人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点:


ドナルド! 今日がお前の命日だ!


ーーーーーーーラルフ?


 ーーーラルフ 衝動が 止められなくなったら 呼んで


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 22時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 22時頃


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 23時頃


【人】 道案内 ノックス

―ランプブラック/居間―

[ノックスは息を吐いた。随分と甘くなる。
 開かせた足元に傅き、ラルフの柔い肉を手の内に収めやんわりと刺激を与える。外気に触れ、ひくつく様が愛おしい。

 口付け、側面を舐め上げた。
 ちらりと見上げては反応を伺い、貯めた唾液の中に誘う。舌との粘液の触れ合いを楽しみ、口端から溢れた液を掬い、窄まりへと塗り込む。]

 困ったな……。
 ラルフ。分かるかい?

 君を食べてしまいたいのを、僕は随分と我慢しているんだって。

[牙を押し当て上下する強い刺激。
 されど、座ってしまわないようにと震える内腿を擦る手と、後ろを解す指は優しく、やさしく。

 解放に至る寸前で口を離した。
 溢れる透明な蜜を吸う。口の中に広がる美味に、薄青の瞳は熱を帯びる。]

(19) 2014/11/21(Fri) 23時頃

【人】 道案内 ノックス

[初めて彼と逢った日から。幾度となく彼を想い、抱いた。想像の中でしかなかった幼い声。成長した姿はノックスを誘い、得た熱と味は夢想よりも甘かった。

 好きなものを壊すからこそ、甘い夢を見せたい。
 愛し子の視線を感じながら、甘い夢の続きに浸る。

 彼の手を下肢に導く。張り詰めた昂りを知らせ、耳許で囁く。熱に浮かされた声は求めるようにラルフの名を呼ぶ。]

 君の太陽のように明るい笑顔が、ずっと忘れられなかった――。

 あぁ、今度は君の全てを覚えていたい。いい?

[唇を塞ぎ、腕を引いて押し倒した。]

(21) 2014/11/21(Fri) 23時頃

[ーーそうでないと 食べたくない君を食べたくなるから]


【人】 道案内 ノックス

[シャツ1枚を残した肢体を組み敷き、深い繋がりを得た。

 パチと爆ぜる音。
 ソファの位置から見えるのは、床に伸びた影が不器用なダンスを踊る様。

 彼の頭上、両の手首を片手で押さえれば、もう一方は自由になる。
 アミュレットを外してしまおうかと視線を向け、バーナバスが作ったという理由だけで取り止めた。

 炎に照らされ浮かぶ汗を唇で拭う。痕を残さないように、されど快を教えるように広げた手と唇で愛撫する。
 幾ら止血の為とはいえ、醜く焼かれた肩口の怪我を晒し、舌で確かめた。
 身を屈ませる程、熱は互いの腹に挟まれ苦しさと快楽を生むだろう。]

(31) 2014/11/21(Fri) 23時半頃



  ーーーラルフ……

[名前を呼んで  来てと言って]


【人】 道案内 ノックス

 ……ん、んぅ、  ぁ、いい…。
 なに? ラルフ……。こっちを、見て?

[声を我慢させたのに、声を聴きたくて。喉を甘く噛む。
 ゆるゆると内にあるを楽しんで居たが、動きを止める。]

 いい子だから、こっちを向いて?

[琥珀の瞳にノックスが映れば、にこりと笑んで再開する。]

 君はいま、誰に抱かれてる?
 誰に見られている?

 誰を――独り占め、している?

[ノックスの名を囀ずる子には、ご褒美をあげよう。声を拾うように、彼の唇に耳を寄せた。]

(34) 2014/11/21(Fri) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

 うっ あ!

[痛みに声が上擦った。顔の左側が血に染まる。耳奥に残るのは軟骨の。耳が食い千切られる音。と同時に白の欲を吐き出す。]

 ……

[乱れたビスケット色の髪を掻き上げる。愛し子達には気付かれてしまっただろう。だから、ラルフの手を解放して腰を抱き、己が下になるように体勢を変えた。

 突き上げては腰を引き、落ちてくるのを待つ。最奥を穿ち、内壁を抉り、熱を扱き、絶頂と解放を誘う。

 浅い息、鼻にかかった甘い声。

 床に落ちたナイフの柄に伸びる――指先。]

(38) 2014/11/22(Sat) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[掴まれた脇腹に、ラルフの爪が、指が食い込む。怪我を負った指先まで沈めば、血と血が混じり合うのだろう。

 腿の上に当たる尻肉の感触が気持ち良かった。水音が淫らで耳に心地好かった。熱持つ皮膚は手触りが良かった。

 じゃらじゃらと鳴る首輪の音。]

 ――好き、だよ。ラルフ。

[迫り上がる快楽の波に苦しげに眉を寄せ、それでも微笑み。共に上り詰めた先、絶頂の瞬間。

 彼の腹にとすとナイフの刃を沈めた。そのまま腕を突き上げる。肉を裂く手応えが伝わってくる。]

(43) 2014/11/22(Sat) 00時半頃

 ラルフーーーーー!!

 待って 今行くから!


【人】 道案内 ノックス

[愛しい彼の赤を被り、舌で唇を拭った。倒れそうな身を支え。
 腹に放たれた白は、赤と混じってピンク色。掬った掌を口許に運び、琥珀の瞳の前で啜った。

 やっぱり美味しいと。好きだよと、もう一度愛を囁き。
 フロスティブルーはラルフの最期を映さんとする。


 ――すべては過去に消えても、夢みる心は華やかなりし昔を描き出そう。
 水は冴かに美しく、空のように青く、限りなき美にドナウは充ちる。
 我等いま歌う。
 青きドナウを讃えて、我等今うたう。

 とこしえに美しく青きドナウの歌を。*]

(50) 2014/11/22(Sat) 01時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 01時頃


  ラルフ!ねぇラルフ!!!

 返事して…………どうしたの!

[呼びかける 心で
 一瞬の激痛の後ーーーーー聞こえない
 何も聞こえない]


[聞こえない 眠っているかのような
 空白の まるで独り のような ]



 ーーーーーーーラルフ!ラルフってば!

[悲鳴に近い思考 痛みに気を失っているだけ?
 そうであって欲しい そうであって欲しい
 けれど どこか違う何か予感がある] 


[夢に見るのは恋した少女の姿ばかり。
彼女の血の味を忘れられずにいる獣が静かに目覚める。]


 ――――…あァ?


[ラルフ、と聞こえる。
けれど反応示すはラルフでない獣。]


 ーーーーーー………………ラル…………



 っ

[硬直する思考 ラルフの声がしない
 けど  なにかの…………]


[しかし今は それ以上に





 真っ赤になる思考]


【人】 道案内 ノックス

―ブラッドレッド―

 ………ふ、ア  ……く

[終わった。壊した。
 瞼を閉ざして手で覆う。酸素を求めて喘いだ。

 心地好い疲労感。愛液の酩酊感。――…喪失感。
 滲む涙。]

 ……あぁ、トレ――

[足音に手をどける。床に頭をつけたまま、姿を認め。愛し子の名前を呼ぼうとしたら。頬を、叩かれた。

 驚き目を見開く。]

(74) 2014/11/22(Sat) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

[腹の上のラルフが蹴飛ばされ、強制的に引き剥がされる。重みも、内からも。]

 っ、

[天地が逆だった。トレイルの唇は赤く、雫が雨のように降り。言い放たれた言葉は透明な刃になって突き刺さる。

 そぅ、穢い。きたない。
 見せたことのない、己の歪情。

 慌てて身を起こそうとして、トレイルが視界から消えた。]

(80) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

ッ! フィリップ!! 待つんだ!

