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【人】 馬飼い キャロライナ―入り口― (3) 2014/08/11(Mon) 22時半頃 |
わかってる…。
本当は、僕はホリィと離れてた方がいいんだ。
父さまとも、母さまとも、僕がもっと早く…
[けれど、時々我慢できなくなる。]
食べたい…。守りたい…。みんな……
【人】 馬飼い キャロライナ[扉から視線は外さないまま。 (8) 2014/08/11(Mon) 22時半頃 |
『19XX年1月X日
私がこの男の身体を手に入れたのは、寒い雪山のなかだった。兎も狐も雪のなかに隠れてしまい、私は飢えていた。その中での僥倖であったのだ。
既に男の息は絶え絶えで、その命を奪う事は難しくは無かった。
命を喰らい、皮を剥ぎ、血を啜り。
その日から私はイアン・エヴェレットとして生きている。
この男の人生は、後で手帳を読んで知る。
彼は私の住む森から随分と離れた街で、ライターをしているそうだ。胡散臭いネタやゴシップを取り上げては、物好きな雑誌や新聞社に売りつけている。
元々は正義感もそこそこにあったそうで、政治や経済問題を追い掛けていた時代もあったようだが。「金にならない」と、段々と今のような怪しいネタを追い掛け始めるハイエナになったようである。
そして人狼、つまりは”私”を追いかけて、雪山まで追い掛けてきたそうだ。
唇は青白くひび割れ、目は虚ろ、精悍な顔であったであろうそれはやつれていた。けれども。
死の間際まで、彼は笑顔を崩さなかった。私は数々の人を喰らい、化けてきたがこんな顔をした獲物は始めてだった。』
………自分が喰われるってのに、呑気なもので。
[――――……人生を語る。騙る。]
【人】 馬飼い キャロライナ[追い出される。 (13) 2014/08/11(Mon) 23時頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[振り下ろされた拳。 (18) 2014/08/11(Mon) 23時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[引き続き頭をさすりながら同じグループと耳にする。] (19) 2014/08/12(Tue) 00時頃 |
『19XX年7月X日
夏の暑い日差しのなか、私はやってきた。
いつものようにペールオレンジのカッターシャツに、サスペンダー付きのズボン。
手には旅行鞄と、古ぼけたカメラ。
どれもこれもこの男が生前愛用していたものである。
蝉の声が雨のように私に降り注ぐ。
私が何故、自らの脚で結社のもとへやってきたのかは私にも解らない。
私が自分自身のルーツを明らかにしたかったのか。若しくは、仲間の危機を本能的に感じてこの村にやってきたのか。
――――……或いは、この男の器がそうさせるのか。
薄ら笑いを浮かべて、私はこの村に足を踏み入れた。
果たして。生きてここを抜ける事が出来るのだろうか。
逃げるなら今のうちと解っていても。脚は前へと進むばかりで。』
『19XX年8月X日
ついに結社員が現れた。”私”は今すぐにでもこの村を抜け出し、万年雪が積もるあの山へと還りたかったけれども。』
『沸き起こる興奮が。抑えられない。』
『この男の魂がそうさせるのか。死と隣り合わせのなか、命を摘み取る事の快楽に。震える。どうしようもなく、エクスタシーを感じる自分。
”私”はこんな性格だっただろうか。争い事を好まず、狐や兎を食むだけの狼にしか過ぎなかった。勿論、人も襲ってきたが、それも生きる為の必要最低限の命を刈り取っただけだ。……なのに、
この男と混じり、享楽に耽る事から逃れられない。
ああ、楽しい楽しい。鬼ごっこの始まりだ。』
――――…おやぁ?
[
食べたいし、守りたいのー?欲張りだねぇ。
[仲間にしか聞こえない声音で、囁く。果たしてその声は彼に届いただろうか。]
……食べてませんよね?
[思いつめたような表情で、少年は見上げる。]
やだなぁ♪
私はここに来てからは”まだ”食べていないよ。
[
――――……食べたいの?
