95 File.2:Do you Love me?
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―書庫―
[確実に誰か、いる。 それが何人かはわからないけれど。
フィリップとパティを振り返って、黙って目配せをして 一歩、踏み込もうとしたところでいつもの電子音声>>#0と―]
(6) 2012/07/03(Tue) 10時半頃
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[自分だけに届く指示を受けても動揺はなかった。 一度フィリップを見て、]
……よかった。
[味方を傷つけることにならずに済んだから。 そうして、書庫の中へと踏み込もうと再び並ぶ本棚を見る。 その隙間から垣間見えた緋の色>>4:281に目を細めて、]
そこに、いるのかしら。
[隣人だろうかと小さく呟いて、一歩書庫の中へ。]
(7) 2012/07/03(Tue) 10時半頃
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[ みしっ ぎぎぎ… ばさばさっ ばたん!
目の前の本棚が軋む音がしたのは、どのタイミングだっただろう。 フィリップは、パティは。
傾いた棚から書籍が頭の上に落ちてきて、肩からかけた鞄を抱えて 庇うようにしながら横へと逃げる。]
ふたりとも、だいじょうぶですか!
[振り返って声をかけてから、 倒れた本棚のおかげで少しだけ開けた視界へ意識を向ける。
そこに人影が見えたなら、色のない表情を向けて唇を噛んだ。 死にたくなかったら、誰かを殺すしかない。
冷たく響く電子音声が、脳裏でリピートしていた。]
(8) 2012/07/03(Tue) 11時頃
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[開けた視界の向こうには、思ったより人がいた。 そもそも、誰と誰が組んでいるだろう、などという推察なんてしていない。
だって、誰と組んだって結局は―…。]
あぶない、フィリップ!
[彼目掛けて投げつけられる本。 声を上げ、足元の本を掴んで投げ返す。 小さな手で持てるだけの本を、いくつもいくつも。]
(10) 2012/07/03(Tue) 12時頃
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[投げつけた本はワンダの足を止める足しにはならなかったらしい。 体躯の違いを思えば止むをえないところだったけど。]
――……。
[ぐ、と唇を噛んで鞄へ手を入れる。 小さな硬い感触と、結局中身のわからない薬液とチューブ。 先端の針なら使えるだろうか。
…いや。そんな小さな針、なにかに穴を開ける程度にしか役に立たない。 今必要なのは、重さのあるものだ。 少しでも、誰でもいいから足を止める為に。
こちらを見ている緋の色に、なにかを振り切るように首を振って 薬液のパックを取り出した。
繋がっているチューブを外し、針で穴を一つだけ開けてオスカーへ… 首輪の告げたターゲットへ向かって投げた。 ちょっとばかりの衝撃では破れはしないだろうけれど。]
(19) 2012/07/03(Tue) 14時頃
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…!
[投げた物が叩き落とされて齎したものに驚いて身を竦ませた。 だいじょうぶ、と足を踏み出しかけて止まる。
ちがう。 …ちがう。
殺さなければ ころされ る。 あの、小さな生き物のように。
片手に薬液パックから外したチューブを持ったまま、 本棚が倒れた時に落とした、投げられた金属のブックスタンドを持ち上げて、 よろめいているオスカーへ投げる。
重たいので、投げられた時よりも遅いスピードでそれは飛んで行く。 投げ終えるとブックスタンドから2拍ほど置いてオスカーへ駆け寄った。]
(29) 2012/07/03(Tue) 15時頃
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[同じようにこちらへかけてくるかつての隣人の、 皮膚の溶けた顔にびくっとしたその一瞬、身体に強い衝撃が走った。]
っ、きゃ…っ!
[首を掴まれ、床に押し倒されて声を上げた。 首にかかる手を外そうと、オスカーの上体を押しのけるように力を入れ、 ワンピースが捲れるのも構わずに足をばたばたとさせてもがく。]
(33) 2012/07/03(Tue) 15時半頃
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くっ…
[歯を食いしばってどいてともがく。 耳に届く声に言葉を返す余裕はない。
利用されているかわいそうな子。 そう思われているのなら、自分はそれでも構わない。 そんなもの、些細な事に過ぎぬのだから。 だから、敢えて言葉を発さなかったのかも…しれない。]
……!
[ただでさえオスカーの愉悦の表情に嫌悪を示していた表情が、 彼女の皮膚が落ちて、触れた頬にはりつくのにさらに歪められる。]
(50) 2012/07/03(Tue) 16時頃
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よゆう、ぶってるんじゃ…ない、わよっ!
[フィリップへ視線を向けて煽る言葉を向けたオスカーの下、 身体を大きくよじって腕を押さえている膝を外し、 顎へ向かって拳を突き上げた。]
(51) 2012/07/03(Tue) 16時頃
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[もがいても、突き上げた拳が当たっても、オスカーの下から脱せられず、 嫌悪を浮かべて睨みあげるだけ。]
死ぬのは わたし じゃ ない。
[オスカーを見上げるも、手に握ったチューブでは振上げられた棒には対抗はできず、 鞄は自分の下敷きになっているので問題外だ。
できるとすれば、振り下ろされる棒から頭をかばう様に腕をかざすだけ。]
(54) 2012/07/03(Tue) 16時半頃
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いっ…くっ…っ……
[細いとはいえ鉄の棒。 振り下ろされるのを受け腕に赤く線がはしる。]
っ、はぁっ、はっ…げぇ、っ…ふ…
[殴る手が止まって息を大きく吸おうとして息が閊える。 あたりに残った気化した硫酸を吸い込んでいたからだが、 本人はなぜだかわからず、ただ呼吸が苦しいとだけ認識する。]
どい、て…よっ
[押さえつける力が弱まったのを感じて、力いっぱい押しのけるけれど 最初のときと比べたら弱い。]
(56) 2012/07/03(Tue) 17時半頃
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はあっ…はっ…っ…・・・
[オスカーの下から転がるように逃れて、荒い呼吸を繰り返す。 すぐに立ち上がるには足ががくがくと震えすぎている。]
(57) 2012/07/03(Tue) 17時半頃
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[息が痞えた様に咳き込みながら、床に手をついて上体を起こそうと。 反動を付ける為に振り上げた足に、銀が当たった。]
あっ!
