146 【突発恋愛RP村】 To you whom I love
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[錠の言葉に、こくこくと頷く。 警察で事情聴取とか、想像するだけで竦みそうになるが、仕方ない]
……すみません。 ありがとう、ございます。
[自分が情けなくて、落ち込む。包帯を巻かれたひざに目を落とした]
……食堂、一人で行くの、苦手で。 でも、今度からは、ちゃんと、購買、行きます。
[買ってきた材料は、一食分よりは多いことだし。 作り置きしておけば、野菜不足もちょっとは解消できそうだ。 もうあんな目にあうのはごめんだった]
(5) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
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[怖かったな、と言われて、また小さく頷く。真っ白なひざ小僧の包帯を見ていると、今更恐怖がよみがえった]
……こわ、かった。
[意図せず、ぽろりと言葉が漏れて、かたかたと体が震える。 歩くのは嫌いじゃなかった。星空が綺麗だと思った。 のんびりご飯を作って、お風呂に入って、レティに会えたら報告をして。 そんな風に、思っていたのに。 思い出すと、怖くて、怖くて、怖くて、知らず、自分の体をぎゅっと抱きしめる]
え、と。 ああいうところで、注文したり、一人でご飯食べるのが、苦手、で。
[もったいない、と言われて、うつむいたまま少し困ったように笑う。 けれど、今度一緒に、と言われると、笑顔になって、顔を上げた]
はいっ。
[そんな約束があるなら、明日を楽しみにできるかもしれない。 本当はちょっと、悪い夢を見そうで、今日眠るのが怖かったから。そう思って微笑んだ**]
(14) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
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―宿泊施設―
[晩御飯を作って、お風呂に入って、何かやることがある間は、気がまぎれた。 けれどふと、何もしていない空白の時間、よぎってしまうものがあって]
……靴下、とられた、だけ、なのに。
[そう自分に言い聞かせても、怖いものは怖い。 特に寝るのが怖かった。絶対悪夢を見そうな気がする]
うう……ううう……迷惑、かな……。
[散々迷いながら、けれど結局、訪れたのはレティの部屋。 返事がなかったら諦めよう、そう自分に言い聞かせて、そっとドアをノックした]
(36) 2013/10/07(Mon) 12時半頃
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―翌朝―
[目が覚めたのはどの部屋だったか。どちらにしても、あまり眠れなかった。昨日の夕方、仮眠しておいて良かったと思う。 レティの部屋だったなら、何度も何度もお礼を言って、自分の部屋に戻り、身支度を整える。 包帯が分からないように、ロングスカートを選んだ]
……裾踏んで、転ばないように、気をつけないと。
[残念なことを自分に言い聞かせながら、部屋を出た]
(37) 2013/10/07(Mon) 12時半頃
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―学生ホール―
…………あれ。
[購買で、マフィンとミルクティーを買って、やってきた学生ホール。 りいなの指定席と化しているお気に入りの隅っこの席には、先客がいた]
り、凛さん。 おは、よう、ございます。
[目を丸くしつつ、ぺこりと頭を下げる]
(39) 2013/10/07(Mon) 13時頃
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わ、えと、その。 べ、別に、私の、指定席ってわけじゃ、ない、し。
[変わる?と言われて、わたわたと両手を振る。 それから、この間朝ごはんを一緒に食べようとして食べ損なったことを思い出して]
え、えと、その席は、いいんです、けど。 お隣、いいですか?
