185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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大切なものなんて、見出すものじゃないさ 見つける前に、そこにある そういうものだよ、後輩
世界の果てを旅して、見つけ出した宝物 それはさぞ、輝いて見える事だろうけれど それは本当に、大切なものなのかな?
二度と手に入らない、大切なもの ダイヤモンドより高価なもの 巨匠の絵画より価値あるもの
それは今も、ちゃんと君の目の前にあるのさ 力を抜いて、よく見てごらん
失ってはならない大事なものが 誰にも渡せないかけがえのないものが 目の前には沢山、溢れているよ
[ひらりと手を振って。 先輩風、ふかしすぎたな。]
(488) 2014/07/14(Mon) 16時半頃
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[そして、台所が見える位置まで来て。 壁に背を預けながら、包丁を弄る様子を見ている。]
…―――
[あぶなっかしい、とは思いながらも。]
(490) 2014/07/14(Mon) 16時半頃
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…―――
[随分と、おぼつかない手つき。 それでも手を出さずに、ただ見ていた。 失敗して覚える事だって、沢山あるのだから。
そして聞こえる、あいた、という声。
消毒液、あったろうか。 そんな事を思いながら、壁から背を離すと。 彼女に見つかってしまったようで。]
見せてみなさい
[いつもの軽口はなく、手を差し出して。]
(498) 2014/07/14(Mon) 17時半頃
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…―――
[差し出された手を、とって。 傷口を確認してから、手を離して。 救急箱を、台所の棚から取り出して。]
しみますよ
[消毒液で、まずは消毒してから。 絆創膏を貼ろうと。]
やらねば慣れませんよ チャレンジすること、練習することは大事な事です 指を切って初めて、包丁の使い方を覚えるもの だから、止めもしませんでした
だから、あとは見ていなさい 見て覚えるのも、練習ですよ
[そう言ってから、彼女の使っていた包丁を洗おう。]
(503) 2014/07/14(Mon) 17時半頃
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人を待たせる事なんて、気にしなくていいに
[彼女にそう言いつつ、洗った包丁で。 彼女の下ごしらえの、続きを始める。 彼女にわかりやすいように、丁寧に。 包丁の握り方、使う刃の部分。 支える手の位置、姿勢や視線。 口では何も、言いやしないけれど。]
私がやった何かより 貴女がやった何かの方が、皆嬉しいはずですよ
できるものが、当たり前にこなしたものよりも 思いのこもった不細工な野菜の方が、美味しいのです なぜでしょうね
(510) 2014/07/14(Mon) 18時頃
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私は真っ暗でも、構いませんがね
[出来上がったものは、ざるにあげて。 水を出来るだけ、切っておく。 水が出て、煙まみれになるのは嫌だ。]
私の込める思いは、薄いのですよ 何をするにしても、何を語るにしても
[あとは、肉か。 食べやすいサイズに切るのは、別にいいけど。 バーベキューって、串にさしてやくのかな。 まぁ、刺すのは焼くときでいいか。]
きっと喜んでくれます だから、私が手伝ったのは秘密ですよ
(514) 2014/07/14(Mon) 18時半頃
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ええ、薄いですよ 万人に投げる愛は、持っているつもりですけどね こういう物に込める想いを、私は探していくのですよ きっかけも、ありましたしね
[10人分だし、こんなもんかと。 切り分けたものを、種類別に器に適当に放り込んで。 あとは運ぶだけか、という段取りまでして。]
いいのですよ、ばれても お前がやったんじゃないだろ、なんて 失礼な事をいう人間は、いないと思っていますし
[包丁とまな板を洗って。それから、手を拭って。]
…―――
さぁ運びましょうか
[お礼の言葉には答えずに、微笑んで。]
(519) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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みんないい人達だからこそ、困ることもあるんです
[聞かれても聞かれなくても、どうでもよくて
ただただよくある独り言]
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ずっと忘れていた事ですけれど たまには真面目になるのも、良いかと思いましてね
[言いかけて止めた言葉に、小さく笑って。]
自分から言い出さなければいいのです
たぶん、誰も聞きませんよ
[運び始めた食材。 自分もいくつか、持って。 途中で楠本君を見つけたなら。 運ぶのを手伝うように、言うだろうけれど。]
(526) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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[栗栖が手伝うと言って、現れたなら。 お願いしますと、笑って。]
おや、カメラですか
[手に持っているものを見れば、そんな事を。]
写真とるんです? 夜ですよ、綺麗に撮れますか?
