254 東京村U
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…… あっ、 あぁ、はは、えっと…… なんでもない、……うん、なんでもない…… なんでもないよ。ごめん。……
[数秒、十秒、十数秒、一分の三分の一に満ちるか満たないかの間を置いて、青年は、笑み、言葉を紡いだ。 笑みは酷く引き攣っていたし、顔面はこれ以上なく蒼白で、何よりそれまでの全てからして、極めて不自然な「平静」]
ごめん、あの……ごめんね。 急に用事で……うん。 えっと、これ、メール書いてあるから、 今度連絡して。
[続ける、唐突な言葉。唐突な離席。 ただ名刺を取り出して差し出し、財布を取り出して中から珈琲分の小銭を出して脇に置きやる、その一連ばかりが、場には不釣合いなような悠長さがあって]
(103) 2016/10/03(Mon) 19時頃
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[躊躇うような数秒の間の後、テーブルのiPhoneを拾い上げる。何処かよろけるような動きで青年はギターケースを担ぎ、テーブルの脇に立ちあがって]
……またね、
■■■■ちゃん。
[最後に呼びかけた声は、その一部は、彼女には水の中で発せられたもののように不明瞭に。そして、青年とは似つかない、高音のものに、聞こえた事だろう。 青年は、ただ「たえちゃん」と呼ばわったつもりだった。呼ばわったつもりのまま、何の異変の自覚もなく。 彼女は同時に、それを見もした事だろう。
青年の右肩に、覆い被さられているかのように数房流れ落ちた、長い黒髪を。 首筋に、手足に、絡み付いた、無数の白い指を]
(105) 2016/10/03(Mon) 19時頃
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ドリベルは、みょんこの反応には恐らく気付かないまま、足早に去りゆいて。
2016/10/03(Mon) 19時頃
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― 某大型百貨店本店付近・コンビニ ―
[歩く。足早に歩く。走り出したいような衝動を堪えて、ひたすらに歩いていく。とはいえいつまでも歩き続ける事もなく、あてもないそれをやめ、青年は適当なコンビニエンスストアへと入った。 そういえばライター忘れてきた。使い捨てだからいいけど。買わないと。喉もまた渇いちゃったし。ジュースでも買おうかな。ああ、そうだ、夕飯はどうしようかな、赤羽着いてからでいいか、 浮かべるのは極めてたわいもない日常的な思考。それは無意識に先刻のそれを押し込めるようなものだったが、実際、ありふれたコンビニに入り、ありふれた店内放送を聞きつつ、ありふれた陳列を眺めていると、気持ちは休息に落ち着いてきた。落ち着いてきた、といっても、全くいつも通りには到底なれなかったが]
…… 、
[恐る恐る、iPhoneを取り出して見る。履歴は――また、消えていた。非通知の着信の痕跡は、其処にはなかった。息を吐く。ゆっくりと。ふと、奇妙な笑いが唇に出た]
(107) 2016/10/03(Mon) 19時半頃
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[あの場から離れたかった。あの場から――テーブルの下、奈落が開き、白い人人が蠢き、その無数の手を伸ばしてきた、夢に似た光景――離れたかった、 だから咄嗟に店を後にした、けれど。 あれはただの幻では、なかっただろうか。すぐ後に全部消えてしまった、あれは白昼夢でしかなかった、のではなかっただろうか。また来た電話だって、全部。全部、 彼女から見た自分の様子は、ただ異常でしかなかっただろう。それは、だが、――それだけが事実なのではないだろうか。それだけが。全て幻で、幻覚、]
…… はは、
[笑う。おかしくて。笑うしかなくて。微かな声で。 ボクは本当に狂ってしまったんだろうか? …… だとしたら、バンド名が洒落にならないな、なんて、 …… 片仮名混じりの文体が頭に浮かぶ …… そうじゃないとしたら? ………… どっちにしたって ……………… どうすればいい? ……………………]
(115) 2016/10/03(Mon) 19時半頃
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……、
[メールが来ているのに、気が付いた]
――――――――――――――― 先輩。 秋葉から話を聞きました。
まだ、電話は掛かってきてるでしょうか? もし、何か あったら、言って下さい
―――――――――――――――
(116) 2016/10/03(Mon) 19時半頃
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――――――――――――――― あれからは、少しも なかったら良かった、んだけど 鬼電ってやつかな
ねえ おかしなこと聞くけどさ ボクは正気なのかな ボクは正気だと思う?