[同じテーブルの隣の席を指差して、首を傾げた。 これでもりいな的にはものすごく頑張った]
(41) 2013/10/07(Mon) 13時頃
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[勿論、と言われると、赤い顔でこくこくと頷いて、お邪魔します、とか言いながら座った。 マフィンの包みをごそごそと開けていたら、一昨日、と話が振られて。 一昨日ってなんだったっけ……あ]
す、すみません、でした。
[講義があったのは本当。だけど、あんなに急ぐほどじゃなかった。 逃げるようなことをしたのは失礼だった、と謝って]
え、と。講義は、ちゃんと、間に合って。 ……あ。そういえば、ひざ掛け、まだ返してもらって、ない……。
[すっかり忘れていた。こちらとしては、どうしても必要というわけでもないし、全然構わないのだけれど、鳥入はもてあましてるんじゃないだろうか。 少し困ったように眉を寄せた]
(43) 2013/10/07(Mon) 13時半頃
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い、いえ、そんな。
[謝ったら、謝り返されてしまった。慌ててふるふると首を横に振る]
えと、私、落ち着き、なくて。 いつも慌ててる、みたいなもの、なので。
[酷い説明だったが、事実である。 鳥入先生と仲がいいのかと聞かれると、目を丸くして首を横に振った。 むしろ見なかったことにした一件とかがあるわけで。あまり関らない方がいい気がする]
いえ、そんな、よく知らなくて。
[知らなかったからこそ慌てたというか、逃げたというか。 ……と思ったが、例えばあそこで寝ていたのが錠だったとしても、多分りいなは逃げただろう]
(45) 2013/10/07(Mon) 14時頃
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えと、別に、急いでないし。 いいんです。
[気遣ってもらわなくても大丈夫、とぱたぱた手を振ると、ミルクティーの缶を開けた。 ええと、と一生懸命話題を探して]
そういえば、凛さんは、何年生なんですか?
[こんな話題しか出てこなかった]
(46) 2013/10/07(Mon) 14時頃
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や、優しく、なんか。
[ぶんぶんと首を横に振って否定する。次に見かけた時風邪を引いていたら、なんだか悪いことをした気がしてしまう、それだけの理由だったのだし。 3年、と聞くと、はわわ、と慌てだした。 凛は大人っぽいし、もしかして、とは思っていたのだが]
わ、私は、2年です。 す、すみません。 凛先輩って、呼んだ方が、よかったです、か?
[学年がわからなかったからうっかりさん付けで呼んでいた。失礼だったかもしれないとおろおろする]
(48) 2013/10/07(Mon) 14時頃
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カトリーナは、リンダに、背も高いなあ…と羨む眼差し。
2013/10/07(Mon) 14時頃
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と、歳、知らなかった、し。 先輩じゃない人、先輩って呼ぶのも、失礼な、気が、して。
[咎められたわけでもないのに、必死で弁明するのがりいなである。 わたわた慌てていると、思わずテーブルの裏にひざをぶつけた。 軽くコン、くらいだったので、テーブルの上の野菜ジュースやミルクティーに被害はなかったが]
〜〜〜〜〜〜〜!!
[ひざには甚大な被害が出た。痛い。とてもとても痛い。 思わず涙目になって悶絶する]
(50) 2013/10/07(Mon) 14時半頃
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[痛くて声も出ない。無言でぴくぴくと悶えて。 凛の質問に、声にならないままこくこくと頷いた]
……きの……靴下……ご、と……から、 逃げよ……して、転ん……じゃ……て……。
[切れ切れの声で、息も絶え絶えといったように説明するが、明らかにいらんことまで言った]
(52) 2013/10/07(Mon) 14時半頃
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[怖かった、と言われて、じんわり涙がにじんだ]
だいじょうぶ、です。 靴下、盗られた、だけで。
[ああ、噂だったのか、と思う。全然知らなかった。 知っていたら、もっと用心したのにと思っても、遅い]
でも……、
[頭を撫でてもらうと、無性に安心した。安心したら、もっと涙が出た]
でも、怖かった。 すごく、すごく、怖かった……。
[ふええ、と泣き声をあげる。 ああだめだ、これじゃまるで凛が泣かせてるみたいじゃないか、と思ったけど、止まらなくて]
