189 とある結社の手記:8
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――――……どうしたの?怖いの?
[ 悲鳴にも似た囁きが聞こえて。廊下の途中で足を止める。]
安心して。怖がる事は無いさ。もっと素直になって。
[あやすような優しい声で。若い狼に囁きかける。]
だって、君は、
[囁きが聞こえる。動揺が茶器の扱いを乱雑にする。震える手先を隠すように不器用を演じて、それに答えた茶器はますます音を鳴らす。]
わかってる…。わかってるから…。
[言わないで。お願い。少年は心で叫ぶ。]
………仕方ないなぁ♪
『若い狼に血の味を教えてやらないと。私の心は逸る。
怯える心も一度溺れてしまえば、塗りつぶされてしまうのに。』
ああ。
でもこんな可愛い子なら襲ってしまっても良いかもしれない。
きっと太腿の肉なんか柔らかくて美味しいだろうねぇ。
どんな悲鳴をあげるのかな?
[朝食をとるかのような気楽さで呟く。]
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― 集会場 ―
[顰め顔のまま集会場に帰ってくる。手には荷物を抱えていた。広間によると人が集まっている。その中にリーの姿を見つけると、]
お前がリーだったな、 頼まれ物だ。
[と、酒瓶を二本差しだす。が、両手一杯に既に酒瓶を持っている様子に顔を顰めた。 それについては何も言わぬまま。 押し付けるとコルクボードのほうへと向かった。]
(181) 2014/08/13(Wed) 04時半頃
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…
[見る。ひとつのメモに大きく眉を寄せた。辺りを見る。サイドテーブルでメモを書くとジェレミーの名前が書いてあるメモの上に、一枚新たに貼り付けた。 『わかった』 という短い一文。
もう一つの要望に、今朝の会話を思い出す。 『わかった。解れば知らせる。』と書かれた紙を上から貼った。]
そうだ、イアンを見かけたら伝言を頼む。 これから先俺は部屋にいる。 話がしたいなら訪ねてこいとな。
[広間にいる者にそう伝えると、一度スージーに視線を送り。その後は広間を出て、*部屋へと戻る*]
(182) 2014/08/13(Wed) 04時半頃
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― 広間 → サイモンの部屋 ―
[出て行こうとした所で声をかけられ振りむいた。>>185]
ああ、構わない。 部屋で話そう。
[守秘義務だのと聞くとそう言って。部屋に戻るあゆみを進める。
部屋に着くと中へ促した。自分は机の椅子に座る。 そう離れていない所に丸椅子があり、座るなら座れと一応声はかけた。]
(190) 2014/08/13(Wed) 11時半頃
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― サイモンの部屋 ―
[椅子を無理に勧めるつもりはなく、話というものをずっと待つ。 小さく一つ、息を吐いた。]
…… 占い方法の事を聞いているなら、話せない。 占い師には、種類がいる。 客観的に見えるような占い方をするもの、 主観でしか解らないような占い方をするもの。 条件が必要になるもの、ならないもの。
[自分がどれかは答えない。ただ、人数を割り出した時、集合した人たちに何も求めなかったことから、その条件というのはあっても軽いものだという事は解るかもしれない。]
一日に一度のみの使用というのは 朝にも少し話したがな。
俺の占い結果も、明日の朝には皆に伝えるつもりだ。
[確かめるような声色に、視線を送りながら淡々と答える。]
(194) 2014/08/13(Wed) 13時半頃
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名乗り出なかったら、か。
[眉を寄せる。]
残念だが、仕方はない。 他のメンバーと同じく占いを待ってもらう事になる。
[小さく、もう一度息を吐いた。眉を寄せて両手を組む。 他の占い師がこのグループに居るまま占い能力の施行をするのは不可能ではないが、少し辛いのも事実。恐らくは相手側もだろう。 それで占いの結果がぶれる事などはないが。
そして、じっと、ラルフへと強い視線を送る。]
どうしてそれを訊こうと思った。
(196) 2014/08/13(Wed) 14時頃
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[問いに答えは返らない。 視線にも、視線は返らない。]
………
[沈黙の後に加えられた言葉。窺う視線はあったけれど。 言葉は強さと信念を持つ。]
―― 勿論。 そのために、俺たち結社はここに来た。
(198) 2014/08/13(Wed) 14時半頃
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……
[ラルフの話を静かに聞く。視線は逸らさないままだ。 聞き終えると、また、小さく息を吐いた。]
―― … そうか。 そちらの話は理解した。
…… 嫌だという気持ちが、解らんわけでもない。
[話に納得はするものの、まだ信用はしていない。ここから移動するためにはまず彼自身の潔白を証明してもらう事にもなるし。]
―― そうだな、とりあえずは明日、 …また気持ちを聞かせてもらおうか。 今日はここで過ごして構わない。
(203) 2014/08/13(Wed) 15時頃
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[他にも、ラルフからの質問はあっただろうか。 あるのなら答え、ないのなら、彼が部屋を出るのをただ視線で見送るだろう**]
(204) 2014/08/13(Wed) 15時頃
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― ラルフが部屋を去った後 ―
[手紙を認める。 ラルフが名乗り出たという報告だ。
