194 花籠遊里
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以前の"丁"の話は、耳にしております。
[舌這う感触に息を呑んだ。
きゅ、と触れる指先を軽く握る。]
……ええ。
丁は、蝶では御座いません。
真似事をしても、決して飛ぶ事は出来ぬ花。
[首に痕残す感触にさえ、逆らえずに居る、哀れな花。]
[彼が何を思い"特別"だ等と告げるのか。
気付ける程に彼や"丁"を、己は知らず。
この己を閉じ込める花籠の主を、好ましく思う事は無く。
けれど、逆らい立場を危うくする賭けに出るでもなく。
行きません、とは言わず。
この花籠の外を望む唇で]
花は、飛べはしないのですよ。
[とだけ、繰り返し。]
[そうして拾わぬものから目を背け
それは『大事(しあわせ)』ではないと、謂い聴かせるのです。]
もし、違えば。
縁起でもないことをと、櫻の花を叱ってください。
[何故、探すことが出来ないのか。
何故、謂い聴かせねばならぬのか。
何故、大事な物を持ってはならなかったのか。
判らぬなりに拾う言葉と、判らぬ僕に聴かせる言葉で
綾取りのように完成した言葉を紡ぎました。]
―――藤之助さんに、何かございましたか?
[きゅうとその身を少しばかり
強く抱きしめたのでございます**]
明日の明け方。
沈丁花に降り積もる雪は。
それは多くあるだろうねえ。
[丁は“蝶”に在らず。
花は飛ぶに在らず。]
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[「識っているぜ」
淡い指の感触が胸を突く。 彼は僕の何を識っているのだろう。 僕ですら知らない僕の何を。
僕とは一体]
(63) 2014/09/20(Sat) 03時頃
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なにも、変わらず…
[鸚鵡返しに彼の言葉を繰り返す。
きっとこれから僕は許婚と結婚して新しい姓を得る。家の稼業を継いで親の築いた財を富ますことに老いるまで執心することになる。子もできることだろう。
そんな人生を今までと変わらず…
何一つ不幸の無い幸福だと思っていた生が改めて眼前に突きつけられ、途端に虚無感を覚えた。
頬を息が吹く。
自分よりも長く、そして異なる生を送ってきた男の匂いが僕を囲っているような気がした。
彼の纏う空気は一体どんなものを積み重ねて得られたものなのだろうか。
羽ばたき方を識りたくて。
やっと得られた理解への渇望と共に、
僕は悪辣たる毒蛾の誘いに頷いた。]
…はい。
[無知ゆえに毒を喰らうのではなく、
毒と判っていながら溺れる危うさで。]
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あっ…。
[ふいに引かれる強引さにされるがまま、 踏鞴を踏んで身体が毒蛾に寄る。 手首を掴む慣れぬその力の強さには、 抵抗の意思さえ湧かない。
その代わり頭に浮かぶのは、 思いの外温かいな、なんてことばかり。 初めて味わう従わせられる感覚に 悦びすら覚えていたかもしれない。
彼は小姓に花を一輪摘んでくるように言いつけると、理由を尋ねる小姓に言い放つ。
「可愛いニコラス坊やの躾に」と。
その笑みにぞくりと背筋が震えた。 それは恐怖ゆえに這い上る感覚ではなく…**]
(64) 2014/09/20(Sat) 03時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/20(Sat) 03時半頃
[彼の人生には、安寧という言葉以外は存在しないのだろう。
恵まれた、と言えば聞こえは良いが、定められた生だ。
敗北の味を、従属の甘美を彼は知らない。
最初は傲慢な上流階級然とした態度に些細な興味。
次は蝶になりきらぬ横顔への好奇心。
果ては初体験に憧れる乙女のような彼に喉が渇いた。
深窓で育てられた彼の期待は、何処か幼く危うい。
されど、熟した果実のように蜜を滴らせ、己を誘う。
彼の傍が似合うのは白馬の王子様でも、可憐なお姫様でもない。
羞恥を掻き立て、下卑た悦びで彼を穢す、悪徳な支配者だ。]
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/20(Sat) 12時半頃
[もしかすれば最初から彼の毒気に
魅かれていたのかもしれない。
家の者が見れば眉を顰めるであろうこの男に
恐れどころか好意を抱いたのは何故か。
未知への興味だけか?
