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―――…丁助。
[ぽつりと花の名を呼ぶ。
孕む色は、迷いか、戸惑いか。何れにせよ良い感情だとはとても言えないそれを込め。
焔の微笑みは『しあわせ』を宿しているように見えた。
見えたからこそ、言うべきか言わざるべきか。
これが己では無く他の花ならば、もっと上手く丁助に答えを出してやれただろう。
月には告げられなかった。焔が我慢強く耐えていたのを知っていたからかもしれない。
お前にとっての幸福が、『外に出る事(それ)』ならば。
………叶うと、いいな。
[無責任な言葉の羅列に聞こえたかもしれないが、本心も混ざっており。
しかし、叶える助言をしてやれるわけでも無ければ、
砕くなんて惨い事もできずに。
随分と煮え切らない態度となってしまった。]
【人】 看板娘 櫻子[そんな未来を望む事さえ許されないのだということを (67) 2014/09/22(Mon) 01時頃 |
[例え花籠から出られようとも、それが『幸せな形』で出られるとは限らない。
花籠から逃れようとも、あの花主から逃げられるとは限らない。
……浮かんだ『不幸の形』を必死に沈めるために朧は煙をはく。
焔と同じ響きを持った花ならば、音にせずとも分かっているだろうと。]
……ん。
[頷く。
不器用な声色を、彼のらしさだと思い込んで。
思い込みたくて。]
あっ、あ。
変なこと、急に聞いて悪かった。
[浮かんだ予感は、消したのだ。
消したかったから、訊ねたのだ。
浮かぶ煙は、見えない何かを形作って、消える。]
【人】 看板娘 櫻子 いつかきっと。 (68) 2014/09/22(Mon) 01時半頃 |
── 櫻の苗植わりし日 ──
[それは今から二十年以上も前の
何処にでもあるような、詰まらない昔話です。]
おかあさん。
ねえ、どこにいくの?
[ぼくは おかあさんと てをつないでいました。
おかあさんのあしは はやくて
ぼくはなんども ころびそうになりました。
おかあさんは ぼくを みおろしています。
しらないおうちのまえで とまって。
おっきな りぼんを ぼくに かけてくれました。]
くれるの?
ありがとう!
[ぼくは はじめておかあさんに ぷれぜんとをもらいました。
おかあさんに ありがとうをいうと
おかあさんは わらってくれました。
すごく すごく うれしかったです。
だっておかあさんは ぼくをみるとき いつもいつも
おこったような こわいかおをしているからです。]
[おっきなおうちのなかから かみのながいひとが でてきて
おかあさんは なにかを おねがいしていました。
わらっているのに こわいかおで
ながいかみのひとに たくさん おねがいしていました。
ながいかみのひとに いっぱい かみを もらって
おかあさんは とても うれしそうにしていました。
おかあさんが うれしそうな かおをするのも はじめてみました。
だからぼくも すごく うれしかったです。
おかあさんは かみをもらって
そのまま くるまにのって
ぼくをおいて どこかへ いってしまいました。
おかあさんが くるまにのるまえ
ぼくに こう いいました。]
「アンタが金になるなんて、最高の厄介払いね。」
[その意味を知るのは、もう少し後になってからでした。
とある女が望まぬ妊娠をし。
不必要な子供を遊ぶための金に変えた。
ただそれだけの、詰まらない話でございます。]
【人】 看板娘 櫻子── 広間 ── (69) 2014/09/22(Mon) 04時頃 |
【人】 看板娘 櫻子[白い着物に変えるために部屋へと帰る道すがら (70) 2014/09/22(Mon) 04時頃 |
【人】 看板娘 櫻子 やっ …──、いやだ… 厭です! (71) 2014/09/22(Mon) 04時半頃 |
【人】 看板娘 櫻子── 地下牢 ── (72) 2014/09/22(Mon) 04時半頃 |
【人】 看板娘 櫻子 ベルさま。 (77) 2014/09/22(Mon) 17時頃 |
【人】 看板娘 櫻子 (78) 2014/09/22(Mon) 17時頃 |
[思い出す昨夜の地下。
男に弄られ、悦ぶ男。
見せ付けられる交わりに、混同したのは過去。
氷の指先。
花の咲き方を教え込んだ籠の主。
嫌悪感に満たされながらも、受け入れ悦ぶ身体。
未知から、力任せに咲かされる夜。]
…………
[全身を這うような気持ちの悪さに、頭を振った。]
別に構いはしないさ。だがな、丁助。
…道を見誤るなよ。
冷静に物事を見れる『花(ひと)』であれ。
[手折られずに、毒されずに。
その時まで根腐れも起こさずに。
自由になれる時が来れば良いなと、そんな思いを込めて。
年長からの小言に焔はどんな反応をしただろうか。
朧月は珍しくふわりと笑う。
『幸福』であって欲しいと、そんな夢を見ながら。*]
冷静に、物事を。
……ありがとう。
[朧月の微笑に、赤い花も、笑う。
彼の言葉の真意に、己が気付けていたかはわからないけれど。
真摯な花の気遣いに、唯感謝した。]
【人】 看板娘 櫻子[金の蝶の『夢物語』から還るように (103) 2014/09/23(Tue) 00時半頃 |
[僕が目を背け続けていることと
彼が表から隠そうとしていること
───きっと似ているものだと、判りながら。
僕は目を背け続け。
彼は隠している。
そんな気が、しているのです。]
【人】 看板娘 櫻子
(108) 2014/09/23(Tue) 01時頃 |
【人】 看板娘 櫻子[まるでなんでもないことのように、それは告げられました。 (114) 2014/09/23(Tue) 01時半頃 |
【人】 看板娘 櫻子 (116) 2014/09/23(Tue) 02時頃 |
…───すき、です。
[背け続けた言の葉が、櫻の下の海に浮かび
波紋を広げたのでありました。]
【人】 看板娘 櫻子 (117) 2014/09/23(Tue) 02時頃 |
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