43 朱隠し
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[ ――寂しい、 と 。
意識 をすれば するほどに
孤独は 深く なっていく]
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は……ははははっ! っは、ははは!
[ 乗り出して前に出た掌は地に落ちて、四つん這いのまま、項垂れた春松の口からわらいが出る。]
知らなきゃ良かった。 ……何もかも。
[ 解れた髪が目にかかる。 ゆっくりと立ち上がり、汚れた着物を手で払った。ところどころ破れている、粗末な着物。 繕う糸も、それを買う銭もない。]
(274) 2011/02/15(Tue) 20時頃
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その穴を埋めたいから
人の子を攫うんだ。
何故それがいけないのだ。
―― 穴 を 、 埋める ――
[藤乃助の言葉に、赤褐色の眸が、揺れる]
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人を惑わす化物め。 たった一人の肉親の、心を、身体を、奪われた哀れな子どもが、どんな思いで日々を生きているか……
こんな事を聞いても、何とも思わぬのでしょうね。
神にとっては、人など虫ケラと同じなのでしょうから。
[ 汚れた顔を袖で拭いながら淡々と言う。 振り返り、藤之助と、華月斎とを交互に見やり、
憔悴しきった顔で、その場を離れようと石段に足を向けた。**]
(278) 2011/02/15(Tue) 20時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/15(Tue) 20時半頃
[男は、人の子を攫う事を、肯定も否定もしていなかった。
"神隠し"は、自分以外のアヤカシにとって必要な事のようだと薄ら感じていたし、
そも、"神隠し"事態に、男には興味を惹かれなかったのだ]
[人の子を連れ去る事に興味を持てなかったのは、男のアヤカシらしくない部分で、
興味が無い事には一切無頓着、それはアヤカシらしい男の一面だったのかもしれない]
[けれど]
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――ああ。 にいさんも、人ではなくなりましたか。
[ 藤之助の言>>282に足を止める。]
アヤカシの思いなど知ってどうなると? 人がアヤカシに何をしました? 祭って、供え物をして、丁重に扱えど、何も害する事などしておりませぬ。 それでいて、勝手に人を浚い、遺された者の幸せも、生活も、滅茶苦茶にして。
[ 歯噛みする。 握りしめた拳の間から流れる赤が、雪に色を添えた。]
――赦さない。
(289) 2011/02/15(Tue) 21時頃
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春松は、華月斎に話の続きを促した。
2011/02/15(Tue) 21時頃
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[ 石段から下を覗く。 ここから一思いに飛び降りてしまおうか。]
にいさん……
[ 撫でてくれる手などどこにもない。 遊びに興じる子どもらを羨もうと妬もうと、「一緒に遊ぼう」と手を引いてくれる「友達」など、もう存在しない。 春松は「子ども」ではなく、「使用人」だから。親の庇護がある者・生家のある者とは「違う」存在だから、遊んでいては生きていけない。 辛さに泣いても抱きしめてくれる腕もない。 肌の温もりなど、とうに忘れてしまった。
春松は、しばらく虚ろな目で下を見ていた。**]
(293) 2011/02/15(Tue) 21時半頃
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[風は言葉を運ぶ。
人の子らの言葉も。藤之助や華月斎の言葉も]
……会って話をしたら、触れたくなる。
俺たちが持ちえない温もりを持つそれらを、知りたくなる。
[鳥居の上。
面を外したアヤカシはくるくるまわる風車を、冷たく見降ろしながら]
触れたいと思えば、欲しくなる。
人の子を己が手で、花の様に咲かせたくなるものだ。
[くるりくるり。
回る風車へ、そっと口接けを落として。
まるで憐れむように、
その赫い眸を縁取る長い睫毛を震わせた]
触れたい…………相手に触れたい?
[今までそう思って人を攫っただろうか。
――否、ただ隙間が埋まればとそれだけで]
[寂しさは、いつしか消えていた]
[目の前の相手が友でいてくれると、
人のように扱ってくれると、
それだけを喜んでいた]
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― 石段 ―
[ どれ位の時間、そうしていただろうか。 鼻水がかじかんだ足に落ちて、その感覚で我に返る。]
戻ろう……。 僕がここで死んだら、店の評判が落ちてしまう……。
[ 主人には恩がある。 死んでまで迷惑をかけたくはない、と、ずるむけた膝をゆっくり曲げながら、石段を降りる。]
(326) 2011/02/16(Wed) 00時半頃
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[ 背中に声をかけられ、弱弱しく振り返る。 狐の面が見えた。]
ああ、アヤカシ……。 やっぱり、あなたも、人攫い、なんでしょう?