僕は無意識に自分の求めているものが
分かっていたのではないか。
純白の処女雪然とした己の人生を穢す
荒々しい足跡を望んでいると。*]
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ー地下牢ー
[今日は二人で暗い地下牢の中へと降り立つ。 三度目ではあるが、慣れるということはなく、 むしろ回を重ねるごとに緊張は増すようだ。
櫻色の恋人との逢瀬のような晩、 彼岸花の優しさに抱かれる夢、 そして今宵は……
肩を抱き寄せられる感触にどきりと心臓が飛び跳ねる。腕はすぐに離れるが、齎された緊張感にいつもの微笑を取り戻すことはできそうにない。]
(69) 2014/09/20(Sat) 15時頃
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[彼が告げた茶番にこくりと従順に頷いて、花になった自分というものを想像してみる。
あくどい客とは目の前のこの男のことだろう。自分で自分をあくどいと称するとは。 可笑しさに笑みが漏れそうになるが、おそらく売られてきたばかりの花はそんなことをしない。
代わりに眉を下げて不安そうな顔を形作って見せると、裸体を晒すことを命じられた。]
分かりました…。
[今夜の自分はニコラス坊やではない。 その呼称に実感すると、まずシャツの一番上の釦に細長い指をかけゆっくりと外した。
暑い夏の日ですら折り目正しく閉じられているはずのそこに、霧雨で下がった地下牢の空気が触れる。 続いて二つ目、三つ目と釦を解いていくが、薄い肌に触れる寒気に反比例するように身体の温度は上がっていくようだった。
釦を全て外しシャツを脱ぎ捨てる段になって、隙間から僅か見えてるばかりに過ぎない肌を覆うものがなくなることに不安を覚える。 不安を気取っていただけの表情は本当の羞恥に歪む。
それでも、一呼吸置くと僕はシャツを床に放り捨て、細い白い躯幹をあくどい客の視線の下に捧げた。]
(70) 2014/09/20(Sat) 15時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/20(Sat) 15時半頃
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[自分の肢体が果たして男の欲を惹くものなのかは分からぬ。 だが少なくとも目の前のこの男の興味は掻き立てるものらしいと、上下する喉を見やり思う。
彼が続けて語る可哀想な花の詳細に皮肉めいた笑みが口許を歪めるが、それもすぐに消え。
彼の打つ芝居にしおらしい声で答える。]
はい、それはそれは優しく。
[彼岸花のそれが末席の花に教え仕込むためのものだったのだとしたら、さしずめ転落した人生を哀れまれ、せめてもの施しに苦痛だけはないように…そんなところか?
身体を舐める視線が茶番に真実味を肉付けしていく。]
……。
[腹を撫ぜる暖かい指に、唇を湿らして張りつめる自分の気を宥める。瞳を彩る金の睫はしきりにまばたいて灯りを反射した。
やはり嬲るように眺め回す視線を受けると、羞恥に頬が朱く染まって。 脱衣の続きを命じる声に目を伏せて、自分の細い腰に衣服を縛り付けているベルトを解いていく。]
(79) 2014/09/20(Sat) 17時半頃
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[もう一人の観客となる者の存在を示唆されれば、自分はこんなところで何をやっているのだろうと、一寸我に返り外の明るさを思い出して。 その思いはこの地下牢の薄暗さを引き立たせ、自分は辱めを受けているのだという事実を濃く浮かび上がらせる。
何ももったいぶることはなかろうと一息に脱いでしまうために下穿きごとスラックスに指をかけると、>>78白い正装に身を纏った赤い花がちょうど現れる。]
あ…。
[彼の姿のなんと凛としていて艶やかなことか。 僕は彼から視線を引き剥がすと、羞恥に身を打ち震わせながら、指をかけた手を下ろして己の下肢を完全に外気に晒した。
そしてこれでいいのだろうかと尋ねるように、伏せた目をちらりと寝台の上の男に向ける。]
(80) 2014/09/20(Sat) 17時半頃
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[下肢をじっとりと注視されると、顔の温度がぐっと上がり頬から火でも吹いているのかと思うほどだった。 こんなにもまじまじと他人に恥部を見られたことなどない。 それでも覆い隠すことなどせずただ眼光に耐える。]
…っ。
[性器を軽く弾かれれば屈辱に口許が歪む。 常に微笑を浮かべてきた僕の表情が、毒蛾によって乱され、薄い肌を紅に染め上げられていくのであった。
