283 突然キャラソンを歌い出す村2
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ひとりぽっち!!!!!!!!!!!寂しい!!!!!!うっうっ不安
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/20(Thu) 08時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/20(Thu) 10時半頃
おもんは、ザーゴにアンコールした。
2018/09/20(Thu) 13時半頃
おもんは、ザーゴにアンコールした。
2018/09/20(Thu) 13時半頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/20(Thu) 14時頃
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― 回想:恐らくは夕刻頃のレンのアパート ―
[レンの家を出る前、真一に礼を言われた。>>6:401 頭を下げられる。]
そーだよ。こっちの都合だ。 アンタに礼言われるようなこたァ何もないね。 じゃあな、チビスケ。 ちゃんとメシ食いな。背ぇ伸びねぇぞ。 シシシ。おめぇさんも食いにくるかえ?
[と屋台に誘うようなことは言ってはみるが、蛇には分からぬその人の体調を思えば難しいことなのかもしれない。]
(25) 2018/09/20(Thu) 15時頃
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― 夜:九尾塚学園近隣・ラーメン屋台 ―
[プァプァプァ〜〜〜〜↑プァプァ↓ プァプァプァ↑プァ↓プァプァ→〜〜〜〜〜〜〜]
(26) 2018/09/20(Thu) 15時頃
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― 夜:九尾塚学園近隣・ラーメン屋台 ―
[おもんは屋台にて『あの音』を聞いた。 酷い金切り声のような騒音に耳を押さえて顔を顰める。 怪異にとってはこの声は、殆ど害だ。まるで殺気。 此処に恐るべきものが現れたぞという力の誇示。最強最高の怪異の発するいやな妖気が霧に乗じて伝播する。
屋台に来ていた怪異の客はすっかり震えあがって『首無しだ』と囁き合った。注文をしていた筈の怪異の客は、ラーメンが出来る前にすぐにひいひい逃げていってしまった。]
チッ。営業妨害…… やっかましいヤツだねェ……
[霧にかすむ逃げたお客の背を見送って舌打ちをする。]
(27) 2018/09/20(Thu) 15時頃
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………。
[音が聞こえた空の先を忌々しげに眺めていると――霧のなかに朧げな影。白闇にうっすらと見えた鎧姿。 学園方面に向けて、空を駆けていく。 何かを抱えているようだったが……?**]
(28) 2018/09/20(Thu) 15時頃
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おもんは、その影を追い見にいくようなことはしない。再びチャルメラを鳴らしてお客をみつけに屋台を引く。**
2018/09/20(Thu) 15時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/20(Thu) 15時頃
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― 夜:九尾塚学園近隣・ラーメン屋台 ―
♪ なつかしのラーメン(二番) 歌:おもん 遠い記憶に おまちどう ラーメン なつかしの おもかげの味
しろい湯気にみえるのは あなたと食べたぬくもりよ
ぬくいスープが あつあつと さびしいよるに しみるなら
隠し味 あるとするなら あなたの心……
(53) 2018/09/20(Thu) 21時頃
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[古びたラジオからなつかしのラーメンが流れている。 狐の屋台の店主は、古新聞から顔をあげた 霧の夜にもうもうと湯気が立ち上る。本日は屋台も最終日。コスプレなしに猩々緋の着物のままでいる。]
おう、明か。来たかえ。 ……あン? なんか見た目がクッキリハッキリしてねェか? かーっ、カワイイ面しちゃってサァ。虫唾が走らァな。
[こんなにボヤけた霧の日にクッキリハッキリするとは珍しい体質だなと目をこする。]
シシシシ。まあ色々あってね。 どれにする。 卵くらいはおめぇさんにもサービスしてやるよ。
(54) 2018/09/20(Thu) 21時頃
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おもんは、屋台の板メニューを指示した。油揚げラーメン、ニンニクラーメン、たまご入りラーメン、チャーシューメン、ビール……
2018/09/20(Thu) 21時頃
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おいおい、まァた盗みかえ? これだからノミ野郎は。 シシシ……良かったじゃあねェか。 不格好な首から下がどうにかなって。 ふうん。鉄人ってなァ流石伊達じゃあないってトコか。
[セイカに力を分けてもらったという明にまるであきれ果てたようにいう。当然冗談だが。 おもんは注文をうけて「あいよ」と返事をして、ラーメンの準備に取り掛かる。 手際のよい湯切り。立ち上る湯気に隠れた表情。あつあつのスープは自慢の味で、ラーメンの香りがふわっと霧の夜に広がった。そこに定番のトッピングをする。 シナチク、チャーシュー、海苔を乗せ、サービスである煮卵を最後に乗せた。]
