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【人】 歌い手 コリーン[確かな花の香り。何も言わず、何も言えず。 (219) 2010/03/24(Wed) 20時頃 |
【人】 歌い手 コリーン[内心、ひとりごちる。] (220) 2010/03/24(Wed) 20時頃 |
【人】 歌い手 コリーン[というよりむしろ連れられて… (231) 2010/03/24(Wed) 22時半頃 |
ひさしぶり?
[首を傾いで、たぶんそうやって、
唇だけでうたうように謂ったのだった。]
先輩、お久しぶりです。
[懐かしむように]
お父さんは――、お元気ですか?
留学する際には、先輩とお父さんには、よく相談に乗ってもらって。
[唇だけで紡がれる、その言葉に。
ハグをしながら傍の二人に聞こえぬくらい、小さな声で囁く。
マルグリットの父親エドワードが”Lilium”によって死去しているとは知らぬまま。]
――せんぱい。
ふふ、学生時代に戻ったみたい。
[うれしそうに謂って。
父のことを聞かれれば目を伏せて]
…――、 …――
…、
…父はね、
もう、…いないの。病で――
[伏せた眼、すぐに顔を上げて、笑みをつくった。]
ごめんね、…今日はね、引越しの、うれしい日なのに。
先輩は、先輩ですから。
[くすり微笑むも、父親の事になると目を伏せ、暫く黙る彼女に]
―――…
[告げられた、病に倒れたとの言葉に女の目は驚きに揺れて。
言葉を直ぐに紡ぐ事ができなかったけれど。]
私こそ――…
先輩のお父さんの事、知らなくて――。
[謝罪するように言葉を紡ぐも、すぐにマルグリットが笑みを作った事に。
その場のグロリアとコリーンに告げる話題でも無いと思い。]
冥福をお祈りに、今度……先輩のお宅にお伺いしますから。
その時に――…。
[後日、彼女の家に伺う事を告げて、ハグする身体を離した。]
そうね。
うれしいわ、わたし、しあわせもの。
[かわいい後輩がいて、と笑む。
病に関しては、首を緩やかに横に振った]
いいの……気にしないで、ね。
[笑みのまま、頷いて]
ええ、…ありがとう。待ってるわ。
父も…きっと、よろこぶの。
[ちいさな、囁きで。]
【人】 歌い手 コリーン[ピアノに合わせて鼻歌を歌う。 (262) 2010/03/25(Thu) 02時半頃 |
【人】 歌い手 コリーン[ピアノを弾く手を止めて、何か聞こえた方を見る。 (267) 2010/03/25(Thu) 02時半頃 |
先輩――。
先輩が、このアパートを出て一旦、自宅へ戻る決断をしても。私は先輩の決断を信じて見送るつもりです。
私はグロリアとコリーンのいるこの場で事態の推移を見ようと思いますが。
何かあったら、携帯で連絡を下さい。
使い方が難しいようでしたら、短縮設定だけはしておきますから。
[マルグリットに、そう語り。
許されるようなら、簡単に自分の携帯にメールや電話が繋がるように設定をするだろう**]
Lilium…
[小さなつぶやき。
ヨーランダだけには届いたか。]
……うん。
ごめんね、 ありがとう。
[首を傾いで、申し訳なさそうな笑みを浮かべた。]
うん。連絡、するね。
短縮、っていうの、おねがいして、いいかしら。
やっぱりわたし、
機械ってにがて。
[ごめんね、ともう一度謂って
言葉に甘え、設定を頼んだ。]
件名:
内容:
あかるくなったら
公園にいるのよ
いまは、だいじょうぶ。
けがも、してないわ。
いえも、無事だった。
あなたは、あなたたちは、だいじょうぶ?
[――定時連絡のように、
彼女らは大丈夫だろうかと、
そんなメールを打って]
Lilium……?
[この騒乱の原因にあるのは確かだけど。
小さな呟きが洩れるのを不思議そうに見つめただろう]
――…、
病気の、 名前。
…――。
父もね
あれで しんだの
[小さなつぶやきは、彼女にだけ伝わるか。]
お父さんは――…
病気で、Liliumに罹って……
お亡くなりに……。
[小さな呟きが届く。
伝わる言葉に、マルグリットの父の職業を思い起こす。
留学する際、フランスの学会に彼女の父が良く行っていたので、お世話になったのだ。
あぁ―――…。
瞑目する。
彼女の父はその研究で倒れたのかも、知れないと悟った]
…うん。
……――、…話しはね
少し前に届いてた手紙で 読んだの
…でもね、わたし。
なにも、いえなかったわ。
皆に伝えても、…きっと、…
[口を噤む。
この惨状を見れば、どうなるかなんてわかっていた。
フランス。綺麗なところ。
花の都は花びらにうもれているだろうか]
…ごめんなさいね。
[何も謂えなかったと、ごめんなさい、と語る先輩に首を振った。]
先輩――…
[父を奇病で失い。その事実の重さを背負った彼女。
口を噤むマルグリットの心の辛さを思って。]
―――…。
フランスは今どのようになっているだろうか、パリ左岸にあるカルチェ・ラタン――学生達が行き交う街の景色。モンパルナスの古く落ち着きのあるカフェが思い起こされる。
かの街は今、どのようになっているだろう、か。
白い花に埋もれていると知らずに。]
約束の人と逢える事、祈ってます。
[搾り出すように、彼女に告げた。]
[
機械が苦手な彼女でもわかりやすいように。
ごめんね、と語る彼女に、大丈夫ですよと謂うように微笑んで。]
[
公園は無事らしいと]
『先輩が無事でよかったです。
公園の方は大丈夫なのです、ね。
私達は大丈夫です。
グロリアが、また外の様子を伺いに行きましたが。
私は彼女を信じているので。
また、何かあったら連絡します。』
[定時連絡のようなメールだけれども。
この連絡が通っている間は、二人とも無事と知れるのだから――**]
[短縮のおかげで、連絡は取れる。
内容を見ればほっとしたように。]
『うん。
さくら、きれいよ。
こんなときだけど、とてもきれい。
グロリアさんは、
きっと、だいじょうぶね。
あなたたち、支えあえてるみたいなのだもの。
家から、お菓子ももってきたから、届けるのよ。
うん。
コリーンさんにもよろしくつたえてね。
またピアノとうた、聞けたら嬉しいのだわ。』
[――そんなふうに、そんなふうに。
終わりに近づいていても、いつものように在れればと
出会いにも感謝しながら、願いながら文章を、打つ。]
【人】 歌い手 コリーン―回想・グロリアが発ってすぐ (419) 2010/03/25(Thu) 15時半頃 |
【人】 歌い手 コリーン[診療所は荒れているだろうか、いつものままだろうか。 (422) 2010/03/25(Thu) 15時半頃 |
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