167 あの、春の日
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[努めて無表情で、憎まれ口をきいてみたけれど、返ってきた答え>>14に思わず少し笑ってしまった]
そういえばそうだったな。
[自信を持ってほしかった。それでも過去は変えられなかった。 今ここにいるシーシャは、ハルカが行動しなかった未来のシーシャ。 それでも、あの夢が、あの夢の中の行動が、無意味だったとは思いたくなかった。 覚えている。シーシャのその言葉に、小さく息を吐き出す。そのため息が、安堵から出たものだということは、気づかれてしまうだろうか]
そうか。
[そしてようやく、ハルカは身を起こした。少し体がこわばっていて、小さく身じろぎする。 その腕を、シーシャにつかまれた。 少し驚いて瞬きをして……その顔に、不敵な笑みが浮かぶ]
もとより。 私は不法侵入する気満々だったとも。
[全く自慢にならなかった]
(18) takicchi 2014/03/11(Tue) 00時半頃
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ああ。
[手を引かれて>>21頷く。大丈夫、今日は黒のパンツスーツ。図らずも、追いコンのあの日のように目立たない黒ずくめだ]
飲み会の途中で抜け出す男女。 字面だけ見ると、まるでリア充のようではないか。
[手を引かれるまま抜け出して、漏らす感想はムードもへったくれもない。ハルカはこういう女だった]
……ずっと。
[店から離れ、もう気配も消さなくて大丈夫という頃合に、ハルカはぽつりと口を開く]
ずっと、気になっていたのだ。 あの木が、まだあるのか。
[現実では、結局登ることのなかった巨木。ハルカのお気に入りだった場所]
だが……一人では、どうしても確かめに行く気に、なれなかったのだよ。
(22) takicchi 2014/03/11(Tue) 01時頃
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まあ、そういう男女はラブホにしけこむのだろうが、我々は母校訪問だからな。至って健全だ。
[夜ですけどね。そして不法侵入ですけどね]
ぷち同窓会第二部といったところか。
[二人で暗い夜道を歩く。 久しぶりに会った腐れ縁。高校時代の長い夢。何もかも現実味がない。 その中でも一番現実味がないのが、今こうして手をつないで歩いているというこの状況で。 まるでまだ夢の続きにいるような錯覚すらしてくる]
……高校時代でも、結構きつかったのだよ。 27の体力で、登れる気がしないな。 登ってみたいような気もするが。
[ああ、しかしパンプスはどうにも木登りには向かない。 思わず確かめるように足元に目を落としたので反応が遅れた]
(24) takicchi 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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……ああ。
[こちらの手を握るシーシャの手に力がこもる。思わず顔を上げた。 視界に飛び込んできた懐かしい風景に、目を細める]
(25) takicchi 2014/03/11(Tue) 01時半頃
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実際は、登ったことはないが。 ……しかしついさっき登ったような気がする。 夢なんだから、もう少しチートな性能を付与してくれていて構わなかったのだが、シビアにリアルだった。
[思い出すと、息切れまでよみがえってくるようだ。 夢なんだから空くらい飛べてもいいのにと恨めしく思ったことを思い出し、僅かに眉を寄せる]
シーシャ、こっちだ。 ……まだ使えるか、わからないが。
[校門は閉まっていた。シーシャの腕を引き、こっち、と歩き出す]
フェンスが破れていてな、ショートカットに最適だったのだが、覚えていないか?
[少し裏に回ったところ。ハルカは成績的には優秀な生徒ではあったが、決して優等生ではなかった。 積極的に利用していた抜け穴のことは、良く覚えていて]
(27) takicchi 2014/03/11(Tue) 02時頃
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おお。
[シーシャの言う通り>>28、はたして記憶のその場所に、穴は開いたままだった。 今でもショートカットポイントとして活用されているのだろうか。そんな想像をして、笑みを浮かべる]
ふふ。気が利くな。 レディファーストというやつか。
[ハルカを先に行かせようとするシーシャに、小さく笑ってそんなことを言うが、レディファーストというより、過去の身についた習慣というか、ハルカを優先しないとあとが怖いという本能的な恐怖から来るものだったのかもしれない。 ひょいと意外と身軽な様子で穴を潜り抜け、懐かしい敷地内へ]
うむ、相変わらずなセキュリティだな。
[きょろきょろと辺りを見回しながら、満足げな笑みを浮かべた]
(38) takicchi 2014/03/11(Tue) 21時半頃
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思い出すな、色々。
[夢の記憶と実際の記憶。 重なりあっているようで、ところどころぶれるように一致しない記憶。 その両方を懐かしむように目を細めた]
さすがに建物の内部に入るのは不可能だろう。 シーシャどこか行ってみたいところはあるか? 私はあの木がどうなっているか確認したい。
[寮のある方向へ顔を向ける。 ここからではわからない]
(40) takicchi 2014/03/11(Tue) 23時頃
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さすがに校舎の中はな……。
[美術室という返答は予想していた。 気持ちもわかるので、あまり無下にもできず、少し考える]
まあ待て。そんなあっさり諦めるな。
[裏庭にというシーシャを引き止めた]
中には入れなくても、外から覗くくらいならできるだろう。 美術室、覗いてみるか?
