118 津 村
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― 2-C:昨日 ―
そうか。ウンコのほうの便だったんだな。
[しまちゃんが、「べん、べん」と大きな声で叫んでいたのは。 漸く理解した。 千彰のクラス中に通る声をきっかけに、皆検便を提出しにどやどやと集まった。 便を提出しに人だかりが出来ているとは異様な光景である。 バカだの最低だのと言われながらも、こうして人を動かせる千彰はすごい男だと名取は検便をうら若き乙女に渡すため、席を立ちつつ感心していた。 誰かの「興奮する!」の一声で、また教室が一瞬ざわついたが、それはさておく。]
(8) 2013/04/11(Thu) 00時半頃
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[喉が渇く。
先輩たちとの会話での緊張感も相まって、異常に喉が乾いていた。
早く水を飲みたい、そう思った]
[昨日から調子が悪かった、その言葉()を聞いて心が動く。
二日前に、自分がうつしてしまったのではないかと]
[一瞬泳いだ視線が、五郎を捉える。
五郎さんならきっとこんな時風邪なんかひいたりしないんだろうなと、終は酷く羨ましく思った]
[そうだ。五郎さんは風邪をひかない。
と、五郎本人も現状思っているであろうが、実際のところはそうでもなかった。
検便提出のために出来上がった列に混ざりつつ、ちいさく鼻をすする。
眠いような、顔の前がもんやりとしているような感覚を覚えるが、この程度、雷門先生の授業に比べれば、易々と耐える事ができる。
たまたましまちゃんと目はあったが、無論、彼女に羨ましがられているとは知らない。]
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― 音楽室から2-C:昨日 ―
[検便を回収して貰い終え、教室を出た名取は、クラスの男子生徒一人と連れ立って、職員室、次に音楽室へ向かった。 一応音楽の先生へ衝立を拝借することを告げてからなら、衝立が急に減ったということにもなるまい。
音楽室では、クラスの出し物の準備をパスし、練習を行っている部活の者がある。 練習を邪魔した事から一応頭を下げ、顔を上げた時にはふてぶてしいほど表情をかえぬまま]
学園祭で使うんで、衝立借りていきます。
[と言って、がらがらと衝立を押し、音楽室を出ていった。 階段を越え、教室へ、衝立をとりあえず二基運び入れる。 ためしに広げてみたりが始まるのを眺めることで、名取にも漸く*学園祭の準備をしているという実感が沸いたのであった。*]
(10) 2013/04/11(Thu) 01時半頃
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[階段で、衝立を抱える手が汗で湿ってすべらせかけた時は少し焦った。
物を抱えて階段をのぼり下りしたせいだろうが、やけにあつい。
腰に両手をおいて、俯いて息を吐き出す。]
……。
[すると鼻水という言葉のとおり、水のように粘度の低い鼻水が垂れてきかけて、慌てて顔をあげた。]
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― 2-C:昨日 ―
[完食者の報酬に関しての相談が、衝立を運び入れた後も続いていたとして、それを耳に挟んでも、思い浮かぶのは「餃子一皿サービス」等のラーメン屋や定食屋でありがちなフレーズのみ。 「きっとこれ以上メニューは増えない」と名取は諦めた。
せめて飲み物のほうに案を、と思い、口を開いた。 これも辛いのが良いのだろうか?]