あいよ。
[狐の屋台の店主は、出来たてのラーメンを明の目の前に置いてやる。ラジオには歌謡曲がかかっていた。]
(56) 2018/09/20(Thu) 21時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/20(Thu) 22時頃
おもんは、アーサーにアンコールした。
2018/09/20(Thu) 23時頃
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― 夜:九尾塚学園近隣・ラーメン屋台 ―
全くだねェ。あのコがいなきゃ、 アタシも首をまだ取り返せてないかもな。
[ラーメン屋の店主はふっと笑い、明の連れている猫におかかを食わせてやった。 何者だって?アタシゃしがねぇ尾もん、しがねぇ富も力も失った、はぐれしっぽのおもんでござんす――(?) 赤ちょうちんは煌々と、明の横顔を照らしていた。]
(65) 2018/09/20(Thu) 23時半頃
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フッ……
[客が一口ごとに褒めるのに、よせやい照れるじゃねぇかとばかり、静かに笑う。どうしてかラーメン屋の時おもんは職人気質のラーメン屋のおやじになってしまいがちな傾向があり、素直に喜べぬテレ屋なところがあった。 クラウザーが客にきた時から変なスイッチが入りっぱなしなのである。恐るべし美しき英会話講師クラウザー剛志。
そのラーメンは、客の疲れをほぐす思い出のラーメン。 なに、特別なことはない。 ただのあたたかなラーメンだ。 昔懐かしの一杯だ。 変なものが入っているわけではない。
あゝ、ラジオでは、みんな達のソングの童たちが唄う合唱曲がきこえている。 おまえのおっとうは――りっぱなおとこだったのよ― おおきくなりゃんせ なりゃんせと――]
(66) 2018/09/20(Thu) 23時半頃
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……お客さん、ボサッとしてたぜ。
[変なやつだな、とばかり控えめに笑ってみせるが――目を伏せながらもいい笑みであった。]
なに馬鹿いってンだい。 九尾なんザ、昔のはなしさ―― アタシゃとっくに九尾はやめさせられちまった 尾の一本――
冷めちまうよ。
[特別なことはない。 ただのあたたかなラーメンだ…… ここに驚異のうまさがあるとすれば。 隠し味のせい。即ち、あなたの心のせい――……… おもんはラーメンの続きを促した。]
(67) 2018/09/20(Thu) 23時半頃
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― 夜:九尾塚学園近隣・ラーメン屋台 ―
[湯気のせいで出た洟は、決して涙のせいじゃない。 だからおもんは、黙って目元をぬぐう客のその仕草を見なかったことにして、ありし日の歌謡曲をラジオから聞きながら、もの言わず、揶揄うでもなく――そっと店のティッシュ箱を明の隣に置いてやった。
ラーメンどんぶりは、空っぽになっていた。]
オヤマア。………そうかぇ。 [名を明かさぬ怪異は多い。 明もまたそうかと思っていた。故に誰かが一緒にいる時はわざと「猫」などと名前は呼ばずにおいたものだが]
(81) 2018/09/21(Fri) 00時半頃
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明之進か。 ピンとしたいい名じゃないサ。 シシシシ、まァ、寝ちまうヤツなら 名を教えちまう不利も不便もねェ。
安心しな、明之進。 このはぐれシッポのおもんは、あとは寝ちまうばかり。 おめぇさんの好意を無駄にする気ゃないよ。
[まさか互い無様が詰まった名とも知らず。 改めてその名を呼んだ。]
(83) 2018/09/21(Fri) 00時半頃
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[プァプァプァ〜〜〜〜↑プァプァ↓ プァプァプァ↑プァ↓プァプァ→〜〜〜〜〜〜〜
♪ なつかしのラーメン(三番) 歌:おもん 古いよすがに またあえた ラーメン おもかげの なつかしい味
湯気たつ夜にうかべてよ いつか拵えてもろた味
やさしスープが ほかほかと なみだをかくす 凛として
隠し味 あるとするなら あなたのつよさ……
……ラジオが懐かしのラーメンを流している。 疲れた者のために、このラーメン屋のチャルメラは届くのだ。今宵まだ、ラーメンを欲する人があるのなら。]
(85) 2018/09/21(Fri) 00時半頃
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[BGMフェードイン。無様を描いた生を生きた互いの間に、嘆きとも寂しさとも懐かしさとも気づきとも言い難い、昔と今を想う曲が流れる――。 ふっと笑ってそれを聞く。ラジオの歌謡をその間だけ一瞬とめて、明の袂から出てきたビールとカルパスを受け取った。]
ちっちぇ肉だな……?
[指でつまんで色んな方向から眺めた。]
こんなモンであのお利口さんのためになろうと 思ったのかえ。 おめぇさんトンだバカ野郎だね。
ありがとよ。そンじゃこいつは有難く。
(93) 2018/09/21(Fri) 01時頃
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らっしゃい。おう、おチビちゃんかえ。 シシシシ……こんな夜中にホントに来るとはな?
どれにする?
