人狼議事


52 薔薇恋獄

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視点:


【人】 本屋 ベネット

―― バスの中 ――

[一番後ろの、中央。
 きっちりとシートベルトを止めた。
 なんだか分厚いバッグは背後に置いた。特権。
 昨日貰ったハッカ飴を、口の中に放り込む]

 ………………

[周囲の話を、聞くともなしに聞いている。
 手の中には、石神井から貰ったギャザの土地カード。
 平地、島、森、沼、山。
 5枚のカードをずっと手の中で弄んでいた]

[一枚目をめくれば山が出る。山のカードを一番下に入れ、二枚目のカードをめくったはずなのに山が出る。一番上に戻し、一番下からカードを引き抜いても山が出る。
 ……差し込む場所とめくる場所、時折出るカードを変えて延々そんなことを繰り返してた]

 ……薔薇煉獄。書けない。

[話を聞き終われば、そんな風に呟いていたり]

(5) 2011/05/16(Mon) 00時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 00時半頃


【人】 本屋 ベネット

―― ちょっと前 バスの中 ――

[最上が自分の席に着くと、席をいじくる彼の肩を遠慮がちにつんつんつついた]

 ……最上。車酔い、する?
 しないなら、これ。

[小さなオレンジピールのチョコレートを差し出してみた。
 この間もガム貰ってしまったし、いつもの礼のつもり]

(10) 2011/05/16(Mon) 00時半頃

[隣の席に、こっそり耳打ち]

なーおい。


【人】 本屋 ベネット

―― バスの中 ――

[ふと、隣の席で耀が身じろぎする気配を感じた。
 時折かすかに触れる動き。それが変わったから
 カードを繰る手を止めてそちらを見やる]

 ………耀?

[詳しいことは知らない。だから、話と容態を結び付けられなかった]

 要る?

[だから、酔い止めやペットボトルのお茶を勧めてみたり。
 誤魔化されれば、深くは聞かない。
 ただ、そちらを到着までずっと気にしてた]

(17) 2011/05/16(Mon) 00時半頃

…はい?

[ビクッ、と反応したあと、耳打ちしてきた人に素直に耳を傾ける。]


― 少し先の話になるだろうか ―

[百瀬に猫耳をつけれたかどうかは置いて置き、怪談話が始まると瞬く紫の眼。
話は割と聴くような、ありふれたもののように思えた。]

 ………。

[けれど、人知れず難しい顔をするのは、全てが正しいかは別として、おそらく『本当に居る』ということが判ってしまったから。]

 『最近は、あまりなかったんだけどな』

[内心で呟く。

人付き合いが苦手な一部の理由。
眼が悪いのに、あまり眼鏡をかけたがらない訳。

どうにも眼の色を引き継いだ所為で、父親から受け継いでしまったらしい『霊感』とやらが発動中らしいと溜息を吐いた*]


んや、特によーじはないけどさ。
土橋とメアドこーかんしてなかったかなって思って。

いいー?
[携帯を取り出して、ちらり]


 ……だから、クトゥルフとか、やめよーって……

[出るとこで、そういうのは。
ほんとにやめて欲しい。

うつらうつら、寝言に近い声は、しかし真剣な呟きだった*]


【人】 本屋 ベネット

 ……それなら良かった。当たり。

[最上に白イチゴチロルを貰う。
 ありがたく受け取って、でもしばらくちょっと考えていた]

 ……あれ。貰うと、いつもの礼に、ならない?

[おかしい。
 けれど、まあ、貰わないという選択肢は割りとなかった]

 いつも、ありがと。

(21) 2011/05/16(Mon) 00時半頃

ベネットは、道さんの声が漏れぎこえると「クトゥルーよりはゴーストハントの方が再現性高いしねえ」とかずれたことを思っている。

2011/05/16(Mon) 00時半頃


あー、そうでしたね。

[連絡網はあってないようなものな気がしている。]

じゃぁ、これが俺のです。
[ごそごそと携帯を取り出すと、最上センパイとピロン☆とメアド交換したか。]


 お前も、当たりっぽく感じてるのか?

[寝言云う幼馴染に、ぼそっと返す。
2人して霊感があるらしいのは、昔から知っていることかはてさて*]


[赤外線で通信すると、部活メンツのフォルダに新規登録。
これで、交換してないのはあと誰だろう?まあいいか]

さんきゅー、じゃ土橋にもチロルあげよう。
イチゴ味スキっしょ?

[ごそごそと取り出して、ピンクの包み紙をころり]


【人】 本屋 ベネット

[隣の席の石神井も寝ている気配。
 自分は寝る気はあまりない。だってこんなに人のいる場所]

 …………。

[時折耀を気にする他は、ちょっと身を乗り出して、到着するまでパタパタとカードを弄り続けてた。ハッカ飴を食べ終われば、最上から貰ったチロルを口に入れ、ぐっと親指突き出してみたり]

 ……部屋、どうするんだろう。学年ごと?

[ふと思い出したように、そんなこと呟いてみたり**]

(29) 2011/05/16(Mon) 01時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 01時頃


…えぇ、ありがとうございます。

[否定出来ないので素直に受け取る。
飴は相変わらずどらえもんのように鞄に入っています。**]


【人】 本屋 ベネット

―― バスの中 ――

[石神井の手が最上に伸びるときは、邪魔にならないようちょっと避けた。
 部屋の話になると]

 ……そっか、最上は百瀬と。

[思い出したように頷いた。道さんの呟きに、ちょっと遠いが]

 ……道さん。お買い得

[自分を指差してみた。
 彼が前を向いてしまったから、届いたかどうかは知らないが]

 道さんが迷惑、よく分からない。
 俺は道さんとがいいよ。最上、うるさければ来て雑魚寝。

[そんな風に誘いをかけてみていた**]

(42) 2011/05/16(Mon) 05時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 06時頃


[ 彼らの予想は、当たっている ]
[ 否、予想ではなく天性の力か ]

[ じきに、一行が辿り着く別荘 ]
[ その屋根の上に、座り黙す女 ]

