124 Acta est fabula.
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―玄関―
[チール―の応えに相槌の如く頭が動く。 少しだけ湿り気を帯びた髪が微かに揺れた。]
そう。
[続けられた言葉にことと不思議そうに首を傾げて]
ベネットはちゃんと戻ったのね。 ……、ん、態々迎えに来てくれるとは思わなかった。 ありがと。
[迷惑を掛けたと思えどそれは口にせず 彼の気遣いに感謝の言葉を向けた。]
(1) 2013/06/05(Wed) 00時頃
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[大事な人を失ったのは自分だけではない。 分かっているのに弱い心はそれに耐えられなかった。 壊れて軋む心はいつしか心だけでなく思考までも狂わせてゆく。]
雨が止んだら出ていくのに。 それに、止むまで、また濡れちゃうよ。
[床を拭く必要性を口にしたチール―に そこまでしなくても良いのではと言葉を紡ぐ。 シメオンの考えを聞けば同意するようにうんうんと頷いた。]
(5) 2013/06/05(Wed) 00時頃
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ミルフィは、シメオンの笑う気配に、ちらと視線送りくちびるを尖らせた。
2013/06/05(Wed) 00時頃
[師は知っていたのだろうか。
男が呪われた血を受け継いでいると言うことを。
師は知っていたのだろうか。
男が目覚めるためには数多の人の血と、
それを齎した人狼の血が必要だったことを。
師は知っているのだろうか。
彼らが行動を起こしてしまったために、
男の中の血が目覚めてしまったことを───]
[───ただしその目覚めは、自覚無き仔の目覚めであった]
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あれ以来、食も細くなってるみたいだから ――でも、顔に出るほどなら無理にでも食べさせなきゃ。
[幼馴染であるベネットを案じる声がチール―の声に釣られて漏れた。 堅いままに見える彼の代わりとばかり、ミルフィはふっと一瞬笑って]
雨、早く止めばいいのにね。
[生真面目そうな物言いに軽い言葉を残し 行こう、と促す彼の声に素直に頷く。 以前と変わらぬ仕草がシメオンに見られれば目元は和み]
残る人はどうかしらね。
[離れたくない者もいるのだろうか。 考えても答えは出ないから、首を傾げるばかり。 着替えに向かうシメオンを見送り チールーの後を追うように広間へと歩んだ。]
(11) 2013/06/05(Wed) 01時頃
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[人の喉は茶で潤う。
だが獣の心は渇いたまま]
[人の心は穏和に包まれている。
だが獣の本能は贄(エ)を求めた]
[相反する状態、相反する想い。
自覚無き故に両立し、自覚無き故に抑えることも出来ない。
目覚めたばかりの仔は、親に習うことなく贄(エ)を求め彷徨い始める───]
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[広間へと続く廊下で降る声にチールーを見上げた。 意地っ張りだからこそ否定しようと口を開くけれど]
――っ。
[それは言葉にならぬまま動揺するように揺れる眼差しがある。 誤魔化しきれないと悟ったミルフィは重い息を小さく吐き出し]
そうかもしれない。 心配させてしまうからベネットには見せたくないの。 ほら、過保護なところがあるから――…
[幼馴染の一人を失ってからはより顕著になったように思う。 過保護といえば、チール―にもまたそのような印象を抱いていたが 年上であるから案じてくれているのだろうと、そう思っていた。]
(18) 2013/06/05(Wed) 01時頃
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でも悲しいのは私だけじゃない。
[分かっているというかのように言葉を続ける。 チールーも大事な者を失っている。 先ほど別れたシメオンもベネットも他の皆も。]
――あなたも。 泣きたいなら胸くらいは貸してあげるわよ。
[戯れのように軽めの口調で言う頃には広間もすぐそこ**]
(20) 2013/06/05(Wed) 01時半頃
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[獣の仔は吼えた。
渇きを癒したい、腹を満たしたいと]
[獣の仔は啼いた。
思うままに身体が動かないことを]
[自覚無き故に男《人》はその力を知らず。
自覚無き故に男《獣》はその力を揮えない。
箍が、本能が限界を迎えるその時まで。
男《獣》は男《人》の中でもがき苦しむ。
獣の仔が苦しみ抜いた先に起きる出来事。
自らに起きるその未来を、自覚無き男は知る由も無かった]
