、会釈をした。恥ずかしい気持ちがまた復活しそうで、慌てて目を逸らしたけれど。
一方、目の前で祥子さんは、ポケットから何かを取り出してくれて]

 ……飴?

[手の中に握らせてくれたそれを見て、尋ねる]

 一緒に食べられたら、か…。
 祥子さんが居なくなった後で、食べたよ。
 あの時、わたしもこれに勇気をもらったんだ。

[口の中に飴を含みながら、ネリエルさんに作戦を伝え、御門さんに声を掛けたんだった。それを思い返してから、言葉を続ける]

(64) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進


 でも、あの時は悲しい時や辛い時に食べようって約束したよね。
 どうせなら、今度は別の約束がしたいな。

[例えば嬉しい時とか、楽しい時とか。
甘いのを一緒に食べて、幸せ気分倍増とか。本当は今すぐ食べたいけど、母に一旦止められそうだから]

 今度、また会った時に一緒に食べよう、…ね?

[次に会う約束をすることにした。**]

(65) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 22時頃

【人】 落胤 明之進

─少し前・病室>>59>>60>>61

[伐山さんの紹介で来た病院。
そういえば、主治医の先生も伐山といった。よく見たら、年の頃や顔立ちも似ているかもしれない。身内と仰ってるので、お兄さんなのかな、などと予想をする]

 みんな無事。赤羽さんも…。

[知ってる名前を聞いて、無事と告げられると嬉しい。
赤羽さんが捕まえたのが、伐山さんで。
伐山さんが捕まえたのが、御門さんかな。

同じ体験をもう二度としたくない、といった事を聞くと、わたしも大きく何度も頷いて同意を示した]

 華、…そうですね。綺麗でした。

[言いながら、伐山さんは自分と違う感覚で、あの時の華を見たんだな、と思った。
もう少し尋ねれば、伐山さんの職業とかも聞けたかな。
自分はあの時、言い伝えを利用して、あるかどうかわからない遊戯に参加したくて、期待を込めて華を手折った。綺麗と感じ入るなんて、まったくなかったから。]

(69) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 23時頃

【人】 落胤 明之進

[この後で伐山さんは、ガラリと口調を変えて主治医の先生の事について教えてくれる。
少し砕けた口調が可笑しくて、お兄さんですか、と先ほど立てた予想を尋ねたら的中した。
兄弟仲がいいのか、悪いのか。
口調からきっといいんだろうなと察して、昨夜会った兄たちの事をまた思い出す。

こうして伐山さんは、病室を出て行った。
いい人だな、と背中を見送りながら思う。また機会があったら来てくれるだろうか。
今度は、あの村を訪れた理由について訊いてみようか、なんて。

喜びをそっと噛みしめる。
楽しい予定が、また一つ増えたことに。**]

(70) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 23時頃

【人】 落胤 明之進

─あれから─

[数日を病院で過ごした後、検査も済んで予後も良好で、無事に自宅に戻る事ができた。
引き続き、伐山さんのお兄さんが、わたしの主治医になった。
都心の病院からカルテを取り寄せた。
以降、わたしの身に何かあった時、こちらの病院に運ばれることになる。

退院後はこれまでの生活に戻るはずだったが、少しだけ変化があった。
まずは夕顔を迎えた事。

父の口添えで、我が家に身を寄せる事になったらしい。
住み込みの家政婦と同じ部屋が宛がわれ、親のように面倒をみるという。

下働きという名目だが、夕顔はまだ子どもだ。
庭のほんの一部を掃除させたり、水やりをさせたり。ごく簡単な作業だけを任せるという。
学校に上がれる年齢になったら、ちゃんと通わせるつもりのようだ。

あとは、わたしの遊び相手になってくれと言われているらしい。
少し年が離れているが、常に子どもが身近にいるのが嬉しい。
時々ネリエルさんが送ってきてくれる写真やら絵本やら、そうしたものを一緒に眺めて過ごした。]

(73) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 23時半頃

【人】 落胤 明之進

[そして、変化はもう一つ。
祥子さんが時々、我が家に遊びにきてくれた。
子どもが三人集まると、トランプやらボードゲームやら、遊びのバリエーションも色々広がる。
一緒にオセロもやった。一人ではできない遊びを、思いつく限り一緒にやった。
もらった飴を(ちゃんと許可済のものを)一緒に食べながら、楽しい時間を共に過ごした。

冬が来ると、祥子さんがわたしに手編みのマフラーを贈ってくれた。
外出する機会はほとんどないけれど、首元は常に温めた方が良いから、と。部屋の中でも首に巻いて過ごした。
年が明けて、バレンタインデーにはなんと、う、生まれて初めてのチョコレートをいただいた]

(74) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 23時半頃

【人】 落胤 明之進


 こ、こ、これ、はっ…!

[本でしか、テレビでしか知らないバレンタインデー。
自分は一生関わらないと思っていたのに、きっ、期待してしまうではないかっ!
心臓に不整脈が発生して、そのまま止まってしまうかもと思ったけど……だいじょうぶ、まだボクノシンゾウ動いてる]

 バレンタインのお返しは…何をすれば、いいのかな…。

[母にこんな事を尋ねてみれば、笑いながら色々協力してくれただろう]

 クッキー?マシュマロ、キャンディー?

[色々と種類があって悩んだけど、飴なら普段一緒に食べてるしと、キャンディーを贈る事にした。母は笑って黙って頷いて。
謎の含み笑いの理由と、お返しの持つ理由については知らされないままだったけど、祥子さんは喜んでくれるかな]

(75) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 23時半頃

【人】 落胤 明之進

[祥子さんたちと過ごす季節は、どれも美しくて楽しくて、あっという間に過ぎ去ってしまう。共に二度目の春を迎え、夏を過ごし。
三度目の秋には、季節どおりの彼岸花を眺めた。あの時の記憶は、当時より少しだけ薄れてしまったけど、わたしたちの絆は、これまで以上に強いものになったと実感する。

そして、三度目の冬を迎えた時、───わたしの体調は急変した。]

(76) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 23時半頃

【人】 落胤 明之進

[わたしは意識不明のまま、伐山総合病院にすぐ運ばれた。
クリスマスやお正月を、時の流れを知る事なく、病院の集中治療室で過ごし、

 …───三度めのバレンタイン。

今度また、チョコレートを贈ってくれたら、わたしの正直な気持ちを伝えようか…なんて、心に決めていた。
しかし、その願いを叶える事はなく、……わたしはこの世を去った。**]

(77) vitamin-girl 2016/11/23(Wed) 23時半頃

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