途中、丁助がどこか案じるような視線>>88を向けてくる。もしもこれが無理強いだったとして優しい優しい彼は如何してくれるというのか。 好奇の色が目に浮かびそうになるのを抑える。]
(91) 2014/09/20(Sat) 20時頃
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[あくどい客は更なる奉仕を命じる。 場末で厠代わりとは一体何を意味するのか。 あまりよくないことであろうという想像しか働かぬが、言われるがままに彼の膝に手をつく。
傲岸不遜に言いつけられた命令が彼の逸物への口淫だと理解すると、これが屈従するということかとぞくりと寒気のようなものが身体を走る。
いや、これは寒気ではない。悦だ。 大きな彼のものが映り込む僕の瞳には、恐怖の色などなかったろう。そこにあるのはただ期待。]
んっ…
[後ろに触れる感覚がして、丁助が言われた通り自分の入り口を解そうとしているのだと分かった。
口淫の経験など勿論無いし、どうすればいいかは分からない。けれどもぼさっとしていたらあくどいお客様は機嫌を損ねてしまうだろう。
僕は口を開けて舌を突き出すと、震えながら彼自身を口に含んだ。鈴口の形が舌に触れて確かに自分がそれを口にしているのだという実感が湧いた。]
(92) 2014/09/20(Sat) 20時頃
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ふっ、ん……
[あのニコラス坊やが男の陰茎を口に含みながら自身と秘部とを刺激されて悦んでいる。そんなこと家の者の誰が想像できようか。 そう思うと、屈辱でたまらない筈のこの状況が途端に愉しく感じられてくる。
深く、剛直なそれが口の中に収められていく。 顎の小さな僕には苦しみとなったが、青臭い香りが彼のものだかそれとも自分のものも含まれてるのか分からない程度には、僕は背徳的なこの瞬間に逸楽を覚えていた。
舌へそれを擦り付けられれ、口腔を犯すように揺らされれば、空気が口から漏れ苦い味が広がっていく。 荒々しく奉仕させられながら、後ろは優しく解きほぐされれば、違った二つの快楽に息が上がり、無様に空気を求めて呼吸した。]
(100) 2014/09/20(Sat) 21時半頃
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[前髪を掴まれればまさにその様は完全な服従を表しており、ちらりと彼を見上げた瞳にはもはや恥辱よりも悦びの色の方が勝っていたか。]
んっ……!
[ふいに体勢が変えられ、大きく攪拌される内部に驚きの声が上がる。しかしぎゅうと寄せられた眉は苦悶ゆえではなく。
口から逸物が引き抜かれれば口で大きく呼吸をした。 呼吸で上下する胸に今まさに咥内に含んでいたそれを擦り付けられた。 びくんと敏感に身体が反応する。]
あっ…く、
[荒い吐息には艶が乗せられ、口許は微笑ではなく嬌笑のために孤を描き始めていた。
自分が、決して甘くはない、けれどもどうしても甘いと感じてしまう快楽の中へ溺れていこうとしているのが分かった。]
(101) 2014/09/20(Sat) 21時半頃
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ニコラスは、ヘクターに話の続きを促した。
2014/09/20(Sat) 22時頃
[優しくしているのは、きっと己の為。
好き好んで花籠に咲く訳ではない己を慰めるための。
せめて、愛無くとも優しさが在って欲しいと望む、傲慢な花。
錆色の蝶の真逆に。]
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[横暴さに似合わぬ髪を撫ぜる温かみは、 甘露となって己の痴態を肯定する。
ヘクターも欲情しているのだろうか。 その吐息に熱さが含まれているのを感じ取れば、奉仕が報われる悦びを知る。]
う……はい。
[精を塗り込めよとの命令には流石に躊躇するが、細長い指を伸ばして滴る液に穢させる。 そしてぬちゃりと水音を立てながら自らの胸の突起に触れ始めた。 そうすれば熱源は容赦なく清潔だった卵型の爪先すら穢していく。]
(106) 2014/09/20(Sat) 23時頃
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[身体の隅々まで目の前の悪辣な男に犯されつつあった。 声すらも犯さんと彼は啼き声を所望する。]
あっ、ふ……。
[不器用に声を漏らし始めると、彼は肩を掴んでぐりりと突起を嬲った。]
ああっ…!好い……、
[櫻の花のように可憐な声でもないが、それでもいつもより少し高い媚びた声が漏れた。 自分の耳に届く自分自身の声の無様さにまた羞恥の感情が浮かび上がる。溺れて、羞恥してのサイクルは僕をより深淵へと導く。