梅とうがらし茶って、あったな。
(11) 2013/04/11(Thu) 03時半頃
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― 昨日:なとり生花店 ―
[学校を終えて帰宅し、花屋の手伝いに出た。 切花のにおい、土や肥料のにおい、水の生々しいにおいなどが入り混じった、花屋独特のにおいが店内には漂っている。 そのはずだが、すっかり鼻は慣れ、店に出て何分もしないうちに感じなくなるのだから、人間とは便利に出来た生き物である。
土の詰った袋が入っているダンボールを下ろし、ふうとひとつ、息をつく。 暑い。汗ばんでいる。 かといって、ティーシャツの襟元を摘まんであおいでみると、今度は少し冷える。 鼻のあたりを手の甲でこすり、客の気配に顔を上げた。]
いらっしゃいませ。
(12) 2013/04/11(Thu) 03時半頃
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[顔をあげた拍子に、鋭い痛みが目の端ともこめかみとも分からぬ辺りを駆け抜けていって、名取は顔を顰めるでもなく、ただ、びっくりしていた。
暑いような寒いような、よく分からない気温だ。
立ったり座ったりをやめると、今度は寒い。
名取ははなをすすって、時計を見た。
もうすこし厚いものを羽織って出ればよかったなと考える。
けれど、時間が終わるまで、あと少しだ。
がんばろうと気をひきしめなおした。]
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― 昨日→朝:なとり生花店 ―
[夜になり、手伝いを終えて店の裏へまわって家に戻ると、その後は居間のソファを占領し、風呂の順が回ってくるまで、ぐうぐうと眠り続けた。
翌朝。昨晩あれだけ寝たのにも関わらず、珍しく遅く起きた名取五郎は、目覚めてからはっとする。 妹に、海苔弁に飽きてしまった事を、言いそびれた。 既に制作が開始されていても不思議はない時間だ。
名取五郎は、妹の海苔弁作戦の真の意味をまだ理解していなかった。彼は未だ「空腹が満たされやすい」という意図で、弁当が作られていると考えている。
まさか、名取五郎の放辟邪侈たる食欲を満たし、満たしつくし、やがて飽和し、食に対する欲望をも越えていき、果ては己の食欲を己の支配下に置く事を狙った気の長い作戦であろうとは、この時点では考えもしなかったのだ。
原因である食欲を絶つ等という狙いは、食べることが好きな名取には、予想出来よう筈もなかった。]
(13) 2013/04/11(Thu) 03時半頃
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― 朝:なとり生花店 ―
[朝から己の失敗に気付いてしまった名取は、暫しの思考の後……もう一度布団に潜った。
*あと五分。*]
(14) 2013/04/11(Thu) 03時半頃
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[あと五分。
横になっているのが、あまりに心地よすぎる。
倦怠感を感じる。名取はこれを、疲れのせいと捉えた。
いまのだる重い体がとる姿勢として、横臥という体勢は余りにも相応しい。
言うなれば、しっくりきている。
このしっくり感に逆らう事は、何かがおかしい。
そう本能が告げている。
鼻詰まりで寝苦しいが、布団の誘惑には勝てない。
布団を顔まで引き寄せる際に首を縮め、その拍子に頭が一瞬鋭く痛む。
枕の上にのったままの顔を顰めた。
小さく唸り声をあげ、*寝返りをうった。*]
[抱く思いは後悔の念。
快調に向かっていたと思い込んでいた。
それは大きな間違いで、気づいた時にはもう手遅れ。
隠そうとしても滲み出てしまう程に、体は病魔に蝕まれていた]
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― 朝 ―
[人の意思など得てして容易く折れてしまうものだ。 どうしても眠たい日のあと五分が、本当に五分で済む事など、ない。(個人差はある)
名取五郎は可能な限りぎりぎりまで惰眠を貪った。 自転車の鍵を手早く開け、自転車のスタンドに蹴りを見舞い、急いで出発する。 最短時間は確認済みだ。今なら間に合う。よってこれは寝坊ではない。 車と人にだけはぶつからないよう気をつけていれば、後の問題は自身の気合や根性のみ。 名取五郎に残された手段は激チャリであった。
だが信号付近で失速した事が災いした。 学内の自転車置き場に到着した時点で予定時刻は過ぎていた。因みに担任の到着が遅かった場合にはなんら問題はない。 覚悟をきめて階段を駆け上がり、息も切れ切れ到着したのは出席をとっている途中である。 思い切り教室の扉を開けた。 幸い遅刻扱いにはならなかった。]
(24) 2013/04/12(Fri) 00時頃
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[途中で力が抜けてしまったのである。