[倒れたトレイルの脚、跨がるフィリップの背。
 止めさせようと手を伸ばす。距離が離れている、のに。]

(84) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[日頃の行いのせいか、欲に塗れた偽装工作が裏目に出た。最悪の場面を見られた。
 トレイルには初めて頬を打たれ、あんな感情的に泣かれ]

くっ

[脚がもつれる。けれど、止めなくてはいけない。
 フィリップを羽交い締めしようと、飛び掛かろうと床を蹴った。]

(91) 2014/11/22(Sat) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

 フィリップ!!

[引き剥がした身の、肩から伸びた腕の先。
 トレイルの喉に。

 身を裂かれたかのような懇願を込めて、彼の名前を叫んだ。耳から垂れ落ちる赤が床を汚す。

 更に離そうと後ろに下がる。]

(97) 2014/11/22(Sat) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 お願い、だから トレイルには……トレイル、に  は

 ぐっ、は

[大人しくしていたかと思えば。脇腹が捻られ、痛みに顔を歪ませた。フィリップから手を離し、踞る。]

(103) 2014/11/22(Sat) 03時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 03時半頃


 いやだ ラルフ いやだよ いやだーーーー!!
 どうして こんなことに?


[離れる覚悟はしていた
 でもそれは ラルフが幸せになることを思って
 離れ難くても どれだけそうでも]


【人】 道案内 ノックス

[腹から耳へと移した指の間から、赤が零れる。

 何処よりも痛いのは、右の頬だった。]

 ……フランシス。

[ゆっくりと顔を上げる。
 何があったのかなんて、簡単な事だ。]

 ……もし其処に転がっていたのが僕だとしたら、きっと君達は悲しまないんだろう な。

(114) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

  ラルフーーーーラルフってば……
 ねぇ……ラルフーーーー!!


【人】 道案内 ノックス

[フロスティブルーは愛し子の姿を探す。
 無事かと駆け寄りたかった。

 けれど、シノワズリはノックスを見なかった。>>109
 そのことが堪らなく辛かった。]

 ………衝動を抑えきれなくなったらどうなるか。


 フィリップ。君は良く知っているんじゃないかな。

[もしかしたら、フランシスもなのかもしれない。
 声は淡々と「事実」を告げる。ぼたり。また血の塊が落ちた。]

 ……僕は、ラルフを  止めたかった。

(116) 2014/11/22(Sat) 03時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時頃


【人】 道案内 ノックス

[ぼんやりと視界が霞む。
 何か変だなとぼんやりと考えていた。

 いつ、声をかけていた?]

 ……どうして嘘だと言いきれる?
 僕の耳は彼に食われ、命の危険を 感じた。


[そこまでを言い、遠ざかりそうになる意識に目を瞑った。**]

(119) 2014/11/22(Sat) 04時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 04時頃


【人】 道案内 ノックス

―ミッドナイトブルー―

[可愛さは人それぞれで、だから多くの「好き」も出来てしまう。一時の好きを積んでは崩し。残るのはいつもの2つだけ。>>4:29
 この両手はいつだって、2人の為にある。]

 勿論、知っているよ。僕にとって2人とも可愛い。トレイルにはトレイルの。ニコラにはニコラの。違うから、僕は毎日が楽しい。

[ニコラが離さなかった男は『かわいそう』な男だった。>>4:27
 人を寄せ付けない雰囲気と、禁忌を求めた少女の物語を思い出す。共に居た少年を、思い出す。]

(137) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

【人】 道案内 ノックス

[『思い違いをしないように』『我慢して』。刺していた釘は、現実の音の前には錆釘同然。

 『キタナイ』なんて、同じだろう? と、トレイルに笑おうとした頬は硬い。

 キスをしてと時にはねだり、長年戯れ睦んできた時間の先にあるものを見せた。『僕は随分と我慢しているんだ』と言葉は愛し子達にも向けて。ちらと視線を向けると、ニコラの灰色はただ此方を見ているだけだった。それで良かった。>>8

(139) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

【人】 道案内 ノックス

[ラルフの体はフィリップに抱かれ、フランシスに抱かれて遠い。

 まだ彼を腹上に乗せて居た頃。
 ナイフの柄から離した手を、切り裂いた腹の中に入れた。筋肉の収縮、触れた内臓の温かさ、柔らかさ。引っ掻いた爪にこびり付いた臓腑を歯で擂り潰す。彼は、陽だまりのような、春の野花のような味をしていた。]

 ……ラルフは優しい子だから、心配をかけさせまいとしたのさ……。

[フィリップに知らせなかった理由は、憶測でしかない。思い当たるとすれば、ひとつだけ。]

(141) 2014/11/22(Sat) 11時半頃

 ーーーーーーーーー…………!!!!

[人の言葉に 変換出来ない 慟哭
 保護者の手で 人の境界から 離れぬよう繋ぎとめられ
 ラルフとの触れ合いで 人に戻りかけていた心が]


【人】 道案内 ノックス

[3階の廊下で壁に追い詰めた時とは違う、はっきりとした強い意志がフィリップの目に宿っていた。トレイルとの仲を懸念していたが、ノックスの知らぬ間に――いや、ラルフに怪我を負わせた時には、もう。>>123

 あの時はぞくぞくとした。手足の自由を奪い、嬲り啼かせたら……とも思っていた。
 けれど今は、別の理由で奪わなければならないのかとも思う。]

(145) 2014/11/22(Sat) 12時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 12時半頃


【人】 道案内 ノックス

―ミッドナイトブルー―

[この両手はいつだって、2人の為にある――…のに。

 目を覚ました時、両腕にあるべき重みはなかった。]

 ………ぅ く

[髪を掻き毟り、喉と腹を裂き、この吹雪の中に飛び出して死ねたら――…。思い知らされた。『絶対』など、ないということを。

 救いはニコラの声と指だった。>>122
 振り返り、名を呼ぶ声がなければ。いつものように伸ばしてくれる指がなければ、きっと死に急いでいた。
 待ってくれと縋るように腕を伸ばした。
 壁に赤の手形を残しながら居間を出た――…までは、覚えている。]

 トレイル…… トレイル、ニコラ……

[吐き出た息は、白かった。]

 ……トレ  イル

(150) 2014/11/22(Sat) 13時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 13時頃


[衝動を抑え 人であろうとする その理由はあるのだろうか?]


[フランシスの慟哭。
 壊れた楽器みたいだ――…と、思った。

 いや。あれは自分の姿だ。
 愛し子達を失くせば、きっと同じ。


 見棄てられた今は、どうだろう。]


ノックスは、トレイルの幼少時代を懐かしんだ。

2014/11/22(Sat) 13時半頃


【人】 道案内 ノックス

―ホーリーグリーン/過去/椅子―

[愛し子は2人。抱っこをせがむ歳ではないけれど、旅の移動は疲労しやすい。そんな折は背負った椅子に1人を座らせ、もう1人を腕に抱く。

 互いの顔が近くなるから、ゆっくりと小さな声で話せた。
 鳥の囀り、風の音が混ざっても、3人だけの音しかなかった。]


 ………いや、もぅ良いんだ。

[それは椅子が壊れた日。修復が間に合わなくなった。
 ノックスは椅子を作った日を振り返る。]

(153) 2014/11/22(Sat) 15時頃

【人】 道案内 ノックス

[骨組みはしっかりと、強度は高く。座部は柔らかに。肘置きの繊細なカーブはあの人の腕のように――…。

 卵形のオルゴールと共に、あの人の皮膚と骨とで造り上げた。そうやって。独りになった世界を彩ろうとした。

 そうでなければ。
 凍青の双眸は輝く星を見出だせなかった。まっ暗い夜の世界で、独りっきりで。

 獣の甘えた啼き声に、狂笑を響かせながら。**]

(155) 2014/11/22(Sat) 15時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 15時半頃


 ーーーー美味しい


[より 獣として 覚醒したばかりの
 ドナルドにどこまで伝わるか


 芳醇な 血の 旨味
 若い肉の 弾力 肉の持つ 甘さ
 軟骨の 程よいかみごたえ……………]


[惑わせるはフィリップの感情。
塞ぐことも出来ず流れ込むそれ。

天秤は揺らぐ。

ゆらりゆらりと不安定に。]


 喰いたい。
 噛み殺したい。

 ラルフを殺した奴を――。




[腐らせてしまうの?無駄にしてしまうの?]


