163 【飛入歓迎】冬のすずなりの男子高校生村
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―屋根裏部屋―
…っ、ん…
[>>#0電気が復旧したのは野久保先生の手によって、である事はまだ知らないが。 突然視界が明るくなったので青年はその眩しさに顔を顰め。]
―…兼家と入瀬、か。 良かった。 …大きな音がしていたようだが平気か?
[>>4目に入ったのは探していた後輩と同級生の姿。 声を掛けながら、青年は安堵を顔に滲ませた。]
(9) 2014/02/16(Sun) 00時頃
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[>>11自分達に気付いたらしい後輩が此方へとやって来た。 途中まではいつも通りの様子、だったのだけれど。]
…入瀬?
[>>12あの時と同じ、寂しげな顔を見せる入瀬に戸惑ったように彼の名前を紡いで]
……そうか、良かった。
[けれどすぐに笑みに変わってしまったから、その理由を問う事は出来ずにそう応じた。]
(17) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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[>>16手を振ってきた兼家には自分も片手を挙げて応じ、擦り傷に気付けば眉を下げただろう。 薄着の彼に毛布を押し付け、風邪を引くぞ、と言ったけれど。]
―何? 入瀬。大丈夫じゃないだろう。 ちゃんと診て貰わないと…。
[転んだと聞けば其方に意識は移り。 そしてサルについて聞かされれば。]
……今日はサルに縁のある日なのか?
[二匹のサルの処遇をどうしたものか、と青年は眉間に皺を刻んだ。]
(23) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
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To:野久保先生;
Sub:
ブレーカーありがとう
生徒の安否確認中 食堂に集めている
先生も戻って来たら食堂へ願います
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[閉じ込められているとはまだ知らずに][メールを*打った*]
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[>>22入瀬の視線がマフラー辺りに向いていたのは気付いたが、それがどうしてかを此処で聞いていいものか迷い。 結果、何か言いたげな顔をしているように見えるだろう。]
―大丈夫には見えないが。
[痛みはなさそうに見えるが、見た目からはとても無事だったとは思えず。 青年は入瀬の乱れた長髪に手を伸ばし、避けられなければ手櫛で軽く撫でつける。
>>26兼家から視線が此方に向けば小さく頷き。]
…取り敢えず、食堂に行こう。
[入瀬に向かって右手を伸ばす。]
(29) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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[>>27兼家が肩を竦めたので、自分は変な顔をしていただろうか、と思う。 彼が窓を少し開けると冷たい風が屋根裏部屋に入って来て、青年はぶるりと肩を少し震わせた。 サルは開いた窓に反応したようで。]
…出ていくだろうか。
[サルにも住まいはあるだろう。 そうしたらサルの処遇を考えないで済むのだが。]
(31) 2014/02/16(Sun) 01時頃
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[>>32サルは窓を通り、無事に出ていった。 兼家によって窓を閉められれば風の通り道は閉ざされて。]
…強く生きろよ。
[昼間に心の中で送ったエールをぽつりと口にしていた。]
(36) 2014/02/16(Sun) 01時半頃
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[後輩のサルを案じる言葉には。]
元々外で暮らしているだろうからな、ちゃんと住処がある筈だ。 そこに行けばちゃんと雪もしのげる。
[元気な野生の動物に手を貸し過ぎるのはよくないと思っているので、サルが出ていった事には安堵していた。
>>37兼家の腹の音が鳴れば小さく笑い、毛布を押し付けた。]
そろそろ夕飯の時間だろう。 お前も擦り傷診て貰えよ?