これを外にいる結社員へ渡しに行く。 部屋に戻る際にでも、イアンにあったなら、今日なら時間はいつでもいいと告げ、部屋に戻るだろう。**]
(205) 2014/08/13(Wed) 15時半頃
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ー 少し後、サイモンの部屋 ー
[だらだらとしたノックの音と酒の誘いの声がある。一度扉の方を振り向いた。]
……… 用件が酒の誘いだけなら断る。
[扉を少し睨みながら言った。]
(213) 2014/08/13(Wed) 20時頃
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………
[小さな息を吐くと席を立つ。部屋の鍵を開けた。]
入るといい。
[そう促して、また椅子へ戻った。 遠くない場所に丸椅子があったが、勧めはしない。]
(215) 2014/08/13(Wed) 20時頃
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[夢の向こうに。]
…食べるんですか?サイモンさん。
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いや、遠慮しておこう。 …… 追加の要望は、聞いておく。
[酒の誘いは断り、酒に関しては聞くだけ聞いた。 すわる様子を視線で追う。 … …… 長い沈黙。紡がれた言葉に至極真面目な表情を返す。]
…本来の用途とは、少し違う。 だが、そう言う使い方が出来る者も居る。 それが俺だ。
間違いはない。
[迷いなくはっきりと断言する。]
(221) 2014/08/13(Wed) 20時半頃
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[夢からの問いには、]
うん。食べようかなって。
[あっさりと答える。]
………一緒に来る?
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見間違いか… そう思う者もあるだろうな
だが俺は実際に゛人狼゛を知っている。 人を喰らう者を何度も。……喰われた者もな。
その存在をはっきりと認識した時、 …妄想などとは言ってられなくなる者は、少なくない…。
[視線はそらさぬままだ。 代償の話には、少し眉を寄せ、沈黙した後、]
…、ない、とは言い切れないな。
心当たりでもあるのか。
(224) 2014/08/13(Wed) 21時頃
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[言い切られた言葉に、送る視線は変わらぬまま。]
ーー… そうか。
[立ち上がり、入り口へ向かう様子になにも言わず。]
……善処しよう。
[酒に関してはそう答え、彼が入り口へ手をかけたなら、]
ーーー ヴェスパタイン。
[名前を呼び、振り向いたなら、床に置かれた酒瓶を指差した。]
…酒瓶を忘れている。 少ないんだろう。
(227) 2014/08/13(Wed) 21時頃
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―――…
[一挙一動をただ見ている。 視線を送ってもかえらない。先ほどのラルフを思い出した。]
どうした。
[立ち止まった時に、声をかける。 それでも返るのが沈黙ならば、引き留める事はしないだろう。]
(229) 2014/08/13(Wed) 21時半頃
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…
[ヴェスパタインのつぶやきには答えないまま。 ゆるく息を吐き出すと、皺の寄った眉間に手を当てた。]
……
[しばらく沈黙したのちに、一枚手紙をしたためる。 ヴェスパタインに能力者の可能性あり。 少しして、この手紙も外の結社員に渡される事になる**]
(236) 2014/08/13(Wed) 22時頃
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― サイモンの部屋 ―
[ヴェスパタインが部屋を出た後、来訪者がある。 陽気な声が聞こえてくると、声を返した。>>272]
あいている。 はいっていい。
(274) 2014/08/13(Wed) 23時半頃
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― サイモンの部屋 ―
[どかどかと入ってくる姿に視線を送る。疲れて見えるのは気のせいではないだろうし、たった今疲労度が増した事実もある。 名刺を渡されると一応程度に目を通す。]
名前は名簿にも載っているし、 先ほど自分でもメモに書いていただろう。
[先ほどヴェスパタインが座っていた丸椅子がまだあるはずだ。そこにイアンが座るのを目で追いながら。]
…どこまでもなにも、 今朝説明したとおりだが。
何か不明な点でもあったか?
(282) 2014/08/13(Wed) 23時半頃
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人狼の目星がついているなら、 既にその人物はここにはいない。
[イアンの言葉に小さく息をついた。>>285]
解っているとしても、教えるつもりはないし、 占い師なら目の前にいるだろう。
[そういう意味でないのは承知だがそういった。]
(290) 2014/08/14(Thu) 00時頃
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そういうものだ。
[ノリノリな様子にも視線は送る。多少眉がよった。 もう一人という話には]
お前がそうなら名乗り出てくれ。
[と言っただけだ。 最後の質問をされると、少しの沈黙の後。はっきりと答えた。]
ある。
人の姿の人狼も、 狼の姿の人狼も、 人狼に喰われた人間も。
見たことは、ある。
[少しだけ目を眇めたが、視線をそらす事はない。]
(295) 2014/08/14(Thu) 00時頃
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