[ 定吉の話を思い出して昏い笑みを浮かべた。]
(330) 2011/02/16(Wed) 00時半頃
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手を、差し伸べる……。 定吉さん、は? こちらに帰ったという事は、手など必要としていなかったのではないでしょうか。
[ 見ていると、何かが放られる。]
……っと!
[ 慌てて受け取った。]
もの、は、触れるんだ……。
(333) 2011/02/16(Wed) 01時頃
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[ 合わせ目を離すと、軟膏だと分かる。 掬って、膝に脛に塗りながら、春松は鼻を啜った。]
どうしてやさしくするんですか。 僕から、にいさんを、しあわせを、せかいを、奪っておいて。 足が治れば、恨みが消えるとでもお思いですか。 返しては、くれない癖に……。
[ 言っても詮無い事だとは、藤之助の言葉から、知ってはいたけれど、言わずにはいられなくて。]
(335) 2011/02/16(Wed) 01時頃
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[ 声色の変化に、微かに首を傾げるも、面に隠された表情は見えず。]
僕は、失う前からにいさんが大切で、 それはこれからも変わらない自信がありますけどね。
[ 負け惜しみのように、子どもは反発の声を漏らし。 それでも貝の中の薬を塗り終えると、また合わせてウトの近くの地に置いた。]
……ありがとう、ございました。
(337) 2011/02/16(Wed) 01時頃
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俺はああいう捨てられた子犬のようなものに弱いのだ。
……それに藤のしりぬぐいは俺の役目だろう?
俺は藤の親みたいなものだからな。
俺も、子犬のように拾われたのか?
[くすぐったそうに返事をする、あれから随分時は過ぎたかもしれないが今でもまだ子供のまま]
親、の……そうだな。俺もウトは親だと思っているよ。
そのウトへ、もう一つ頼みたい。
俺はどうしても朧を気に入ってしまったから
“一緒に里に行きたい”んだ。
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……言われなくても。
[ む、と唇を引き結んだ後]
礼? 握り飯の?
……山の神も、案外律儀だ。
たかだか一握りの、塩も振ってない麦飯が美味いとは。
[ 大きな目を何度も瞬かせ、ぷっと噴き出した。]
(341) 2011/02/16(Wed) 01時半頃
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[擽ったそうな声に、ふ…と笑う。
傍に居れば、その頭を撫でていただろうか]
……頼み?
[告げられた言葉に、訝しげに次の言葉を待って]
――それが藤の望みなら。
今宵の門は、お前と其の人の子のために開こう。
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[ わらいの意味を問う相手に、ますます相好が崩れる。]
おかしいですとも。 人の都合構わず理不尽に連れ去るアヤカシが、握り飯の礼に人にやさしくする。 人に嫌われたいのか好かれたいのかわからない。
……想いの味もわかるのですか。神はすごいんですね。
[ もう同じ味は作れない。 知る前と同じ気持ちでは握れないのだから。]
(348) 2011/02/16(Wed) 01時半頃
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[拾われた子犬は懐いて喉を鳴らし、擦り寄るだろう]
ありがとう、ウト。
俺が人間を攫うために祭りに降りるのはこれで最後になるだろう。
[不思議と確信する、胸に手を当て誓うようにそう告げる]
丁稚 春松は、メモを貼った。
2011/02/16(Wed) 02時頃
――見つけたのだな。
永遠の小鳥。隙間を埋める存在を。
[面の下に浮かぶは、寂しげな笑み。
だけど、それは声には出さず、然も祝福するように呟いて]
大事にしてやれ。
/*
中発言失礼。
一応、▼藤▲朧で合わせているが構わぬか?
メモで伝えた方が良いだろうか。
/*
▼藤▲朧でお願いする。
一応、メモに転載も……自分で言うと恥ずか死しそうだ。
あ、でもじじから飴を受け取らないとな。
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