(54) 2013/10/07(Mon) 15時頃
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[本当は、昨日もっと弱音を吐きたかった。 けれど、それはできなかった。 だって、弱音を吐くなんて、まるで子供みたいで。 それでなくても、りいなはずいぶんと子供で。 だから、あまり子供っぽいところは見せたくなくて、無理をした。 レティにも。 これから寝るというのに、怖い話をしたら、レティにまで悪夢が忍び寄ってきそうで。 それに、そんなことを訴えたら、いっそうりいなの心にも、鮮明によみがえってきそうで。 でも本当は、ずっと誰かに言いたかったのだ]
(56) 2013/10/07(Mon) 15時頃
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カトリーナは、リンダの言葉に、うんうんと頷きながら、しばらくめそめそと泣いていた。
2013/10/07(Mon) 15時頃
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[やがて落ち着くと、りいなは恥ずかしそうに顔を上げた]
ごめ、ごめんなさい。 みっともないとこ、見せちゃって。
[鞄からハンカチを取り出して、顔を拭きながら、ばつが悪そうな顔をする。目が赤い。 最後にティッシュを取り出して、鼻をかんだ]
泣いたら、のど、渇いちゃった。
[恥ずかしそうにそんなことを言いながら、ミルクティーを飲んで]
そろそろ、行かないと。 あの、ありがとう、ございました。 聞いて、くれて。
[そう言って、ぺこりと頭を下げた**]
(57) 2013/10/07(Mon) 15時頃
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カトリーナは、赤い目を隠すようにうつむいて、廊下をてくてく歩いている。
2013/10/07(Mon) 17時頃
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―昨夜:宿泊施設―
[気づかれなかったら諦めよう。そう思ってノックしたドアは、開いた]
きゅ、急に、ごめんね。
[どうしても一人は嫌で、つい来てしまったけれど、「こんな時間」という言葉に、罪悪感がこみ上げてくる]
ちょ、ちょっと、嫌なことが、あって。 今日、一人で、寝たく、なくて。 来ちゃった。
[申し訳なさそうにおずおずと、レティの顔を見上げて]
無理に、とは言わないけど、 大丈夫だったら、今日、泊めてもらえないかなあ……?
(61) 2013/10/07(Mon) 18時頃
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あ、ありがと……!
[快く頷いてくれたレティに、ふにゃりと緩んだ笑みを向ける。 聞かずにいてくれることはありがたい。けれど、もし、あの犯人がまた同じことをするとしたら。 そう思えば、レティが何も知らないというのは、よくない気がして]
え、えと、ね。 靴下、強盗する人に、遭って。 レティちゃんも、十分、気をつけて、ね?
[お前が言うなという話ではあるが。 電気の話になると、こくこくと頷いた]
大丈夫。 レティちゃんの、寝やすいようにして?
[人の気配があるだけで、大分違う。 レティの気遣いに感謝の笑みを向けた]
(63) 2013/10/07(Mon) 18時半頃
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あ、うん、大丈夫。 ちょっと……怖かったけど、靴下盗られただけ、で。 転んじゃったけど。
[悩んだ末に、ナイフのことは言わずにおいた。もっと心配されてしまう気がする。 レティが布団を二枚敷いてくれると、その気遣いに感謝する。気配が近いのは、とてもとてもありがたい]
あ、ありがと……。
[お礼を言いながら、これ以上心配されないように、別の話題を探して。 そして、報告することがあったのを思い出した]
そ、そうだ。 え、えっとね。
[もそもそと布団に入って、上掛けで顔を隠しながら]
レティちゃんに……報告することが、あって。
(68) 2013/10/07(Mon) 18時半頃
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カトリーナは、アイリスは階段落ちしてたけど、怪我とか大丈夫だったかなあ…
2013/10/07(Mon) 18時半頃
/*
アタシか歌南さんですね。 狂人は双海クンだから3生存
鳥入は自分の中では条件満たしてないんだけど、昨日も候補入りしてたからありだと思うの。歌南さんどう?
/*
ぼくは自分の中でも条件満たしてると思うので、連行大丈夫ですよー。
ぼくが行きましょうか?
/*
虹は村の趣旨的に言えば残りますね。
鳥入ちゃんが条件満たしてないっていうなら
レティ行ってもらってもいいかな……?