[浦島の表情は、湯気にかくれている。>>92 屋台の屋根からは、板メニューが吊り下げられている。油揚げラーメン、ニンニクラーメン、たまご入りラーメン、チャーシューメン、ビール。なにせ屋台なので、趣向を凝らした色んな味はナシ。ここにあるのは、昔懐かしのシンプルなラーメンである。]
(94) 2018/09/21(Fri) 01時頃
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[花咲心の注文をきいて、おもんはすぐにラーメン作りに取り掛かる。ラジオが歌謡を歌っている。 淀みない手つきで、指定のトッピングを乗せて――ほかほかの湯気をたてるラーメンを拵えた。]
シシシ。 辿り着けてよかったな。 今日は随分霧が濃いからよ。 いい天気だってンで、色んなヤツが外に出てる。
[首無しと囁き合って逃げていった彼らもそう。]
(96) 2018/09/21(Fri) 01時頃
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おもんは、こころが注文したラーメンを拵えて、目の前にどんぶりを置くことであろう。
2018/09/21(Fri) 01時頃
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>>97 夜中だからこそ。それだな。シシシ。 夜中のラーメンに勝る娯楽はねェ。 お嬢ちゃん、よくわかってるじゃアねェか。
[心が注文したのは油揚げラーメンだった。あぶらげに、懐かしい味わいのスープがじゅんわりしみ込んでいる。]
シシシ。そうそ、九尾塚だから狐とかけててね。 ここも狐の屋台なんて言われてンだよ、昔からネ。
(100) 2018/09/21(Fri) 01時半頃
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聞いたもなンも、営業妨害だぜ、 あの『首無し』様ときたらサァ! 今夜は巣に引っ込むって、客に逃げられてよォ。
[とんでもない音に、こともなげに首無しの仕業だと浦島(おもん)は語る。]
マ、しょうがねェがな。なンせ最高位様だ。
(105) 2018/09/21(Fri) 01時半頃
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……サテ、どうだったかねェ。 九月に入る前一度霧が出てたような出てないような。
[それは夏休みの最終日かもしれず>>102]
ふぅん。恨みをかってたりしてな。シシシ…… 姿を見られるのをヤがると聞くし。
(106) 2018/09/21(Fri) 01時半頃
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おもんは、アーサーがゾワつきながら咳きこむのを正面から見て引いている。
2018/09/21(Fri) 01時半頃
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それ以外にねェだろ?あの金切り声。
……あァ? さァ、何がしてぇかはしらねェがよ。 奴さんには奴さんの用事があるンだろうサ。
まあでも、さっきそこんとこ……あの屋根らへん。 跳んでくのが見えてよオ。
[花咲心もあっというまにラーメンを完食している。 おもんは空を指さしながら>>117]
女連れっぽかったな。シシシ。 ナツミは大丈夫かねェ?
[と、心にイジワルな冗談のように言うのだ。本当にナツミが攫われているとは知らず。]
(121) 2018/09/21(Fri) 02時頃
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知ってるが――
[そいつが誰であるかも。]
そいつを教えるわけにゃいかねェこともある。 なンせ姿を見られるのも嫌いなヤツについて 色々喋っちゃ、アタシが呪われるかもしンねェや。
シシシシ。なァんて、 ……マ、いけ好かねェ野郎だが 首無し様にも事情があるみてェさ。
[どうにも勝てなく妬ましい、あの野郎の必死な顔を思い出して、付け加えることには]
あァ、そうサな。 首無し様は、『魔女』てヤツを探してるみてぇだよ。
(126) 2018/09/21(Fri) 02時頃
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[花咲の縋るような目に、浦島は軽く首を傾げて]
アタシゃ、あの『首無し』にも縁がある。 助けられたところも、チョットはある。
……アンタが興味本位で奴さんのこと 根ほり葉ほり暴いてよォ。 奴さんが生きづれェ思いをさせられンのは チョイとアタシの義理にゃあ反する。
呑めるかェ?
(130) 2018/09/21(Fri) 02時頃
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おもんは、アーサー(人間体)を心底キモくおもっている。
2018/09/21(Fri) 02時半頃
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シシシシ。いやに素直じゃねェか、お嬢ちゃん。
[人間のくせに。>>132]
……?さア、わからねェが。 必死になって探してるンだから、 そいつが見つからなくて今も必死なンだろうサ。 見つけてやりゃ、取引くらいにゃ応じてくれるかもな。
(143) 2018/09/21(Fri) 02時半頃
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>>146 そうかェ。………ふん。
かといって、あの唐変木以外にも、 ナツミにもアタシゃご縁があるからネ。
[今回ばかりは。 嫌うとか。遠ざけるとか。追いはらうとか。 そういうのはきっと、あの怪異のある未来を奪う。 傷つこうとどうでもいいと思うには、少し向こうが、こちらに親切すぎた。]
そンじゃ教えてやってもいいが…… あっちだよ。 アタシゃ学校に行くのを見た。
(151) 2018/09/21(Fri) 02時半頃
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……そうなンだよ。 アンタ『アタシら』に詳しそうだな?