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[広間に辿り着く前に向けられたチールーの言葉>>24。 ベネットを思うと困ったような笑みが浮かんだ。]
言ってやってよ。 あなたの言う事ならちゃんときくかもしれない。
[ミルフィが言い聞かせようとしても逆に案じられて うやむやになってばかりで効果は薄く。 ならば同じく過保護で世話焼きのチールーなら なんとかしてくれるのではと期待が過る。]
(40) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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[戯れめいた言葉に少しばかりの沈黙の後、 認める言葉>>25が聞こえた。]
――ん。
[意地をはるでなく短く受ける言葉を返し]
ほんと、お互い様ね。
[泣きたいという感情だけでなく 素直に弱さ見せられぬ在り方を思い小さく頷いた。 苦笑うチール―により開かれた扉を潜り 広間へと足を踏み入れる。]
(41) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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―広間―
[ベネットの姿を確認しなんでもないと言う風に微笑を向けた。 人数分用意されていたお茶を礼の言葉と共に取り、口に運ぶ。 シメオンが戻り、これで全員、と思うのも束の間。 ミッシェルが外に出るのを見送り]
ベネット。
[彼の顔をじっと見つめるのは顔色を確かめるため]
ちゃんと眠れてる? 食事もそこそこで眠れないとか 森を抜ける前に倒れちゃうんだから。
[ミルフィこそ、と返すベネットに思わず視線が揺れる。]
(42) 2013/06/05(Wed) 22時頃
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私のことはいいの。
[反論の言葉がすぐに浮かばず話を打ち切ろうとした。 幼馴染に対して隠し事はしても偽りはしない。 しないように、心掛けていた。 本心を隠したまま、ミルフィはベネットを案じる。]
生きているんだから――… 自分のことも大事にしてよ。
[絞りだすように訴えられた声を聞き、ベネットは肩を竦める。 器を片付けるブローリンの言葉>>46にはっとして]
……食べる。 用意するなら私達の分もお願いしていい?
[端折られた言葉はニュアンスで何となく汲み取り 料理するのに手慣れた彼にそれを願う。]
(48) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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……人ひとり抱えて森を抜ける、とか。 チール―への負担が大きすぎるでしょ。
[出来るというチール―の言葉を聞いて瞬く。 大切に思う、と彼が言葉を続ければ ミルフィの視線が無意識に逸れた。]
幼馴染、だから。 心配するのは当たり前だもの。
[ぽつりと小さく声が漏れる。 チールーのいうようにベネットを大切に思っている。 けれど同時に複雑な思いも抱いていた。 もう一人の幼馴染が処されたあの日からそれは消えない。]
(51) 2013/06/05(Wed) 23時頃
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[厨房からはパンケーキの焼ける匂いが漂う。 その匂いは己が空腹であることを思い出させた。 戻ったミッシェルの声を聞けば振り向いて]
おかえり。 ん、ブローリンとチールーが、ね。
[椅子の上に置かれる鞄。 自分も荷物を纏めなければと思うけれど 持って行きたいものがすぐには浮かばなかった。]
(58) 2013/06/05(Wed) 23時半頃
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[チールーの言葉にベネットも自愛する努力はするだろう。 そう信じて言葉を重ねるのはやめた。 広間を出る前に振り返ったチールーの双眸に ミルフィは戸惑うように眼差しを揺らす。 見つめ返して、それから所在無さげにひとみを伏せて 玄関で佇んでいたあの時にように、小さく肩を震わせた。]
(60) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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――――。
[吐息が零れる。 うしなった幼馴染の名は紡げない。 彼の話題を出せば歪みが大きくなりそうで それを避けるようになっていた。
ベネットに眠れているか聞いた時。 眠れないなら薬を、と。 彼に貰った軽い睡眠薬を渡そうと思ったが 薬のことさえ彼を思い出させてしまうから 言葉に出来ぬままだった**]
(61) 2013/06/06(Thu) 00時頃
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