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うっ。
[ずばり当てられて言葉に詰まる。上掛けを目より上まで引っ張りあげた。 どっちみち暗いのだから、お互いの顔は見えないのだけど]
う、うん。 ……その。好きって、言った、よ。 そ、そしたら、えと、その、 せ、先生も、好きって、言ってくれ、て。
[上掛けを頭のてっぺんまで引っ張りあげる。恥ずかしくてじたばたしたい]
そ、それで、ね。 私、諦めずにがんばれたのは、レティちゃんの、お陰、だから。 だから、お礼言いたくて。 あの、本当に、ありがとう。 先生も、レティちゃんに、お礼、言っておいて、って。
(72) 2013/10/07(Mon) 19時頃
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う、うん。い、言った、の。
[驚かれてしまった。思えば、自分でもよく言ったものだと思う。 数日前に、こんな未来を告げても、きっとりいなも信じない。 真っ赤な顔で、布団の中でこくこくと、レティに見えるわけもないのに頷いていたけれど]
……! れ、レティちゃん、大丈夫?
[なにやらレティの悶絶する気配に、心配そうに体を起こした。 どうやらレティは大丈夫そうで、自分のことのように喜んでくれる様子に、胸と顔が熱くなる]
え、えへへ。ありがとう。 ……うん? なあに?
[報告、という言葉に首をかしげて]
(81) 2013/10/07(Mon) 19時半頃
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[厨房に向かいながらのメール]
[to 橘高 虹]
[title 眼鏡は]
[前言った、泣きながら飲み明かすをやってみた
ら朝、腫れちゃってレンズ入んなくて。ショック
盲点だった(εДε;)
失恋パーティーは次の日が休みの時にやろうね]
[失恋したらもっとスッキリできるかと思ってたけど、そうでもない。
乾涸びて道路にヘバりついたガムみたいな恋だったから仕方ないのかもしれない]
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[うんうんとレティの話を相槌を打ちながら聞いて。 ああそういえば、図書館でお昼ご飯を食べることになった時、レティはいつもよりもまとう空気が柔らかで、可愛らしかった気がしたな、なんて思い出した]
え、れ、レティちゃんも? わ、わあ! おめでとう……! あのね、あのね、私、すごく嬉しい……!
[つたない言葉で、精一杯喜びを表現する。 暗い部屋の中、赤い顔できゃっきゃと二人はしゃいで、夜は更けていっただろう]
(94) 2013/10/07(Mon) 20時頃
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『To:鳥入ちゃん
From:橘高 虹
(;゚Д゚)!
それで眼鏡だったんだ。
でも失恋って?え、真白じゃないよね?
まぁあたしの失恋パーティーもさることながら
女子会の約束もあるからなー。
あたしが優先すべきは女子会かもね(♧◑ω◑)☞♡☜(◐ω◐♧)
気長に待っててー』
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―現在―
[てくてくと、向かっているのは昨日行きそびれた図書館。 図書館といえば武藤だが、否応もなく昨日の夜、レティと交わした会話を思い出してしまう。 顔を見たら、意味もなくにやにやしてしまいそうだ。 いや、今りいなは赤い目をしているわけで、顔を合わせたくはないのだけど]
……ふふっ。
[それでもなんだか笑いがこみ上げてきて、ぐす、とか鼻をすすりながら小さく笑ってしまう]
(99) 2013/10/07(Mon) 20時半頃
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[to 橘高 虹]
[title Re:]
[違ーう。 ま、それはおいおい?
染色体がXYだと女子会に呼んでくれないわけ、へーそう(-公- ;)チッ
冗談。楽しんで]
[to 橘高 虹]
[title のろいでもくらえ]
*'``・* 。
| `*。
,。∩ * 幸せにな〜れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚
『To:鳥入ちゃん
From:橘高 虹
女子はあくまでも女子ですからー?