[ 今は唯、口を閉ざし無表情で ]
[ *新たな客人を、見下ろすのみ* ]


 …… すっごく、痛てぇし。

[普通の一軒家に住む、普通の家族。
だから、自分たちには見えない『何か』を連れて来て、家を文字通りお化け屋敷にしてしまった息子を、海外転勤をさいわいに置いていったのも、仕方のないことだと分かっている。

でも、見えて、聞こえるのだから、普通の人間と同じに、思い入れてしまっても仕方ないじゃないか。
気味悪がらせた両親には悪いと思っているが、そんな開き直りをしているから。
霊媒体質は、改善の兆しなど無く、ひどくなる一方。

居ると分かる話を聞いただけで、『彼女』の想いに反応してしまって、ずくずくと心臓が痛む。
眠気か痛みか、どちらのせいで意識がかすむのか、良く分からない。

重い瞼をこじ開けて、肩を貸してくれている幼馴染を見上げ。
いつもの笑みを浮かべようとして、――あまり上手くいきそうになかったから。
取り繕わず、あからさまにほっとした、弱いものを浮かべた]

 となり、蛍紫で良かった。


『なあ、ケイ。もしかして、みえてる?』

[幼馴染の視線が。
時折、自分以外目を向ける者の無いほうへ向けられていると気づいたのは、バスの座席よりも背の小さかったころ。
あの頃は、こんなに身長差がつくなんて思ってもいなかったと、すこし悔しい想いに息を吐いた]


そういや、土橋さ。


お前、好きな人って……居る?

[思い出したように落ち着いた声でぽつり、隣にだけ聞こえるように*]


[『恋』なんてしない。


人の心を縛るから。変えるから。狂わせるから。



―……ちり


なのに。
時折、苦しい。嬉しい。
言葉にできないもどかしさに襲われるのは、何故だろう…]


……はい?

[聞こえてきた言葉に6秒ほど固まる。
そして、淡く頬が朱に染まる。

それが何よりの解答になるか。]


 無理しなくていいんだぞ?

[無理に笑おうとする珀に手を伸ばす。
叶うなら慰めるように、その頭を撫でたかもしれず。
ほっとした様子に、安心させるように緩く微笑む。]

 まだ『見えて』は無いな。
 でも、居るだろうということは気配で判る。
 小さい頃は、そういうことも多かったが……。

[見えているか?という問いが、肉声であれば上記のようなことを囁いただろう。心の声であれば、多分意識しない小さな独り語。
蛍紫の能力は、成長するにつれ安定はしてきている。
感じない努力をしているから。

例えば、それは霊の存在を誰かと話さないこと。
相手にすると、霊が近寄ってしまうから。
例えば、それは眼鏡をかける時間を減らしていること。
かけると、見え過ぎてしまうから。

ただ、傍に居る幼馴染の存在がある故に、捨てきれていない。]


[甲斐――父親の家系は、元は死した者を相手とする生業としていた家系らしく。
近代になっても紫の眼を持つ子には多かれ少なかれそう言う力が引き継がれている。
ただ、随分と他の血が混じっているから、そもそも紫の眼が出ることも少なく、出たとしても能力的には落ちて行っているのが事実。系譜を辿れば、霊を払うような能力もあったようだが、蛍紫にもその父にも払う能力はない。そして、現代で生きるのに、それで困ることもない……のだが。]

 ………。

[まさか、身長差で溜息を吐かれているとは知らず。
霊媒体質らしい幼馴染を護りきれないことに、内心で溜息を吐くのだった。]


 無理は、しねえよ。

[ただでさえ、蘭香のことがある。
そんな時に、自分がどうかしてはいられない。
そうしたら、この妙なところで苦労を背負ってしまう幼馴染が、どれだけ大変かは、想像するまでもないから。

だからちゃんと、頼らせて貰っていると、撫でられるまま肩口に預けた頭の力を抜いた]

 ……蛍紫みたいに、離れてかなきゃいけねーんだろうけど……

[硝子に遮られていない紫の瞳へ、手を伸ばす。
目測であてられた指先が触れたのは、頬あたり。
するりと目元をなぞって、ぱたり、落ちる]


 ごめんな。

[見えざるものを、見ないように努力している幼馴染が。
それでも、こちら側から離れきれていないのは、逆方向へ進んでしまっている自分のせいもあるのだろう。

付き合いが良すぎると、茶化して笑い飛ばすことも出来ず。
ただ、落とした手を握りしめて、ぽつりと呟いた]


[今日は両手が空いていたから、よけられなければわしわしと髪を撫で回して。
意地悪くない方の笑顔を見せる]

俺さ、お前のならおーえん出来るわ。
根回し必要なら、言えよ。

[後輩の中でも、かなりお気に入りな方(弟として欲しいランキング)に土橋は入っているようだ*]


わっ

[バスの座席は狭い。
避けようと思っても避けきれなくて、わしわしと頭を撫でられる。]

必要なら、お願いします。

[数瞬、迷った末に頼んで、]

……応援したくない人でもいるんですか?

[思わず気になったことを聞いてしまう。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 19時半頃


じゃ、相手だーれ?

[にひひと笑みを漏らしてついでに情報収集]

えーだって。
ライバルには負けたくないぞ?