(38) 2014/02/16(Sun) 01時半頃
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[>>33後輩の視線は床に落ちていた。その理由には気付かずに。 元通りとは言わないが、少しはましに見えるだろうか。やがて青年の手は彼の頭から離れ。]
…迷惑じゃない。
[少し間を置いて手は握られた。 手に向けられた視線に彼が何を思っているのかは分からないが、緩く握り返し少し自分の方に引く。]
―行くぞ。
(41) 2014/02/16(Sun) 01時半頃
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―回想・大浴場―
[>>1:361清飯からの返答に目を瞬かせた。 確かに意外だ。文化系にしても新聞部や放送部を想像していた。 彼の写真への情熱を知っていたわけではないので、何となくだが。]
園芸部…。
[想像したのは校内にある花壇の世話だった。 けれど話を聞いてみると自分の想像よりも本格的らしい。]
薔薇の世話は大変だと聞いた事がある。 凄いな…。
―あぁ、良かったら頼む。
[三年間いて気付かなかった母校の一面を知れたらと思い、誘いの言葉には躊躇せずに頷いた。
そして部屋の中でタオルを干したり、服を畳んだりと後片付けを済ませ、少し休憩しようかという時に停電が起きた。*]
(43) 2014/02/16(Sun) 02時頃
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―回想・入瀬と―
……あぁ、
[>>1:315後輩から返ってきた反応は思ったのとは違っていた。 彼とよくする話の時のように聞いてくれるものだとばかり思っていて。]
…立派、か。 いや。俺もまだまだだ。
[現に、目の前の入瀬の反応に戸惑っている。 どうしてやったらいいのか分からないのだ。
―笑っていて欲しいだけなのに、それがなかなかに難しい。]
(45) 2014/02/16(Sun) 02時頃
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[こちらを見上げ、押し黙る入瀬をじっと見つめていたが。 次に入瀬の紡いだ言葉は声色だけが明るく、笑顔は歪んで見えて胸が鈍く痛んだ。 ―紛れもなく、自分がそうさせているのだ。]
……あぁ、そうだ。 夏には帰省もするし…。
[青年の進学先は一様に県外だ。そう頻繁には帰れない。 再会の可能性を口にする事は出来ても、具体的な約束は出来ないという事に今更気付いた。*]
(46) 2014/02/16(Sun) 02時頃
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[>>42兼家に説明する様子がどう見られているかなど知る由もなく。 口を尖らせる彼には目を細めて謝罪する。]
悪いな、つい。 ん、役に立って何よりだ。
[礼の言葉には毛布を被る兼家の肩をポンと叩き、応じる。 いつも誰かの面倒を見ている彼だから、たまには誰かに世話を焼かれるのも良いだろう。 >>40宮丘の言葉にも頷いて。]
…そうだな。
[屋根裏部屋の様子は検分したわけではないので分からないが、先ずは怪我人優先。 そして腹ごしらえを済ませた後でも良いだろうと。]
(47) 2014/02/16(Sun) 02時頃
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[>>44先輩二人からの説明は入瀬の安心に繋がったらしい。 駆け出して行ったサルが早く住処に着く事を願う。 野生と言えど、雪が降る夜は寒いだろうから。]
入瀬、お前着替えなくて大丈夫か。
……。
[そこで咄嗟に手を差し出したが、人前で手を繋いでいる事に気付いて僅かに狼狽える。 ちらりと後輩に視線を向けるが、反応はあったかどうか。―彼が嫌な思いをしていないと良いのだが。
離されなければ手は繋いだまま。 後輩の足取りを気にしつつ、同級生達と共に食堂へと向かう。**]
(49) 2014/02/16(Sun) 02時半頃
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−そうか?
[>>50着替えなくても大丈夫と聞けば、食堂の方へ行く方を優先しようかと。]
……。
[青年の視線に気付いたのか、少し恥ずかしそうに微笑む後輩。手は離される事もなく。 嫌な思いはしていないようで安堵したが、妙に気恥ずかしくなった。 夕飯は何かという話には、暫し無言か生返事だっただろう。]
(58) 2014/02/16(Sun) 12時半頃
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[二階の廊下には円達はいただろうか。 いたならば、はたと気が付いたように声を掛ける。]
−入瀬は屋根裏部屋にいたから大丈夫だ。 電気も復旧した事だし、取り敢えず食堂に集まろう。
[それから何か言葉を交わしただろうか。 サルがもう一匹見つかって外に出ていった旨は伝え、円の抱いていたサルが逃げた事を聞いたなら、兼家達の方を見て何か対応するなら任せようかと。 キリがついた段階で後輩を伴って食堂へと向かう。]
(59) 2014/02/16(Sun) 12時半頃
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あ、御田先生。