ごめん、ほんとにおかしな事だね ―――――――――――――――
(117) 2016/10/03(Mon) 19時半頃
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[ああ、これこそ、正気を疑われるようなメールだ、なんて思いながら、木露にそんな文章を返信した。白く明るい店内の片隅で。窓外に広がる夜へ入る景色を*見やった*]
(118) 2016/10/03(Mon) 19時半頃
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― 夜・JR新宿駅西口 ―
[JR新宿駅の西口。ラッシュの最盛こそ過ぎれど、その名残も未だあり、人々が溢れた、人声が満ちた、閑静とは対極にある駅の一端。改札を入る前、広告で四方を埋めた角柱に、青年は背を預けるように立っていた。 青年は、電話をかけていた。 かける方は久し振りだな、なんて、不穏で下らない冗談みた思考を、頭に過ぎらせつつ]
…… あ。 てる? ごめんね、いきなり。 用事だって言ってたのにさ。
[程無くして、電話が繋がる。相手は、メンバーであり旧来の友である、ヴェスパタインだった。本名からの呼び名を始めとして切り出す、それに彼はもう用事が終わった事を口にし、 「……大丈夫か? 何か、あったのか?」 そう、気遣わしげに問いかけてきた。 その静かな調子に、浮かぶ顔に、少し不安が和らぐのを感じた]
(170) 2016/10/04(Tue) 01時半頃
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……、…………
[沈黙。切り出すまでの間。どう切り出したらいいのか、切り出してもいいのだろうか、悩む合間があって]
……てるはさ。 もし、ボクが、オカルトな…… 例えばそう、幽霊に追われてるとか、そういう事。 そういう事で、困ってる、って言い出したら。
どうする?
[躊躇いがちにもそう口にすれば、今度はあちらが沈黙する。緊張が高まる。長い、否、青年には長いと思える、空白が空いてから、彼はぽつりと言葉を発した]
『……正直、すぐには信じられない。 俺は、オカルトは……幽霊なんていうのも。 信じてはいないから。
でも、お前がそう言うなら信じたいし、 どうにかしてやりたいと、考えると思うよ』
(181) 2016/10/04(Tue) 02時頃
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…… そっか。 有難う。
うん、いや、何でもない。 何でもないんだ。 別に、何かあったとかじゃ……ないから。
…………うん。 じゃあ、また明日。
[彼らしい、生真面目で真摯な物言いに、微かに笑む。明日雄一も一緒に夕飯でも食べようという、その提案に同意を返した]
『……今、駅か何か、か? 少し、聞こえづ な、騒 しく 』
[ふと、疑問形に零された声には、そうだよ、と返事をした。何も、気になどしなかった。駅か何かかという、それは、その通りであったから。騒がしい駅に、あったから]
――また明日。
[その言葉だけ、繰り返して]
(182) 2016/10/04(Tue) 02時半頃
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― 赤羽・自宅 ―
[それから一時間も経たず、青年は自宅に帰り着いた。部屋に上がり、電気を点ける。照らし出される室内、テーブルの上に残る紙を見れば、やはり胸は騒いだが、あえて考えの外に置き。 置いて、それでもどうしても、落ち着かずに。ひとまず、普段から半ば以上閉め切っている――主には本が灼けるからだ――カーテンを、全て閉め切った。 夕食を取る、といっても食欲はなく、栄養ゼリーだけを啜る。時計を見る。早い時間。予定していた通りに、すぐに寝てしまおうと思う、思い、その前に、少しだけ、リンフォンを進めようと考える。パズルなどやれば幾分気も落ち着く、そう、昨夜と同じ事を、]
(183) 2016/10/04(Tue) 03時頃
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[尾鰭だけが出来ていたリンフォンは(いつの間にか、尾鰭が出来ていた、それは)、順調に形を変えていった。考えた通りに、指先の作業と思案に没頭していると、何もかも忘れられるようだった。十二分に気を逸らせた。 次々と成っていく様は、この状況でも楽しく感ぜられもして。
右鰭が出来る。 (リンフォン――RINFONE) 背鰭が出来る。 (完成したら、何になるの?) 顔らしきものが出来る。 ( 私は気が付く事はなく)
これで左鰭が浮かぶのだろう、突起を掴む。 ついに出来る。もうすぐ、完成する。 もうすぐ、]
…… もうすぐ、?
[頭に浮かぶ。思い出させる。重ねて聞いた声。 もうすぐ。 それは、何が、何を、]
(186) 2016/10/04(Tue) 03時半頃
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[かちり、と、 突起が押し込まれ、そして現れる、 小さな音が、やけに大きく、部屋に響いた]
(187) 2016/10/04(Tue) 03時半頃
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[何かが閃く。 頭に閃く。 全てが、突然に、浮かび、重なり、繋がっていく]
[文字が、赤く、脳裏を流れていく]
[―― RINFONE]
(188) 2016/10/04(Tue) 03時半頃
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[何かの気配を感じて、 視線を感じて、窓を見る]
[いっぱいに カーテンが開かれた 窓の外 赤く染まった空を背景に
無数の目が こちらを みていた **]
(189) 2016/10/04(Tue) 03時半頃
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[はあ。と息をこぼす。──熱い吐息を。
女は、頬を紅潮させて目を潤ませた。]
本物?幻覚?……ううん、どっちでもたいしたことじゃないわ。
とってもぞくぞくしちゃった、この禁忌に踏みこむ悪寒がこんなにはっきり残ってるんだもの。なにが原因だとしても産まれた感情を否定するなんてとんでもないことだわだってたしかにここにあるんだもの!