[甘い誘惑は、若い狼の耳にどう響くのだろうか。]
『”私”は当然、そんなゴシップを追い掛けた記憶は無いのだが。
――――……器が、覚えている。』
…食べたい。
…でも…守らなきゃ。
僕は欲張りですか?もう、他に何も残ってないのに…。
[無視しようとしていた、彼の質問に答える。]
あはは♪欲張りで良いじゃん。
人間は皆、欲張りさ。……って私達は人間じゃないかー
[
食べれば良いじゃないか。好きなんでしょ?
奪えば良いよ。その命も、身体も。
[くっく、と小さく下卑た嗤いを零す。]
……まぁ、とは言えど、その妹さんを食べるにしても。
他の人を食べるにしても……
―――……あいつが、邪魔だよね。
[
[事実はただ残酷なだけで。]
みんな…逃げて。僕から……
[彼の囁きを無視しようとして、少年は思わず囁く。]
つまりは占い師っていうのが邪魔って事だよね。
あと、守護っていうのは……まだ推論でしかないけれど、私達にとって厄介なのは変わりないね。
[
異常なこの状況を楽しむかのように、口笛を吹きながら廊下を歩く。]
――――……どうしたの?怖いの?
[
安心して。怖がる事は無いさ。もっと素直になって。
[あやすような優しい声で。若い狼に囁きかける。]
だって、君は、
化 け 物 な ん だ か ら
_
【人】 馬飼い キャロライナ―昨晩 広間― (107) 2014/08/12(Tue) 23時半頃 |
[囁きが聞こえる。動揺が茶器の扱いを乱雑にする。震える手先を隠すように不器用を演じて、それに答えた茶器はますます音を鳴らす。]
わかってる…。わかってるから…。
[言わないで。お願い。少年は心で叫ぶ。]
【人】 馬飼い キャロライナ―朝 広間― (110) 2014/08/12(Tue) 23時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ["ケッシャイン"とやらのお話を聞いていたが。 (114) 2014/08/12(Tue) 23時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[けれど、その後――――――。 (118) 2014/08/12(Tue) 23時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ―現在 2階廊下― (121) 2014/08/12(Tue) 23時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[廊下を見渡して呟く。] (122) 2014/08/12(Tue) 23時半頃 |
………仕方ないなぁ♪
『若い狼に血の味を教えてやらないと。私の心は逸る。
怯える心も一度溺れてしまえば、塗りつぶされてしまうのに。』
【人】 馬飼い キャロライナ―2階 廊下― (128) 2014/08/13(Wed) 00時頃 |
ああ。
でもこんな可愛い子なら襲ってしまっても良いかもしれない。
きっと太腿の肉なんか柔らかくて美味しいだろうねぇ。
どんな悲鳴をあげるのかな?
[朝食をとるかのような気楽さで呟く。]
【人】 馬飼い キャロライナ[凄い反応、とやらをしたつもりはなかったので。 (143) 2014/08/13(Wed) 00時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[視線を相手から外しながら必死で箒を動かすが。 (148) 2014/08/13(Wed) 01時頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[こちらを覗きこむかのように距離が縮まれば、微か箒を持つ手が震えた。 (159) 2014/08/13(Wed) 01時頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[自分で箒を振り下ろしたものの当たるとは思っておらず。] (168) 2014/08/13(Wed) 01時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ―2階 自室― (186) 2014/08/13(Wed) 10時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[3度挑戦するも全て失敗に終わる。 (188) 2014/08/13(Wed) 10時半頃 |
お腹空いたなぁ…
[夢の向こうに。]
…食べるんですか?サイモンさん。
[夢からの問いには、]
うん。食べようかなって。
[あっさりと答える。]
………一緒に来る?
【人】 馬飼い キャロライナ―2階 廊下― (230) 2014/08/13(Wed) 21時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ[引き続き手紙を読み進める。] (231) 2014/08/13(Wed) 21時半頃 |
【人】 馬飼い キャロライナ―広間― (237) 2014/08/13(Wed) 22時頃 |
うーん♪少し骨ばっててまずそうだなぁ…
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