[>>24廊下で御田先生を見かければ、会釈をして。 怪我について聞かされれば、後輩が頭を打った旨を眉を下げて告げただろう。]
分かりました。
[食堂に促されるなら否やはない。 >>24今日のメニューについて聞く後輩を見て、食欲があるなら心配はないだろうかと少しほっとしながらも、手を引いて食堂へと向かうだろう。**]
(60) 2014/02/16(Sun) 12時半頃
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[>>71御田先生に声を掛けられれば、青年は目を瞬かせる。背中を一度叩いた後の言葉をじっと聞いていて。]
―はい、分かりました。
[頭は危険、という言葉に僅か緊張が走る。 自分は同室ではないが、入瀬の部屋には兼家や円もいるし大丈夫だろうと。 取り敢えず解散するまでは入瀬が側にいるようなら付いているだろうし、遠巻きにでも様子を見ていようと決めた。
サル騒動の報告に関しては、何かあれば補足をするだろう。 怪我をした友野が無事であると聞く事が出来ればそっと息をつく。]
…それは良かった。
(122) 2014/02/16(Sun) 22時頃
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―2階廊下・円と―
[>>76円には小さく頷いて応じ。]
あぁ、本当に。 円も毛布集めありがとう。
[忍者みたいと言われて傍らの後輩にちらりと視線を向けたが、彼は何か反応しただろうか。 どういう経緯で屋根裏部屋にいたのかは青年も分からない。 やがて、御田先生も加わり、サルの方に話題は移ったか。 兼家に先に言って良いと言われれば、入瀬を促す。 大したことはないにしても、早く頭を冷やして貰った方が良いだろうと。]
(124) 2014/02/16(Sun) 22時頃
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[>>65露巡のおまじないは同級生を癒す事は出来ただろうか。
痛みは青年の元に1 1飛んでやって来た。2何処かに飛んで行ってしまったらしい。]
(125) 2014/02/16(Sun) 22時頃
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[サル騒動を気にした不注意が祟ったか、階段を降りている途中に段差を踏み誤り、一瞬足が中空で彷徨う。 一段飛ばしの接地の際に足首が変に曲がった。]
…っ。
[一瞬体勢が崩れたが何とか持ち直す。 声は堪えたが地味に痛かった。]
(129) 2014/02/16(Sun) 22時頃
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―食堂―
[やがて食堂に辿り着いたのは、食堂は硝子の処理が終わった頃だったろうか。 清飯の姿を認めれば側に行って状況を報告し。]
―清飯。 入瀬が停電中に頭を打ったらしい。 御田先生に診て貰ったんだが、熱を持っているようだから氷嚢ででも冷やすようにと言われた。
[忙しいようであれば手伝おうか。 自分の足首の方は痛みは一瞬の事だったから言わないまま。]
(134) 2014/02/16(Sun) 22時頃
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/*
のくせんせお疲れさまです
メール受け取ったら探しに行きます(´;ω;`)
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[>>148気付いてないらしい清飯に聞かれ、入瀬を前にやろうかと思ったが、>>159その前に入瀬が主張したか。 治療を受けさせる為に今まで握っていた手をそっと離し、入瀬の両肩を押して清飯の前に出そうと。]
いや、俺は。
[大丈夫だと言おうとして入瀬に先回りされる。 青年はばつが悪そうに右手で頬を掻いて。]
……ちょっと捻っただけだ。 今は痛くない。
(169) 2014/02/16(Sun) 23時半頃
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赤飯…?
[>>164真顔で呟いたのが聞こえれば、目を瞬かせて首を捻った。 何か目出度い事でもあったのだろうか。]
(177) 2014/02/16(Sun) 23時半頃
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……分かった。
[>>165保健委員に並べと言われたなら、大人しく並ぶ事にする。 後輩を優先するという言葉には問題ないと頷きながら言って、見守っていた。]
いや、俺の方は別に…。
[とは言ったものの、>>173夜通し怪談を囁き続けるのは後輩の方が大変だろうから大人しく足を出す事にした。]
(179) 2014/02/16(Sun) 23時半頃
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[そうして][携帯を開く][メールの返信はない]
[流石に遅すぎやしないか、と履歴を辿って情報を集めようとするも]
[停電中にもらったメール(多分>>2:179)の内容では足りなくて]
くっそ、配電盤の位置がどこだったか確認すりゃよかったな
[その旨を訊こうかと新規メール画面を立ち上げ]
[いや待てよ、と][ふと思い至る][ここは山の上だ][吹雪だし]