女の子好きになるような人は呼べませんからー?』
[でもそれを言ったら自分もバイセクシャルだから
人のこと言えないな、と思いつつも
続けて届いたメールには、タイトルに、へ?と小首を傾いだ後
内容を見て、ふっと笑った。]
『ましろ(*´ω`)(´ω`*)とりいれ (・ω・´)あたし』
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―図書館―
[こそこそと、人目を忍ぶように図書館にたどり着く。 昨日不審者の被害に遭ったのはりいななのに、まるで不審人物みたいだ、なんて思う]
私、不審者なんかじゃ、ないですよ……。
[ぼそぼそとそんなことを言いながら、カウンターの妙さんの目も避けるように、本棚が並ぶ区画へ体を滑り込ませた]
(111) 2013/10/07(Mon) 21時頃
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うう、まだ赤い……。
[人気のない書架の間で、鏡を取り出して溜息一つ。 本も返したいのに、と鞄を見やって眉を下げた]
……いいや。 先に、次に借りる本、選ぼう。
[呟いて、本を物色し始める]
(128) 2013/10/07(Mon) 21時半頃
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ふやっ!?
[完全に油断しているところを声をかけられて、思わず肩が跳ねた]
おはっ、おはよう、ございます。
[礼儀を欠くようなことはできない。向き直って、ぺこぺこ頭を下げて、目が赤いことを思い出してはっとうつむく]
え、えと。 次、なに借りようかなって、物色中、です。
[顔をそらしながらぼそぼそ答えたけれど、少し前まで泣いていたことは多分バレバレだ]
(131) 2013/10/07(Mon) 22時頃
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い、いえ、そんな。
[とは言ったものの、驚いたのは事実である。でも極度に臆病な自分の性質のせいなので、謝られるようなことでもないと思う。 うつむいたまま、ゆるゆると曖昧に首を横に振る]
あ、本当、ですか。 じゃあ、それにします。
[示された方、確かによく読むシリーズの新刊を見つければ、ちょっと笑顔になって。 けれど、「も」? ほかに何の新刊が出たというのだろう。 司書室でのお誘いには、少し困った顔をする。あまり人と顔を合わせたくなくて、それは結構魅力的なお誘いではあったけれど]
……え、と。 レティちゃんに、悪い、です。
[誰もいないけれど、とても抑えた声で、ぽつり]
(140) 2013/10/07(Mon) 22時半頃
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[動揺する武藤に、うつむいたままこくこくと頷く]
別に、悩んでるわけじゃ、ないんです。 その、ちょっと、弱音吐くの、聞いてもらってたら、泣いちゃった、だけ、で。
[どうせばれてるし、と開き直って、泣いたことを認めた。 けれど顔は上げられない。泣いたことを見られるのと、泣いた後を見られるのは別の問題なのだ]
(153) 2013/10/07(Mon) 23時頃
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はい、 ありがとう、ございます。
[ぺこぺこと頭を下げて、武藤の気遣いに感謝する。 頭を撫でられると、少し驚いたように顔を上げて、けれどまたはっとうつむいた]
はい。 そうします……。
[と言いつつ、りいなは誘われなければきっと、司書室に入ろうとはしないだろうな、と思う。 こちらから入れてくださいなんて、そんな図々しいことは、言えない。 カウンターへ戻っていく武藤に頭を下げて、赤い目が治るまでは書架の間に潜むつもり]
(160) 2013/10/07(Mon) 23時頃
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まだ、赤い、よね……。
[改めて手鏡を取り出して確認し、溜息。 講義がなくてよかった、なんて思いながら、武藤に教えてもらった新刊を手にとって。 けれどこれは、ぱらぱら立ち読みしてしまうのはもったいないと、時間潰しになる他の本を物色する]
明るいお話が、いいな。