[居るのかどうかもわからないが、一応。
静谷の「トンビに攫われる」という言葉が聞こえての発想]


【人】 本屋 ベネット

―― バスの中 ――

[道さんからは快諾を。最上からは襲撃予告を受けた]

 ネー。
 ………じゃあ、道さん。和室、有ったらもらおう。

[ツーテンポ遅れて、最上に調子を合わせる。
 来客があること前提の提案。四畳半くらいだっていい。
 追加で貰ったチロルチョコ。ころころ楽しげに転がした]

 ……まぁ、後輩、いじめない程度に。

[そうして。
 石神井が静谷と話をしようとしたり、鸚鵡が飛んでくればちょっとずつ身を縮めて]

 ……珀。動物、バスはケージ。
 これ、よそさまのご厚意。

[ぼそりと一言咎める口調]

(87) 2011/05/16(Mon) 20時頃

【人】 本屋 ベネット

………あ。メール。

[周囲が携帯チェックし始めれば、つられた様に自分も取り出す。
 いつの間にやら届いていたメール。もちろん今は圏外なのだが]

『はぁ? 何それ
 何で兄貴ばっかそんな勝手できんの
 帰ってこなくていいよ 馬鹿』

[ミニチュアピエロのストラップ。カードごと指に絡めてカチカチ開く。あらわれたのは、弟からの悪態メール。彼はまだまだ暴風圏]

 ………あ。拗ねた。

[ぱちぱち瞬いて、電源切った。どうせ入らないなら使えない*]

(88) 2011/05/16(Mon) 20時頃

………百瀬。

[少し長い沈黙の中、紡いだのはクラスメイトの名。
気になっている、という点では静谷センパイもそうなのだが、
レベルが違うと思うので口にはしなかった。]


…………。

部屋変わろっか?というか、俺は夜織部と野久んとこ行く(のを勝手に決定した)から、使っていーよ。遊びに来てそのまま泊まってけば。

[おせっかいでもなんでもなく、するりと言葉が出る]

よくじゃれてるもんなあ、お前ら。


でも、大丈夫ですかね?
蓮端センパイ一人にして。

[相部屋の誘いをかけたセンパイを慮る。]

まぁ同じクラスですからね。


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 20時半頃


【人】 本屋 ベネット

―― 到着後 ――

[バスが止まった。緑豊かな場所。
 絡み付くような草いきれ、雨の泣きそうな匂い]

 ………お疲れ。頑張った。
 あとちょっと。向こうについたら少し横になるといい。

[どうにも体調の悪そうな隣席の耀。
 バスが止まればそう労って、当たり前みたいに自分の分と彼の分、2人分の荷物を持って降りようとする]

[降り際、運転手までしてくれた大須の伯父に再度頭を下げて、バスが見えなくなるまで見送るつもり]

(95) 2011/05/16(Mon) 20時半頃

ほっといても石神井あたりが来るんじゃない?
それか、蓮端に言っておけばいいよ。夜部屋空けるんでって。「センパイも好きな部屋にお邪魔したらどーっすか?」
とか。

[二重三重に煽ってみる]

俺が蓮端にそれ言うと、不自然っしょ?


…ですか。

[センパイからの煽りにへにょり、と眉を下げる。]

とりあえず、後でそう声をかけてみます。


んーまあ。余計な事は言わないにしても。
「百瀬の部屋に行くんで夜そのまま泊まるかもしれません」
ぐらいは言うべきかなーと。

蓮端いーやつだから、心配しちゃうかも。
それか、一人でゆっくり寝れるって思うかもしんねーし。


…優しそうな人ですからねぇ。

とりあえず、行くならそう伝えておきます。

[もしかしたら、行かないかもしれないとかそんな。]


【人】 本屋 ベネット

―― 到達後 ――

 ………こわれもの?

[色々入ってる、の言葉に、持ち上げようとした手を止めて聞いた]

 遠慮なら、気にしない。
 先輩が後輩助けるのは、当たり前。

[それでも固辞されればきっとあっさり返すけれども]

(102) 2011/05/16(Mon) 21時頃

 ……離れているように、みえるか?

[一瞬驚いたように見開く紫。
次に苦笑いの形に細くなれば、その下、頬に触れる温もり。

離れているように見えるのならば、距離感をつかめないからで。
多分、3人の中で1番幼馴染という枠に縋っているのは自分なのだという自覚があった。
思うのは、鞄の中にある織部から譲り受けた奨学金のガイド。

3人でルームシェアして、同じか近くの大学に……。

その願いは、まだ云えずにいるけれど。]

 謝る必要はないさ。

[結局、霊感をなかった振りできないのも、珀に縋るのを止めれないから。
落とされた手に、頭を支えていない方の手を伸ばす。
言葉にしない 謝るのは多分自分の方だ という思いを乗せて触れた。]


【人】 本屋 ベネット

―― 到着後 ――

[バスから降りたのはきっと最後の方。
 別段先頭を歩く気もなかった]

 ……………。

[最上と一緒の耀を見て、道さんの隣を歩く]

 ……重い? 山道でキャリーは、きつい、ね。

[先を行かない彼に首を傾げつつ聞いてみた]

(106) 2011/05/16(Mon) 21時半頃

【人】 本屋 ベネット

―― 到着後 ――

 ……………。

[ちょっと考える。さすがに3人分は無理そうだった。
 静谷が手を出せば、少しほっとしたように]

 ……マッサージ、得意よ。着いたら、要る?

[打ったとは知らないから、ちょっと見当外れの問]

(120) 2011/05/16(Mon) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[土橋と、本人から次々となされる申告]

 ……あぁ。帰ったら、病院。

[納得したように頷いた。
 どうしてそうなったかとかまでは頭が回っていない]

 ……必要に迫られて。
 でも、打った腰は怖いから嫌。
 手とか腕なら。

[きっとそんな風に話しているうちに、ゆっくりペースでも目的地に到着するんだろう]

(127) 2011/05/16(Mon) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[静谷に同意を求められて、考えた]

 ………………。
 ……女の子同士のほうが、えっちぃと思う。

[確か、一般論として。
 世の中そんな論調のはず]

(130) 2011/05/16(Mon) 22時半頃

【人】 本屋 ベネット

[最上の声が聞こえた]

[荷物持つ手の指が、荷物の持ち手をぐぐいと擦る]

 ……………練習台は、いつでも募集中。

[いつもよりちょっとだけ反応が鈍かったが、
 まあ、常に会話はどんくさい]

 えろくはない。と、思う。

[多分。そうでないとちょっと困る]

(142) 2011/05/16(Mon) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

[静谷の雰囲気がちょっと変わった]

 ―――?

