72 人狼戦隊ウルフマン ーThe Movieー
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 00時頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 01時頃
俺は大丈夫、大丈夫だけど―――…
ホワイトの通信が、途絶えた。
あいつに、何かあったのか……ッ
[ぎり、と奥歯を噛みしめる音。]
……一旦、そっちへ戻る。
[短く呟くと、通信を切りバイクに跨った。]
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― ネオ・トーキョー:一軒の和菓子屋前 ―
[無事な建物を背に街を眺めていると、俄かに辺りに濃い瘴気が垂れ込めてくる。 ヨーランダの配下達>>2:116の持つ重圧の気配に、伏せ掛けていた瞼を薄く開け、また一つ欠伸を零し]
――……ここも煩くなりそう、かな。
[ぴるっと耳を震わせてから、ゆるゆると預けていた壁から身を離す]
ま、がんばってね。
[同輩の配下達が此方に気付いたか否かは知れないが、そう呟いてから無事に残っていた樹木へと身を移す。 件の和菓子屋が眼下に見える其処で枝に身を横たえながら、静かに瞳を伏せた]
[頭上の耳だけは周囲への興味を示すよう、ぴんと立てたまま]
(13) 2011/12/18(Sun) 01時半頃
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― ??? ―
[半狼虫を植え付けられた水道管は、徐々に侵食を続けていた。 ネオ・トーキョー中の全域に広く根を張った金属の管が、仮初の命を得て脈動を始める]
[今、夕刻の転寝から目覚めた一人の少女が、厨房へと向かっている]
「ふわぁ、のど渇いちゃった。……あれ?出ない?」
[きゅ、きゅ、と蛇口を捻るけれど、そこから供給されるべき水が流れる事は無かった。 ぽつり、と一滴、赤い雫が落ちるのみで]
「え……――きゃぁぁっ!!?」
[蛇口が浮き上がった、と思う間も無く冷たい金属の管が伸び上がり、少女の身体を締め上げる。 宙に磔にされた少女の白い貌は蒼さを増して行き、やがて、少女はくたりと意識を手放した]
(14) 2011/12/18(Sun) 01時半頃
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[半狼虫を植え付けられた水道管は、徐々に侵食を続けていた。 各地で芽吹いた其れは、人々から精気を吸い上げて、徐々に、徐々に広がって行く]
[今、水場へと向かった者が居るのなら、次に犠牲になるのはその者かもしれない。 哀れな少女、病に倒れた子を看病する母、風呂に湯を張りに行く孝行息子]
[何れにせよ、囚われた者は精気を失い打ち捨てられるか、人狼族の拠点にまで吸い上げられて行くか――]
(15) 2011/12/18(Sun) 01時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 02時頃
― ウルフバスター研究所 ―
[半狼虫を植え付けられた水道管は、徐々に侵食を続けていた。
人狼族と対立するウルフバスター研究所とても、全くの例外では無く]
[そしてまた今、生きた金属管は獲物>>+2を見付けた。
悲鳴を上げる間も無く捉えた獲物から養分を吸い上げようと蠢き、一拍]
[管が暫し思考するよう蠢いた後、彼女の姿は既に其処には無かった]
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 02時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 03時頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 20時頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 21時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 21時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 21時半頃
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[和菓子屋を眼下に見下ろせる樹木の先で、硝子が大きく砕ける音が響いた。 その中を、全身に赤いスーツを纏った人影>>105が、小脇に店主と思しき人物を抱え飛び出して行く]
あーあ、壊しちゃった。しーらない。
[軽口を口にしながらも、金だけ開いた視線は赤い男の消えた方向へと。 そして赤い男と入れ違うようやって来た男>>113が、白い光>>117に包まれる]
あれが、ウルフキラー。 ――いや、ウルフバスター……か。
[独りごち、その場から掻き消えるよう去る。 もう此処に楽しい事は残っていないようだから]
(37) 2011/12/18(Sun) 22時半頃
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[それから暫く。 ぴろぴろと軽妙な呼び出し音を受け、通信機を取り出す]
……どうした? ああ、あの半狼虫――ハイドロリュコスの生育は順調?そう、よかった。
[相手は直属の部下の一人で、変わった事があれば報告するように言い伝えてあった。 水道管に植え付けた半狼虫の調子は良好のようだ。 けれど、相手が伝えたい事はそれだけでは無いようで]
ハイドロリュコスが面白い物を拾った? 黄色の――……そう、分かった。ボクが戻るまで持て成してあげてね。うん、丁重に。
[可愛いペットが思わぬ拾い物をしてきたらしい。 連絡をしてきた部下へは、暗に獲物に手を出すなと言い置いてから通信を切った]
(38) 2011/12/18(Sun) 22時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 22時半頃
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― 人狼殿・貴賓室 ―
[丁重に持て成すように、との命令通り、櫛田杏菜は来客として扱われていた。 服に隠されるよう仕舞われていた黄のウルフバスターは首元に晒す形へ変えられているものの、衣服の乱れも無い。 少々疲弊して見えるのは、病魔の瘴気に当てられた後遺症か、ハイドロリュコスに捉われた際の影響か]
……ご機嫌は如何かな?
[華美な装飾が為された扉を開けた後、内側から業とらしいノックをしてみせ、彼女の対面に置かれたソファへと腰掛ける。 杏奈の前には猫脚のテーブルが置かれ、取り取りのプティフールと温かい湯気を上げる紅茶が設えられている]
(43) 2011/12/18(Sun) 23時頃
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毒なんて入ってないから、遠慮しなくていいよ。
[自分の分として設えられていたカップへ紅茶を注ぎ、茶菓から深い赤色の一つを選ぶと口に運ぶ]
――……!