[切ない話も嫌いじゃない。けれど今は。 悪夢の種になりそうなものは、極力排除したい。 本の背表紙を指でなぞって、品定め]
(166) 2013/10/07(Mon) 23時半頃
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…………あ。
[気づけば、また立ったまま何気なく手に取った本を読みふけっていた。いけないいけないと本を閉じ、時間を確かめる。そろそろお昼時だ]
お昼ごはん、どうしよう、かな。
[手鏡で確かめると、なんとか見られる顔になっていた。それでも、よく見たら少し違和感があるかもしれないが。 午後からは講義がある。いつまでも図書館に引きこもっているわけにはいかない。 とりあえず、お昼ご飯どうしよう。そんなことを考えながら、立ち読みしていた本を書架に戻した**]
(180) 2013/10/08(Tue) 00時頃
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[返却と貸出の手続きをして、図書館を出る。錠とニアミスだったことは知らぬまま。 手続きをしてくれたのが武藤だったなら、少しばつの悪そうな顔でぺこりと頭を下げただろう。 購買でおにぎりと無糖の紅茶を買って、少し考えて講義室で食べることにする。 りいなは心理学と文学をとっている。次はフランス文学概論の講義だ。 まだ講義が始まるまでずいぶんと時間があるので、講義室は人気がない。それが、落ち着く。 いつもと同じ、隅っこの席に座ると、窓から外を眺めた]
(201) 2013/10/08(Tue) 12時半頃
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……あ。あれって。
[窓からは、中庭が見える。 中庭には、昨日、服と誇りを奪われたらしいイケメンの姿があった。 ちなみにりいなは、いまだに鳥入と共犯でなにか犯罪に手を染めたらしいと誤解している。 そして服を奪った犯人と靴下を奪った犯人は同一犯だと思い込んでいる]
服、奪われるって……大変、だよね……。
[靴下くらいでくじけてはいられない、という気もする。それでもまあ、怖いものは怖いのだが]
早く、犯人、捕まらない、かな。
[平然と本を読んでいるように見えるけど、きっとあの人も怖いよね、なんて、勝手に少し仲間意識を抱きながら、紅茶のペットボトルの蓋を開けた]
(202) 2013/10/08(Tue) 13時頃
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―講義室―
……と、いうか。
[じーっと、気づかれていないのをいいことに、中庭のイケメン(ただし犯罪者。かつ、昨日パン1だった)を眺めていたが、ふと、視線はその手元に落ちた]
あれ、何の本、なのかな……?
[りいなは本好きである。よって、他の人が読んでいる本もちょっと気になる。 ずいぶん熱心に読んでいるようだけれど、当然ながら、ここからはタイトルまでは確認できない。 わからないと余計気になるのが人間心理。 おにぎりを両手で持って、もそもそと食べながら、じー]
(208) 2013/10/08(Tue) 20時頃
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―― 回想・高校生の頃 ――
[自分は恵まれた家庭に育ったと思う。
両親は健在で兄弟もいる。
高校時代の反抗期も、まあ当たり前のこと。
だけれど両親が過保護な余り事態が少し困ったことになったのは、今では人には話さない昔の話。]
ひっぐ
[ぐい、と腕を引っ張られる。
痛い。痛いけど父親の力は強かった。]
ってってば!!やめてよ!!まじでうざい!!
[高校生の頃、ほんの一時期だけ、勉強がものすごく嫌になり、
高校の友人関係のトラブルも相俟って、
不登校になったことがある。]
[不登校は病気だというのは一理あるが
自分には当てはまらない。
もちろん場合によっては心の病気が原因しており
両親もネットでそんな情報を仕入れたからこそ
自分を心配したんだろうってことは、後から解った。]
やだ!!やだ!!
あたし病気なんかじゃない!!!
[朝に寝て夕方に起きて深夜にネットでアニメを見て、
そんな生活を繰り返していたある日、
昼間に親に起こされて、そのまま引きずられるように
精神的な病気を専門とした、病院に連れて行かれた。]
なんで!もうやだ!!
お父さんとお母さんなんか消えちゃえばいいのに!!
あたし頭おかしくない!!
