207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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[ギリ―を呼ぶ船長の聲も届いていたから、
多少の覚悟はあったが、想像を超える様に一瞬聲を失った。]
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[部屋に入れて貰えたか否か。
どちらにせよ、陰に隠れるように様子を見る。 暫くすれば、道化師が部屋に戻ってくるのが見えた>>27。
切り裂かれた服と剥がれかけた化粧>>29から見える、 動揺したような気配。]
お気に入りが壊されたら、 ピエロの化粧も剥がれるのな?
[恐怖を刻む為の化粧>>0:11。 絶望を振り撒く道化師>>0:186にも 弱点はあるということらしい。
あの時>>3:116は返事はなかったが、 相当――息を切らせるように走って駆けつけるくらい お気に入りな様子に、満足げに笑った。]
(65) 2014/12/14(Sun) 15時頃
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ギリ―……お前が船長や俺を大事にしてくれるように。
お前も同じように大事だ。
何かする前に、聞け。
[解毒剤を見つけて来るからと、ちゃんと説明していれば
こんな事にならなかっただろうか。
仲間を傷付けられた事に、子供であった筈の狼は低く唸った。]
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[道化師のあの様子を見ることが出来て満足する。
もしジェレミーが説明をしろというのなら、 「ミナカを呼んでこないとなんでね。 聞きたいなら後で来いよ。」 と、ミナカを探すことを口実にそこから立ち去る。
ミナカが医務室に向かった>>64ことに 気付かないふりをして、階段をのぼっていった。**]
(74) 2014/12/14(Sun) 15時半頃
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[そう弱音を漏らしかけた。
勿論そんな聲は仔たちには聞かせられない。
だから胸の裡で呟くだけ。]
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オマエがヴェラちゃんみたいに 人狼なら喰うかと思ってな?
[ジェレミーの返事>>81に、そう答える。
命知らずと言われても、自分はただ 動かないという腕を切り落としてやっただけだ。
ただそれは 船長のお気に入りであるということを分かった上で。]
(134) 2014/12/14(Sun) 21時半頃
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[腕を棄て、戻ってきてから聞いたこと>>82に。]
巫山戯た遊び? 報告だけど? ただの、ほーこく。
[悪態に対して、そう告げた。
内心、やはりつまらない奴だと思う。
一人その部屋で船長の様子を確認し。 階段を上った>>74。]
(136) 2014/12/14(Sun) 21時半頃
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ミナカ、解毒剤を手に入れたから後で来い。
お前も大方毒を受けているのだろう?
[医務室で治療をしているミナカの様子を見ていた私は、彼の動きが何処か可笑しいのに気づいていた。
グレッグに襲われたのだからミナカも少しは傷を負ったのだろう。]
解毒剤? 良かった。
リーの馬鹿も一応何か知らないけど、薬くれたみたいで。
[船長の聲に少しだけ安堵の息を吐く。
だがすぐにはそこには向かえない。]
船長……副船長が、自分は人狼が判る能力を持ってるとか
言い出したけど……フェイク?
それとも……。
[既にフランクの手によって暴かれているとは知らず、
真実ならば。彼を懐柔する事が出来ないなら。
生かしておくわけにはいかなくなる。
あの捕虜の様に。]
人狼が分かる能力だと?
……。
[少し考えてみて、セシルの証言を思い出す。]
可能性は低いだろう。
もしそうならセシルのことは攻撃しなかったはずだ。
は? 副船長セシル襲ったのか?
皆敵に見えるチキンってことか?
[すぐに返って来た聲に、船長の頭の回転の早さよりも
セシルが襲われた事に驚いた。
ホレーショーを探しに別れたあの後だろう。
益々警戒の色が濃くなった。]
チキン…。
彼は生き汚い類の人間だ。その可能性もあるだろう。
[そして私その汚さに生命の強さを感じて、密かに彼の姿勢を好いていた。]
言い方を変えれば生き残る為にはなんだってするだろう。
気をつけなさい。
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[階段を上がり、厨房へと向かう。 腹に何か入れるか、酒でも飲めたらと思って。]
(155) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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……生き汚い……か。
[表裏一体。]
ああ。気を付ける。なるべくな。
[目の前の男を見据えながら返すのは曖昧なものだった。]
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― 厨房 ―
あ? なんだ、お前らいたのか。
[其処に居た二人>>148>>162に声を掛け 食料がある場所へと向かう。]
(166) 2014/12/14(Sun) 22時半頃
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……生き汚いって言うなら、あんたもだな。
[唐突に喋り出す。]
あんた1人しかいねえんだから。
2つ同時に護ろうなんて欲張り過ぎだ。
騒ぎが収まったら、素顔のあんたとギリ―とで酒飲んだら。
楽しいだろうな。
なぁんてな。下らねえ家族ごっこなんて1日で飽きたわ。
やっぱりヴェラの言う通り。仲間なんて邪魔だし。面倒臭い。
だから、俺は好き勝手にやるわ。
あんたらも勝手に仲良しこ良しやってろよ。
(もう、謝罪も、感謝も、想いも、伝えられないけれど。)
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残念ながら生きてるな。 残ってんなら飲むわ。
[きいち>>169とフランク>>170へと頷き、 顎で示された酒瓶へよこせというように手を差し出す。]
あ?あれ、テメエだったのか。 人の仕事増やすな、クソが。
[先程入った際、見かけた穴を開けた犯人が分かり、 途端に不機嫌になる。]
(177) 2014/12/14(Sun) 23時頃
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欲張り?そうだな、私は生き汚いよ。
両親の死んだ日からそうであった。
…私の仔だろう。ヘクターの首を獲ってこい。
[彼を信じて、私はそう聲をのせた。]
そうしたら、酒でもなんでも。素顔でも。
五月蝿い、勝手に生き残って私にそんな口聞いたこと後悔してろ馬鹿。
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[押し付けられた酒瓶>>181をひっくり返しても ほんの一滴すら零れない。 舌打ちと共に空瓶を投げ捨てる。]
占いだ? そんなモン信じてるとか、焼きが回ったな。 仕事を増やすなってその女神様にでも言っておけ。
[不機嫌な顔でフランクの顔を見 じろじろと眺めてくる様子に、]イラつきを隠さない。
あ?なんだ。なんか言いたいなら口で言え。 言えねえってなら、その使わない舌切り落とすぞ。
[そう言い捨ててから、やって来た姿>>178に振り向いた。]
(185) 2014/12/14(Sun) 23時半頃
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[時折彼が私を見る目に一種の熱情が篭っている気がしたのは
こういうことだったのだろうか?
最初から絶望の道化師なんて存在しない。
そんなものは船を纏め上げる為の偶像だった。
だが彼が望むのであれば、彼と対峙してる間は
その絶望の道化師に身をやつそう。
もう彼の世界が見えなくなってしまう前に。]
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[腹を抱えて笑う様子もその言い分>>192も、 更に苛立ち他の酒を探す。]
じゃあ、その女神様の舌でも抜いてろ。
[食料が置かれている場所の隅に、 漸く酒が入った瓶を見つけそれを手に取った。**]
(216) 2014/12/15(Mon) 00時半頃
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