[スマホを取り出す。懐中電灯なんて持ち歩いてはいないが、フラッシュライトで代用はできるはずだ]
(46) takicchi 2014/03/11(Tue) 23時半頃
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木登りが必要になるが。 10年前は私が登ったのだからな。 今度はシーシャが登るがいい。
[さらっと無茶振って、美術室の方へ向かって歩き出す。 壁を登れというよりは実現可能じゃなかろうか]
(48) takicchi 2014/03/12(Wed) 00時頃
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枝が折れるリスクが高くなるぞ。 木登りは一人の方が安全だ。
[しれっとそんなことを言いつつ、さっさと歩いていく。 夜の学校は、酷く非現実で、夢の中にいた時よりも夢の中のようだ。 足音だけが耳に届く]
ああ、元気にしていたぞ。 数学に打ち込んで、それなりに充実していた。
[そして大学時代には「女史」なんてあだ名をつけられたりしたものだ。 だが、と前を向いたまま続ける]
(54) takicchi 2014/03/12(Wed) 01時頃
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だが、隣に人の気配がないのは、やはり少し違和感があったな。 ……君のことを、忘れたことはなかったよ。
[やっぱり前を向いたまま、少し早口でそう告げて]
しかし、私のことよりも君の方だ。 明らかに私より健康状態が悪いじゃないか。
[そう言うと、ようやくシーシャの方に顔を向けた。 検分するようにじろじろと視線を走らせる]
(55) takicchi 2014/03/12(Wed) 01時頃
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しまったな、居酒屋から座布団でも拝借してくるのだったか。
[もちろん冗談だが、冗談に聞こえない。 美術室の窓の下にたどり着くと、静かに見上げる。 もちろん明かりが漏れていたりするわけもなく、静かに月明かりを反射して光っているだけだ]
現状が不満なら、変えていくしかない。 あの頃は楽しかった。だが、決して戻れない。 それなら、あの頃のように今を楽しくする努力をするしかないだろう。
[過去は変えられない。過去には戻れない。 でも、未来を変えていくことはできるのだと。 どう見ても不健康そうなシーシャの様子をとがめるでもなく、淡々とそう告げる。 美術室脇の木の幹にぺたりと触れて、どうする?と首を傾いだ]
登ってみるか?
(58) takicchi 2014/03/12(Wed) 01時半頃
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冷静に考えてみたまえ。 私に受け止められたら、それはそれで微妙だと思わないか?
[女性に受け止められると状況も、女性に受け止められるという体重も、男性として微妙ではないかと冷静に指摘する]
できることがあるなら、思い当たる部分があるなら、そこから努力していけばいい。 ……別に、一人でがんばる必要もない。
[励ますでも、慰めるでもなく、やはりハルカは淡々としている。 ただ事実を告げるだけというように。 非情に見えるかもしれないが、こういう言い方しかできない。そういう性分なのだから仕方ない]
気をつけろ。 私に受け止められるのは恥ずかしいぞ。
[木登りに挑戦するシーシャには、酷いエール(?)を贈った。 そういう性分なのだから以下略]
(60) takicchi 2014/03/12(Wed) 02時頃
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[ハルカは地上で木登りをするシーシャを見つめていた。 いつも隣りにいた10年前。それでも例外というものはあって。 男子寮と美術室。そこだけはハルカには近づけない領域だった]
…………。
[邪魔をしないように、ハルカは口をつぐむ。 今、シーシャの瞳には何が映っているのだろう。 変わらない美術室が映っているのか、それとも。 10年前の光景を思い出しているのかもしれない]
…………。
[呼吸をすることすら、邪魔になってしまうような気がして。 息を詰めるように見上げていたが、ふと密やかに息を吐き出す。 ハルカには近づけない領域。 10年経っても、やはりそれは変わらなくて。 微かに苦笑を浮かべると、静かに光る月を見上げた]
(72) takicchi 2014/03/12(Wed) 20時頃
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もういいのか?