 ーーーー奪ってやりたい
 踏みにじってやりたい

[それは獣にはない感情]

 ラルフを貶めたノックスの大事なものを
 ラルフを踏みにじったトレイル

 
 けれど トレイルは食べられたがった
 だから 食べて殺してやらない


 貶めた――…。
 ノックスも、敵か。

 ――…それなら、トレイルの同行者二人を消せばいいか。


 ……ノックスは……さっき
 自分より トレイルを気にかけた

 だから ノックスの目の前で ニコラを喰らい
 トレイルを その喉を 顔面を ナイフで切り裂きたい


 やだ もうやだ 人間やだ
 ………………っ

[人間らしく また一つ 感情が湧き上がりそうで
 懸命に飲み込む]


 ――…ノックスがラルフを殺したなら
 彼から全てを奪ってしまうか。

[ノックスにとって一番残酷な方法を考える。
けれど同時にノックスを喰らってやりたいと思う。]

 何か、手伝えることは?


[怒り……憎しみ そちらへと思考を向ける
 それ以外の 人間らしい 感情なんていらない]

 ーーーうん……ニコラは
 本当は どうでもいいんだけど




 ………………ノックス 足止め
 あの三人で 一番 腕力あるから……


 ――…一度に全部失えばいい。

[それだけの憎悪を向けるには十分なほど
ラルフは大事な者であった。]

 足止め、ねぇ。
 まあ、おれはこの衝動を向けられる相手がいればいいンだが。



 痛い やだーーー痛い
 苦しいーーー苦しい


 痛いとか苦しいとか
 それから逃げてちゃダメだろ。
 痛いことも苦しいことも避けきれない。

 慣れろとは言わねぇが――…
 逃げてるばかりじゃ大事なものを失う。

[痛みと引き換えにした平穏も
今は大事なものと引き換えにして。
その大事な者も物言わぬ姿になってしまったけど。]


[復讐が救いとはならないことを知っていて
それでもおさまらぬ感情にゆさぶられる。]


[人らしい感情 深い哀しみ 獣だから
 切り捨てようと しながら

 聞こえることへの それに共感の頷き
 全てを失って すべて すべて

 そのあと 聞こえる 相手が 衝動のまま食らっても
 獣である彼は 頓着しない]


 もう 大事なものなんてないーーー!!


 一所懸命 苦しいの 我慢しようとして
 寂しいの我慢しようとして
 なくなったのに

 何があるの なにもないよーーー

[大きな暖かい手も 穏やかな春の日差しも] 


 大事なものはいずれ見つかる。
 生き続ける中で出会うもんだ。

 お前さんだって、此処でラルフと出会ったんだろ?


 苦しい時は苦しいって言え。
 それくらい受け止めてやる。
 どうすれば苦しくなくなるか、一緒に考えてやる。

 それに、何もないって言うけど、さ。
 ルーツも、お前さんにゃどうでもいいものなのか?


 知らなかったーーー暖かさ
 知らなければ 出会うまで 我慢できた


[ラルフと また 暖かさがなくなったら
 耐えられないね と 共感しあった
 そんな 記憶がすでに遠い]


 だから やめて 気休め思わないでーーー
 雪が止んだら いなくなるのに
 そんなこと 言われても 



 ………………ルーツも きっと もう食べてしまう


 俺はラルフの代わりにはなれねぇ。
 ラルフのように優しくはない。
 けど、寒けりゃ風よけになってやる。
 手がかじかんだら息ふきかけて手擦りあわせて
 あっためてやるよ。

 寒いなら、苦しいなら、ちゃんと言え。
 いくらでもきいてやる。


おれが

しっかりしなくちゃ


いけないのに。


 ルーツは喰うより歌わせろ。
 その方が喰うよりずっといい。
 歌わないなら歌うまで根気よく続けろ。
 注いだ分だけ、きっと、返ってくっから。

 雪が止んだら――、か。
 如何するか、まだ考えてねぇな。

 ひとを喰ったら、きっと、ひとの中じゃ生きられねぇし。


 ーーーーーー……………っ




 
 苦しいーーー胸が痛い 怖い 寒い
 辛い 痛い 痛いーーーー


 う………………


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/22(Sat) 23時頃


 苦しい時は我慢しなくていい。
 泣きたい時は思いっきりなけばいい。

 胸くらいは貸してやるよ。


ーーーーけど


 ――――…。

[けど、なんて言葉は、
ふっと吐息だけで笑い聞こえないふりを決め込む。]


 ラルフ も ホレーショーも………………っ
 おいて………………行かないで

 寂しいっ寒いよーー笑って欲しいのに
 苦しい  息が出来ない いなくならないで やだ


【人】 道案内 ノックス

―フォッグ/2階廊下(1階への階段寄り)―

[――ノックスさん。

 呼ばれて目を開いた。
 黒髪を揺らし、琥珀の瞳で覗き込む少年が居た。
 ラルフ。と、名を呼べば、ぱっと笑顔の花を咲かせた。露店で出逢った頃のままのラルフだった。
 ビスケットの髪を撫でる幼いもみじ葉。ノックスはまた、目を閉じる。

 愛し子達の姿は何処にも見えない。寂しさを慰めるように、髪が梳かれていく。]

(229) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[呼ばれて目を開いた。>>157
 愛し子が、居た。]

 ………ニコラ。あぁ、ニコラ。

[こっちにおいで。手を伸ばしきらない内にぺたぺたとニコラは近付き。]

 ぁぐ!!
 
[咄嗟にその足首を掴んだ。
 それでも彼が体重をかけるのを止められなかった。冷えた足の裏、爪先。臓腑にかかる痛み。床に押し付けられた背骨が軋んだ。]

 ぐ、ぁあっ ニ……、苦し ぃ

[息苦しさに喘ぎ、圧迫された消化器官が、胃壁が収縮する。
 寝起きの戯れには度合いの過ぎる、重み。]

(230) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[ニコラの赤い唇が紡ぐ言葉もまた、透明なナイフだった。ノックスの身を抉る。]

 ……そぅ むず かしい……ね。


[一番大事だと囁いて。彼等が裏切らないと、信じ続けてくれると、――思っていた。

 苦いものを口にした時のように、表情が歪む。]

(231) 2014/11/23(Sun) 00時頃

 ――…おいていきたくなんてなかっただろうさ。

[伝う思考に己の思いをぽつりと落とす。]


【人】 道案内 ノックス

[ニコラだけを手元に置かなかった理由の1つに、怖れがあった。

 いつか彼も拐われる。
 手の届かないところに連れていかれる。
 いや。彼が、ノックスを置いて、



   ――月に帰ってしまう。


 羽衣を纏えば帰ることが出来るのなら、そんなものは奪ってしまいたかった。]

(232) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[声を歌を取り戻せば、トレイルもノックスを置いていくだろう。彼に相応しいのは沢山の観衆の居るステージなのだから。

 騒音を嫌い、不協和音を嫌い、音の本当の美しさを知る彼が、ノックスの何を認めてくれると?