[花咲心のうわごとのような呟き。]
……やっぱ、しらねェよなア魔女なんざ。
アタシも見つけて強請ってやりたいのは山々だが……
[かの高名な怪異首無し騎士当人が作り上げた霧の夜。 怪異の力が増幅されているとして。 果たして辿りきれるだろうか。無理かもしれぬ。]
(159) 2018/09/21(Fri) 03時頃
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[抱き着かんばかりの勢い。>>156 浦島はぎょっとしながら頷きを返して]
おう……そりゃよかった。
[財布丸ごと、まるっと残して花咲心は駆けだした。 ひょいと財布を手に取って、中身に入っている額をチェックすることにしたのは、さすが品性下劣といったところだ。]
(161) 2018/09/21(Fri) 03時頃
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― 夜:九尾塚学園近隣・ラーメン屋台 ―
[財布には七千円といくらかが入っている。>>169 酒でも買うかと袂に花咲の財布をしまう。 こんばんは、と声がした。少年の声だった。]
らっしゃい。あン?見た顔だねェ。
[現れた客に、おもんは目を細めた]
シシシ。ホントに来たのかぇ。 どれにする?
(180) 2018/09/21(Fri) 03時半頃
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おもんは、屋台屋根からぶらさがった板のメニューから選ぶように声をかけた。
2018/09/21(Fri) 03時半頃
おもんは、屋台メニューとして油揚げラーメン、ニンニクラーメン、たまご入りラーメン、チャーシューメン、ビールを掲げている。
2018/09/21(Fri) 03時半頃
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お利口さんに噛みついてたコだろ。 ムコーギね。はーん、伊吹の先輩ってコトは アタシの先輩でもあるワケだ。 ただまァ、アタシの学園生活も今日まで。 センパイと慕ってやる間もなかったな。シシシ。
[たった一日の学園生活は、体育祭をもって終了。>>118 向気の注文通りにラーメンを拵え、あつあつのスープと麺の上に、ふわりとチャーシューをかぶせて、オレンジ色の黄身が柔らかそうな卵を添えてやる。]
あいよ。おまちどう。
(193) 2018/09/21(Fri) 04時頃
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またそれかえ。
[明からきたのは、またも手伝いの要請。>>196 おもんは露骨に仏頂面になって、は〜あとわざとらしく大きなため息をついてやる。]
あっきれた。図々しいったらねェ。
[そして先に図々しかったのは、おもんの方。]
………………。まあねェ。そりゃあそうサ。
[キツネ頭を探せといって、あの体育祭の日に拳を使ってナツミに存分に頑張ってもらったのはその通り。]
……ふん。 先にいってな。
(200) 2018/09/21(Fri) 04時頃
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風太とはまたチョイと事情が違うがね。 シシシシ……およし。 あの馬鹿と同じにされちゃたまらないサ。
[風太、という言葉に覚えがあるらしいおもんは、少し表情を緩めた。>>198]
ムコーギも、風太の友達かえ。 アンタは祭囃子には辿り着いたかよ。
[そうしてラーメンを食べ始める真一に満足気に、まずは手元から少しづつ片づけをし始める。]
(203) 2018/09/21(Fri) 04時頃
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[呼びづらそうなのにパチリと瞬く。 そういえば名前なんだっけ、と言われていた。]
好きに呼びなよ、チビスケ。 アタシゃアンタがムコーギでも、 はたまた、チビスケでもかわらない。 浦島でも、大将(たいしょう)でも。 さっきの猫達は「おもん」と呼ぶけどね。
[と軽く肩をすくめる。 屋台にかかるは、思い出の音楽――。 懐かしの音色がラジオから流れている。インスタントの愛情一個。笑いながらの一杯。誰かとの思い手は、その人たちがその人同士、大切なにすればいいもの。考えるのも無粋な話―― ゆえにおもんは、音楽をきいて、フッと笑うだけ。 真一があまり美味しそうに食べるものだから、おもんはその様子を、どことなく嬉しそうに眺めていた。]
(212) 2018/09/21(Fri) 04時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 04時半頃
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>>207 へぇ。風太が。おめぇさんを直接。 シシシシ……そらァいいね。
いンや。アタシはその日も屋台をやってたンでね。 楽しかったときけて、十分満足サ。
[祭囃子へ向かうことはしなかったと首を横に振り]
……今日の霧はチョイと種類が違いそうだ。 生憎と、あの馬鹿の霧じゃあねぇみたいだ。 マ、居たら居たで煩わしいから。いいケド。
[と、風太について軽口をいう。]
(213) 2018/09/21(Fri) 04時半頃
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[顰め面の明之進におもんは肩をすくめる。>>210 可笑しそうに相手が笑うと、似たような顔になって]
なァに。足元見られてるだけサ。 卑しい野郎だ。サ、行った行った!
[礼なんて必要ないのだ。だからおもんは『ありがとう』に軽口をかえして、のれんをくぐり出ていく猫と男を見送った。]
(217) 2018/09/21(Fri) 04時半頃
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[ぺろりと真一はラーメンを食い切った。>>208]
シシッ、いい食いっぷりだ。
[おもんは調理台の片づけを進めながら]
……あァ、そうそ。 アンタも行かなきゃならねェんじゃねェのかえ。 ナツミの友達のおチビちゃんはもう走ってったゼ。
とはいえ、アタシも今から行くところだが……
(218) 2018/09/21(Fri) 04時半頃
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[妙に危機感のない蛇の怪異は、ようやっと本題に迫る名を出した。わざとではなかった。]
なンでも『首無し』様が ナツミを連れてっちゃったかもってな話らしい。
[けろっとそう伝えて、さらに続けることには]
アタシも女連れの『首無し』は見たから、 まァそういうことなのかもねってなトコだ。
(219) 2018/09/21(Fri) 04時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 05時頃
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フッ……美味ぇだろ? うちの屋台も今日で最後。 アンタ、うちのラーメン気に入ったンなら、 運が良かったねェ?
