人狼議事


52 薔薇恋獄

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【人】 見習い医師 スティーブン

─ 鳴瀬&甲斐の部屋 ─

[結局、甲斐の言動については有耶無耶になってしまった。
 いつか、時が来れば話してくれるだろうかと、ぼんやり考えながら、友人達に菓子を差し出す彼を見る]

 でしたら、私は……。

[もし彼らが3人で何か話したいというならば、席を外した方が良いだろうと、立ち上がる]

(147) 2011/05/20(Fri) 20時半頃

 うそつき。

[笑みに影が差した理由は分からない。
けれど、良かった、だけじゃないんだって事は十分分かったから。

ちいさな声。けれどきっぱり、そう呟いた]


【人】 見習い医師 スティーブン

 私にですか?

[立ち上がろうとしたところ──中腰のまま動きを止める。
 そして、次いで訪れた浜那須に呼ばれれば、ひとまず一旦背筋を伸ばし]

 えーっと、そしたら。
 先に、珀君達の話を……で、良いですか?

[彼らに、了承を取ってみる]

(158) 2011/05/20(Fri) 21時頃

[ひょいっと片方の眉を器用に上げて見せた。

何が嘘つきなのか?と問いたい表情をするけれど、人が多いこの状況では言葉にはしない。]


 気づいてねえんなら、いい。

[聞かれて困る言葉でも無かったから、ただの小声で。

自分と蘭香の無事を、素直には喜べない何かがあるのかと。
そう思えば、悲しさは滲んだ]


[耳敏いのか、珀の言葉だから拾えたのか……聴こえた言葉に、困った顔をする。

薄々、表情に隠せなくなってきているような……という自覚はあった。自分が望んだ状況であるのに。

相手が、少し勘違いをしているとは、言葉重ねなければ判らないまま。]


【人】 見習い医師 スティーブン

 野久君が?

[珀と浜那須の顔を見て、2人の用件が同じ事を確認すると、頷き]

 分かりました、すぐ診に行きましょう。

[鳴瀬に甲斐のことを頼まれてはいたが、倒れたという野久をそのままにしておくわけにもいかない。
 それに、珀と耀もいるなら、きっと大丈夫だろうと判断した]

(167) 2011/05/20(Fri) 21時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 ……。

[浜那須の肩を軽く叩き]

 さぁ、行きましょう。
 野久君のいる部屋はどこですか?

(170) 2011/05/20(Fri) 21時半頃

【人】 見習い医師 スティーブン

 ──浜那須君。

[常より、少し低い声で浜那須を諫める]

 少し、落ち着きましょう。
 行きますよ。

[ひとまず、珀や耀達と彼を引き離そうと、背を軽く押し、野久のいる部屋へ向かう]

(177) 2011/05/20(Fri) 22時頃

 ……王子。日向にびっくりして、気絶しただけ、なんだ。

[幼馴染の困った顔を、いつまでも見ていたいわけはない。
その話題も、楽しいものではないが、経緯を呟く]

 だから、たいしたこと無いって、思ったんだ。
 ……見えるから、普段見えないひとがどれくらい怖いかとか、オレ、分かってないせい?


 嗚呼、なるほど、そういうことか。

[呟かれる経緯に、なるほどと息を吐いた。
慰めるように、伸ばす手は、しかし途中で止まる。
見えない人の感覚は、見える己には判らないことであるから、一度だけゆるっと首を横に振った。]

 ……しかし、他のものに見えるようになった、ということは
 状況はあまり良くない気がするな。

[それだけ、霊としての力が強いということ。
彼女に葛藤があるなら尚更と、疑うことが役目と思っているが故に小さく零す。]


[蛍紫は、納得しただけで自分の思考を否定はしなかった。
それに、すこしだけ口元を緩ませる。

伸ばされようとした手が、中途で止まったのを視界の端に映せば、ぱちりと瞬いて首を傾げたけれど]

 ……うん。

[状況は、良くない。気がする、のでなく、そうだと知っている。
あの声が聞こえたのは、あの場に居た自分だけだと、彼の反応に改めて確信してしまって。

紫の瞳を直視できず、俯きがちに頷いた]


[珀だけが聴いた言葉は、聴いていない。
だから、憶測だけで、今は動いている。]

 ん?

[いつもと違う俯きがちの頷きに、どうしたのか?と問う視線を送る。耀の存在があるから、表だって問えはしないから。]


スティーブンは、セシル(鳴瀬先生)とは、野久の部屋に向かう途中、会ったかもしれない。

2011/05/20(Fri) 22時半頃


スティーブンは、ディーン(甲斐)の所には、珀と耀がいることを、鳴瀬に伝えた。

2011/05/20(Fri) 22時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

─ 野久の部屋へ向かう途中 ─

 はい、分かりました。
 生徒達には、必ず誰かと同室になるように言いますね。

[これ以上、鳴瀬にばかり負担をかけるわけにはいかない。
 もっと気をしっかり持って、自分も動かなくては]

 それじゃ、ちょっと診てきます。

[そう告げると、浜那須とともに足早に野久の部屋へ向かった]

(207) 2011/05/20(Fri) 23時頃

【人】 見習い医師 スティーブン

─ 野久の部屋 ─

[着いたのは、野久が目を覚ます少し前だったろうか]

 あ、目……覚めましたか?

