5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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>>14
というか、そこにいるのが僕の仕事だ。 お払い箱といわれない限りは、お前がどんなに嫌でもいるぞ?
[気弱な言葉に、どうしたんだ、いうように。]
普段強がっているけど、お前、いきなり折れるだろうが、 もっと甘えてろ。
[そして、柔らかな茶髪を手で梳く。 それは月明かりに青く照らされて、なお上質なものに見える。]
(17) 2010/03/25(Thu) 18時半頃
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>>18
声が?聴こえる?
[それははじめて聴いたことだった。]
――……なんでもっと早く言わなかった。 ……それは誰の声かわかるのか?
[眉を寄せて、問いただそうとしたけど、 その声が弱弱しければ、ふうっと息をついて……。]
一人で抱え込むな…。
[俯く頭に手を置いたまま、呟いた。]
(21) 2010/03/25(Thu) 19時頃
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>>20 たかが仕事などいうな。 僕は何のために勉強していると思っているんだ。
[憎まれ口にはやれやれと頭をぐりぐりした。]
お前が、何もかも抱えて潰れるとどうなる? それがお前のいる意味じゃない。
お前は、何があっても澄まして、何でもないって顔をしてないとだろ?
[そして顔があがれば覗きこむ。]
(22) 2010/03/25(Thu) 19時頃
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また誰か聞き耳を立てていたね。
昨日よりも気配が鮮やかだった。あと何回かで誰が聞いていたかわかりそうだねえ。
あと二回?それとも────
[昨日、ヌマタロウの最後のささやきに]
うーん。それは分かるんだけど。それより鏡をどうにかしないとまずいんじゃないかな。
[しかし、声は届かず]
大丈夫かな。……かみさま。
昨日、誰が鏡を受け取ったか、見ていたかい。
[生憎、見ていなかったので虎の子に聞いた。]
今日は、今日鏡を持っている誰かに呪いをかけてみないかい。
[ヌマタロウは鏡のことが話題にのぼった、そして誰から誰への手へと渡ったあの場にいなかったのだろうか。それなら次は伝えなければと思いながら。
翌朝]
……あれ?ラルフ?
[誰が赤子となったか、それに気づき]
えっと、ヌマタロウってもしかして。
[ヨアヒムを裏切る気だろうか、とそれは口にはしなった]
ああ、ちょうどその話をしようとしていたところだよ。
今日鏡を持っている誰かか、今日鏡を渡される誰かか。
どちらがいいと思う。
ん、後手だね。
[はぁ、とため息]
鏡は、ピッパからギリアンに。それでピッパに。こっちは割れてしまって、もう片方はドナルドからアイリスに。あれ、違ったかな。ドナルドからザック。で、アイリス。それからコリーン。
ディーンさんはやるなら最初にしておくべきだったね。
[鏡の力を信じるなら、かなりあぶりだされているような状況に、焦りは隠れない]
ぼくが、どうかしたかい。
[疑われているとは思わないから、言い訳もしない。]
今日、鏡がぼくかおまえさんか、どちらかに渡された場合は、どうする。
そうだね、僕らに鏡が渡されなければ、そうするのがいいかもしれない。
問題はそれが今日は分かるか。僕らに渡されないかってことだけど。それは考えても仕方ないか。がんばろう。
もし渡されたら、後は残った方が。
[言いながらも、自分を子守に残す意見が出ていたようなことを思い]
かみさま、かみさま。
[再び、そう祈った]
その時は渡した人をそのまま。
[それ以外何があるの?と首をかしげてヌマタロウを見た]
ん、じゃあそれで。
他に話すことか。
馴れ合う理由は別にない。が、言いたいことや聞きたいことがあるなら言ってみるといい。
……ん、なんにも。頭は痛くない?
[ヌマタロウをじっと見る]
ああ。けどそう。覗き見って、さっき言ってたよね。あの匂い、僕、覚えがあるんだけど……。
[けど、確信もなく首をかしげる]
頭か、今は痛くはない。さしずめ、ヨアヒムがまだ眠っている時間なのだろう。
[じっと見られて見つめ返し]
ふむ。聞かれて正体がバレる不安もあるし、誰だかわかるならそいつに呪いをかけるのも手だろう。
おまえさんがどうするかはまかせる。
うん、そうだね。
がんばろ。
[自分に言い聞かせるように、言った]
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>>23>>24
そうか、3人…そして、ギリアン……。 くまは、昨日の町にとどまったからな。もう手は出せないだろう。 あと二人…か。
[そして、顔色がよくなれば、なお、髪をぐしゃぐしゃにして、ベッドに押し付ける。]
まだ寝ておけ。
[そそて、王子が寝付くまで傍についていた。*]
(31) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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― 翌朝 ―
[港町についた翌朝、 ロビーに集まる面子を一人一人。観察するように見ている。
かわせみの赤ん坊が誰かが連れてくれば眉を寄せた。毎晩訪れる、呪いに……。]
(34) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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んと、芯の強い人が、周りが倒れて言ってがんばって。けど元々そんなに強くなくて。それでやっぱり最後には倒れたら。
とってもヨアヒム様の望みだと思うから。
うん、そういうこと。
[矛盾はしてないよ、とヌマタロウというよりは、自分と、誰かに呟き]
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[みんなの話を聞いているが、 なんだか、虎の子の言ってることがよくわからない。]
――……
[各人に挨拶を受ければ、無言で礼をする。]
(68) 2010/03/25(Thu) 22時頃
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ねずみに、うまに、かわせみか。 関連性はなさそうだな。
[王子からきいた、ヨアヒムの手のもの。 人数は3人。くまがもういないので残り2人。
誰だ?]
(72) 2010/03/25(Thu) 22時頃
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会計士 ディーンは、聖歌隊員 レティーシャが王子に近寄る様に、不審な目。
2010/03/25(Thu) 22時頃
においは、やっぱりそうだったんだね。
[ぽつり、と漏らす]
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虎の子、お前が言っていることはよくわからんぞ。 それと、いきなり殿下にそのようなことをするでない。 いくら親しみ深い行動をとられておられるとはいえ、今の事態をい考えられよ。
[ふうっと深く息を吐いて。]
(75) 2010/03/25(Thu) 22時半頃
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ごまかす……。
[他者の事まで考えることができずに、ただ繰り返すだけ]
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[虎の子がまた応じに近づいていくので、やむ終えず席をたち、王子ととらの子の近くに向かう。]
虎の子。 この方はわが国の殿下だぞ、 不用意な行動をとるでない。
[諌めた]
(77) 2010/03/25(Thu) 22時半頃
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会計士 ディーンは、奏者 セシルの制止命令には従った。
2010/03/25(Thu) 22時半頃
ごめんなさい。
[呟きは、ヨアヒムへの物でもあり、ヌマタロウへのものでもあり、また――]
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>>85
[そして、王子から呼ばれれば出向こうとする。 その後の王子と虎の子のやり取りもしっかり視界に納め、虎の子の行動がおかしいようならば容赦はしない所存……。]
――………。
[虎の子が崩れ落ち、王子が支え、斥候がハンカチを差し出す。 虎の子の落ちる涙の意味がまだよくわからない。]
(103) 2010/03/25(Thu) 23時半頃
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