[くすりと笑って、真一の前に置かれていたどんぶりも片して、さらに店仕舞いの準備を続ける。>>216 霧の種類については肩をすくめて]
どっちもどっち。 うるせェバカが騒がしい日はドンドコうるせェし 冬でもねェのにおサムい空気になってンのも 迷惑にゃ変わりねェのサ。
(225) 2018/09/21(Fri) 05時頃
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あ。そうだよ!ヨスガだかユカリだかしらねェがよ あの盗人野郎……おめぇさん知り合いなら キチンと躾といてくンな。 おかげでこちとらいい迷惑だ。
[おもんは呑気に話をずらしながら、椅子なども片づけてしまう。]
さて、マジかどうかもまだわからねぇな? はァ。ついてきてどうだってのか知らねェが…… マ。好きにおし。 いい食いっぷりだったからネ。 追い払う理由がねェや。
(226) 2018/09/21(Fri) 05時頃
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そうそ。アタシゃ用があって表に出てきちゃいるが 用が済んだから帰るのサ。 ホントならとっくに帰ったっていいんだが、 さっきの猫と繋がってるトンチキ野郎のせいで ずるずると後ろに伸びちまってる。
[おもんは屋台の片づけを済ませてしまうと、ちろちろと舌をだして霧の夜のニオイを嗅いだ。]
………酒がたんねぇな。 おい、シンイチ。いくよ。
[おもんは屋台をひいて、目的地に向かうフリでコンビニへと向かっている。]
(229) 2018/09/21(Fri) 05時半頃
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ユカリてヤツにゃあ、 金輪際他人のモンを勝手に動かすなと よ〜〜〜く言い聞かせておいてくンな。 墓荒らしは盗人みてぇなモンだろが。 他人のモン勝手に質に入れやがって。ったく。
[>>228 ほっとして言う言葉に一つ頷いて]
……そりゃそォだ。 マ、勝手にいけっていうにも アタシも場所なんざよく分かってねェんだが。 おい、そンじゃあ、一緒に探すよ。
(230) 2018/09/21(Fri) 05時半頃
|
|
―そして何故かコンビニにたどり着いたのである―
[おもんは花咲心の財布から七千円と少しの小銭で、いつもよりずっといい酒を数本購入して、パーッと七千円を使い切った。 おもんは服装もコンビニ客に化けていて、さも当たり前のようにコンビニを利用している――。
ちなみに屋台は表にとめてある。]
(231) 2018/09/21(Fri) 05時半頃
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|
―夜:コンビニ―
[真一くん曰く『なんだかんだ人か良い』はずのおもんは、他人の財布をスッカラカンにしてコンビニ袋に数千円する酒を何本かいれて、屋台に戻った。 どろんと着物に着替えて、早速酒をあけた。]
あン? そうなンじゃねェか? ウチのラーメンのお代として置いてったンだよ。 支払いだってな。 涙ぐみながら。 いやァ、こンっなに感激して貰えるとは思わなかった。
[すっかり空になった財布を袂に突っ込んで、再び屋台を引き始める。]
(235) 2018/09/21(Fri) 05時半頃
|
|
[瓶に口つけながら酒をのんでは]
っか〜〜〜うめぇ。当世の酒は、品がイイねェ。 シシシ……戻る前にゃ全部のんじゃわねぇと…… ………あン? 現金以外にもっと金目のモンがあンのかェ。 教えな。
おいあの盗人と同じにすンねェ。 アタシのはラーメンの代金だって貰ってンだ。
[他の金目のものがあるのか探させるために真一に花咲心のカラッポの財布を返却する。] こっからはニオイ嗅いでいくか……
[あの美酒で味わったにおいを思い出しながら、また舌を出してちろちろしては]
(237) 2018/09/21(Fri) 06時頃
|
|
……あ〜〜……?
[そこで首を大きく傾げておもんにはクラウザーのにおいや痕跡を辿るのが、いまひとつ困難だと気がづいた。 なにせこの全域の霧、全てクラウザーの生んだものだ。 だからおもんは、酒を口に含みながら、クラウザーをいとも簡単に妬み嫉み、雑味と呼んだ魔女の味を確かめる。]
………。
[ちろりと舌を出して空気中のにおいを確かめ――]
こっちだ。行くよ。
[と、屋台を引いてすすみはじめた。]
(239) 2018/09/21(Fri) 06時頃
|
|
― コンビニを発って ―
[金目のものがもう入っていないとわかると、その財布そのものには興味がなさそうに]
ふぅん? じゃ、そンだけ返しておいてくンな。 おっと。アタシも忘れてた。
[何故忘れてたかというと、ラーメン一杯どころではない銭が降って湧いてきたからである。]
たしかに。
[ラーメン代の小銭を数えて頂戴した。]
(244) 2018/09/21(Fri) 06時半頃
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|
多分ネ。 てんで関係ないところに到着しても 恨みっこナシで頼むゼ。
……おっと? 見掛けによらないねェ。力持ちじゃないのサ。 じゃ、チョイと急いでいくことにするか!
