43 朱隠し
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…………。
[少し黙り込むと、先日に面を付けていた辺りの髪に手をやった。]
……そうですか。そうですよね… それをお慰めする為の、祭り…ですしね。
[こちらも、溜め息をついて。 そして声を弾ませる少年の方を見た。]
(55) 2011/02/16(Wed) 15時頃
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明之進は、ウトに話の続きを促した。
2011/02/16(Wed) 15時頃
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少なくとも……時は、癒してくれぬでしょうね。 自分が、誰かに心から必要とされるような存在になれれば……寂しくなくなるかもしれない。今は…そんな風に感じています。
[>>57 呟きに、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で返し。 連れて行ってもらう約束をして去って行く少年には黙って手を振り見送った。]
……。
[狐面の男が姿を消すのを見届ければ、綿菓子を買いに屋台の方へと*杖を向けた。*]
(63) 2011/02/16(Wed) 15時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/16(Wed) 15時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/16(Wed) 21時頃
[すり抜ける手が、寂しい]
――… 寂しい。
そうだ。
藤乃助は……
[あちらに帰った気配を思い出す。
男に、穴を埋める、と謂った、藤乃助]
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/16(Wed) 22時頃
帰ったら作ろうと思っていた藤色の鳥は、
もう 必要無くなったのだろうか。
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─ 祭り会場 ─
[綿飴を売っている屋台の前で、店の者と何やら話している。]
数は……幾つにしようか……ええと、三つで。 こう、袋か何かに入れて貰えると有り難いのですが。
[松葉杖をついて歩く以上、そのまま持ち運ぶのは困難だ。それに、しばらく野外に置く事になるだろうし、何かに入れて欲しいと要求する。 しかし適当な物が見当たらないのか、店主は少々困り顔だ。]
(85) 2011/02/16(Wed) 23時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/16(Wed) 23時頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/16(Wed) 23時半頃
―夢の中―
[――りん。りん]
[どこかで鈴の音がする]
[思い出す、と誓ったのだろう?]
[師匠に習った飴細工の腕はだいぶあがったし]
[家族の心配もしなくていいし]
[もう思い出してもいい頃だろう?]
……思い出す、て何を?
俺、何を忘れてるんや?
[友達を忘れるなんて、薄情だなあ]
[りん]
[鈴音はそんな声に聞こえる]
[本当は、覚えてる。思い出せないだけで、忘れてはいないんだ]
友達、かあ…そら思い出さな、あかんよなあ……
[………りん]
なあ、皆。
俺も"神隠し"を、したいんだ。
[同士にのみ聞こえる囁きが揺れる。
アヤカシらしからぬ男が発したその言葉に、驚くものも居るだろうか]
[一平太を連れて行きたいと、
時期はいつでも良いとも告げただろうけれど]
[その時は、きっと "すぐ"]
華月斎が其れを望むのであれば、
俺はお前の望みを叶えてやりたい。
じいたちが構わぬなら、力を貸すぞ**
[凛とした響きに、]
ありがとう、ウト。
[感謝する。
声音は、柔らかに微笑むのと、似ていた]
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 00時半頃
――そう、か。
[華月斎の言葉に、暫しの沈黙。
その後。]
好きにするがええ。
儂ぁ、止めん。
[ふ、と微笑むような声色は、
やはりどこか少しだけ淋しそうではあったやもしれぬけれど。
否とは謂わぬだろう。]
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[定吉の声に気付き、そちらを向く。]
あ…定吉さん。 …お願いしても宜しいですか?