[もしかして電波悪いんじゃないかと、その可能性に思い至り]
[一度開いた画面を閉じて、メール問い合わせをしてみる]
[ビンゴ][野久保先生からのメール>>+4だ]
[表示された名前にほっと気持ちがゆるんで開いた画面は]
………………
[こんなときどんな顔をすればいいのか分からないの……]
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[>>181治療をしながら叫ぶ後輩を青年は無言で見ていた。 ハーレムとか言ってるが、男しかいないぞ。と突っ込むべきだろうかと思案しつつ。]
……。 清飯、お前凄いな。
[>>184廊下でスノウジャーの事について語っていた時の如く芝居がかったと思えば、そのくせ治療はよどみない。 素早い切り替えに脱力しつつ。
足首を確認する際に青くなっているのを目にすれば、自分が思っていたより酷い事になっている事に驚いていた。]
(193) 2014/02/17(Mon) 00時頃
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[露巡の操作を真似して、添付ファイルを開く]
[木彫りの熊といい笑顔でピースをする野久保先生の写真]
……はは
[小さく苦笑が零れる][口元が歪んでいるのが自分で分かる]
[誰も見ていないというのに帽子を更に目深にかぶり直す]
[メールの文字だけを見た時は表現しようのない気持ちだったが]
[写真の笑顔を見て襲ってきた、この感情は安堵だ]
[わずかに震える唇を噛む][よかった][そう言葉として零せば]
[───泣いてしまいそうで][息を詰める]
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[>>185湿布を貼られればその感触に僅か目を細め。 後輩からの言葉には苦虫を潰したような渋面になり。]
…あぁ、すまなかった。
[彼が言うのはもっともな事だ。 入瀬はどうしていただろうか。心配しているようであれば、彼にもすまなかったと謝って。
>>185食堂に着いた兼家から先生からの伝言を聞けば、入瀬に鍋の席に着くように促した。 自分は空いてる席にでも腰を下ろすつもり。**]
(195) 2014/02/17(Mon) 00時半頃
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[震える指で][返信を打つ]
____________________
To:野久保先生;
Sub:Re,閉じ込められました。そして木彫り発見Σ(ノ゚ο゚)ノ
写真から無事なようで安心した
停電回復後の安否確認終了
友野が階段から落下 腰を打ったが軽傷
それが一番かな 他生徒少し擦り傷を負ったりしている
食堂に集めてこれから飯
地下だな 迎えに行く
____________________
[一人で行かせなければよかったのか][いや、結果論だ]
[二人とも閉じ込められていたかもしれない可能性もあったし]
[回避出来ていたかもしれない可能性もある]
[震える指で携帯をポケットに仕舞うと][深く][長く息を吐いて]
[地下室へ続く階段に向かって*駆けだす*]
____________________
To:野久保先生;
Sub:Re,Re,Re,お待ちしてます。だけど
やきもき継続中で野久保先生置いたまま
飯なんて食ってられるか莫迦(ノД`)・゜・。
____________________
[「泣くぞ」と打とうとして文字変換したら何か顔文字出た]
[……幾らか気が抜けたのでこのまま送信してしまえ]
野久保先生!
[冷えた地下室に反響する声][寒々しさ][溶ける白い息]
───大丈夫か
[扉越し][そっと][確かめるように][扉に手をついて]
[扉越し][届く声][目を瞑って、そっと息を吐く]
……大丈夫にきまってんだろ
こっちは野久保先生が電気付けてくれてんだから
急いでくれて、あんがとな
あのままだったらもっと大きな怪我や事故が起きてたかも知らん
最小限で済んだのは、野久保先生のおかげだよ
配電盤の位置、聞いててくれてあんがとな
[声音は静かに][ゆっくりと]
……莫迦、心配しねぇ教師がどこにいるんだ
そんな奴は先生失格だろ
だから俺が色んな心配をすんのは仕事なんだよ
[きてるかきてないか、で言うと][扉に触れている左手に視線を]
[───童部も、野久保先生も、大事なく発見できている]
[ならば今の己に恐れるものなど何もない][小さく笑う]
[扉の向こうの野久保先生には、見えないだろうけれど]
[襲うこの感情、これは][安堵だ][視線を落として微笑む]
いや、この状況で、地下室のこの部屋だろ
先生迷子属性あんのに真っ先に俺のとこきたじゃねぇか
考え得る最速だろ、どう考えても、さ
だから胸張って出てこい 今出してやるから
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…見た目ほどは痛くないぞ。
[>>202入瀬の顔から笑顔が消えてしまったのに気付けば青年も眉を下げ。]
―いや、心配を
[かけたから、と紡ぐ前に後輩はしゃがみ込んで青年の足に触れていた。 続いたおまじないには束の間目を丸くしていたが。]
ありがとう。でも、お前に痛みが行くのは困るな。
[お礼を言いつつ、にっこりと笑う頭を撫でる。 サルの事を心配したり、彼は本当に優しい奴だと思う。 どうかその優しさを失わないでいて欲しい。――そう、祈りを籠めながら。]