[降りてきたシーシャを迎えると、小さく首を傾ぐ。 少し意外そうに言った]
落ちなかったな?
[ザ・失礼。 感想をこちらから聞いたりはしない。その領域に、ハルカは足を踏み入れない]
よし、それなら寮の方に行こう。 現役寮生たちに見つからないように、気をつけねばな。
[それだけ言って、ハルカは唇の端を上げた]
(91) takicchi 2014/03/12(Wed) 23時半頃
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落ちていたら……。
[呟いて、その状況をシミュレーションしてみた。 そして出た結論は]
……いや、お約束過ぎて呆れただろうな。
[やはりハルカは非情だった。 現役寮生たちの話になると、もちろん、と頷く]
10年前の我々のような可愛い後輩がな。そんなに数はいないだろうが、無人ということはないだろう。 ……ああ、確かに君一人で捕まったら、ロリコンの汚名を着せられて通報は免れないな。
[恐ろしいことを淡々と言った。 言いながら、さっさと寮の方へと足を向けて]
安心したまえ。 その時は、手に手を取って逃げてやろう。
[まるで駆け落ちのような物言いをして、楽しげに笑う]
(93) takicchi 2014/03/13(Thu) 00時頃
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[だんだんと近づいてくる夜の寮は、校舎とは違い、ところどころの部屋から、明かりが漏れていて。 懐かしいような、少し前にいたばかりのような、不思議な感覚がした]
(94) takicchi 2014/03/13(Thu) 00時頃
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自覚があるというのが切ないな。
[全くもって同情しているようには聞こえない、いつも通りの淡々とした調子でそんな風に返事をして、さっさと歩いていく。 実は少し緊張していた。 あの木がなくなってしまっていたら、きっと己の胸は痛むだろうから]
指を噛むな、胸を張れ。 夢の中の私は、確かそう言ったと思うのだが?
[ちらりと視線を流すと、腐れ縁は背中を丸めてまさに左手を噛もうとしていて。 ぼそりとそんなことを言いながら、半眼で見やる]
……この場所で。
[目の前には、夢の中の裏庭と変わらない光景が広がっていた]
(98) takicchi 2014/03/13(Thu) 00時半頃
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……あった、な。
[数時間前に見た夢と違わぬ光景に少し目を細め、歩み寄るとぺたりと幹に手を触れた。 夢の中で、己が登ったあたりを見上げる]
この靴ではな、登れないだろう。 靴を脱いだら、ストッキングが破れる。
[黒いパンプスを見下ろし、首を横に振って。 それから少しからかうような表情を浮かべると、首を傾いだ]
なんだ。再現してほしいのか? あの絶叫告白を再現したら、間違いなく見つかると思うが。
(104) takicchi 2014/03/13(Thu) 01時半頃
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[からかうようなこちらの視線は、幼馴染に受け止められなかった]
?
[名前を呼ばれ、首を傾ぐ。緊張した空気がこちらにまで伝わってきた。 いつものハルカなら、混ぜ返すような空気。しかし今はそんなことができない。柄にもなく緊張が伝染してしまったように、動けなくなる。 長いような短いような沈黙のあと、届いた言葉に目を瞠った。ゆっくりと瞬きをする。 これは夢の続き? ……いや、そうじゃない]
……私が傍にいても。
[言葉を探すように、ゆっくりと口を開いた]
過去に戻れるわけじゃない。 過去は、過去だ。 もし高校時代が楽しかったから、その時間を取り戻したくてそんなことを言うなら、それは大きな間違いだ。
(108) takicchi 2014/03/13(Thu) 02時半頃
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[まっすぐに、いつもと変わらない調子で、ハルカはじっとシーシャを見つめる。 無表情と思われがちな、けれどひたむきな瞳で]
過去は変えられない。だが、未来はこれから作っていける。 一緒に未来を生きてくれるか?