[ぺろりと舌を出し紅茶のカップをそろりと戻してから、目の前の女――黄のウルフバスター保持者――へと向き直る]
ボクは、“黄昏色の十戒”ミケイレーチェス。人狼族を統べる御方の配下だよ。 ね、キミの名前は?
……教えてよ。いろいろ。
[貴賓室――捕虜の為に設えられた、特別な檻。 表面だけは来客を持て成す体を張付けた豪奢な部屋のソファで、ゆったりと身を寛げ微笑んだ]
(44) 2011/12/18(Sun) 23時頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 23時頃
ミケは、喉の渇きが無い訳では無いだろうに、茶に手を付けようとしない獲物を面白げに見遣る。
2011/12/18(Sun) 23時半頃
[女の「何が入っているか分からない」という返事にくすくすと笑んで、一つ茶菓を摘み上げる]
ふぅん、おいしいのに。
ボクは外で暴れてる奴等と違って繊細なんでね、可笑しな物は口にしないようにしてるんだ。
[ソースで赤く染まった指先を舐め上げて、せせら笑いを貌に乗せる。
その笑みが、女の言葉>>+4を受け引き攣る。けれど、直ぐにそれも笑みごと表情を消して]
……ボクの名前は、ミケイレーチェス。
ドナルド様に貰った名前なんだから、間違えないで。
いい歳して、人の名前は間違えたらいけないって知らないの?おばさん。
[顔を背けた杏奈の苛立ちが、対峙する己だけではなく、彼女自身に向いている事など知らない。
熱い紅茶でひり付く舌を苛立たしげに鳴らすと、睥睨した]
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/18(Sun) 23時半頃
そう言わず付き合ってよ。
ボクとお茶したいって、外の人間は言ってくれたよ?
おばさんは、一緒にお茶飲んでくれる人も居ないんじゃない?
[苛立ちを抑えぬまま、相手の軽口へ軽口を重ねる。
男女問わず足蹴にした際の事を小気味良く思い出し、それでも多少機嫌は上向いたか]
ええ?どうかな。
ボクが訊きたいこと教えてくれて、其れ――くれたら、返してあげるかもしれないよ?
[其れ、と黄のウルフバスターを指差す。
尤も、一旦は身を返した所で殺さない保証は何処にも無い訳だけれど]
ミケは、杏奈の胸元のウルフバスターが光を放つのを、眩げに瞳を細めて見遣った。
2011/12/19(Mon) 00時頃
[光が柔らいだ頃、薄らと開けた瞳が眇め見るよう黄のウルフバスターを捉える]
――いまの、なに?
[狼煙のよう誰かに救助でも求めたのなら、好都合。
白百合が取り逃がした赤い男や、まだ残る黒青の二色――緑がある事は知らない――がやってくるというなら、のこのこと姿を現した所で捕縛すれば良い]
キミのでないなら、誰のものなの?
粘土遊びは人間の仔がするものでしょ。ボクには必要ないから、それを貰う。
[もしそうでなく、何がしかの攻撃を人狼殿に仕掛けたというなら。
どうしてくれようかと相手を睨め付ける瞳は自然きつくなる]
[けれど、杏奈の胸に押し抱くよう漏れる光に伸ばした手は、触れる前に止まる]
……?なに?
[突如浮かぶ不快感に、薄い胸元を押さえる。
そこに埋まる金の玉石を無意識に空いた指でなぞり、伸ばした腕を下ろして]
分かった、訊かない。
でも、じゃあ、キミごとドナルド様に献上することにするね。
[扉の外へ控えていた部下へ声を掛けると、杏奈をドナルドの下へ連れて行くよう指示を下す。
貴賓室はもう使用しないから、扉は閉ざすようにと付け足して]
赤も白も――黄も、単独で動いている訳じゃない、てことか。
[短い茶会の中、僅かにだけ得た情報を反芻した]
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[長に杏奈を引き渡すと、一度ソファに身を深く沈めた。 先程ウルフバスターに触れようとした際に感じた不快に、胸元をきつく握る]
はぁ、きもちわる。 ……定期健診、サボってるのがいけないのかな。
[研究所の爺に注意されたばかりだからか、そう呟いて。 そのままうつらうつらと微睡み掛けた所に、長の執事より連絡>>46が入った]
赤い男には、手を出すな――? 構いませんが、何故そんな……いえ、詮索はしません。御心のままに。
[長が赤の男へ向ける執着に興味が無い訳では無いけれど、長の命は絶対。 ただの駒である自分が疑問を挟む余地も無い。 己が退室するまでは片付けられなかったらしい茶菓を一つ摘み、冷めた紅茶で流し込む]
(58) 2011/12/19(Mon) 00時半頃
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[貴賓室から退室し、自室で広いベッドに埋もれていると、また通信機が着信を告げた]
……ふぁい。
[横になり表示を見ないまま耳元へ通信機を当てて、暫し。 着信が通話ではなくメールだという事に気付いて、重い瞼を上げる]
だから、ボクはミケじゃないって……いうか。 ボクに命令するな、電波女。
[通信機をぽふりと放り投げ、同輩>>52からの伝達は無視を決め込んだ]
(59) 2011/12/19(Mon) 00時半頃
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調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/19(Mon) 01時頃
……おーい、マコ。
今何処にいんだよ。
[殴らせるような言葉を吐いた手前、
直ぐには通信でも呼びかけられなかったが。
玲司や穣司の言葉に押されるように、口を開いた。]
…………
……あっれ、おーい聞こえてるかー!
[真琴からの返事が無い。
しかし通信が切れている訳でも無さそうで。
彼女の気持ちなどいざ知らず、さらに呼びかけてみる。]
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/19(Mon) 04時半頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/19(Mon) 22時頃
調律師 ミケは、メモを貼った。
2011/12/20(Tue) 00時頃
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