[屋台を押してもらうことでペースをあげて――]
(245) 2018/09/21(Fri) 06時半頃
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― 墓地 ―
[*二人は墓地に到着することになる。*]
(246) 2018/09/21(Fri) 06時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 06時半頃
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― 墓地 ―
[墓地に到着し、まっすぐ魔女の臭いの濃いほうへ進む途中――明之進と合流する。]
オヤ。シシシ、なんでぇ追い付いたな? はァ? 大事な商売道具 いい加減なところにほっぽっておけるかぇ。
[何当たり前なこといってんだという顔で返すが、わりと明之進が正論なところは勿論ある。]
サテ。アタシはナツミでもねぇ、首無しサンでもねぇ 夕方言った雑味のほうを追ってきたンだが…… もしかすっと、居るのかもしンないね、魔女とやら。
[知りはしないが。 ちろちろと舌を出してにおいを辿る。 おもんはさすがに墓地の途中に屋台を停めて、においの濃い方へ歩きはじめた。]
(264) 2018/09/21(Fri) 11時半頃
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― 墓地/首塚 ―
[そうして視線の先に見つけたのが―― クラウザー剛志たちである。]
(265) 2018/09/21(Fri) 11時半頃
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しらねェのか。墓地で深夜屋台は儲かるぜェ?
[怪異のお客さん相手に。 凄まじいブレーキ音を明之進達と共に聞く。>>256]
さァてねェ。当人に聞いてみねぇと。 あり得ン話じゃないだろうネ。 なにせあの目は特別なんだろ? おやまァ。伊吹も居るじゃあねぇサ。 ……ン?
[『首無し』のほうはどういうわけか、隠し通すのを諦めてしまったのか、いつもの通りに顔を出している。 折角花咲心や向気真一相手にも何も言わずに誰とは言わずにおいたのだが、庇い立てしてやる必要はなかったかしらと首を傾げた。]
(268) 2018/09/21(Fri) 11時半頃
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[なんのかんのと明之進が真っ先に呼ぶ名はナツミの名。 軽く忍び笑いして、おもんはクラウザーのほうへ視線をやった。]
………せーんせ。何度も何度もよく合うねェ。 魔女は見つかりそうかェ。
[邪魔くさそうに墓地の外柵を跨いだ。]
(269) 2018/09/21(Fri) 11時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 12時頃
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[クラウザーの暗く平坦な声。>>273]
―――………。
[ジト目になって、その美しき貌の人を見た。 彼に不満があっての目ではない。 今、おもんは後悔をしていた。 バツが悪くてこんな顔をしている。 ――彼が切羽詰まっていることや、必死になっていることなんて、夕方の時点でよく分かっていたのに。
いつもスカした態度の彼であるが故。全然気が合わないが故。妬ましくて羨ましくて己が惨めで、素直に手伝ってやる気は起きなかった。
霧の効果の賜物ではあろうが、それさえあればこうして辿り着くことが出来たのだから――おそらくは、己の舌を信じて協力してやっていれば、よかったのだろう。
自分のやっかみと、『相手に劣ること』を事実として何度も何度も味わってきた積年の劣等感がが生んだ結果だ。愚かな嫉妬の蛇は眉根をよせる。――だから]
(280) 2018/09/21(Fri) 12時半頃
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言われるまでもねェや。 何がどうなる気でいるンだかは知らねェが。
[と、『伊吹の傍にいて』という言葉に、同意をしながら悪態をついた。>>273 魔女というものがクラウザーと対立していると聞いて、ここまで呑気でいたおもんも警戒心を強める。>>279]
(281) 2018/09/21(Fri) 12時半頃
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[頼まれるでもなく、交換条件でもなく。 ただ、己のしたことの落とし前をつけるため。 そのように納得することにして、この時ばかりは、おもんはクラウザーの先ほどの頼まれごとをきいてやることにきめた。 生徒達。花咲、ケンマ、真一、伊吹の顔を順にみる。 協調性があるんだかないんだか。]
教師ってな、面倒くさそな仕事だねェ。
[こればかりは、ぜ〜んぜん羨ましくなかった。 下駄を鳴らしてご要望の通りに伊吹の隣に立つ。]
(286) 2018/09/21(Fri) 13時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 14時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 14時頃
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― 墓地/首塚 ―
[(グリモワッ)がフェードアウトし、霧に滲む雷光が静まる。 ナツミは魔女の痕跡を辿りついに何か発見したようだ。 ここ掘れワンワン。――ナツミとクラウザーは目出度く『木箱』を発見した。(この木箱の発見と、ナツミの足元から出土したことに、グリモワッが関連していたかは定かではない。)
鎧姿のクラウザーは腰の剣を抜き放ち、すぐさま剣を木箱に充てがった。――ほんの僅かな間でしかなかったと思う。
声がしていた。周囲にきんきん声が響いて、すぐさまナツミが奇妙なことを口にする。「引っ越し完了」と。
――すなわち、どうやら]
……、……
[憑りついた、ということらしい。 ナツミに入り込んだ魔女はそのおニューの体で嬉しそうにくるりとその場で回っているの睨め付ける。 ナツミだけではない。――ケンマもまた魔女によって体の自由を奪われているようだ。]
(311) 2018/09/21(Fri) 15時頃
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[膝をついたクラウザーの嘆き。 例の金切り声が墓場を中心に一帯に響き――]
うるせえッッッッッッッ!!!!!!