すっかり力を失った腿、痛みふらつく頭、すべる手。喉もちりちり痛んでいた。
信号待ちの後、速度はさっぱり出なかった。
最早ふらふらである。酸素がたりず、頭が痛い。
空気を求めて息を吸うと、今度はひりつく喉がかわいて、くっつくやら、痛むやら、咳が止まらず涙と洟が同時に出てきた。]
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[名取、と、担任に名前を呼ばれた。 片手の手の平を見せ、「ちょっと待って」のポーズをとり、咽ながら返事をする。]
は、 い 。
[ふらふらと席に寄り、どっかりと椅子に尻を預け、息を整えた。
午前の授業は、のんびり、ゆったりと進んでゆき、特別当てられるという事もなく、穏やかに流れていったのは、名取にはよい休憩であった。 居眠りはせず、椅子の背凭れに背を預け、少し猫背になりながら、机の上に広げたノートや教科書を眺めて過ごした。 授業内容が身になった実感は無い。]
(25) 2013/04/12(Fri) 00時頃
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[遅刻ぎりぎりの到着で、咽せながらぜいぜいする息を整えていると、関町の声がして、顔をあげた。>>26 彼女の口元は、ちょっとだけ笑っているように見えた。 名取はこっくりと頷いた。]
……セーフ。 今日は危なかった。
[教室を見渡した。 やはり二つ席が空いている。]
かめやんとげいにんは、まだ休みか……。 早くよくなるといいな。
[二人とも、学園祭は楽しみにしているように見えていた。 始まる前にはすっかり全快していることを祈るばかりだ。]
(27) 2013/04/12(Fri) 00時半頃
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[先生の声を、今日も聞き流す。
背凭れによりかかった姿勢で、ぼうっと机の上を眺める。
別段何か読むわけでも、書くわけでもない。
頭が重くて俯いていたら、ノートと教科書が視界に入ってきているだけだ。
吐く息が、温かい。
頭がぼんやりしている。
背中がスースーする。
廊下に面した戸から、空気が流れ込んでいるのだろう。
名取は、ひりつく瞼を、重たそうに上げ下げした。
チャイムはまだだろうか。
喉が、乾いている。]
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― 昼:2-C ―
[チャイムが鳴り、昼休みとなる。 弁当箱の蓋を、恐る恐る空けた。 ここ数日で、すっかり見慣れた、鈍く光る黒色。 やはり、入っているのは海苔と米だ。 かの邪智暴虐の海苔弁当は、未だ猛威を奮っていた。
名取は蓋を開けて、じっと漆黒に見入ったままでいる。 この数日間、この味のみを味わっているのだ。新鮮さは無い。 (一度胡麻が入っていた事があったが、あれには僅かながら助けられた。) 諦めたように箸に手を伸ばし、箸で米を持ち上げ、口に運ぶ。不味いわけではない。 だが、2、3口後には、茶で流し込み始めている事だろう。]
(29) 2013/04/12(Fri) 02時頃
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[海苔弁当との長い戦いを開始し始めたところで、関町が椅子を引いて、やってきた。>>28 箸を休め、彼女の話を聞く。]
げいにんと、かめやんにか?
(30) 2013/04/12(Fri) 02時頃
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……。
[思考の間、じっと黙っていたが、ややあって、口を開いた。]
げいにんには、関町から、 風邪が早く良くなりそうな事を言ってやれ。 一番付き合い長いし、なんか、元気の出そうなやつ。
かめやんには、1-Aの、えーと…… なんとかメイド喫茶カフェリウム……?の準備が、 大分進んだって言うのがいい。 好きなら、治して戻ってくるかも。
[1-Aの現状は知らないが全く進んでいないという事もあるまい。 連絡事項とは思えぬ内容ではあるが、*大真面目だ。*]
餌があれば、頑張って治してくるかもしれん。
(31) 2013/04/12(Fri) 02時頃
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― 昼:2-C ―
妹が作ってくれたんだ。
[関町に続き、椅子を引いてきた千彰の驚きの声に、弁当についてを説明をする。 飽きたかどうかを尋ねられれば、僅かの間を置き、素直に頷いた。]
五日くらい連続で食ってるから……。
[するとどうだろう、夜の海のような鈍く光る海苔の上に、二隻の救命ボート……もとい卵焼きと唐揚げがやってきた。 名取五郎は余程飽き飽きしていたのだろう、目を輝かせ、友人の親切に心から感謝した。]
チアキ……!! ありがとう……助かった……ほんとに……!