 1人だけでは駄目だった。
 彼等でないと駄目だった。

 平等でないと駄目だった。
 双眸でないと駄目だった。

 もしも、もしも。
 片方が瞑れても―――…もう片方が在れば、彩の世界を見ることが叶うだろうから。]

(233) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[結局。ノックスこそが、愛し子達を信じきれていなかったのかも知れない。

 大人だから、信じることの難しさを知っていた。

 繰り返し与えるヌガーの甘さも絶望も。ラルフを彼等の前で愛したのも、喰らったのも。彼等の信を試すかのよう。

 怒らせると分かってはいた。
 けれど、怒らせたかったのも事実。それだけ彼の中に、ノックスが居ると分かるから。

 トレイルの世界は、ノックスとニコラだけ。そうしたのは自分だ。なのに、他人の干渉に過敏になる。過保護になる。

 トレイルの世界は、ノックスとニコラだけ。つまり、ノックスが居なくなっても――…彼の世界は、崩れない。>>222

 そして、ニコラの世界にノックスが居なくなっても――…彼の世界は、崩れない。]

(234) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

 ―――っ

[胃の中のものが逆流した。口の中に留め、ごくと無理やりに飲み込んだ。
 冷えた体に、頬に触れたニコラの手と、時折かかる吐息だけは温かかった。]

 ―――…

[蓋のずれた、音を忘れたオルゴール。哀れな愛の形。

 哀れだった。愛しかった。


 ニコラが笑う。ニコラが囁く。>>159

 彼の言葉。『かわいそう』な相手。
 ……あぁ、自分のことか。]

(235) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[天地が逆しまになった感覚。これで二度目だ。

 ふ、と息が漏れた。]

 ……そう、か。




 そうか。僕は、かわい…そう……なのか。

[哀れで、弱い――存在。

 まるで言葉をなぞるように。
 ニコラの指は唇を撫でる。]

(236) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[腹の、胸の重みは変わらない。
 いや、増々重苦しくなる。]

 あ―― あ” がっ!

[指先が舌の上に触れた。咎める理由などない。伸びた指は奥に向かう。

 引き起こされた嘔吐。>>159
 先程飲み込んだものがこみ上がってきた。



 ――返して!

 誰かに喉を締められるような感覚がした。琥珀色が何を言っているのか、聴こえなかった。]

(238) 2014/11/23(Sun) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[耐えきれず、ノックスは顔を横にして胃の中のものを吐き出した。

 胃液に混じった赤、アカ、あか。
 ラルフの身に流れていた、もの。

 ノックスが好きになった、もの。
 ノックスが壊した、もの。


 背は、黄色い液以外吐き出すものがなくなっても震え。

 空っぽの胃の中に、ぽたぼたと落ちていくニコラの言葉に、不思議と満たされていった。*]

(240) 2014/11/23(Sun) 00時頃

 ーーーーーー……………っ




 ラルフ……ホレーショーっ
 
[ぽつり 聞こえた声 
 二人は死に際 何を思っていただろうか?
 わからない わからないけれど]


[誰も居ない廊下で。

 ノックスの乾いた唇が、小さな音を紡ぐ。]


 ……小さな頃の君を、思い出していたんだ。
 トレイル。

 君は同族に食われて、死にかけていた。

 弱っていた体は、成長してもあまり大きくならなくて。
 ニコラとはどんどん身長差がついて。


 ーーーもう一度 名前を呼んで……ラルフ


[もう届かない 声]


 結構焦っていたんだよ、なぁ。


 君は人参が嫌いだというし、なかなか食べてくれない、し。あぁ、だから、君が頑張って食べてくれたときは、本当に嬉しかった……。


 ……ねぇ、トレイル。


 僕は、もう要らないの、かな。

 どうすれば許して貰える?


 ―――どうすれば、また君は僕を見てくれる?


[哀しみをどれだけ涙であらっても
 それが途切れることはなく
 同時に 暗く揺らめく 復讐への衝動もそのままに]



 君が要らない僕は、

  消えてしまえば 良いのかな。

 


【人】 道案内 ノックス

―フォッグ―

 ……

[遠くで何かが聴こえる――と、思った。
 ラルフの死を嘆く声だと、遅れて理解した。

 彼等はこれからどうするのだろう。


 ――…裁くのか?

 死には死を?]

(250) 2014/11/23(Sun) 00時半頃

 ラルフも――…
 きっと会いたいと思ってくれてる。


 ああ、けど。
 その前に、ノックスに、……
 あわせて、謝らせてやりてぇな。


 ーーーーっ
 ラルフーーーーーーーーー

[また 溢れる涙の量が増える
 ドナルドやフランシスも同様かと
 案じる心の余裕はなく そうであって欲しいことに縋る]


 やだ!ノックスになんて
 ラルフをあわせたくないっ


[ラルフが衝動を覚えた相手だから
 二人が 居間で会っているのを 見かけた時
 そっとしておいた それが仇になった 後悔は今も胸に新しい]


 ――…いずれ、って話だ。
 ラルフを手に掛けた事存分に後悔させてからの話。


 うんーーーーー



 あの……喰い殺すのは……おれが やるよ
 ーーー人を喰ったら もう 混ざれないと思うなら


 俺はもう 食ってるから


 牙が疼く。
 こうして声を介さず言葉交わせるあたりで
 もう、ひとには戻れないンだろうさ。

 気にするな。

 俺は、ラルフの仇を討ちたい。


 ………………フランシス 悲しまない?


 気持ちはとても共感できるけど……


【人】 道案内 ノックス

[掌を見下ろした。自分でもキタナイと思った。
 苦く笑い、身を起こした。]

 ……トレイルに、逢わないと。

[ニコラの向かった先だろうと階段を、降りた。]

(266) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

 哀しませそうだな。
 けど、さ、フランシスもラルフの事哀しんでて
 ラルフを害した奴を許せないと思ってると思うんだ。

 ――フランシスに手を汚させたくはない。
 俺とラルフを慈しんでくれた手、だから。
 もしものことがないよう、その前に、俺が……




 ………………フランシスのこと 詳しくないけど……
 同じこと いいそうだなって……

 
 


 …………一緒に 復讐を 思ってくれるのは 嬉しい
 

 でも 冷静になって一度考えて ね?
 ーー俺 ラルフの大事な人が 悲しいことになるのも いやだよ……


【人】 道案内 ノックス

[あまり長居しては塞がった傷が開いてしまう。

 口の中を湯で洗うと、酸が取れて少しスッキリとした。
 湯を被って、あるものに気が付いた。]



 ……だ、れ?

[腕を切り落とされた、ホレーショーだった。]

(270) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

 ――…冷静なつもり、だけどな。
 それをいうなら、フィリップ、お前自身もカウントしろ。
 ラルフが大事にしたのは、お前さんもだ。


 …………うん


 でも ほら 三人全員に対して
 かなしいって思わせるより
 一人……それももう人食ったことあるのが
 ならーーーーまだ ね?


【人】 道案内 ノックス

[掌から流れ出たのは己の血。
 自分でも不味い、もの。]

 ……っ

[着られるものがあればよいと、落ちていた服を掴む。
 羽織り、向かった先は貯蔵庫。]


 トレイル! ニコラ!!

[返事はなかった。]

(272) 2014/11/23(Sun) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

[あれは――、いけない。

 誰の肉なのか気付いてしまったら、きっと2人は無傷では済まない……。]

 フランシスとバーニィが居れば、……まだ。

 でも…… もしか、して、 襲われ、た とか

[思考は最悪のケースを想定し。
 湯の滴を拭いきれぬまま、ノックスは足早に階段を上った。]

(274) 2014/11/23(Sun) 02時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 02時頃


【人】 道案内 ノックス

―フォッグ/居間―

[その、人の気配のする居間の扉に手をかけて。
 開く。

 誰が、居るのか視線を巡らせ。


 荒いだ息のまま、垂れ落ちた赤滴を手の甲で拭った。]

(278) 2014/11/23(Sun) 02時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……ト、レ

[栗色と、金色と。
 一番星だから、真っ先に視界に入る。

 1歩、踏み出して。手を、伸ばして。]

(280) 2014/11/23(Sun) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

[トレイルの背が見えた。
 鍋なんて、そんな重たいものを持たせたこと、ないだろう?

 危なっかしい。]

 ……トレイル。

[もう一度、名を呼んで。栗色が揺れる。ノックスを見る。あぁ、それだけで泣きそうな、安らぐ表情を見せた。]

 っ!