 いいですよ、そのまま横になっていてください。

(210) 2011/05/20(Fri) 23時頃

[元々、望みなんて無い想いだ。
伝えるつもりも、なかった。

なかった、筈なのに。

日向が教えてくれたことを蛍紫に言えば、2度と伝える機会は訪れない。
生殺与奪を任せると、言うようなものなんだから。

言わないでいれば。
いずれ日向が蛍紫にも教えるかもしれないが、それまでは]

  …… 、 っ ごめん、オレ……っ

[浪費するのが目に見えている可能性のために、皆の、蘭香の、蛍紫の運命に関わる大事なことを、伝えられない。

眼があつい。溶けて崩れて、何もかも零してしまいそうなそれを、必死で堪える。
蘭香にも、蛍紫にも、今の顔は見せられない。
きっと、ばけものの姿になった日向よりずっと、醜いに違いないから。

問う視線に、顔を上げられるはずも無かった]


[そんな葛藤も、俯いていれば伝わるわけもない。

いつもの自然さで、彼からすればただのお返しで、何の他意も無く。
自分の髪を乱していった、ぬくもりに。

そして、戻ってきた士朗の、彼を呼ぶ声に。

――もう、限界だった]


【人】 見習い医師 スティーブン

 お化け?
 それは、さっき言っていた女の人……の、ことですか?

[少し怪訝な表情で訊ねながら、野久の額に手を当ててみる。
 熱は、おそらくないだろう]

 変わったこと……そうですね。

[隠していたところでどうにもならないと、深い溜息をついて]

 先程の停電の時、石神井君と、蓮端君の姿が……消えました。
 大須君は、まだ見つかっていません。

(221) 2011/05/20(Fri) 23時頃

[見開いた紫の瞳に映ったもの。
碧の眼から零れる雫。]

 ………なん、で

[はたかれた(拒絶された)意味が判らない。

追わなければという想いと
拒絶されたのに追ってもいいのかという想いと

混じり合って結局フリーズした。]


見習い医師 スティーブンは、メモを貼った。

2011/05/20(Fri) 23時半頃


【人】 見習い医師 スティーブン

[額に宛っていた掌で、そのまま、野久の髪を軽く撫でる]

 そうですか、そんなものが……。

[怪談のような。
 俄には、信じがたい話ではあったが。

 けれど、ここに来てからの幾つかの不思議な事象───そして、ぼんやりと聞いていたバスの中での話を思い出せば、その話は、とても嘘だとは思えなかった]

 分かりました。
 そしたら、今日はもう遅いですし、ゆっくり休むようにしてください。

 それと……これ、大事なことですから、必ず守って下さい。
 けして1人にはならず、必ず、誰かと一緒に。

(240) 2011/05/20(Fri) 23時半頃

 …―― ひゅうが。


『苦しイ?』
『苦シい?』

『此処は恋獄、救いノ場所』

『救われたければいつでもオいでなサいな』

『くすくす、あはは』

[ *薔薇の香りを残して化物は去っていく* ]


 ……救われたいわけじゃねえよ。

[救われたくない。
救いなんて要らない。

救われて欲しいひとは、恋獄のあるじ自身]


 ……文句? あるわけないだろ。

[むしろ、彼こそ自分に、ありそうなものだと。
くすくす、おかしげに笑い]

 うん、言いたいことは、ある。
 蘭香頼むとか、日向たち頼むとか、いくらでも……


[なら言えよと促すような、紫の眼の眦に涙が溜まっていることなど、この雨の中では珀は気がつかないだろうか。]

 莫迦野郎……―――っ
 


【人】 見習い医師 スティーブン

 浜那須君も見ましたか……。

[さっと、血の気が引く。
 やはりここには、何かがいる。
 自分は、まだ何も見てはいないが……これだけのことが揃えば、いよいよ疑う余地はないだろう]

 ……浜那須君?
 どこに────っ!

[浜那須が縁側に続く窓を開ければ、大粒の雨が吹き込んできた。
 そして、雨の中に幾つかの人影]

 ───え……なに……。

(271) 2011/05/21(Sat) 00時頃

 ……蛍紫。

[なに泣いてんだ、とわらう。
もしかしたら、自分が都合の良いように、見てしまっているだけかも、しれないけれど。

拭ってやることの出来ない涙に、眉を下げ。
けれど、やがて。


いつかと同じ、泣き笑い]


【人】 見習い医師 スティーブン

 何やってるんですかあなた達は!

[思わず声を荒げる。
 浜那須は既に駆け出てしまい、履き物はない。

 野久をそのままにして置くわけにもいかず、ただ、縁側に佇む]

(276) 2011/05/21(Sat) 00時頃





       ごめん。


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