[問診も受け付けず、医者の診断も拒否した。
それは病気だからじゃなくて、親に苛立っていたから。
ぷっつんとキレた頭は、もう真っ白になって
医者や看護師にまで当たり散らし、
結局そのまま、病棟に一夜だけ入院させられた。]
うっ……ぅわぁぁ……
[個室に放り込まれて、ひたすら泣きじゃくっていた。
何時間経ったかわからない。
病棟に出るのも嫌で、白いベッドに蹲って泣いていた。]
『橘高さん』
[看護師の声に、返事もしたくなかった。
泣きながら押し黙っていると、看護師は夕食の乗ったトレイを手に、部屋に入ってきて自分のベッドに歩み寄る。]
『ご飯、食べないと』
要らない。
[喉を通る気がしなかった。
それに病院食なんてくそまずい、という印象が強くて
ふるふると頭を横に振る。]
『そんなこと言わないで。騙されたと思って食べてみて』
……?
『うちの病院は、食事には力を入れてるの』
[看護師は優しく微笑んで、ベッドについたテーブルに食事を置くと、自分の頭を撫でてくれた。]
『お父さんとお母さんは、今頃心配で心配で堪らないの。
この病棟にいる患者さんのご家族は皆そう。
自分の子どもや親が病気だったら、怖くて堪らない。
でも、皆心配させまいと頑張って治療して、
元気になろうとしてる』
……あたしは病気なんかじゃない
『それなら、ご飯食べれるでしょう?』
……。
[誘導尋問みたいだ、なんて思いながらも
仕方なく箸を手にとった。]
『私は綺麗事は言いたくない。
本当は病気でこの病院に入りたくても、満床で入れなくて苦しい思いをしてる人が沢山いるのね。
あなたみたいな子には、早く笑顔になって欲しい』
[要するに出て行け、と言われているようで。
でも、この看護師は病気じゃないってわかっていた。
自分みたいなパターンを、いくつも見てきたんだろう]
……あれ
[煮物を口にして、驚いた。]
美味しい。
[病院食なのに、今まで食べたこともないくらい美味しくて。
なんでこんなに美味しいんだろう、と不思議に思いながら
黙々と食べた。
看護師はずっとそばにいてくれた。]
[翌日。
子どもの自分はその看護師にしか心を許せなかったけど
問診票も素直に書いたし、医者にも聞かれた事は全部答えた。
結果は、一時的な環境の変化によるもの。
病気とそうでない境界線は難しいから診断は下さない。
学校に行きたくなければ行かなくていい。
だけど三食ちゃんと食べて、できれば昼夜逆転を治すこと。
そうアドバイスされ、リズム障害の薬も貰った]
……ありがとうございました
[迎えに来た親の顔は見れなかった。
けれどあの看護師さんだけは直視できて、
彼女は最後まで優しく微笑んでいたから]
ありがとう。
[そう頭を下げて、それから二週間後、
久々に学校に行った自分に、待っていたのは
煮物の調理実習。]
『虹、なんで、そんな美味しく作れるの?』
[実習で作った料理を交換して食べた友人は、
感心した様子で、ぱくぱくと自分の作った煮物を食べてくれた]
美味しい煮物に出会ったからかなぁ。
[もうあの病院に行くことはないんだろうと思うと
少しだけ寂しい。
たった一晩しかいなかった自分を
あの看護師はそう長く覚えてもいないだろうと思うけど]
……あたしは、美味しい病院食を作る人になりたいなぁ。
[それが自分の将来の夢になり、
精神病やその心理を理解するために
大学で心理学もとった。]
…あの看護師さん
なんて名前だったのかなぁ。
[結局名札をしっかり見ないまま別れたから
名前を知らず、もう二度と会うこともないかもしれない。
けれど将来の夢、具体的に進路と言われれば
病院の食堂に行きたいと、
今なら迷わず答えることが、出来る*]
|
―講義室―
……終わっ、たあ……。
[午後から、二コマ講義を受けた。ちょっと肩が凝って、首をコキコキ。 疲れたら甘いものがほしくなる。鞄から取り出したキャンディを一つ口に入れた。今日はグレープ。 運よく(?)ノートを落とすことも、ペンケースの中身をぶちまけることもなく、講義室を後にする]
んん……今日は晩御飯、どうしよう、かなあ……。
[とりあえず、買出しに一人で行くのだけは、断固として却下だ。 というかもう、しばらく一人で外出とかしたくない]
(223) 2013/10/08(Tue) 22時頃