[乾いた音が響く。伸ばした方とは別に、腕はあった。
 振り払われたのだと、漸く気付く。]

 あ、 困った……な。

[痛む程の強い力ではなかったのに。
 とても、痛んだ。]

(284) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……ニコラ。

 僕は、本当に嫌われた みたいだ。

[胃の上を抑える。
 嫌いにならないと、彼が言ってくれたから。

 ニコラに向けた視線は柔らかく。]

(290) 2014/11/23(Sun) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

[ニコラの腕に触れた手を1度離し。>>287

 自分が入ってきたことで向けられた視線の幾つか。
 分かってる。

 フランシスに、ドナルドに……バーナバスに。
 言わなくてはいけないことが。]

(296) 2014/11/23(Sun) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

[ペチカの鍋の向こう、ソファの傍に見えた脚に、顔を強張らせた。

 そうして、視界にフランシスとドナルドを見付け。
 苦しげな表情に変わる。

 バーナバスに投げた視線は助けを求めるものではない。少年の頃とは違うから。様子を窺うだけ。]

 フランシス、ドナ……。

 ………ラルフの、ことは。

(298) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

[トレイルとニコラと。
 二人を見遣ってから、体はフランシスとドナルドの正面に向ける。]

 結果的に僕のしたことは、………君達から、大事なラルフを奪って しまったことに、 変わりが、ない。


 今でも、もっと別の方法があったんじゃないかって――思う。


 ―――…申し訳、なかった。

[頭を下げた。ぽたりと血が垂れ落ちたが、それでも下げたまま。]

(299) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

[何か、声はあっただろうか。

 殴られるぐらいの覚悟は、ある。]

 ………

[部屋に漂う焦げた――…香りに、頭を上げたのとどちらが先だったか。>>297

(300) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

 ――な、べ!

[ペチカの方へと振り返った。
 もくもくと煙が上がっている。

 あれは悪い煙。]

 トレイル、ニコラ! 離れるんだ!

[鍋の持ち手を掴むとペチカの上からどかした。
 覗き込んだ鍋のなかには、―――肉が。]

(301) 2014/11/23(Sun) 04時頃

【人】 道案内 ノックス

[目視した肉の幅は、湯殿で見掛けたものとほぼ、一致している。その事実を口外するつもりはないが。

 隠してしまいたかった。]

 ――…落ち着いて、トレイル。
 焦げてるから、……これは、もう……

(303) 2014/11/23(Sun) 04時半頃

 っとに…馬鹿野郎が。

[毒づくも、何を怒ればいいのか。
未だに分からない。

イライラする気持ちを抱えて、幼馴染を見ていた。**]


【人】 道案内 ノックス

[トレイルはノックスを見ていなかった。

 危ないと言う前の鍋に、肉に。
 そしてニコラに。注ぐ。]

 ……二人とも、料理が出来るなんて、 ――えらいね。

 けど、  これは……

[留めさせる為に、ニコラを見た。**]

(308) 2014/11/23(Sun) 05時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 09時半頃


【人】 道案内 ノックス

―ブラウンシュガー/居間―

[鍋の余熱で、肉は焼かれ続ける。
 2人で調理していたものだから、ニコラも同意なのだろと思い直す。

 これは、誰だ? 生前を知っている。
 愛しいから食べる。
 生きるために食べる。

 それは、どちらも本能。]

(310) 2014/11/23(Sun) 10時頃

【人】 道案内 ノックス

[フィリップの居ない今だからこそ――…]

 ……トレイル。ニコラ。
 場所を変えよう。

 それに、僕はトレイルにも謝らなくてはいけない……。

[ニコラを見遣る。その回数が増えている。
 胸の重みを忘れていない。]

 僕は、ダメな保護者だ。でも、まだ君達の保護者で……居たいんだ、よ。

[苦しげに息を吐き。常のようにニコラに鍋を渡し、2人の手を取ろうとした。**]

 

(311) 2014/11/23(Sun) 10時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 11時頃


 ーーだめ 俺が 歌を歌えない

[スープではなく 歌を 習えなくても
 ラルフの 音を 一回でも 聞いておけば良かった

 けれど 些細な取り組みは
 少しだけ 気分を紛らわせて]



 ……雪がやむまでに ラルフが好きだった歌 教えて


[音楽に生業がある 調律師の
 その 同行者に ぽつ とこぼした

 人とともにある生業の ドナルドも
 また一人ーーーー復讐を 彼にもさせていいのか 迷う]


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 19時頃


[バーナバスは――ラルフの一件をどう捉えているのだろう。

 そのすべてが一言に籠められているようで、ノックスに重く響く。

 そう……すべて、馬鹿な僕の、責任だよ。

 バーニィ。

[バーナバスは、自分のことを嫌いになるだろうか。何があっても昔のように、味方でいてくれるだろうか。]


【人】 道案内 ノックス

―オリーブグリーン/居間―

 ……申し訳、ない。

[静かな憤りの感情。>>318>>319
 ただ、ノックスは謝る言葉だけを口にする。
 どうして、だなんて。]

 ……僕が2人の‘保護者’だから、ラルフの為に死んであげられなかった。


 最初はトレイルが負わせた傷だから、手当てされた所を見ないと僕も安心できないと、せがんでしまった。

 ……

[思い出すのは辛いと頭を振り。
 髪をかき揚げ、左を見せる。あるべき場所に、ないもの。

 何があったか具体的に言える話ではない。少年達の前では。]

(350) 2014/11/23(Sun) 19時半頃

[出来れば味方でいてやりたい。
そう思う気持ちと、心に引っかかった疑念が揺れる。

困惑の眼差しをノックスはどう感じたのか。]

 ……、

[何か言おうとして、結局言葉は出なかった。

甘えて泣き言ばかりの幼馴染をただ受け止めてやればよかった日が遠い。

自嘲する声にふと泣きたいような気持ちになる。

けれどノックスも男ももうとっくに大人で、一瞬だけ浮上した少年たちの姿は瞬く間に掻き消える。]

 本当に、馬鹿だな。

[案じても、手を伸ばせない。]


【人】 道案内 ノックス

[話は鍋の臭いで途切れた。

 千切れた肉片。>>339
 場所を移す前にさっさと食べさせた方が得策かと思い直す。]

 分かった。お腹が空いているのだろう? 早く食べて――ん、なに。ニコラ。

[無邪気な声と表情で、唇から発された言葉にノックスは顔を強張らせた。]

(351) 2014/11/23(Sun) 20時頃

 んーーー……

[共鳴したくなる どす黒い感情
 事実 自分も飲まれている 憎悪に] 


【人】 道案内 ノックス

[イイホゴシャの顔をして、ラルフの死についてを話す。
 彼を思って、彼の為に、彼を止めたいと――…。

 ワルイホゴシャの顔を愛し子に晒して、それでも嫌いにならないと赦してくれたニコラの囁きに、空っぽの胃は欲しいと短く鳴いた。]

 ……な。

[美味しかったラルフの体液、血肉。
 それよりも、美味しいと感じたのは。味を知ってしまったのは――…。]

 ……

[押し黙る。絞り出す声。]

   好き、そう、好きだから、 抑えてしまわない、と……

[いけないのに。この場では、せめて。

 気付けばトレイルは距離を空けていた。戸口の方へ。]

(361) 2014/11/23(Sun) 20時半頃

[フィリップの言葉を考えていた。]

 フィリップの言い分も分からなくもねぇけど。
 もう人喰ったことがあるから、って
 一人分の命負うのと二人分の命負うのも違うだろ。

 まだ、ね?
 ――…じゃねぇよ。


【人】 道案内 ノックス

 トレイル!

[離れていく。また遠ざかっていく。
 拐われたと思ったニコラは戻ってきてくれたのに。

 今度はトレイルが拐われていく。
 見えない手に、掴まれて。


 ――…奪われて、しまう。

 そう思ったからこそ、ノックスは戸口に向かった。
 けれどトレイルは、手から逃れるように居間から出てしまう。]

 待ってくれ、僕の傍から 離れな、いで!