[片眉上げて、そちらに視線をやる。
 けれど、上手い言葉が出てこなかったので、結局何も言わなかった]

(144) 2011/05/16(Mon) 23時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 別荘 ――

[大きな概観。
 別荘、と聞いていたから、今日は掃除オンリーになるのかと思っていたが、綺麗に掃除もされていた。改めて大須に、大須の伯父に、感謝する]

 ……あ。庭。

[空はもうすぐ泣き出しそう。ちょっと迷って]

 ……降る前に、覗いてくる。

[もしまだ持っているのなら、別荘内に耀の荷物と自分の荷物を置いて、自分の荷物の中から丸い編みぐるみを取り出し、庭園のほうへと足を向けた]

(148) 2011/05/16(Mon) 23時頃

 ……居る。

[ぼそっと呟いた。

眼鏡をかけずとも、はっきりと見えたこの世の人ではない姿。
視線は、屋根の上に固定されている。
遠目に、視線があったと思ったのは気のせいだろうか。]

 挨拶すべきか、悩むな……。

[挨拶をするということは、存在を認めるということだから。
己の為というより、珀の為になるだろうかと、少し悩ましげな顔をした。]


【人】 本屋 ベネット

―― ちょっと前 ――

[平気だ、という道さんの言葉]

 そか。

[心配はまだあるけれど、本人がそう言うならそれ以上はもう言わない]

 ん。いつでも。待ってる。

[こくりと一つ頷いて、到着した別荘を隣で見上げてた]

(156) 2011/05/16(Mon) 23時頃

 …… うん。

[バスの中で触れていた手を。
確かめるように、そっと伸ばし。

屋根の同じ一点を見つめる幼馴染に、ちいさく笑い]

 蛍紫は、関わりたくないんだろ。
 オレはどうせ、また放っておけねーから、挨拶もすることになるんだ、任せとけ。

[悩ましげに刻まれた眉間の皺を、横合いから、うにっと伸ばした]


【人】 本屋 ベネット

―― ちょっと前 ――

 ……女の子相手なら、ね。ふつう。やったことないけど。

[いつものように淡々と、最上に返す]

 分かった。後で。モンハンの邪魔する。

[そう約束して、ちょっと浮き足だった様子でふらっと一行の列を離れてた]

(158) 2011/05/16(Mon) 23時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/16(Mon) 23時頃


[ 蛍紫と視線が合おうと ]
[ 女は表情一つ変えない ]

[ 楓馬を見ても同じこと ]

[ まだ女は新たな来客を ]
[ *ただ、見ているだけだ* ]


[眉間の皺を伸ばされたなら、紫の眼を見開く。
そして、溜息を一つ吐いた。]

 ……お人よしめ。
 そうなったら、俺も放っておくわけにはいかないだろ。

 それに、なんだかな……。

[放っておいてはいけないような、そんな気がする。
そんな感覚的なものは、相変わらず上手く言葉に出来ず。
言葉途中で切れた。

ただ、視線あっても変わらぬ表情が気になって。
大概は、あえば良くも悪くも構って欲しそうにするのが常だから。]


【人】 本屋 ベネット

―― 庭園 ――

[もう空は大分薄暗い。
 でも、何でだか、庭園に足を踏み入れたくなっていた。
 野薔薇の間に足を踏み入れる]

 ―――――。

[歩きながら、編みぐるみの背中のジッパー下ろして、直径76mmのクリスタルボールを取り出した。学校にはさすがにかさばるので持っていけない、今一番練習しているもの]

[編みぐるみの殻をポケットに押し込んで、傷だらけのそれを掌の上でくるくる回しながら歩く。最近練習できていないから、この合宿中ではずっと弄ってようと思ってた]

[随分長いこと手入れがされていないんだろう。
 まるでそこは茨の迷宮]

 ……………。

[曇天うつした水晶に、くるくると緑が回る。
 茨の森をすり抜けるたび、小さな棘が皮膚を擦る感覚がした] 

(171) 2011/05/16(Mon) 23時半頃

 ええ?
 お人よしは、好きで厄介ごとに首突っ込むオレに、付き合ってくれる蛍紫だろ。

[溜め息に、くすくす笑い]

 しかし、付き合うとなると、長くなりそ。
 どうしたいのか、とか。言う気なさそうだし。

[表情を変えず、身動きもせず。
何を求めるでなく、ただ其処に居る姿に――ずきり、また痛んだ胸を押さえた]


【人】 本屋 ベネット

―― 庭園 ――

[ぽつり。小さな雫が頬を打った]

[けれど、まだ、小雨。
 傘をささずともいいかなあという感じ]

 ………滑る、かな。

[ただ、ちょっと雨の感触が心地良くて、庭園の入口付近で足は止めたものの、何となく薔薇の園を眺めてた]

 そうびれんごく

(177) 2011/05/16(Mon) 23時半頃

 ……お前がつっこまなきゃ、付き合わん。
 誰にでも、ではないから、俺はお人よしではないさ。

[照れ隠しなのか、ぎゅっと眉間に皺を寄せたての会話は、どのタイミングだったか。
ポツリと頬を雨が打つ。]

 雨が降っても、あのまま居るんだろうかな。

[屋敷に入る前、天……正確には屋根の上にいる幽霊を見上げて呟いた言葉は、珀が傍に居れば聴こえただろう。
どうこういいつつ、挨拶ついでに中に入れと言いに行くのだと、多分見とおされているか。]


本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 00時頃


 ん? 照れてやがんの。
 ……ありがと。

[同じくらい、ごめん、と思っているけれど。
感謝だけを口にして]

 ……だろーな。
 抜け駆けすんなよ?

[屋根上を案ずる声に、にやり笑い。
ぽん、と肩を叩いて出て行った]


【人】 本屋 ベネット

―― 庭園 ――

[背後から、足音が聞こえた]

 ……珀?

