人狼議事


194 花籠遊里

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 お……
 おぼろ、僕は、何時か自分を買って、外に出たいんだ。

[之までに誰にも告げたことの無かった夢を、教えてくれた彼に打ち明ける。

其の為に今は耐えていると、言葉の裏は彼に伝わるかは判らないけれど。]

 答えてくれて、ありがとう。


[ただ、ただ、苦手なのです。

 近付いてはいけないと、何かが警鐘を鳴らします。
 関わってはならないと、何処かが制止をかけるのです。]


 …───『嫌い』になれたら、


[どんなに、楽であったことでしょう。
 それもこれも、僕は花であるからだと。
 何方を好いても、何方を嫌ってもいけないのだと。
 その教えに生きているのだと、ずっと言い聞かせておりました。]


 
 
[言い聞かせて、おり 『ました』 。]
 
 


 ―――…丁助。

[ぽつりと花の名を呼ぶ。
孕む色は、迷いか、戸惑いか。何れにせよ良い感情だとはとても言えないそれを込め。
焔の微笑みは『しあわせ』を宿しているように見えた。

見えたからこそ、言うべきか言わざるべきか。

これが己では無く他の花ならば、もっと上手く丁助に答えを出してやれただろう。
月には告げられなかった。焔が我慢強く耐えていたのを知っていたからかもしれない。]


 お前にとっての幸福が、『外に出る事(それ)』ならば。
 ………叶うと、いいな。


[無責任な言葉の羅列に聞こえたかもしれないが、本心も混ざっており。
しかし、叶える助言をしてやれるわけでも無ければ、
砕くなんて惨い事もできずに。
随分と煮え切らない態度となってしまった。] 


[例え花籠から出られようとも、それが『幸せな形』で出られるとは限らない。
花籠から逃れようとも、あの花主から逃げられるとは限らない。

……浮かんだ『不幸の形』を必死に沈めるために朧は煙をはく。
焔と同じ響きを持った花ならば、音にせずとも分かっているだろうと。]


 ……ん。

[頷く。
不器用な声色を、彼のらしさだと思い込んで。
思い込みたくて。]

 あっ、あ。
 変なこと、急に聞いて悪かった。

[浮かんだ予感は、消したのだ。
消したかったから、訊ねたのだ。

浮かぶ煙は、見えない何かを形作って、消える。]


── 櫻の苗植わりし日 ──

[それは今から二十年以上も前の
 何処にでもあるような、詰まらない昔話です。]


 おかあさん。
 ねえ、どこにいくの?

[ぼくは おかあさんと てをつないでいました。
 おかあさんのあしは はやくて
 ぼくはなんども ころびそうになりました。

 おかあさんは ぼくを みおろしています。
 しらないおうちのまえで とまって。
 おっきな りぼんを ぼくに かけてくれました。]

 くれるの?
 ありがとう!

[ぼくは はじめておかあさんに ぷれぜんとをもらいました。
 おかあさんに ありがとうをいうと
 おかあさんは わらってくれました。
 すごく すごく うれしかったです。
 だっておかあさんは ぼくをみるとき いつもいつも
 おこったような こわいかおをしているからです。]


[おっきなおうちのなかから かみのながいひとが でてきて
 おかあさんは なにかを おねがいしていました。

 わらっているのに こわいかおで
 ながいかみのひとに たくさん おねがいしていました。

 ながいかみのひとに いっぱい かみを もらって
 おかあさんは とても うれしそうにしていました。
 おかあさんが うれしそうな かおをするのも はじめてみました。
 だからぼくも すごく うれしかったです。

 おかあさんは かみをもらって
 そのまま くるまにのって
 ぼくをおいて どこかへ いってしまいました。

 おかあさんが くるまにのるまえ
 ぼくに こう いいました。]


 
 
 「アンタが金になるなんて、最高の厄介払いね。」

 


[その意味を知るのは、もう少し後になってからでした。
 とある女が望まぬ妊娠をし。
 不必要な子供を遊ぶための金に変えた。

 ただそれだけの、詰まらない話でございます。]


【人】 許婚 ニコラス

 へえ、とうもろこしかあ。
 そんなお茶もあるんだね。

[櫻子さんの好きなものをまた一つ知れた、と僕は嬉しく思いながら会話に相づちを打つ。>>65

小説を書いていると漏らせば櫻子が感嘆の声をあげるので僕は慌ててしまった。]

 そ、そんな大したものじゃないんだよ?
 ただの趣味……で。

[なんて頬を桃色に染めて、櫻子の瞳の輝きから目を逸らす。]

 う、ううん…僕の話を?
 それはやめた方がいいんじゃないかな…。

[櫻子は僕の人柄通りの物語を希望しているように見えたから、口に出すのは躊躇われた。しかし変に誤魔化すのも良心が咎めて白状することにした。]

(73) 2014/09/22(Mon) 14時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 僕が好きなのは悲劇だから。