[滑稽だと頭の片隅で思いながら、ノックスは追いかけるように居間を出た。]

(363) 2014/11/23(Sun) 20時半頃

 歌、か。
 ルーツに歌教える気になったか。

[居間にいた時の遣り取りが思い出される。]

 ラルフが好きだった歌は――…
 フランシスの子守唄、かな。
 俺が教えてもいいけど
 同じを、と思うならフランシスにきいてみな。


【人】 道案内 ノックス

―マンダリンオレンジ/2階廊下奥―

[追い掛けて、腕を掴んで、引き摺った。階段裏の、死角になるような場所にトレイルを押し込めた。

 掴んだ手首ごと壁に手をつく。
 彼の背中に己の腹と胸を押し付け、壁との距離を無くそうとする。]

 ……トレイル。

[唇で耳に触れ、静かに名を呼んだ。
 そのままでじっと動かないのは、誰か人の通る気配がないかと探る為。]
 

(370) 2014/11/23(Sun) 21時頃

  けど



 ーーそれに ドナルドを
 フランシスは心配する


 おれは生きて心配する人 いないから


[拗ねたのと 自嘲と混じる思考]


 ーーーうん 時間は あるし


[かえる思考 低い音声で
 頭に響くのは 本来の声をイメージしてか]


 フランシスの子守唄ーーー
 うん…………わかった

[ラルフが好きだった歌
 それを知るのが楽しみで
 少しはにかんだ気配のせたのは
 少し前の出来事]


 ――…なんだ、気付いてないのか。
 フランシスがお前さんの背、撫でてたの
 あれはフィリップを心配してのことだろうよ。

 それに――、俺だって、心配してる。

 お前さんがそうやって、
 色々考えるのも心配してのこと、だろ。

 ひとりじゃねぇってわかれよ、ばぁか。


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時頃


 ーーーそれは……フランシスが 優しいから……
 そうされる理由 わからない

 ーーー 俺は……ただ ラルフの大事な人


[と思う思考が言い淀む
 これ 絶対 向こうからも同じ理由で
 かえってくるだけだ……と]


 う…………


 フランシスが優しいのは認めるけど、
 向けられる優しさに甘えたらいいと思うぜ。

 優しくするのに、理由なんて必要ねぇよ。


 そんなことーーー言われても…………
 どうしていいか…………


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時頃


 大人しく撫でられてればいい。
 あの時みたいに。

 振り払わずにいればいずれ分かるンじゃねぇかな。


 ーーーーおちつかないよ……それ

 襲ってしまうかもしれないのに


【人】 道案内 ノックス

[視線を下ろした先。肩口の布。
 指で強く引いて傷口を晒した。

 糸で規則正しく縫われた赤い線。周囲の肉はうっすらと腫れているよう。ぺろりと舐めた。この下はもっと美味しいことを覚えている。

 鍋で焼いた腕肉よりも、もっと美味しい場所があるのを知っている。トレイルには無用になった所。

 肩肉ではなく、その場所を目の前で喰らったら――…分かってくれるだろうか。彼よりも――君が。]

(380) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……

[思考と欲は、後ろからの声に遮られた。>>372

 振り向かずとも誰かは分かる。
 不自然に風の鳴る音が、聞こえやしなかったか。>>365

 何も言わず、ゆっくりと顔だけ振り返る。徐々に体を開いて、トレイルを背に隠すように。]

(381) 2014/11/23(Sun) 21時半頃

 ――けど。
 お前さんは保護者、襲わなかっただろ?

 襲うのがこわいなら俺の目の届く範囲にいろ。
 力尽くで止めてやっから。





 ーーーーう…………
 ドナルドは……ラルフの縁者だって
 本当思う…………


 ラルフも……聞き分け なかった


道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/23(Sun) 21時半頃


 ――…俺とラルフにも似たところがあったか。
 似てねぇ、と思ってたけど。

[間があく。
とおく語り掛けるようなトーンで。]

 俺とお前は、聞き分けが無いンだとよ、ラルフ。
 ……俺には聞き分けいい方に見えたけど、
 そういう面見せられるヤツが、居たンだな。




 昨日だって ドナルドを 食べるの時
 二人とも 聞き分けなかった



[昨日なのに すごく遠い気がして]

 …………ラルフにも 届くかな…………


 ラルフ…………聞こえてる?


【人】 道案内 ノックス

 ――…そうだね。

 欲情してるよ。衝動は、僕の中に確かにあるから。

[逃げるから追い掛ける。
 ニコルの考えた通りの、不幸に至る道を。

 背の後ろから伸びた手は、ノックスではなくフィリップを求め。

 トレイルへと差し出される手を避けるように動いても>>382、手と手はノックスを挟んで繋がる。

 愛し子の表情は分からない。
 けれど、見たくないと――思ってしまった。

 蘇るのは、ニコラとディーンの。]

(388) 2014/11/23(Sun) 22時頃

【人】 道案内 ノックス




 その手を、離してくれ、 フィリップ!

[これは悪い手だから。
 もう一方の手に握られたナイフを見て、苦み走った表情を浮かべた。

 悪い場所を選んでしまったと思う。]

(391) 2014/11/23(Sun) 22時頃

 あの時は――
 あれが一番いい方法だと思ったンだよ。

 今でも間違ってるとは思わない。
 ラルフに喰わせたこと、後悔してないからな。


 ――…聞こえてる。
 そう信じて話し掛ければいい。


【人】 道案内 ノックス

[握りあう手を強引に解くように、手の甲で払う。
 フィリップの微笑み、優しい声は猫を撫でるよう。

 よく知る表情は、まるで鏡のよう。]


 ……何のつもりかい? フィリップ。

 トレイルを殴った手で、首を絞めた手で!
 今更のように気遣って。

[初めて聞く冷えた声。]

 ……君に、言われる謂れは ない。

(401) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

 ーーー…………そこも含めて 聞き分けない


[ふはっ と思わず笑ってしまう
 ああ まだちゃんと笑えるんだと]


 ーーーそっか……
 うんーーーーーーえへへ
 少し 寂しくないね……そう思うと


【人】 道案内 ノックス

[悪い声だ。

 トレイルを何処かへ誘おうとする。

 だから。]

 トレイル!

[行くなと声をあげ、羽ばたく鳥の、赤羽根に。
 目を奪われないよう、フィリップの両肩を掴むように腕を伸ばした。

 1歩、踏み出す。]

(406) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

 ――…いいじゃねぇか。
 俺はしたいように出来て、満足だ。

[笑う音色に安堵が過る。]

 ……だろ?
 けどこれって、ひとの考え方なんだぜ。
 ひとの在り方も、悪くはない、だろ?


 ……俺の血 あげたかった
 ラルフから 止められなくなるから
 って 言われたけど…………



[安堵が滲む暖かさ
 ここも 似てるんだと ぼんやり思い]


 …………ラルフ ラルフは
 俺が人としてあるのと 獣としてあるの


 どっちがいい?


【人】 道案内 ノックス

 ……トレイルの話じゃないよ。


 フィリップ。―――君が、何をするかという話だ。

[払う手をずらされた。栗色の髪に触れて。
 ナイフを持って。背に落ちる汗の一筋。>>404


 こんな笑い方をする子だったか。こんな喋り方をする子だったか。>>407

 もう一度だけ言うよ、フィリップ。

[背に庇っていたトレイルは、今は彼の傍。]
 

(409) 2014/11/23(Sun) 22時半頃

 止められなくなるくらいには
 お前さんを好きだったって事だろ。

 ――…なら、
 やっぱりノックスの言葉は嘘だな。

 例え衝動を懐いたとしても
 ラルフなら嫌がって逃げるだろうよ。
 止められない怖さ分かってたなら、尚更。


 好きーーーーーーー



 うん…………俺もーーそう思う
 絶対 ラルフは衝動に負けてない



 ーーーーーそれなのに 許せない


【人】 道案内 ノックス

 僕から、トレイルを拐おうと するな!