[両手の中で、クリスタルのボールを蠢かしながら振り返る]

 ………雨が強くならないうちに、花が見たいなって。

[ぽつぽつと地面は濡れている。
 けれど、未だ、雨脚は傘がなくても充分なもののはず]

[少なくとも、自分にとっては]

(205) 2011/05/17(Tue) 00時頃

 さぁ、それはどうだろうな。

[抜け駆けするなという言葉に、唇の端を持ち上げた。
意地悪な表情をするのは、照れを揶揄られた……というこれまた照れなのだが。
珀が火事の痕がないか下から見まわるついでに、話しかけるつもりならば、自分は上からと踵を返すのだった。]


【人】 本屋 ベネット

―― 庭園 ――

 そう。いるうちに、上がればいいけど、ね。

[頷く。周囲を見た。
 野薔薇は無秩序にも、命の塊にも見えた。
 棘と雨が肌に触れれば特に]

 これ?
 ………ええと、ガラス玉。

[しとり始めたそれと腕を、一度ハンカチで拭う。
 それから、彼の目の前でその透明球を空中に固定するようにしながら、両の掌や甲の上を交互に滑らせて見せる]

 こんな風に、遊ぶ。さわる?

[彼の手がうずくのを見て、3本指で掴むように回転を止めた。
 気持ちはよく分かるから、差し出してみる]

(221) 2011/05/17(Tue) 00時半頃

― 2階廊下つきあたり ―

[誘われるように向かうのは、幽霊が座っていたらしき所に近い位置。案の定、寄った窓からその姿が見えて、溜息を吐く。]

 今日から、暫く世話になるものだ。
 騒がしくするだろうが、よろしく頼む。

[それでも気難しげに挨拶をするのは、結局放っておけないからで。
放っておいても、珀が無茶するのは目に見えていることもあった。]


 ……ずっとそこに居るつもりなのか?
 幽霊は濡れないのかもしれないが、見ている方が寒いんだが。

[苦言を言ってから、ごそごそと取り出し差し出す菓子。]

 これは土産だ。
 幽霊は食べれないかもしれないが、気は伝わるものだと父がいっていたからな。
 よければ貰ってくれ。
 あと、気が向いたら名前教えてもらえれば嬉しい。
 幽霊幽霊呼ぶのも、失礼だしな。

[珍しく長文を紡ぐと、相手の反応があろうがなかろうが、暫くじっと見詰めるのだった*]


【人】 本屋 ベネット

―― 庭園 ――

 そう。そうびれんごく。
 ……つけた人は、詩人。

[オカルト観光スポットとして申し分ないたたずまい。
 珀が花弁を弾くのを、目を細めてみた]

 大丈夫。腐るほど落としてる。
 ……し、二千円。

[相手の感じてくれた感覚を知らず、言葉になるのは雰囲気をぶち壊すもの。それに触れる彼にくすくす笑った]

 ………中、覗いたら、幽霊、見えるかも?

[からかいの声。さっき見てうらやましかったので、自分も花を一輪弾いてみる。少しトーンを落として]

 禁断の恋、か。
 ……難しいね。

(238) 2011/05/17(Tue) 01時頃

[ 明確に自分に向けて発せられた声に、振り返る ]

『…………』

[ 苦言に眉を下げ、差し出された菓子を見つめる ]
[ それから蛍紫の顔を見て、再び菓子を見つめて ]

『……ありがとう』

[ 頭を下げて、小さな声で、蛍紫にお礼を言った ]


『あなたの言う通り、わたしは幽霊』
『変わった、人。わたしの姿を見て逃げなかったのは、あなたが初めて』
『ううん、もう一人、いたかしら。さっきわたしを下から見ていた』

[ 女はたどたどしく話す ]

『……ごめんなさい、人とお話したの久しぶりで上手く話せない』

[ 不器用な言葉を止めて ]

『わたしは、日向(ひなた)』
『――あなたは?』

[ *蛍紫に名前を、尋ねた* ]


【人】 本屋 ベネット

―― 庭園 ――

[説明をするために、考え込む。
 無意識に手遊びみたいに棘を掌に滑らせていた]

 ……煉獄は。こう、救われる地獄。多分。

[ゆっくりと動かされ始める水晶玉。視線が追う]

 雨。滑るから、がんばれ。
 ……違う。玉は動かさないで、手を、動かす。

[ちょっとそんなに口を挟んだりして。
 翳された水晶玉。透けて別荘が見える]

 ―――見たくない。SAN値減る。

 ………してない。
 道さんみたいに、女の子、いないし。
 恋って、何だろうってさ。結局、相手の男も殺したでしょう。

(254) 2011/05/17(Tue) 01時頃

【人】 本屋 ベネット

 それはとても醜い気もする。

[手を伸ばして、ガラス玉に指先滑らせた。
 否定するときは、ちょっと考えたけれど自分でそう信じているように]

 ……雨、さすがにそろそろダメ、かな。
 帰る?

[ぽすんと受け取って、別荘の方を示した**]

(255) 2011/05/17(Tue) 01時頃

[ やってきた調音に軽く視線を向ける ]

[ この人は、見えない ]

[ それだけ判れば十分と視線を外して ]

『……それ、くれるのは嬉しいけれど』
『あなたが変な人と思われる』

『持って帰って自分で食べて』
『お供え物って、そういうものだから』

[ *気持ちだけで、十分* ]


[一回りしてみたが、特に火事の痕らしきものは見つからなかった。
2階から見れば、また何か見つかるのかもしれないが、とりあえずは十分と、立ち止まり。

屋根を見上げれば、雨霞で定かではないが、窓辺に立っているのは見慣れた幼馴染の姿。
けれど彼女の姿は、そこから動いた様子は無かった]

 よっ!

[ぴっ、と挙げた手を、ひらひら振って笑う。
見えている、と示すように、真っ直ぐ彼女を見上げたまま]

 オレ、楓馬ってんだ。あんたは?