ほら、鍋が煮えているみたいだぞ。
[貰って来い、と後輩を促す。 様子を気にする素振りを見せれば、心配いらないというように笑みを向けて。*]
(253) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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[痛みはそれ程ないが、自覚した途端、無意識に湿布を貼った足を庇う歩き方になってしまう。 鍋をよそう後輩の周囲にはまだ皆が集まっていただろうか。 宮丘の手が空いていれば、首に巻いていたマフラーを解きながら声を掛けて。]
―宮岡、マフラー助かった。 此処はもう温かいから返そう。 カイロは部屋に帰ってから持っていくから。
[畳んだマフラーを彼に向けながら、そう告げた。]
(258) 2014/02/17(Mon) 22時半頃
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よし待ってろ
[頷いて荷物を扉の前から除く作業に入る]
[荷物を除ける作業をしながら][扉の向こう>>+19へ話しかける]
そんなのは大丈夫だろ、俺だってそんな仕事は出来ねぇよ
心配かけないなんて仕事は、俺だって無理だ
だから残念でもないし
そこまで気にすることでもねぇよ
逆に、心配されない人間なんて、それこそ心配だ
人は愛されてるんだ
誰かに心配されるに決まってんだろ
誰にも心配されない人生なんて、俺は欲しくねぇよ
だから野久保先生、心配してくれてあんがとな
───心配すんのが仕事っていうのはな
つまり、愛するのが仕事ってことだよ
[笑う]
[ちなみに>>+21木彫り鮭は3]
[1.サルが持って行った 2.棚に戻した 3.熊に戻そうと待機中]
[野久保先生の添付してくれた写真に写っていた木彫りの熊]
[それに似合いそうな木彫りの鮭を見つけたので]
[とりあえずそれは棚に戻さず横に避けておいた]
[扉があいた後で熊に突っ込んでみよう][多分似合うんだろう]
[そうしていれば、途切れ途切れに][扉の向こうから届く声]
[顔を上げて][足元にサルを何匹か纏わせながら][鮭を片手に]
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―俺が言いたかったんだ。
[>>263宮丘の言葉には柔らかさを伴った笑みを浮かべ。 畳んだマフラーが勢いよく彼の首にマフラーを巻きつけられるのを見れば。]
…別に変じゃない。 ――何というか、あるべき姿と言う感じがするな。
[苦笑する相手に肩を竦めてみせた。]
(298) 2014/02/17(Mon) 23時半頃
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愛せねぇ奴は教師に向かねぇ
逆を言えば愛せる奴は教師になれる器を持っている
生徒から愛される奴も教師に向いている
断言してやるよ、お前は愛されている
ここから出たあと、生徒の顔をその目でよく見やがれ
みんなが野久保先生にどんな反応をするのか
胸張ってろよ、愛されてるんだから
[目深にかぶった帽子の奥][目を細めて][笑う]
ああ、いい仕事だよ 大変だけどな
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[さて、自分も食事を取ろうと思うのだが、]
……。
[熾烈な戦いが繰り広げられているところがあったり、別の話題で盛り上がっているところがあったりと賑やかな光景に青年は目を細めて笑う。 この光景を目に焼き付けておこう。 離れたとしても、決して忘れぬようにと。]
(303) 2014/02/17(Mon) 23時半頃
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[>>310一瞬、童部と目が合った。 そして彼に声を掛けられれば]
ん、いや。まだだ。 何?流石男子高校生だな…。
俺は好き嫌いは特にないが…そうだな。2が好きだ。
[1肉2野菜] [よそってくれると言うのなら厚意に甘えてみようか、などと。 青年にしては珍しい事を考えながら、応じていた。]
(319) 2014/02/18(Tue) 00時頃
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おう、もう、すぐだ 待ってろ
[配電盤のある部屋の扉を遮っていた荷物はサルの手によって除かれ]
[粗方片付き][その扉に手を掛ける]
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[>>312兼家に話しかけられたのは童部の先か後か。 肘で突かれればまた少し笑って。]
―いや、まだだ。 おい、つつくな。
[目を見張る同級生には手をひらひらと振ってみせ。]
見た目ほどは痛くないから平気だ。
…そうだな。 一瞬、俺も試合に出れるかどうか考えてた。
[同じように肩を竦めて笑う。 部活の現役時代には、この程度ならテーピングすれば平気だろうとか考えていただろうなと。
此処に着いた時には荷物の中に入れた参考書の存在も頭に入れていたが、今は頭の隅に追いやって。 ――今はこの時を大事にしよう。]
(324) 2014/02/18(Tue) 00時頃
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