[慌てて足を引いたけれど、銀は細い足首に絡まってかちゃりと鳴った。 それでも足を曲げてオスカーから遠ざかろうとする。]
(60) 2012/07/03(Tue) 17時半頃
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[逃げようとしたが足が引かれて、べしゃりと床に崩れた。]
はな、せ…っ…!くっ!
[そのまま引きずられ、もがいた右手が床に零れた薬液に触れる。 熱に似た痛みにびくんと身体を跳ねさせるだけで精一杯。 引きずられるのには抵抗できず、右手を押さえて呻くだけ。]
はなしてよっ…はなしてっ!
[顔半分の笑顔を睨みあげ、手錠に繋がれた足を蹴りあげる。 当たろうと当たるまいと関係ない。 ……膝が震えていてはそんなコントロールもできよう筈もない。]
(62) 2012/07/03(Tue) 18時半頃
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[右手を押さえる指の間から、皮膚が爛れてめくれていく。 ぐ、と歯を噛み締めて痛みを耐え、上体を起こして オスカーへ乗りかかろうとする。]
ころさなきゃ……おすかー……ころ、す。
[呼吸を荒げながら、うわごとのように呟く。 他に気を回せるほどの余裕はない。 ただ、こんどこそ指示に従わねば、と、オスカーの首へ手を伸ばす。
振り払われたなら爛れた皮膚が刺されるような痛みに呻き、 ゆっくりとまた首へ手を伸ばそうとする。
それはまるで、ギアの壊れたからくり人形の*ように。*]
(63) 2012/07/03(Tue) 18時半頃
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ころ、すの…
[暴れるオスカーを見下ろす瞳は焦点が僅かにずれていた。 生気も薄れ、ガラス玉のよう。 ゆるゆるとオスカーの首を絞める手に爪を立てられても、 締める力が僅かに緩みこそすれ、表情は揺らがない。]
なに、いってるの… おすかー、あなたじゃない…。
[喘ぐオスカーの声にかくん、と首を傾げてガラス玉を向ける。]
くるし、い? そうよね。くるしめてるのだもの。
[泪を浮かべるオスカーの顔をガラス玉はそのまま映すだけ。 爪を立てていた手が離れて、手を軽く叩くのにもまたかくんと首を傾げた。]
(84) 2012/07/03(Tue) 22時頃
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[爛れた皮膚が滑って、何度も首を絞めなおす。 首を傾げて投げた問いの答えは返ってこず、 かわりに、何かキラッとしたものが手に深く突きたてられた。]
…ぎぁっ……ううっ……
[それにはさすがに手を離し、腕を押さえて倒れこむ。]
あ、ああ…だめ…ころせ、なくなって…
[刃を引き抜いたなら、傷口から鮮血がどくどくと流れ出す。 それは既にあった血溜まりに新たな色を添え、混ざってゆく。]
(89) 2012/07/03(Tue) 22時頃
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わかって、る。 わたし、おすかー…ころ、す。
[だめだ、と聞こえた声にかくんとガラス玉を向け、かくんと頷いた。]
(90) 2012/07/03(Tue) 22時頃
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でも、ちから、はいらな。
[爛れた右手。 刺されたのはどちらだったか。 いずれにしても、片手だけでオスカーの息の根を止めるのは難しい。
それに。 流れる血を止める術がなければ―…。
ガラス玉が、くるりとあたりを見回し…最後にオスカーを見つめて止まった。]
(93) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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[フィリップの声>>92に、ガラス玉を一度瞬かせる。]
だめ、だよ。 だって、わたしに、聞こえたんだもの。
だから。
[鮮血でワンピースを染めて、落ちたメスに手を伸ばす。 体を丸めたオスカーをじろりと見据えて、]
ちゃんと、できるか…みて、て。
[かくん、と首を傾げてから、 床に落ち、鮮血にまみれたメスを握った。]
(95) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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…っ。
[握ったメスを、ちゃんと握ろうとして、痛みに顔を歪めた。 手から滑り落ちたメスが、再び床へと転がってゆく。]
その声、キライ。
[オスカーをガラス玉で捕らえて、吐き捨てる。
血で濡れた鞄に片手を入れて、キッチンから持ってきたアイスピックを握った。 こちらの方が柄が太いからまだ握ることができそうだ、と。]
(97) 2012/07/03(Tue) 22時半頃
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だって、きらいなものは、きらい。
[感情のない声で返してアイスピックを両手で握る。 体の重さをかければ刺せるだろうと思ったとき、 オスカーの方から飛び込んできて、ガラス玉をくるりとさせた。]
いそがなくて、も、いいのに。
[かくんと首をかしげ、飛び込むオスカーに向けてアイスピックを突き出した。]
(105) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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握ったアイスピックがオスカーの体にめり込むと同時、 足元を掬われて床に派手に倒れこんだ。
べちゃりと金の髪を自らの血に染め、ひとつ、ふたつ喘ぐように息をして。 打ち付けられた衝撃で、意識がふわりと遠のいてゆく。]
…ちゃ、んと、で……きた、か、な…。
[ガラス玉に、僅かに感情が戻る。 むせる様に咳き込めば、吸い込んでしまった硫酸が体の中を傷つけて、 けほ、と血を吐いた。]
(113) 2012/07/03(Tue) 23時頃
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