いや。卵焼きと唐揚げが一緒ならもっといける。 フリィザァくらい余裕。
(36) 2013/04/12(Fri) 22時半頃
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[数日前からずっと元気なふりをして学校中に風邪をばらまいてしまっていた事がバレるのがこわい。
体調を崩しているのに仕事を抱え込むなんて無責任だと思われるのがこわい。
こんな時に風邪をひくなんて役立たずだとおもわれるのがこわい。
無理をしてまで必死だった理由を聞かれるのがこわい。
おかしな人間だと思われるのがこわい]
[もう、あの頃と同じにはなりたくない]
[千彰の親切が非常にありがたい。
茶で流し込んでいたから、水だか米だかで、胃はたぷたぷになりつつある。
齧った卵焼きは、多分すごく美味しい、のだろう。
そんな気がする。
味がいまいち分かっていない気もする。]
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[食べては止まりを繰り返していた名取の箸も動き始めた。 唐揚げと卵焼きが力をあわせフュージョンすれば千人力だ。 千彰の弁当の凝り様を見るに、彼のお袋さんはきっと料理上手なのだろう。 名取は幸福を噛み締めているような気分になりながら、千彰のよく回る口から忙しく飛び出す言葉のあれこれを聞く。]
あぁ。
[ウンコ、と言い掛けて近場に居た女子に叱られ口を噤んだ。]
(39) 2013/04/12(Fri) 23時半頃
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[ぼんやりしているのか、聞こえて思いついた単語を選ばず口に出していて、叱られてからはたとする。
これはよくない。居ずまいを正し、千彰の声に耳を傾ける。
集中力が落ちている。なぜか。
あんなに通るはずの千彰の声が、時折、口を見るようにしていないと、聞き難い。]
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[話はいつの間にか衣装についての事へ移り変わった。 着ろと言われれば何でも着るが、柔道着で良いのは楽そうだと、名取は考える。]
持ってるもんで済むのはいいな。 自前で済むなら費用もかからん。
[頭に人差し指を置いて角を生やした鬼の真似をしている千彰にこっくりと頷き、関町の方へ顔を向けた。]
割烹着も似合うんじゃないか。
[千彰の天使ルックについては想像しても、モテるかどうかは名取には分からなかったが、千彰の事だ、問題なく上手くやるのだ。 この辺りへの千彰への信頼は厚い。]
何か小道具が要りそうになったら言え。つくろう。
(41) 2013/04/12(Fri) 23時半頃
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[そうして、はたと箸がとまっていることに気付く。
今日は何時もに増して、一個に集中すると、もう一つが疎かになっているのが分かる。
会話をしながらゆっくりと食事したこともあってか、普段の食欲の放辟邪侈ぶりはどこへやら、今はすっかり意気阻喪といった様子だ。
余してしまおうかな。
いやそれは勿体ない。
後で食べようか。
また腹が減ってきたら……]
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[千彰のくれた助け船も、食べ尽くしてしまい、弁当には残り数口の米が残っている。 今気合で胃袋へ押し込めるかどうかは迷うところだ。 なんなら今は残して、後で食べても良い。 当然余すつもりはない。
今朝も妹は、弁当をつくる時間を計算に入れて目を覚まし、なかなか起きて来ない兄に一声かけた上で、親切にもテーブルの上にきちんと分かるように、この海苔弁を置いてくれていたわけだ。 その親切を無下にはしない。
妹の目論見は、着々と成果を収めていっている。 弁当のみで腹がいっぱいになってしまって困るなど、名取五郎にはそうある事ではない。]
(50) 2013/04/13(Sat) 00時頃
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[関町は、ときおり迷うように手を止めていたものの、メールを手早く作って送信している。 これで、亀田も香坂も、早く復帰すると良い。 しみじみしながら、どさくさにまぎれてそっと弁当の蓋を閉めた。
メールを送り終わってから、関町は千彰へ怒ったような顔をしていたが、名取にはどういう意味だかは良くわからなかった。]
(57) 2013/04/13(Sat) 00時頃
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