 これから、オレたちしばらく、此処にお邪魔してっから。
 何かして欲しいことあったら、言ってくれ。

 とりあえず、中入ろうぜ。聞いただろうけど、そいつもすっごく、気にしてんだ。


[見るからに寒そうだからさ、とジェスチャーし。
別荘の中へ戻ると、階段を駆け上がり、蛍紫の後ろから、ひょこっと顔を出す。
供えられた袋に、口元を和らげ]

 ほら。来いよ。

[あとで廊下掃除だな、と思いつつ、窓をいっぱいに開いて。
身を乗り出すと、彼女のほうへ手を思い切り伸ばした*]


【人】 本屋 ベネット

―― 庭園 ⇒ 別荘 ――

[袖を引かれて、止められた。
 ちょっと名残惜しげに薔薇の棘から手を離す。
 彼がボールを動かすのを見れば、雨に滑って少し不規則な、けれど最後の方には少しそれっぽくなっていた動き。
 笑って頷いた。言葉で褒める代わりに、ちょっと手を伸ばして彼の頭を撫でようと]

 ―― いあ、いあ、ふんぐるい、むぐなう

[あっさり謝られてしまった。
 「自分で考えているみたい」という指摘。虚をつかれて、とまどって、そんな召還呪文を唱えるしかなくなってしまってた。
 涙みたいな雨に濡れたボールを受け取った]

 ………―――

[手が滑って、綺麗にはまわせそうもない。
 まだ外に出ていても風邪ひくほどではなかろうが、外で遊ぶのを少し諦めた量]

(280) 2011/05/17(Tue) 06時頃

【人】 本屋 ベネット

 珀。楽しい恋、してるね。
 ………どういたしまして。

[だんだん押し黙っていく彼。けれど、言及されることを少し考えて、推測だけどそう言ってみた。その後、こちらに明るく挨拶する様子を見て、目を細めてその後ろ姿を見送った]

(281) 2011/05/17(Tue) 06時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 別荘のひさし ――

[珀が手を振ったから、別荘の軒下にいる最上に気づいた。
 奥に行く珀とは逆に、彼の方に向かってく]

[少し足取りが早くなっていた]

 ――ただいま
 勝手して、ごめん。部屋、決まった?

[最後の方は駆け足みたいになっていた。ようやっと彼の隣にたどり着けば、ガラス玉持った腕で前髪の雫を払う。
 隣に並んで最上を見た。笑う]

 ……薔薇、すごかった。

(282) 2011/05/17(Tue) 06時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 06時半頃


胸が苦しいのは。

きっと、僕が弱いから。


[ また、自分に向けて掛けられる声 ]
[ 今度は、下。手を振る楓馬を見る ]

『ふうま。変わった名前』
『わたしは、日向』

『……幽霊に暑いも寒いもないわ』
『あなたのほうこそ、寒そうよ』
『わたし、使用人だったけど。もう浴巾(タオル)一枚出してあげられないから』

[ 足りない言葉と、遠回りな気遣い ]
[ 見えなくなる姿に、忙しない人と ]
[ 溜息を吐いた頃に、楓馬は2階に ]


『あなた、昔から幽霊慣れしてるのかしら』

[ 手を伸ばす楓馬の手を握り返さないまま ]

『でも、あまり安易に触れようと思わないほうがいいわ』
『あぶないから』

[ 女は目を細める。根負けしたようだった ]

『そこまで言うなら入るわ』
『でも、助けは無用よ』

[ だけど手は拒む。決して掴むことはない ]
[ 女の姿は一度雨に溶けて、二人の後ろへ ]


[ 女の視線は蛍紫と楓馬の近い距離に ]

『……あなたたちは仲良し?』
『仲が良いのは、素敵なことね』

『どうか、その絆を見失わないで』
『わたしみたいに、ならないように』

[ もし、二人に引き止められなければ ]
[ *廊下の水滴に溶けて、女は姿を消す* ]


 変わってっかな?
 名付け親のじっちゃんが台湾のひとだったらしーから、そのせいかも。

[日向が応えてくれたのに、ほっとする。
お気遣いなく! と笑って駆け出した足は、廊下の窓まで濡れた足跡をぽつぽつと]

 うん、慣れてる。
 だけど心配されたのは久しぶり。日向、良いヤツだな。

[あぶないと言われても、にへらと嬉しそうに笑うだけ。
入る、と日向の姿が雨に溶け消え、廊下に現れてから、窓を閉じた]

 おう、仲良しだぜ!
 オレが迷惑かけてばっかの気もすっけど。

[付き合いの良い幼馴染の肩に手を伸ばし。
ぐいっと引き寄せたところで、自分が濡れていることを思い出して、悪ぃ、と慌てて手を離す]


 でも、……日向も、もう哀しいこと溜めこむな。
 怪談が本当でもウソでも、十分苦しかったんだろ。
 心残りがあるなら、果たせることなら、やってやるし…… だから、日向がイヤじゃないなら、日向とも仲良くなりたいよ、オレ。

[彼女に触れられることはなかった手を握りこみ。
また痛みだす胸元にあてて、息を吐いた。

眼差しは真っ直ぐのまま。
応えがどうあれ、消えるまで見つめていた]


― 回想 ―

[じっと見詰めていれば、かえってくる応え。
たどたどしい話しぶりは、蛍紫にとっては親近感をうむものであったから、少し表情が緩む。]

 いや、俺も、上手く話せる性質ではないから、気にするな。

 ひなた……日に向かうと書くのでいいのか?
 俺は、けいし、紫の蛍をひっくり返して書く。

 もう一人は………。

[珀のことを告げようとすれば、後ろからかかる声に言葉が途切れた。
百瀬は直ぐに去って行ったが……。]

 そうだな。

[忠告に苦笑したあたりで、下から聴こえる珀の声。]


 もう一人は、自分から名乗りたいみたいだ。

[案の定、直ぐに聴こえる名乗りの声。
日向の反応にも苦笑を深めて、珀が来るのを待った。
そして、開かれる窓。]

 コイツがこんなだから、な。

[先程答えなかった、逃げないという言葉と仲が良いという言葉を、まとめて返す足らずな言葉を返しながら、日向が屋敷内に入るのを何処かほっとした様子で見守った。]


 しかし、まぁ、別件で迷惑をかけているのは、俺も一緒なんだが。

[引き寄せられる肩。けれど直ぐに離されることに、少し困った顔をしながら、そう付け足す。
窓が開け放たれた時、少し濡れてしまったから、今更だと。
心の底で思うけれど、その思いは言葉にはならないまま。

消え行く日向の背に、珀が語る言葉を唯聴いて]