[耳をきーんとさせて、不快な音でぞわぞわしている首を縮めて、不快感で全身鳥肌だらけにしながら、おもんは膝をついたクラウザーの背後から彼の頭目掛けて酒瓶を振るった。]
シャンとしねェか、馬鹿野郎。
(312) 2018/09/21(Fri) 15時頃
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アッ。
[割れた!!!酒瓶のほうにおもんはまずショックをうける。道中で殆ど飲み終わっておいてよかった。>>314]
はン。 気付けの一杯だ。ツケにしておいてやる。
[言い終わらぬうちにナツミが拳をかためて地面を蹴る! 素早く距離を詰めている視線の先にはクラウザー。 げ、と思いおもんはクラウザーの真後ろにいたため、咄嗟に距離をとる。]
(317) 2018/09/21(Fri) 15時半頃
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………。
[どうにも嫌な予感がするのである。 ナツミの視線を追ってみると、明やおもんやクラウザーやセイカを見ているようで――。]
………、………。
[おもんは屋台に置いておくわけにもいかなかった風呂敷に入った九尾の首をそっと体のうしろに隠した。(幽霊みたいなすり抜け形の怪異もいる以上、コインロッカーや金庫に入れたって不安なのだ…)なんの意味もないけれど。]
(320) 2018/09/21(Fri) 16時頃
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やっぱりいいいいいいいい!
[おもんは迫りくるナツミの拳に悲鳴をあげた。 そして咄嗟にしたことには――後ろに隠した九尾の首を敢えて顔の前へと掲げて盾にしたのである。(使い方シリーズ) モフッとナツミの拳が風呂敷越しに九尾の毛に埋まり、彼女の拳が毛ではなく頭へ届くと、地面についた足もそのまま、衝撃で後ろへと押し下がらされた。
さて、もしこの死んだ九尾の首に未だ妖力が備わっていたとして、この拳ですっかり祓われてしまうことになったわけだが――このことについてはまた追々だ。]
(324) 2018/09/21(Fri) 16時頃
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破裂ぅ!?こええこと言いねェ!
[慌てて狐の頭の感触を確かめる。 へこみ無し、割れ無し。>>325]
取り合えず壊れてねェから問題ねェ! 石頭で助かった。
[殴ってすぐにナツミの体にとりついた魔女が、悲鳴をあげた。彼女は涙目で卒塔婆を手に構えており、おもんはこの狐の首に何が起きてしまったのかを遅れて知る。>>329]
ヘッ……なるほど。 まァ丁度よかったか。
[すっかり妖力を抜かれてしまった狐の頭。 破裂は焦るが、それのことには構わぬ様子でいた。]
(331) 2018/09/21(Fri) 16時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 16時半頃
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[背後ではBGMがかかっている……>>322>>323]
ゴミだの祟るだのいい気味だのと……
[色んな言われようだ。]
……はーん。 まあじゃあ、的にくらいはなれるかぇ。
[おもんは片手に殴られたばかりの狐頭を持って、どろんと化けた。猩々緋の着物が宙を舞って、そこには巨大な蛇が姿を現した。それは生皮はがれた九尾の尾。
血肉の色した大ウワバミだ。ウワバミはゴミと呼ばれた九尾の首をひと呑みにした。
邪魔な墓を乗り越えるための踏み台にもよし、高いところから魔女を狙うもよしの蛇は、ずるりと墓場を這い始めて]
(351) 2018/09/21(Fri) 21時頃
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………?
[あら塩かける少年を発見して、フードをぱくりと加えて持ち上げて、エニシごと振って追加の塩をまいた。>>348
♪>>322>>323 浮遊する感覚(イマジネーション…) 足が地面につかないのはなぜ そうやって廻り来た季節にあったものは何
まるでcomedy(comedy) 三文芝居と笑ってくれてもいい それはかつて誰かが感じた悲しみ (あら塩は幽霊に効く…) 連鎖する苦しみを (あら塩は幽霊に効く…) いまここで 繋ぐ…! ]
(352) 2018/09/21(Fri) 21時頃
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[くわえていたエニシを大急ぎで墓におろしたおもんは、尾を持ち上げて、卒塔婆を弾こうと試みるも、巨体では細かな動きを捌ききれない。 ナツミとケンマの振りかざす卒塔婆は、深々蛇の体に食い込んで、そこからどぶりとどす黒い怪異の体液があふれ出た。]
――!!!