[掴めたと思ったのに、服の裾すら逃げていく。
 おどけた声とは反対に、ぐっと唇を噛む。]


 フィリップ、君がそのナイフを突き付けたいのは、僕だろう!!

[己の胸に手を当てる。ラルフのナイフが至ったところ。>>410
 さわるな、ふれるなと睨み、1歩、また寄る。]

(413) 2014/11/23(Sun) 23時頃

 ――――許せないのは、俺も同じ。
 ラルフは復讐なんざのぞまねぇとは思うけど
 それでも、抑えきれねぇくらいに、苦しい。


 ラルフーーーごめんね 望んでなかったら
 でも うんーーー許せない




 今ね……二階の廊下で トレイル手に入れた
 けど ノックスがうっとおしいんだ

[これくらいなら 手を汚す範囲に
 きっと ドナルドはならないよね と
 共感のあまり 現状をこぼした]


 ノックス、か。
 こっちは二コラが癇癪起こしてンな。

 ――…ノックスを足止めするか?


 うんーーーー目の前で トレイルの首
 かっ切ってもいいんだけど…………ね

 お願いしたい……
 ニコラも手に入れたいのだけれど
 ノックス足止めできれば……ニコラも手に入れやすいし


【人】 道案内 ノックス

 ……トレイルを唆しているのは、フィリップ。君だ。

[ラルフの好意は心地好かったのに。
 それを利用した。

 彼を犠牲にしても、トレイルの願いを叶えてあげた。
 それでも彼は――…。

 居間の方から響く音に、びくと肩を震わせる。>>416

 ………何を、考えてる?

 ……フィリップ。君はシメオンを――…どうした?
 あの子はニコラの友達 だった。

[まだ切っ先は愛し子に向けられているから。]

(420) 2014/11/23(Sun) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ぐ、

[ノックスの足が1度止まった。
 選んでない――…。

 栗色の髪。見えないシノワズリ。
 唇が見えないから、透明な声も――聴こえない。]

   ……とれ、いる?

[恐る恐る、声で窺う。]

(427) 2014/11/23(Sun) 23時半頃

【人】 道案内 ノックス

[トレイルの名を呼ぶ度、ニコラの表情が曇った。
 遠い昔。

 不貞腐れる様が可愛くて。可愛くて。仕方がなかった。]

 ……ニコラにナイフを向けてる者は、居ないよ。
 フィリップは、君一人。

[それに、居間にはバーナバスが居る。プリシラに危害が及ばない限り、余程の事がなければ助けてくれるはず。]

(433) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[本当の気持ちと、ホントウの気持ち。建前の気持ち。

 わからなぁいと言うニコルの髪を、あの時撫でた。>>374


 嘘。


[ニコラはもう知っている。*]

(435) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

[止まった足を動かし始めた。

 1歩ずつ、近付いては離れ。
 ノックスは護りのような首飾りを握った。]

 ……ドナルド?

[彼の否定する声が、耳に残っていた。>>355

 僕が行ったら、トレイルを 殺すのだろう?
 僕を……生かす? は。報復のつもり?

(439) 2014/11/24(Mon) 00時頃

 二コラはディーンを喰ってたのか。

 フィリップ、そっちを、手伝う。
 けど、――、今何処にいる?


 ーーーそう 彼だったんだ ディーン食べたのーー
 マグカップ返せなかった…………


 今ね 南側の一階に降りる階段そば
 直ぐ見えると 思う


【人】 道案内 ノックス

[先祖返りの、遠吠えのあるのを知らないノックスは、ハッタリだと断じた。]

 仮にそうだとして、……フランシスが、それを見逃すとでも?

 ニコラを害したドナルドを、フランシスがよくやったと、いい子だと褒めるとでも?




 ……ホレーショーも、だ。
 彼は、君にそんなことを……許す男、だったのかい?

(444) 2014/11/24(Mon) 00時頃

【人】 道案内 ノックス

 事故? それこそ何を言うんだい。
 僕がラルフを殺したのは――…事故じゃあない。

 ……綺麗事? 違うよ、これは事実でしょう?

[ゆるゆると、ノックスの表情に笑みが生まれる。
 口端を持ち上げて。]

 そう、君は、僕と『同じ』になるんだよ。
 反吐が出る程の、僕とね。


 ラルフが『同じ』ことをしてと、君に頼んだかい?
 そんな子には見えなかった。

[そうだろう?と首を傾げ。

 ぐっと引きちぎった首飾りを、フィリップ目掛けて――彼の頭上目掛けて投げつけた。

 黒曜石の、折角バーナバスが選んでくれたのに。]

(450) 2014/11/24(Mon) 00時半頃

【人】 道案内 ノックス

[今が>>451 好機とばかりに、フィリップに駆け寄ろうとした足が途中で止まった。]


 ……ドナ。


[はばたいた鳥が向かった先は、バリトンの。>>448

 ……悲しませるのは、厭わない と?

(464) 2014/11/24(Mon) 01時頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 01時半頃


【人】 道案内 ノックス

[フィリップの荒げた声。
 あぁ、そちらの方が君らしい。
 からからと回るからくり時計のような、君よりも。

 同じになっても良いと言う。

 ふと、視界の端に幼少のラルフが見えた気がした。
 珍しく悲しげな憂いた表情。それをそのまま、告げただけ。]


 同じ悲しみだと、―――本当に思っているのかい?

[あの、彩のない世界。けれど、悲しみなんて浅い深いなど関係がない。悲しい。たった一粒の想いが、全てだ。]

(480) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

[首をゆっくりと傾けた。
 そうして位置を確かめる。ドナルドと、フィリップと。]

 ……ニコラが、話したのは、 きっと恋しがっているせいだ。

[ニコラの傍から、離れたから。>>452
 僕だけが特別だと告げる声も、拾ったばかりのトレイルの髪を引っ張る手も、綺麗だと眼球に入れた指も。求めるものは、実に簡単な、1つの。]

 その理屈が通るなら、僕がフィリップを殺すのに問題がないことになる。

 何を。あの時、僕も含めて居間にいた皆が、見逃したじゃないか。
 寧ろ可哀想だと、憐れに思われるべき だ。


 フランシスは……叱るだろうね。心配をさせたって。
 君が居なくならなくて良かったって、言うかも知れない。

[すれ違いざま。彼にかけた言葉を思い出した。
 だれでも、我が子が可愛いのだ。]

(482) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

【人】 道案内 ノックス

 トレイル!?

[暴れるトレイルに、まだ手は届かない。目前に立つドナルドに向けた表情は、焦りを乗せ。>>459>>468

 遊んでいる暇は、 ないんだけどなぁ…?  ドナ。

[ぶつける音を聞いた。階段から落ちた音を聞いた。
 ノックスと――…呼ぶ声を、聞いた。]

(485) 2014/11/24(Mon) 01時半頃

ノックスは、ドナルドの傍により、トレイルが無事か確かめたいと訴えた。

2014/11/24(Mon) 01時半頃


 ノックスが――…
 トレイルの無事確かめたいンだと。

 さすが、過保護だな。

 耳がいいトレイルの為に
 フランシスが歌うのを止めさせただけある。

 歌は、フランシスの衝動紛らわせる方法なのに。


 フランシスも過保護だけどーーー
 ノックスのは 何か違う
 なんだろう あれは …………


 ふぅん…………ルーツの轡
 とってあげたらどうなるんだろうね?

 階段の上からならいいんじゃない?
 なんか トレイル文字を書いてるし
 何を書いたかは知らないけど


 なんだろうな。
 ま、分かりたいとも思わねぇけど。

 耳いいらしいから、すっげぇ響くンじゃね?
 ルーツの声、結構大きいからなぁ。


【人】 道案内 ノックス

[知らなかったとはいえ、君も同罪だと――言及した言葉に反応は薄い。
 あの日、あの時、あの場所で。>>489

 開こうとした口を一度閉じた。]


 保護者がどんな反応をするか、その先を想像するのに意味はあると思うけどな。
 僕の想像と、ドナの想像と―――…

(498) 2014/11/24(Mon) 02時頃

 ーーーーそれは そうだね
 どうでもいいよ あの人たちのことなんて


 ふはっ ドナルド
 ルーツの轡 とってあげて
 きっと いい声でないてくれるよ


【人】 道案内 ノックス

 っ、暇だろう? ほら、早くど……!