(528) 2014/07/14(Mon) 19時頃
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それはきっと、幸せなのだろうけどね。
[呼応するように呟かれる、言葉]
おい、寿司だぞ
[そんな簡易なメールが、届いている事に。
彼は、気がつくだろうか。]
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[食材を渡して、歩いて行くと。 楠木君は、また何かを考え込んでいるようで。 真面目だなぁ、だなんて思いながらも。]
楠木君
いつにもまして深刻な顔をしているけれど 何かあったのかい
(538) 2014/07/14(Mon) 20時頃
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あー、なるほど
[そこで慌てて取り繕われても。 女性相手ならまだしも、だね。 男相手に、プライドを尊重してあげるほど。 私は、優しい人間ではないもので。]
俺には何の才能もない 俺には何の能力もない 俺には出来ない、俺にはわからない 頭の中で唱え続けているわけだ
若い頃にありがちな、客観視が出来ない状態という奴かな
(541) 2014/07/14(Mon) 20時半頃
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なんだ、うるさいな
[庭から、呼ぶ声が聞こえてくる。]
聞こえてるよ
[少し大きな声で、お野菜を運びながら叫んで。]
(547) 2014/07/14(Mon) 20時半頃
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とりあえず、そうだね 出来ない事を探したら、誰だって星の数になってしまうから
出来る事を探したらどうかな 自分の出来る事、自分の得意な事
誰かの力になりたいのなら 誰かを助ける、という選択肢の他に 誰かの話を聞く、であったり 誰かの気分転換をさせる、であったり
選択肢は、いろいろあると言うのに 自分の出来ない、出来なかったものだけ、選んでも それは、誰のためにもなりはしないよ
[そう、隣の後輩に言いながら。 荷物を運べば、庭にいるであろうクシャミに。]
ほら、そこの袋に寿司はいってっから
(551) 2014/07/14(Mon) 21時半頃
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そう、幸せなんでしょうね
だからこそ私はこのままで、なんて
一人で部屋にいると辛気臭くなっちゃいますね
[そう言って出た笑いは小さく、沈む]
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なんだ、誰かに食わせるのか なら先に言え、そういうものを用意したのに
[まゆ実ちゃん、と言われると。 見てないな、と首を振って。]
大学生にたかるきか、社会人め
[差し出された袋を受け取った。 だがしかし、残り半分はどこにいった。]
なんだ、そりゃ 人に渡すものを食うって、どんだけだ
[呆れた顔をしながらも、袋の中身を一口。 お、まぁまぁいける。]
(553) 2014/07/14(Mon) 21時半頃
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んで、なんで寿司なんだ
寿司が食いたい、とでもいわれたのか?
[小声で、首をかしげながら。]
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んー
[楠木君の言葉を聞いていると。 一番足りないのは、自主性なのだろうなと思いつつも。]
出来る事なんて、余る程あるさ では一つ、君に仕事をたのもうか
バット持ってきてくれ、スイカを割る
[真顔で首を傾げた。]
(556) 2014/07/14(Mon) 21時半頃
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まぁ、辛気臭くなりやすいのは否定しませんが。
[そんなことを呟きながら。]
きっと…不定の物はない。
貴女を照らす太陽だって、一心に照らしたい一つの星を選んでしまうかもしれないから。
…というのは、少し詩的に過ぎましたかね。
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そう、余る程
アイディアとプラン次第でだね ただのスイカと棒が、人を楽しませるアイテムになる
工夫と訓練次第でだね だたの声が、人を喜ばせる歌になる
活かすも殺すも、アイディア次第だよ
[いってらっしゃい、と手を振って。]
(559) 2014/07/14(Mon) 21時半頃
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…自己批判は人が成長する上でとっても大事だよ。
それに、最近の子は、自分に甘い子が多いと
僕は感じてるから楓くんみたいな人には
寧ろ好感持ってるよ。
でも、どこかで自分のことは信じてね。
自信って無いと、人は潰れちゃうから。
[モニターを見て、自然に言葉が出た**]
僕以上に猫のような子への
贅沢、かな?
[曖昧な言葉で濁して、アパートへふらり姿を消すだろう]
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大學生より稼いでないとは思えんが
[呼びに行くという言葉に頷いて。 少し考えて、はっと気がついた。]
まだ来てないのは、麗しのレディー達ばかりじゃないか!
男は良いとして、レディーは呼びにいけばよかった!
[わざとらしく崩れ落ちた。]
(563) 2014/07/14(Mon) 22時頃
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意味がわからんが
それなら、寿司を食いに連れて言ってやれよ
なぜ買ってこさせる
[よくわからんな、と軽く首を振った。]
楠本さん、詩的な言葉が似合いますね?
私は太陽がそこにあるなら、どの星だけを照らしていても
なーんて、やっぱり独り言より会話がいいですね
[今度は楽しげに、笑った]
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山梨さん
[崩れ落ちた状態から起き上がって。 焼いている様子を見れば。]
できれば、ゆっくり焼いてやってください いつそろうか、わかりませんから
(567) 2014/07/14(Mon) 22時半頃
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そうですね
男はともかく レディーには、温かいものを食べて欲しいですけど
[まぁ、女性には女性のやる事もあるだろう。 気長に待てばよいか。]
(569) 2014/07/14(Mon) 22時半頃
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九十九さん、何をしてるんです
[野菜を摘む様子を見ながら、首をかしげた。]
(571) 2014/07/14(Mon) 22時半頃
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