優しく解され続ける後ろからも微かな水音が響いていた。]
(107) 2014/09/20(Sat) 23時頃
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……叱らないさ。答えは否だから。
何かあったわけじゃない、良くある話だ。
花籠から花が一輪消えるなんて、何度もあったろ?櫻子。
[日が昇ってから嫌な胸騒ぎは収まる気配は無く、むしろ増すばかり。
一目藤の花を見ようと訪れた時には、部屋は『何も無くなって』いたのだ。
『どうして』そうなったかまでは察せない、解らないが。
花がどうなったかなんて、想像するのは簡単だった。]
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[己の粒に液を塗り込め摘んだりなどしてみる。 後ろの孔を弄られ続けている快楽が伝播し、その胸の突起を慰めることにすら感じているように錯覚する。 それとも錯覚ではなく本当に感じてしまっているのか。だとしたらそんなのは……
頭の中を見透かされたかのように毒蛾に詰られ、言葉によって辱められる。 実際には花ですらないのにこんな痴態を晒しているのだ。言葉による陵辱に脳内がじんと痺れる。
きっと、本当に一番淫らなのは胸で感じてしまっていることよりも、詰られて悦びを露わにする自分の顔だったろう。]
んあっ、
[白い飛沫が胸に降り注いだ。 雄の臭いに包まれながら白く汚れた自分の身体を見下ろし、自分の頭の中のどこか冷静な部分が「本当にこれは自分か」と問うた。
これは本当にニコラス・ベルか。 男のものを咥えて、精に塗れて悦ぶこの人間は。]
(113) 2014/09/21(Sun) 00時頃
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[良き按配…その言葉が意味し期待させるものは明白であった。 指が退いた孔が微かに収縮する。既にそこは快楽を覚えて足りないものを求めているというのか。認めたくはなかった。]
んあっ、
[臀部を左右に開いて膝の上に導く手の温かみにすら小さく声が漏れる。頬へ落とされる接吻に眦が熱っぽく潤んだ。 窄まりに口に含んでいたそれが宛がわれるのを感じ、緊張を逃がすために吐息を吐いた。
視座の変わらぬ場所にある歪んだ唇が毒を紡ぐ。 今日も、昨日も、別の男に。 それはまさしく事実であり、淫蕩に溺れた自身の現実を示していた。]
あぁーーッ!!
[涙が頬を伝うがそんな感触は知覚できず。 自分が啼き声を高く上げていることにも気づかず。 逸らした身体は貫かれる衝撃に支配されていた。 一人の男に掌握される悦びに。]
(119) 2014/09/21(Sun) 00時半頃
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[年期がいつか明けたなら。俺自身も、彼の年期も明けたなら。
本当の名前をそっと教えるつもりだった。
柔らかな音で奏でられる名の音を聞きたかった。
雪山にかかる月も、『本物の朧月』も共に眺めたかった。
身に余る望みは砕け散り、砂のように落ちていく。]
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あ、うぐっ、うぁ…!
[赤い花のそれとはまるで違う荒々しい質量。 それが律動を開始したのなら、僕は悲鳴を上げる為の空気すら満足に得られずに体内を攪拌されていく。
初めて振るわれる暴力。屈服。 それに快楽を覚える倒錯的な自分がいることに気づくと、叫びとも呻きともつかぬ音を発していた喉は、甘い高い媚を発させるようになる。]
ひ、いや、好い…っ!
[己を貫く獰猛に、段々と涙を流していた瞳は求めるものへと変質していく。 圧倒的な力の下で僕は、剥がれ剥かれ自分自身さえ識らなかった本質を暴かれていく。]
(129) 2014/09/21(Sun) 01時半頃
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[吐息、嬌声、だらしなく垂れる唾液。 何の偽りようもなく僕の口から漏れていく。]
あぁ、もっと、んあぁ…ッ!!
[やがて僕は壊れたように、自分を壊す暴力を求める言葉を口にし続けるようになる。
自分の姿がどう見えるか、自分が何をしているのか。そんな余計なことを考える隙はもうない。 ただ自分を襲い来る快楽に従うだけ。
敗北、隷属、屈従、悦楽、暴悪……
それが壊れた美が狂い求めるものであった。]
(130) 2014/09/21(Sun) 01時半頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/21(Sun) 02時頃
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