[そう、救いようのない悲劇が僕は好きだった。
それは隣の芝生が青いというより、ほらあそこにあんなにも荒涼とした大地があるのだから自分たちの庭は充分に青いでしょうと確認するような下衆な魂胆。
けれども僕はそこまで赤裸々に語ることはできなくて、こう取り繕う。]

 だって悲劇って安心するでしょう?
 最初から悲劇になると分かってるんだから。

[ふいに櫻子の口から言葉が漏れた。>>66
おそらくはヘクターのことを言っているのだろう。]

 そう、嫌ってないの?それはよかった。
 あんな人でも…こほん、ヘクターさんでも
 嫌われるよりかは好かれる方がいいはずだからね。

[いやあの男なら真っ赤に泣き腫らした顔で嫌がられるのが一番好きだなんて言い出しそうだなと想像しながらも、自分の予想とは逆の言葉を平然と口にする。]

(74) 2014/09/22(Mon) 14時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 うん、出来たらいいね。
 そのときは僕もまた新しいお菓子を持ってくるから、
 櫻子さんの好きなお茶をまた淹れてくれる?

[ずっと此処に咲いているという櫻の花に、僕はささやかな約束を交わした。>>68

やがて櫻の花は呼ばれて席を立った。>>69]

 またね。
 僕、また櫻子さんに会いに来るよ。
 櫻子さんのこと好きだから。

[微笑みを向ける櫻子に何故か好意を表す言葉がするりと口から漏れて。
そんなことを言ってしまった自分にびっくりしながら櫻子の去る背を見送った。*]

(75) 2014/09/22(Mon) 14時半頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/09/22(Mon) 19時半頃


[思い出す昨夜の地下。

男に弄られ、悦ぶ男。
見せ付けられる交わりに、混同したのは過去。

氷の指先。
花の咲き方を教え込んだ籠の主。
嫌悪感に満たされながらも、受け入れ悦ぶ身体。

未知から、力任せに咲かされる夜。]

 …………

[全身を這うような気持ちの悪さに、頭を振った。]


【人】 許婚 ニコラス

[僕は櫻子が去った後も広間でゆっくりしていた。

今宵は別に花を買う気はない。
さりとて独りは寂しいし…。
話し相手を求めて花を買うのもいいだろうか。]

 うーん……。

[だとしてもどの花を。相手は誰でもいいのだが。]

 花主さんに言えば適当に見繕ってくれるかなあ。

[だがお茶の相手を見繕って下さいなんて文句は些か間抜けに過ぎるなと、冷えきったとうもろこし茶を飲みながら思案顔。*]

(80) 2014/09/22(Mon) 21時頃

【人】 許婚 ニコラス

あ、丁助さん。

[ごきげんようとの言葉に顔をあげると赤い花がそこに>>81。]

ああ、櫻子さんとは一緒だったんだけど、
他の蝶に買われてしまったみたいで。

[困りごとがあるわけじゃないよ、と安心させるようににこり微笑みを浮かべる。]

丁助さんは?今暇なの?
それなら一緒に…いっ、

[丁助のそばに寄ろうかと椅子から立ち上がりかけたところで、昨夜の出来事で疼く腰が少し痛んだ。]

(83) 2014/09/22(Mon) 22時頃

【人】 許婚 ニコラス

 あっはは、ありがとね。

[>>88丁助には自分の腰が痛む理由が分かられてると思うと気恥ずかしかったが、心遣いは嬉しかった。
言葉に甘えてその場に座っておく。]

 隣に座る?クッキー持ってきたんだ。
 一緒に食べようかなと思って。

[なんて、さっきまで櫻の花が腰掛けていた場所を示しながら尋ねる。]

 それとも丁助さんは僕なんかとお茶はいや?

[昨夜のことで幻滅されてはいないだろうかと、問いを重ねる。]

(92) 2014/09/22(Mon) 22時半頃

 別に構いはしないさ。だがな、丁助。
 …道を見誤るなよ。
 冷静に物事を見れる『花(ひと)』であれ。

[手折られずに、毒されずに。
その時まで根腐れも起こさずに。
自由になれる時が来れば良いなと、そんな思いを込めて。
年長からの小言に焔はどんな反応をしただろうか。
朧月は珍しくふわりと笑う。
『幸福』であって欲しいと、そんな夢を見ながら。*]


【人】 許婚 ニコラス

 ああ、すっごい喜んで貰えたよ。
 ありがとね、教えてくれて。

[おかげでいい贈り物ができたと礼を言う。>>94]

 うん、丁助さんの笑顔は好きだからね。
 それより丁助さんこそ…その、

[二人の男のまぐわいなんか見させられて嫌だったろう、と口にするのはあまりにも直截すぎて言葉が途切れる。]

 それよりその、
 丁助さんは悲劇と喜劇はどっちの方が好き?