[魔女の力か退魔の力か、蛇は反射で体をよじって少し暴れたが、我慢をする。人間を踏んでしまいそうだ。 しゅうしゅうと息を吐いた。]
………
(360) 2018/09/21(Fri) 21時半頃
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[一瞬ナツミは言葉を取り戻したようだった。>>354 もしかして効く……?(>>357 当然明之進にも>>357)そう判断した蛇は、卒塔婆を二本体に刺したまま、魔女やケンマから追い打ちを受けるのも納得済みで、巨体をのたくらせた。 墓地の合間をすべるように移動し――
屋台を鼻先で小突く。屋台は大きくぐらぐらと揺れて、椅子やのれん、タッパーなどを散らかしながら、乱暴に追加の塩を引っ張り出して、ぶんと大きく首を振った。
放り投げられた塩の袋は、セイカへと飛んでいく。]
(361) 2018/09/21(Fri) 21時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 21時半頃
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[クラウザーにずぼっと二本分の卒塔婆を抜かれると、ごぷっと黒い液体が蛇の体から溢れ出て、墓場のあちこちに黒い水たまりを作った。
誰が狐だといわれた蛇は、まるで笑うようにシシシと息を吐いていた。九尾の首はとっくに取り戻した。ゆえにもう、蛇だとバレてしまっても問題はなかった。>>363
この長い巨体でなら墓地からナツミやケンマを取り逃がすことはあるまい。邪魔をした時、どういう抵抗はされるかはわからないが――蛇の体力が持つ限りは。]
(365) 2018/09/21(Fri) 22時頃
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おもんは、アーサーにアンコールした。
2018/09/21(Fri) 22時頃
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[少年の悲鳴に、蛇はシシシ……と笑って舌をちろりちろりとやっている。>>366 血のように赤く、剥き出しの肉に鱗はなくて、ぐずぐずの体の表面にうっすらと骨の浮いた不気味な姿。
生徒を守れと指示をうけている以上、エニシも保護対象であるが故、怖がりのエニシの傍にも残念ながら蛇の長い巨体はあった。]
(373) 2018/09/21(Fri) 22時頃
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[セイカ達が隙をつくる。となれば。
大蛇のおもんは真一の傍に頭を寄せる。 移動の手助けくらいはする。 乗れ、といわんばかりに。]
(377) 2018/09/21(Fri) 22時半頃
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[真一・明・伊吹を頭に乗せてやると、花咲心の『にんにくです』の宣言に、蛇は丸く黒い目をぱちりと瞬いた。>>384
キツネの屋台のメニューには、ニンニクラーメンがある。
おもんは、屋台へ首を向けた。 振り落とされないよう注意するのは真一に任せることにして、ぐんと首を伸ばして、屋台の傍へ首を近づける。
おろしニンニクの入った壺と、どこかにはおろす前のが塊であるはずだ。それらを人の子と怪異に探させる間、クラウザーが蛇の巨体を守ってくれている。]
(387) 2018/09/21(Fri) 22時半頃
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[いくぞ!
セイカに明之進が声をかけた。 おもんはちらちらと舌を出して、ケンマとナツミ。 魔女のにおいが濃いほうを向いた。
おもんは魔女のにおいを追ってここにいる。
首輪をはめたふたりの魂が重なったなら おもんはまっすぐその巨体をのたくらせて突進する!]
(395) 2018/09/21(Fri) 23時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/21(Fri) 23時頃
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[フワッ……のたくった蛇が、猩々緋の着物を天高く舞い上げる。――伊吹はおもんの変身バンクに、なにかしらの不満があるようだった。>>6:348
猩々緋の着物は、その不満を憶えていた。 この着物も一種の怪異。 着物はパアアアアアと光り始める―――!!!!
♪ 運命が交差した 月が赤いこの夜に 僕ら惹かれあい 刃を交わす 流れる血に 誇-プライド-賭けて... >>2:659
束の間、うっすらと流れる――あるOP曲――]
(401) 2018/09/21(Fri) 23時頃
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[セイカの衣装は――いまこの瞬間! 猩々緋の着物により!
魔法少女らしきそれ(任意)に切り替わる!]
(402) 2018/09/21(Fri) 23時頃
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おもんは、セイカに変身バンクを促した。
2018/09/21(Fri) 23時頃
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[ ぶちかませ―――――――――ッ!
心・クラウザーの叫びに追従し、蛇の怪異は声にならぬ声で叫んだ!]
(415) 2018/09/21(Fri) 23時半頃
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[ ―― やっちまいな、伊達男! ]
(434) 2018/09/22(Sat) 00時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2018/09/22(Sat) 00時頃
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[人妖鉄血塔Sスペルセイカと首無し騎士クラウザー剛志が、Gospel Complete《祈りを成就》させる。
魔女は小瓶に閉じ込められた。
ズウン……!卒塔婆を突きさされた傷から血を流し過ぎた蛇の怪異は、墓地にたおれ、九尾の首を吐き出した。**]
(442) 2018/09/22(Sat) 00時半頃
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