[ひとつ息を吐いて、ハルカは微笑んだ。 ここは、木の上ではないけれど。 いつかの言葉を繰り返す]
僕は、君が好きだ。 ……シーシャ。
(109) takicchi 2014/03/13(Thu) 02時半頃
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どういたしまして。 ……というのも変か。
[なんだかくすぐったいような、むずむずする感情に戸惑った。こんなのは自分らしくない。 冗談めかした返事に、我ながら浮かれていることを自覚して。思春期か、と苦笑する。 これは夢の続きではない。紛れもない現実で。 今ここにいるのは、27歳のハルカとシーシャなのだ]
……こちらこそ。
[やっと適当と思える言葉が見つかった。引き寄せられて、すぐ傍にあるシーシャの耳元に、言葉を返す。 10年経っても飾り気がないのは変わっていない。きっとシャンプーと石鹸の香りしかしないだろう。 腕を伸ばして抱き返しながら]
正しい左手の使い方だな。
[そんな言葉まで再現して、小さく笑った]
(111) takicchi 2014/03/13(Thu) 03時頃
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私に可愛らしさを求められてもな。 それは無茶というものだ。
[ぼそぼそとしたシーシャの声に返すのは、開き直りのような、やはり淡々とした声。 いつだってハルカはマイペースで。己はこういう人間なのだから仕方ない、……と自分でも思っていたのだが]
……!?
[頬に触れたぬくもりに目を見開く。驚いた顔をして、瞬きをひとつ、ふたつ。 今何をした。そう聞こうとした唇は、しかしシーシャが左手を噛む様子に、違う言葉を紡いだ]
噛むなと言っているだろう。
[全く学習しない。 投げる物が見つからなかった。少し思案して、閃く]
(132) takicchi 2014/03/13(Thu) 21時半頃
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そんなに口寂しいなら、
[ぐっとシーシャの襟首をつかんで]
こっちにしておけ。
[強引に唇を奪った]
(133) takicchi 2014/03/13(Thu) 21時半頃
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[微睡みの中見た夢が、私の胸をざわめかせる。
それは花が散る前。
かの人の卒業を見守る時期のものだったけれど、まるで桜の花が散るような美しさと儚さ、胸が締め付けられるような想いはそのままに。
あの春の日に残したままの後悔は
ざわめきの中に溶けて、消えた**]
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狙ってるとか言われたからな。
[不名誉なことを言われたことを思い出し、僅かに唇を尖らせる。 それは夢の中の話。だから実際のところ言いがかりのようなものだ。 変わらないものなどない。夢の中でハルカが言った言葉。 望まなくても、ハルカは女性で。息をするように自然なことだったはずなのに、中性的に振舞うことへの違和感が、降り積もっていって。 一人称が変化したのは高3の頃だ。それでも、言葉遣いまでは変わらなかったけれど]
……消火器を、更新したな?
[吐息のかかる距離でハルカは笑う。 最もインパクトのある攻撃。ハルカ自身を受け止めさせたのは夢だったけれど、これは夢ではなくて]
ああ、しかし。 味を占められては、困るな。
[私にキスしてほしいからって、手を齧るなよ? 楽しげにそう言うと、また笑った]
(148) takicchi 2014/03/13(Thu) 23時頃
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……一生教えてやらん。
[10年経っても、やっぱりシーシャはさっぱりわかっていないらしい。 言えるか、そんなこと。一生疑問に思っていればいい。そんなことを思う。なんだかものすごく空回りしていたみたいじゃないか。
密やかな足音が聞こえる。囁くような話し声も。 居酒屋に置いてきてしまった面々がやってきたらしい。 そんなことを頭の片隅で考えたから、反応が遅れた。 え、と問い返す暇もなく、唇を寄せられて]
……手なんか噛まなくても、どうせ君だけのものだ。
[好きなだけ独り占めすればいいだろう。 そう言ってそっぽを向くハルカの頬は、珍しく赤く染まっていた]
(156) takicchi 2014/03/13(Thu) 23時半頃
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―後日・大学研究室にて―
[昼休み。鞄からお弁当の包みを取り出すと、同僚に「おや?」と声をかけられた]
「珍しいですね。お弁当なんて」
……うむ。練習中でな。
[珍しく、ハルカの眉間には皺が寄っている。 果たして、開いたそのお弁当の包みは]
「あー……」
[同僚が、なんとも言えない声を漏らす。それもそのはず、卵焼きも、焼き魚も、黒い。焦げている。 まともに食べられそうなのは、洗っただけのプチトマトくらいじゃないだろうか]
苦い……。
[眉間に皺を寄せながらお弁当をつつく。 ハルカが恋人にお弁当を披露できるのは、まだだいぶ先のことになりそうだ*]
(163) takicchi 2014/03/14(Fri) 00時頃
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