[先ほどの櫻子との会話を思い出して、会話を繋ぐためにそんな話題を差し向けた。]

(95) 2014/09/22(Mon) 23時頃

 冷静に、物事を。

 ……ありがとう。

[朧月の微笑に、赤い花も、笑う。
彼の言葉の真意に、己が気付けていたかはわからないけれど。

真摯な花の気遣いに、唯感謝した。]


【人】 許婚 ニコラス

 そう、幸せに終わる物語…。

[ぱきり、とチョコレートクッキーを噛んだ。
咀嚼すると甘い味が広がる。]

 丁助さんにとっての幸せって?

[いつものように微笑は浮かべず、さりとて重要な話をしているという風でもなく、なんでもないことのように尋ねる。横目でちろりと丁助を見つめて。]

 僕にとっての幸せは…

[なんだろう?

朝、目覚めること。
起きて食卓に着けばそこに家族がいること。
可愛い許婚との結婚が間近であること。
それに関して友人たちが祝いの言葉をくれること。

どれもこれも一つ一つは確かにその瞬間には幸せだと思うものを感じるのだが、改めて考えると分からなくなる。]

(97) 2014/09/22(Mon) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 よく分かんないんだ、
 だから丁助さんはどう思ってるのか聞きたくて。

[多分不幸ってことが僕には良く分からないから幸福も分からないのかな、なんて。]

(98) 2014/09/22(Mon) 23時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 丁助さんらしく、ね…。

[それもそうかもしれない。
本当の丁助さんらしさがなんであって、今それができているのかなんて知らないけれど。
僕が僕であることが出来たのなら、きっと僕は幸せだろう。

…「きっと幸せだろう」?
まるで今は幸せではないみたいな言葉だ。そんなことはない、僕は今幸せな筈なんだ。]

 失くして初めて分かるものかあ。
 僕の失くしたくないものってなんだろう。

[脳裏に浮かぶのは櫻の花の微笑み。
この館に来ればいつもあの微笑を浮かべてくれて、ベルの名で僕を呼んでくれる。
そんな時間を狂おしいほど求めているというわけでもないが、無くなるのは嫌だと思う。

ならば櫻子と過ごす時が僕の幸せか…?]

 …うん、そうだね。
 失くしたくないものはある。

(100) 2014/09/23(Tue) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス

 ならその反対の欲しいものは?
 欲しいものを手に入れた時も人は幸せを感じるのかな?

[自分の欲しいものは…昨夜あの男に暴かれた。
珍しく昼の格好をした彼が寂しげに中庭を去る姿が閉じた瞼の裏を過ぎる。

確かに僕は昨晩大きな悦びを得たし、嘘偽りのない自分でいられたと思う。いつもと変わった格好をしているのを見たときなんて胸が飛び上がったし…

…駄目だ、あの男について考えると何故か胸の動悸が激しくなる。何故かちっとも安らがないんだ。やめておこう。

僕は首を振って思考を中断した。]

(101) 2014/09/23(Tue) 00時半頃

【人】 許婚 ニコラス

[丁助さんは欲しいものを手に入れられてないと言った風な解答だな、と思う。>>102]

 そうだね、欲しいものと一口に言っても
 ただの欲望と夢との違いがあるものね。

[そういえば丁助を買ったあの晩、闖入してきた白い蝶…あの蝶の言い残したことの意味とはなんだったんだろうか。僕は気になって尋ねてみた。]

 そういえばあの蝶は丁助さんに確か、
 「男を買え」とかなんとか言ってた気がするけど。
 あれってどういう意味だったの?

[あの白い蝶と、そしてこの赤い花は何を望んでいたのか、もしくは望んでいるのかを想像を巡らせてみる。
果たして欲望を意味していたのか夢を意味していたのか。]

 言いたくないことなら、別にいいけれど。

[どこか秘密の多いこの花はもしかしたらはぐらかすだろうか。]

(104) 2014/09/23(Tue) 01時頃

[僕が目を背け続けていることと
 彼が表から隠そうとしていること

 ───きっと似ているものだと、判りながら。

 僕は目を背け続け。
 彼は隠している。

 そんな気が、しているのです。]


【人】 許婚 ニコラス

花の生き方に?

[花の生き方に思うことだって?
そりゃあ少しは可哀想だと思うが、花が花であることは仕方ないし。そんなことに思いを巡らせて何になるのだろうと思う。
酔狂なことだ。

…それに、櫻子さんがもしも花でなかったのだとしたら、クッキー一つであんな笑みを見ることはできなかったろう。

求める者がいて、求められる者がいる。
それでいいではないか、この館では。]

そう、それは…珍しい人もいたものだね。

[なんて、また一つチョコレートクッキーを手にとって歯を立てた。**]

(107) 2014/09/23(Tue) 01時頃

許婚 ニコラスは、メモを貼った。

2014/09/23(Tue) 01時頃




 …───すき、です。
 
 


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