[定吉にそう頼み。店主に代金を払う。]
助かります。約束したものの、運びにくくてどうしたものかと思っておりました。
(98) 2011/02/17(Thu) 00時半頃
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ああ、好きにさせて貰うよ。
ありがとう、慶三郎殿。
[微笑むようで淋しそうな声色に、やはり感謝の言葉を返した]
――… そう謂えば、飴は。
[頼んでいたものを思い出し、尋ねたのは聞こえたか]
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 00時半頃
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……確かに。くっつくのでしたねこれは……。 久々で忘れておりました。
[……確かに三つは運びにくすぎる。やっぱり二つでも良いですか、と店主に謝り二つにして貰う。 松葉杖を握り、供物台がある方へと杖を向け。]
有り難う御座います。では、供物台の方へ…。 先日の、鈴を付けた山の神。またお会いしたのですよ。 なんでも、綿飴が食べたいとかで……。
[そう言いながら、歩き出そうか。]
(101) 2011/02/17(Thu) 00時半頃
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いや、大丈夫です。 もう何人かいらっしゃるかもと思ったが故ですので…。
[綿飴屋の店主が、やれやれと言う顔をしていそうだが。ともかく。]
……再びお会いしてみると、怖くありませんでした。 なんだか、妙に無邪気な御方で……。
[少し笑みを浮かべ。]
其れに、こちらが「行きたい」と願わなければ、連れて行く気は無いようです。
[恐怖心が薄れたのは藤之助の件のせいもあったが、それは口に出さず。]
(106) 2011/02/17(Thu) 01時頃
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――ああ。
[結局、忘れていた。
己から言い出して、これである。]
いま、持って行く。
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……そうか。同じ山の神に…連れて行かれたのでしたっけ。
[真実は解らないから、それ以上は言及せず。 やがて、供物台まで辿り着いた。]
有り難うございます、定吉さん。 ここに置いておけば、食べて頂けますかね…。
[あのご先祖様も、綿飴食べるだろうか。などと考えたりしつつ。]
そうそう。この梅の枝…定吉さんですよね? お店の物も凄いですけれど、これも……見て、驚きました。綺麗ですね…。
[梅の枝の飴細工を見ながら、目を細めた。]
(108) 2011/02/17(Thu) 01時頃
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[――――否、忘れようとしていただけだったのか。]
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[無邪気な神様のくだりに頷く。]
そうだったのですか…。
…ふふ。褒められた時、なんだか妙なと言うか、不思議な気持ちになりませんでした? お供えした物について、神様からご感想を直接頂けるというのが……。
[そして、十二支の人形の話が出ると。]
あ…。俺が作った物が、それです。
[供物についての感想を述べたりしつつ、しばらく*話をしていただろう。*]
(114) 2011/02/17(Thu) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 01時半頃
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自信…。既に十分評判の飴屋さんだと思いますけれど…そうですね、神様に、となるとまた別ですよね。
[自信ついたとの言葉に、少し意外そうに。そして。]
ああ、いや、まあ……。 ……有り難うございます。
[照れて口ごもりつつ、礼を言った。]
暗くなって参りましたね……。そろそろ、家に戻ろうかと思います。 定吉さん、今日は有り難うございました。
[やがて、辺りの暗さに気付いてそう口にし。]
(117) 2011/02/17(Thu) 02時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 02時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 03時頃
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成る程。でっかいですね…。
[冗談かもしれないけれど、日本一の飴師というのは素敵だなと思い頷く。]
では、途中まで。 攫いに…来るんですかねえ……。
…ええ。そうですね。
[悪い人達ではなさそうだと。 アヤカシと知っている人物が違うのもあり、定吉とはまた少し違う感想を持ちつつ。社を後にする。]
(119) 2011/02/17(Thu) 03時頃
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[回り道をする必要があるため、途中で定吉と別れ。石段まで来てから立ち止まった。]
……ふう。
[今日は歩いてばかりだったので、少々疲れた。石段の上に腰を下ろす。]
日本一、か……。
[帯に挿していた赤い風車を手に取り、それが風に吹かれてからからと回るのをぼんやり眺める。]
(120) 2011/02/17(Thu) 03時頃
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知らん。
――ヒトの子のことなぞ、知らん。
[ヒトはヒトで居ればよいのだ。
アヤカシはアヤカシで居ればよいのだ。]
[交差など、せずとも。]
[そのままで居れば、よいのだ。]
[ああ。
――たとえ、触れたとて――――]
あいつ……本当に良い奴すぎる。
アヤカシの戯言を真に受けて、こんな……こんな。
[白い綿を口に含めば、ほんのりと甘い]
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/17(Thu) 03時半頃
あいつも喰らえば、こんな風に甘いのだろうか。
[もう一口、齧る。
口中に広がる上品な甘さはまるであの人の子のようで、
酷く、胸が、痛い]
嗚呼…。
あの白い肌も、その裡に秘めた寂しさも。
全て全て愛して喰らってしまえたなら――……。
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…………。
[足が「こう」なってから。 何でも、すぐに諦めるようになってしまったな。と。 回る風車を見つめながら、*思った。*]
(125) 2011/02/17(Thu) 03時半頃
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