ああ……困ったわどうしましょう。アンケートについて彼にもお手伝いしてもらおうと思ってたのに。まさかあんなことになってるなんておもいもしなかったから!ほんとうにだめね、いつきくんにはいつもいつも先にいかれちゃってて。あの子と彼にはずっと負けっぱなしであれって放置したらどうなるのかしら追いかけたほうがよかった?でもこれからきっと他に連絡をとるでしょう?そうよね?ふたりにぜんぜん敵わないわたしなんかがお話をきかせてもらうより身近な人に不安を伝えるほうがきっともっとずっと広がりがあってステキなお話ができるものがまんしなきゃああ本当にいつきくんは昔からわかっててかわってないなんて奇跡みたい!
[恍惚とした笑みで女は両手を組み合わせた。
あまりの感動で息が震えるのを押さえられず、
長く息を吐きだして、肺腑を絞る。]
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― ■■ ―
[走る、街を、走る。 見慣れた街。けれども見慣れない街。赤い空、赤く染まった、赤と黒の、朽ちのない廃墟、人のいない、誰もいない、赤い街、 知らない街、 その只中を、走っていた]
……っは、……はぁ、……!
[あてもなく。 だが止まる事も出来ず、走り続ける。 背後に迫るそれから、逃れるために]
(253) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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……あ゛っ、 は……
いやだ、嫌…… ああ、あぁあ、あぁ……
[漏れるのはすんでで言葉になる程度の迷妄。 幼子のような詮無いもの。 だがそれ以外にどうしようもなかった、あまりに非現実的な、あまりに絶対的な、何にも勝る根源的な強大な何にも勝る恐怖それ自体のような存在に状況に、青年に抗う術などなかった。 涙が滲む。荒い息と共に、唾液が零れ落ちて]
(264) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[走りながら、 今にも縺れ転びそうになる足を走らせながら、 青年はiPhoneを取り出し、通話を試みる。 もう通じなどしないのかもしれないと思いながら、 まず選んだのは、木露に向けて]
(266) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[傍ら、
青年の電話番号を知る者は、 メールアドレスを知る者は、 どちらも知らずとも、青年と関わりある者は、
それを受け取ったかもしれない。
あるいは、「彼方」と発信元の出る、応答したとしても何の音も聞こえない、奇妙な悪戯電話としか思えない電話を。 あるいは、発信元がシステム的にはありえない完全な空欄になっあている、赤い空らしき不鮮明な添付画像だけの空メールを]
(268) 2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[発信は、ややあって切れた。 やはり繋がらないのかと思ったところで、 今度は逆にかかってきた電話、 表示される木露の名前に、急ぎそれを取り]
(273) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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『……あっ…… き、木露? 木露だよね、なんだよね、ねえ、
駄目だ、駄目なんだ、どうしよう、どう……どうすれば、 やばい、あぁあ、 ――呼ばれてたんだ!!
あれはっ、地獄の、(耳に痛いようなざわめき)』
[通じた後には、彼はそのような声を聞いただろう]
(274) 2016/10/04(Tue) 22時頃
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『ど……何処に、 家にいたんだ、でも、違って、 気付いたら赤くて、赤い、あのパズル、 リンフォン、が、出来たら、
赤い世界、赤くて、……知らない街…… 何処、……何処なんだよぉ…… 彼方なのか? 彼方、 地獄、 ボクは、
追ってくるんだ、追ってくる、もう……
(277) 2016/10/04(Tue) 22時半頃
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助け、 助けて……(先よりは小さいざわめき)
助けて、くれ、(高音の女の笑い声)
あ、』
(278) 2016/10/04(Tue) 22時半頃
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[直後、彼の傍らにいた人間にも聞こえるような、 低音が上擦りひきつれたような、叫び声が響き渡り。 通話は、ぶつりと、切断された]
[それ以降。 電話をかければ、いつまでも通じず。 メールも返信はいつまでもなく、 青年は、音信不通に、なった]
(279) 2016/10/04(Tue) 22時半頃
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[手が伸びる]
[手が伸びてくる]
[手が、奈落から、……――]
(280) 2016/10/04(Tue) 22時半頃
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[住人を失った、三階の一室。 其処には歌詞らしきものが書かれた一枚の紙と、 電源が入ったパソコンのみが、際立って存在していて。
二十面体の姿は、 元からなかったように、何処にも、ありはしなかった]
(281) 2016/10/04(Tue) 22時半頃
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[青年の失踪は、数日経ち、バンドの公式サイト・ブログから報告がなされ、Twitterやネットニュースの話題に上がった事だろう。TVや新聞の大手メディアには一部だけ欠片だけ取り上げられる形ながらも、ネット上では、随分に。 「解放治療カルテ」、そのファンによる悲痛は勿論、 そればかりでなく]
[某バンドの失踪したベースは、悪魔崇拝、終末論、そのような類の、異常な思想に傾倒していた。結果、地獄の実像を、世界の真実を、知り、ついに発狂してしまった。 音はそれらを歌詞に、曲に、二つに分けて残した。 曲はネット上に不明の音源ファイルとして回り、 歌詞はメンバーによって隠匿されている。 二つが合わさると地獄の門が開くという、 実際を、防ぐために]
[そんな、*都市伝説として*]
(287) 2016/10/04(Tue) 23時頃
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