 一応、一歩前進で良かった……んじゃないか。

 嗚呼、掃除は、任せてもいいか?
 俺、荷物おきっぱなしなんだ。

 そのまま置いてたら、多分鳴瀬先生に迷惑かけると思うから。

[日向の姿が完全に消えたところで、珀に願う。
おそらくは、否という返事ではなかった筈だ。]


[去る珀の背を、しかし、急いで追うように階下には降りず。
ゆるっと手を伸ばすは、供えという役割を終えたマーマレード。

ほんの少しの間、また窓から雨に打たれる景色を見やる。

その後、くるっと踵を返したのだった*]


[ 蛍紫の名乗りを聞いて ]
[ 少し困ったように言う ]

『……わたし、読み書きできないの』
『生まれた時からずっと、ここで働いていたから』

[ 学校には行ってないと ]
[ 漢字は覚えられないと ]

『でも、それで合っているわ』
『"ひにむかう"と書くと……教えてもらったから』

[ 誰からとは口にしない ]
[ その記憶は棘のように ]
[ 女自身を苦しめるから ]


『――怪談』
『わたしの正体を、知っているの』

[ 立ち去る前、楓馬を振り向いて問う ]
[ 無表情だった顔は少しだけ、険しく ]

『…………』
『…………』

[ ふわと、薔薇の香りが周囲に漂った ]
[ ごく僅か、気にならない程度の強さ ]

『……わたしに話しかけたら祟られると思わなかったの』
『変な人たち』

[ *そして、その纏った香りごと消えた* ]


 知ってんのかどうかは分かんね。
 だから、話す気になったら、教えて。

[目の前の日向と、怪談話と。
わずか険しさの籠もった表情を見れば、無関係とは思えないが、どれだけ事実なのかは分からないから。
軽く肩を竦めて、そう答え]

 えっ。あ、いや。蛍紫は祟ったらダメだから!

[ヘン、は否定しないけれど、祟りは否定しておいた。
最近はひとりで遭遇してたから、そういう危険が頭からすっぽ抜けていて。
ダメだからな! と仄かな香りと共に消える日向に、ぶんぶん手を振り]


 てか、こんなって何だよ、こんなって。
 心あたりはあり過ぎるけど。

 むしろ、なんか迷惑掛けられたこと、あったっけか。
 そっちは全然無え。

[一応前進なんかね、とこくり首を動かして。
任せろ、と階下へぱたぱた、走り降りて行ったのだった]


【人】 本屋 ベネット

―― 庇 ――

 ……ごめん。雨降る前に、って。

[確かに皆が別荘に入るや否や、適当な隅に荷物置いて庭に駆け出していた。
 髪を拭われる。カーディガンの袖が近づくと、神妙に目を閉じて受け入れていた。さわさわと髪と織りが触れる感触。水が、それににじむのを感じて、ゆっくり目を開けた]

 ……ありがと。濡れた。

[やがて彼の袖口つんつん軽く引いて止める]

 クリスタルボール。今、夢中。
 合宿中に、4種、技、マスターする予定。
 ……イカサマだけじゃない、って見せようかなと。

[正規のジャグリングなら、眉をひそめられることもあるまい。
 右手の親指、人差し指、中指。
 滑りかける水晶玉翳していばる。

 近くの障子窓がからりと開いて、道さんが部屋の場所を教えてくれたのはそんなころ]

(329) 2011/05/17(Tue) 18時半頃

【人】 本屋 ベネット

 ――――

[ぶんぶんと彼に手を振って、了解した意を告げた]

 いいよ、今からでも、荷物込みでも。
 …………布団敷いて、三つ指ついて、待ってる。

[にやっと笑う。
 拭いてもらった前髪、自分の指で触れて整えれば、ぎゅっと水晶玉を握りこんだ]

[昼食へと呼ぶ声が聞こえる。
 そちらを一度見て、最上を見て、別荘へと一歩足を踏み出した]

(330) 2011/05/17(Tue) 19時頃

【人】 本屋 ベネット

[>>330――所でふと足をとめ、最上を振り返る]

 ……あれ。
 最上、ここ、何か用事だった?

(334) 2011/05/17(Tue) 19時半頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 20時頃


 心当たりあるようだが、あえていうなら、
 今みたいに無防備に、幽霊に手差し出すようなところとかな。

[日向が去った後、ふっとわざと片方の唇の端だけ上げて笑ってやった。
迷惑関係は、笑みの種類を変えて、少し困ったようにして、何も言葉は紡がないまま、ぱたぱたと去る背を見詰めながら、一人考えること。

日向と珀の怪談関係の話には口を挟まなかったが。
日向が浮かべた表情や、少ない会話の中で知れたことを繋げていけば]

 ひにむかうと教えたのは、屋敷の持ち主の家族。
 怪談があっているなら、息子かな。

[学校へ行けたのはそれなりの身分がないといけない時代だったらしい。そうなれば、そうなのだろうと、独り語ちた。]

 私たちのようにならないように……か。

[思い出す言葉の1つに、少し首を傾げはするのだけれど。
そんな呟き達は、窓の外の雨音に全て打ち消されて流れていった*]


【人】 本屋 ベネット

―― 庇 ⇒ 大広間 ――

 動かないように見せて、動く奴。
 ……昔から、それしかやってないから。
 最上みたいに、頭まわらない。すごいと思う。

[自分はいつも指先で考えている。
 濡れた袖が折り込まれた。目を伏せる。けれど並んで歩いた]
 
 早速、姑と同居。ファイト。大丈夫、いびらない。多分。

 ………ごめん。

[探されていたと聞いて、少し間をおいて謝った。
 大広間に向かう。途中、ほっぽり出していた荷物を拾いあげ、通りしなに自室に放り込んだ。
 耀の荷物は誰か代わりに持って行っただろうか?]

