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ケヴィンか……、
君はロビン君に何処で会った?
ケヴィンの居場所に心当たりは無いかな?
[運ぶのは厳しいなと思った。
体格的にも、居場所を知らないことでも。
自分は机に齧り付いてばかりだ。
しかし出来ないことでも無いだろう
きっと覗いた先にいた後輩であろう、彼よりは。
問いには返ってきたかどうか、まだ動いてはいない。]*
【人】 負傷兵 ヒュー ― 明るい医務室で ― (55) 茄子 2018/05/24(Thu) 21時半頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー[起きて、また話せたら「おはよう」って言おう。 (56) 茄子 2018/05/24(Thu) 21時半頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー ― 夜明けが近い医務室で ― (57) 茄子 2018/05/24(Thu) 22時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー[キスをしたことは、まだない。 (61) 茄子 2018/05/24(Thu) 23時頃 |
[ おちる。
瞼を閉じる俺を、清らかな青い世界は拒絶するだろう。
悪魔に憑かれていた俺を受け入れることはない。
夜の夢の中に紛れ込むことは、出来ないけれど。
薄れる意識のなかで。
やわらかな、言葉が降る(
キラ、キラ、キラ。
まるで《あの時》の木漏れ日みたいだ。 ]
[ ここからの全て押し付けて、眠ってしまうこと。
そんなことが正しいだなんて、もちろん思ってやしないけど。
目が覚めていっちゃんを見つけたら。
同じ言葉を、返そうと思う──── ]**
お休み。
君の思う人の傍ならば、きっとよく眠れる。
君があいつが原因だと言うのなら
もう本人が眠っている。だから、夜は終わるよ。
[それは最初の対話からは大分あとの声。
何かしていれば、そろそろ落ち着いた頃合い。
納得がいかない様子が返らなければ
無言でも、声が聞こえても、音は途切れて終わり。]
[ ふと、気付く。
自分から、慣れない《人》の匂いがすることに。
慣れすぎた花の匂いが薄まっていることに。
もう、どこからともなく花弁が落ちることはない(
種が芽吹き、この体に根を張ったからだろう。
だから、もうこの声だって─── ]**
今日はあまり匂いがしないな
…………でも、今のほうがいいね。
[当人もきっと気づいているのだろう。
俺は、その匂いを好んでいた。
だけど今のほうが《人》らしくて。
赤く咲かない声は、嬉しげに君に向く。]
───、────。
[ はくはくと唇を動かしたけれど。
薔薇の香りも掠れたように、声も、また。 ]
…………。
[もう一度行ってみれば、
────真似をするように空虚な動き
目を丸くし、下がり眉で笑った。]
【人】 負傷兵 ヒュー[柔らかな眠りから浮上する。 (117) 茄子 2018/05/25(Fri) 22時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー ――…どこまでが、夢だっけ? (120) 茄子 2018/05/25(Fri) 22時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー うーん、 ……うん いい夢だった (129) 茄子 2018/05/25(Fri) 22時半頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー ……ま、いっか (130) 茄子 2018/05/25(Fri) 23時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー うん ………うん? (135) 茄子 2018/05/25(Fri) 23時半頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー いいや、 (136) 茄子 2018/05/25(Fri) 23時半頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー ……ふは、 (149) 茄子 2018/05/26(Sat) 00時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー ― 朝焼けの医務室 ― (242) 茄子 2018/05/26(Sat) 23時頃 |
【人】 負傷兵 ヒュー ― それから ― (243) 茄子 2018/05/27(Sun) 00時頃 |
[あの夜、噎せ返った香りは二人の間にはもう漂わない。
それでも尚、離れることがないのなら
お互いがそうしたいと思える関係で、続いていけたら。
親友の隣で、そう思った。]*
― SUNSET ―
[ あれはいつだったか、もう遠いとおい過去のよう。
いつから中庭(そこ)にいたのか
もう、私は覚えてなどいない、遙かはるか昔。
咲くはずの無い、保有しないはずの色素は涙色。
その言葉は《不可能》。
誰が咲きもしない花に水を与えてくれようか。 ]
んへぇ、でっかい庭。
あれ、ここだけ土からっからだけど。
ここ誰か管理してねーの?
[ 言の葉は、まだどこか異国交じりで
顔も身長も幼さを残す《悠仁(だれか)》が
初めて私を、見てくれた。 ]
おまえさー、咲かないね。
[ 声はそれから毎日降り注いだ。 ]
水も肥料もまいてんのに。
[ 彼には特別親しくする友人は居なかったのだろう。 ]
何が足りないのかね?
[ まるで私に自分を重ねるように扱う指に。 ]
――――《 》かな。
[ 私の棘が刺さる。
太陽を飲み込み夜が始まった頃の、お話。 ]**
[お互いをさらけ出して、言葉を交わし、手を伸ばして。
支え合って、立ち上がって、そして。
一年後。一ヶ月後。一週間後。明日。
この人の隣でそれをするのが自分じゃなくなった時、俺は二度目の失恋を、するんだろう。
それでいい。それが、いい。
凍てつかず、燃えもせず。苦しみを知らないこの心は、もう恋とは呼べないものだ。
薔薇の香りが失せた今、俺たちは無二の友になる**]
[理屈も正しさもあるべき形も考えず
友にそうしたいと思ったことをして、
求められるままに受け入れていた。
香りなど無くとも、二人は関係に名前を付けて
傷ませる思いをそれぞれに持ったまま、隣にいられる。]*
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