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―廊下―
[口の中でキャンディを転がし、グレープの香りを漂わせながら、てくてくと廊下を歩く]
……んん。
[目を一度ぎゅっと瞑って、あくびをかみ殺した。 講義で疲れたというのももちろんあるけれど、寝不足の影響も否めない。 昨夜はレティとしばらくきゃっきゃとはしゃいでしまったし、おやすみを言った後は、やっぱり少し眠るのが怖くて。いつもよりずいぶんと、眠りは浅かった。 少し目頭を押さえて、ぱちぱちと瞬いた視界の先に錠の姿を見つけて、りいなはふにゃっと笑みを浮かべた。 こちらの姿に気づいてもらえたなら、ぺこりと頭を下げる]
(228) 2013/10/08(Tue) 22時半頃
|
|
えと。先生、こんにちは。
[気づいてもらえたので、ちょこちょこと小走りで駆け寄って、改めて頭を下げる。 眠そう、と指摘されると、少しばつの悪そうな顔をした]
午後から、二コマ、講義が続いたの、で。 ちょっと、疲れちゃって。
[寝不足なことは誤魔化した]
(236) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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―お昼頃・講義室―
[気づかれないのをいいことに、イケメン(というより本)を凝視しながらおにぎりを齧っていた。 誰かに見咎められたなら、地味子がイケメンに熱い視線を送ってるー!なんてネタにされたかもしれないが、幸い講義室は他に人がいなかった。 何の本かなあ、なんて思いながら、ぼーっと眺めていたのだが]
……!?
[気づかれた。こっち見られた。なんか頭下げられた。 思わず持っていたおにぎりを投げ捨てそうになるくらい驚いた。 食べ物を粗末にしてはいけないので、かろうじて投げなかったけれど]
これはっ、あの、その、ちが……!
[聞こえるわけもないのだが、わたわたと言い訳にもなってない言い訳を口にして。 ぺこぺこと頭を下げて、それからはちらりとも中庭の方は見なかった]
(242) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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―現在・廊下―
わわ、ありがとうございます。
[びっくりした顔で、差し出されたクッキーを受け取る。 そのまま立ち食いというわけにもいかないので、鞄に一度しまいながら]
……えと、キャンディ、食べます?
[お返しできるようなものといったら、それくらいしかない。おずおずとりいなよりずいぶん高い身長を見上げた。 そうしたら、携帯を取り出した錠にじっと見下ろされて、目が合いそうになって真っ赤になると、慌てて鞄に顔を戻す]
は、はいっ、番号、番号ですね。 えと、LINEで、連絡はとれると、思いますけど……。
[と言っても、りいなだってほとんどLINEなんて使っていない。スマホに自分の電話番号を表示させて、錠に差し出しながら、ぼそりと落とされた呟きに、複雑な表情になった]
……私が卒業するまでは、そう見えた方が、都合がいいです。
[ぼそりとちょっと悔しそうにそう言い返す。ちなみにりいなの母は、錠より年下だったりする]
(248) 2013/10/08(Tue) 23時頃
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[キャンディ1個差し出して。受け取ってもらえるとはにかんだような笑みを浮かべた。 LINEの話には、苦笑して]
実は私も、よくわかりません。
[なんて、振っておいてとても頼りない返事]
先生の、子どもになりたいわけじゃ、ないです、し。 ……でも、もう直りました。
[少しいじけたように言いながらも、頭を撫でられれば機嫌が直ってしまうのだから、自分は本当に安上がりな人間だと思う]
(258) 2013/10/08(Tue) 23時半頃
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