[もうすぐ 何だって?>>492

 トレイル!

[階段の上から見えた光景は。倒れたトレイルと、何やら血で綴られたもの。
 喉から出たのは悲鳴。

 前に乗り出した身は、ドナルドの腕に止められた。>>495

    此処からじゃ、見えない。



 ………分かった。ドナ。君は僕の首に手をかければいい。
 そうすれば、僕が何をしても 止めらえるだろう?

[両手を広げ。さぁ、と促す。]

(500) 2014/11/24(Mon) 02時頃

 あァ。

 ルーツの轡?
 取り方とかわかんねぇし!
 それにアイツ俺が寄ると暴れる。
 前、爪でひっかかれて大変だったンだぜ。

 ま、何かあったら考えるけど。


 ……似た色の髪で大きいから……
 ライバル だと思った かも…………
 ……芸も躾も してないからーーごめん


 ――…え。
 ルーツにライバル扱いされるとか
 なんか、微妙な気分になるな、それ。

 髪染めンのも面倒だし
 背縮めることも出来ねぇし

 なかなか懐いて貰えそうにねぇなぁ。


 フィリップの相棒、なんだろ?
 なら、少しは仲良くしてーとは思うンだけどな。


 ホレーショーも ずっとそうだった
 でも 楽しそうだったよ


 …………だから 雪が止むまででは難しいね
 鳥 扱いしないと
 少し機嫌がいいのだけれど


【人】 道案内 ノックス

 ……僕は、ただ。ニコラが殺されるのが許されるものだと、言われたくなかっただけだ。



  これ以上 フランシスを悲しませる事を、 君にさせたくない  だけだ。




[そう思うことも、想像だと笑うかい?>>499

 白布の首輪を付けさせられたノックスは、階段を足早に降りる。>>508


 包帯とも革とも鉄枷とも違う感触。
 弓を番えたフィリップをちらと見てから、トレイルの傍にしゃがみこんだ。]

 トレイル…… しっかり。

(513) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

【人】 道案内 ノックス

 ……な んだい。やめて くれ。そんな まるで…

[最期の ような。
 肩から足から。新たな血を流していた。痛ましい。
 それでも床に書き付けられていく文字。必死に伝えようとしているものがある。

 止めようとして……ノックスは、上げた手をトレイルの背に 置いた。
 ここは寒い。
 そうして、トレイルの側から体を寄せて、目を寄せて 一文字漏らさず読んでいく。]

(524) 2014/11/24(Mon) 02時半頃

 ――…そっか。

[保護者の話をするフィリップ。
その言葉から垣間見える光景は幸せな一幕にも思え]

 雪が止むまでで無理なら
 雪が止んで此処を出てからも。
 気長に付き合ってけば少しは慣れてくれるかもしれねぇし。


 居間に戻ろうーーーフランシスが
 心配するから


[階段を上がりながら そうと
 ドナルドの思考聞きながら思っていた

 が]




 ーーーーーーーはい?

[いまなんて?]


 ああ、そうだな。
 頭冷やすにしちゃ、
 ちぃと時間掛かりすぎか。

[そんな言い訳して出てきたことを思い出し]

 ん?


【人】 道案内 ノックス

[僕がラルフの名を出したら怒るだろう? と眉を下げ。布が巻かれていく様を見ていた。
 一重、二重…… あぁ、早く。>>519

 服がトレイルの血に染まる。
 芳しく、舐めたくなる衝動も今はなりを潜めていた。]


 ……そう、か。僕のせい か。困った  な。


 可哀想って、  トレイル まで言うんだな。

[こんな形で失ってしまうのは。君の血が、こんな風に流れていくのは。
 ただあやす様に背を撫でていた手を、止めた。>>520


 チャンスを。我儘なお願いを。]

(532) 2014/11/24(Mon) 03時頃

 そう言って でてきたんだ


[らしい言い訳に ふっとはにかむ]


 ………………雪が止んだらって
 けど………………
 というか……なんで……… 


【人】 道案内 ノックス

     ―――…トレ イル



[永遠に、この四つの音を。]

(535) 2014/11/24(Mon) 03時頃

 あんま心配させたくねぇから。
 ――…まあ、それでも心配するんだろうけど。

[はにかむ気配が伝い、目許が和む。]

 雪が止んだら、いや、止んでも
 一緒にいればいい。

 ……いやか?


 過保護な保護者って 大変なんだね

[放任主義の 保護者しか知らないから
 ドナルドとラルフの大変そうな過去を
 想像して くすくすと笑う
 ……トレイルを殺しても 罪悪感なく]



 い いやじゃない
 いやじゃない けど
 獣で人殺し……なんだよっ?


【人】 道案内 ノックス

[『いつか僕もノックスを……』>>523


 そこから先は、読めなかった。
 だから、トレイルの身を抱え起こし、動こうとする唇を見た。

 ズキンとした眼の痛みに、強く両目を瞑る。>>507

 開いた時にはトレイルの顔からは血の色が引けていて。両頬を包んで温めようと。

 首輪は緩んでいるのに、息が苦しかった。>>528

(540) 2014/11/24(Mon) 03時頃

【人】 道案内 ノックス

 ……―――っ 

[額を合わせ、ノックスは声を上げて泣いた。
 ぽたと雫がトレイルに落ちる。
 
 フィリップとドナルドが去っていく。足音が 遠ざかったから ノックスの傍にはトレイル  だけになった。>>536


 ……トレイル。

[あぁ、君が生きているうちに。
 この音だけは許して欲しい。]

(547) 2014/11/24(Mon) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス



   ―――…愛している よ。トレイル。


 

(548) 2014/11/24(Mon) 03時半頃

【人】 道案内 ノックス

[顔を寄せて、唇を塞ぐと舌を絡める。
 もう声を鳴らさぬものならば。
 口内に導いた舌のその根元、やんわりと牙を立ててシノワズリを開かせようと瞼を押し上げ―――噛み切った。

 何の為か、まだ分かるかい?

 窒息させてしまわないようにと気遣いながら、
 こりとした感触と共に 命の欠片を飲み込んだ。**]

(549) 2014/11/24(Mon) 03時半頃

道案内 ノックスは、メモを貼った。

2014/11/24(Mon) 03時半頃


 過保護は大変だけど嬉しくもあった、

[笑う声に少しだけ安堵する。]


 いやじゃねぇならいいじゃねぇか。
 獣なのは俺も一緒だし
 それを言うなら俺も共犯だ。

 俺と一緒にいればいい。


 ひとりで運ぶのはつらいだろ。
 俺も手伝う。

 ……三階の使われてない部屋に運ぼう。
 窓、少し開けて温度下げとけば――…

 や、階段あるから俺ひとりで運んだ方がいいか。


 ーーーそうなんだ

[かすか安堵 感じると
 こう言うところも ラルフと似てる と思う]



 フ フランシス に きいてから ね?

[簡単に一緒に旅することが決まって行き
 心の持ち用が見つからず
 あわててそうと考える
 話はそこからだ と]


 ん……上行く
 ……フランシスも心配………だから
 がんばって運びたい けど


[ぐすっとしゃくりあげつつ
 思考も現実の声の影響を受けたまま
 指示のままに 上へと 血のにおいから抜け出した]


【人】 道案内 ノックス

『きっとかみさまが、こえをなおして、くれるよ』

[雫を指の腹で拭い。
 ゆっくりの掌に文字を綴った。

 こうしてトレイルに語りかけられないのは、不便だとも思った。]

(559) 2014/11/24(Mon) 04時半頃

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