 カレー?
 ああ、自炊。明日の昼か、夜。やらないと。

(349) 2011/05/17(Tue) 21時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 広間 ――

 ……いつでも。
 最上、麻雀、いつも楽しそう。将来、プロ?
 進路アンケート。何かいたか、気になる。

[聞こえない足音。しばらくそれがないのに気がつかない。
 食事中、行儀が悪いのは分かるのでさすがに水晶球は編みぐるみに食わせた。くるくると髪や持ち手を手が遊ぶ]

 ……おー。大丈夫。俺、ちゃんと最上あいしてるから。

[広間の先客はどの位いたろうか。土橋や、作ってくれたらしい百瀬たちに手を振って、礼を言って、適当な席に着く]

(356) 2011/05/17(Tue) 21時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 大広間 ――

 ……道さん。ごめん。ありがと。

[同室者が姿をあらわすと、手を振ってとりあえずはいきなり消えたことを謝った。ついで、彼が連れている相手を見て、ぱちぱちと瞬き1つ]

 ――湿布? 終わった?

(367) 2011/05/17(Tue) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 広間 ――

 ……そか。
 勝負の世界は、厳しいもんね。
 すきでも、本当の本当にそれしかなくなったら、怖い。

[最上の言葉に頷いた。
 好きなもので食べていく。考えたことがないわけではないから]

[最上の、いつもどおりの歩き方。冗談をいう口調。
 帰ってきた言葉。嬉しそうに目を細めて、やがて響く腹の虫に噴出した]

ははは

[ちょっといつもよりテンション高い笑い声だったことは自覚ない]

(373) 2011/05/17(Tue) 22時頃

【人】 本屋 ベネット

―― 広間 ――

[道さんの答えを聞いた]

なら、いい。

…………デート?

[2人の姿、そんな風に一言突っ込んでいた**]

(376) 2011/05/17(Tue) 22時頃

本屋 ベネットは、メモを貼った。

2011/05/17(Tue) 22時頃


[勤勉な後輩の背後にすすっと近づいて、ナイショ話]

もー誘った?


[背後に近づいた人をちらり、と見て。]

一応、誘いました。
あとは蓮端センパイに言うだけです。

[とりあえず、現状報告。]


[ 二人の前から去った後、女は別荘のあちこちを転々としていた ]

[ 台所で賑やかに料理をする面々 ]

[ ベッドで眠っている少年の寝顔 ]

[ 怪我人を手当てしている男の姿 ]

[ 庇の下でガラス球で遊ぶ者たち ]

[ 自ら猫の耳飾りをつける酔狂者 ]

[ たのしそうなひとたち、そんな風に女の唇が動いて目を細めた ]


[ 女が穏やかだったのは、ここにまだ恋人たちがいなかったから ]

『…………』
『…………』

[ 嫉妬する対象もいない、日頃より賑やかなだけと思っていたが ]

『……薔薇は、どんな具合かしら』
『今日も綺麗に咲いているかシら』

[ 薔薇の中、雨に濡れながら立っている男に女ははっと息を呑む ]


『――暁様』


[ 女は暫くその場に呆然と立ち尽くしていた ]
[ かつて女が愛した男と瓜二つなその相貌に ]

『暁様、暁様……!』

[ だけどその少年は、女の愛した男ではない ]
[ ましてや霊感を持たない生者と死者の間に ]
[ 伝えられる言葉など、あるはずもないのに ]

『暁様、わたしです、日向です……!』

[ 薔薇を綺麗だと呟く声まで、よく似ていた ]
[ 無邪気な笑顔も、愛した男と同じに見えた ]


[ だから、呼ぶ。なのに、何も、伝わらない ]


『ううっ…………!』

[ 行ってしまった少年を見送って、女は泣き崩れた ]
[ 楽しい思い出と悲しい思い出が、一気に溢れ出す ]

『うう、ううう……』
『……う、ウウ……』

[ 咲き乱れる薔薇の中、薔薇の香りが濃く強くなる ]

『……う……ぅ……』


[ 女が涙を流すたび、雨がどんどん強くなっていく ]
[ 女が声を漏らすたび、雲が不穏に厚くなっていく ]

[ そして ]

[ 女の姿は、ぐずりと雨に溶けるように崩れていく ]
[ ぐずり、ぐずぐず、ぐずぐず、ぐずり、化物へと ]

[ *変わる* ]


【人】 本屋 ベネット

―― 大広間 ――

[野久と栖津井の距離感。ちょっとじっと触れ合ってる所を見ていた。野久が勢いよく離れて]

……………。

[む、とちょっと口元が硬くなる。首をかしげた。
 手が何かを探すみたいにちょっと動いた]

そか。仲良しね。

[それから、何かを言おうと口を動かしかけたとき。
 背後からちょっとした音がして、石神井が飛んでいくのが見えた]

[音から入ったから、反応は遅れた。
 振り向く。倒れる耀が見えた]

………!

[栖津井の方をばっと見た]

(389) 2011/05/17(Tue) 22時半頃

[ *誰かがそこに訪れた時には、女の姿はもう何処にもない* ]


[順調そうな様子に満足げにフフンと鼻を鳴らす]

枕はむこーに持ってくから持参しろよ?


【人】 本屋 ベネット

―― 大広間 ――

[全体を見る。ちょっと遠巻きに。
 彼の近くには保険医がいて、症状を知っていそうなのもいて]

 ……………

[とりあえず指示が来たらすぐに動けるように立ち上がり。待機。
 あわただしい人の移動に、皿や料理が落ちないように、とか。
 そのくらい]

(405) 2011/05/17(Tue) 23時頃

[なにもできない。

いや、しない方がいい。


だから。


おろり。

見やるだけ]


…疲れた。

[そっと、センパイの近くによって呟いた。]


[お疲れ様、と後輩の頭をナデナデ。ついでにチロルを一つ]

でも、百瀬と仲良くカレー作ったろ。
夕食も、何食えるか楽しみにしてるから。


 …… ひなた、っ……?

[ずきん。
幼馴染のことで頭がいっぱいで、気づいていなかったけれど。
落ち着いてくれば、いつも、霊の感情を汲み取ってしまうと痛む部分が、ずきずきと悲鳴をあげていた。

けれど、彼女の姿は周囲に見えず。
そっと胸元を押さえたまま、訝しげに眉を寄せた]


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