225 【突発RP村】最初からクライマックス村4
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[ 終焉の為の第三幕 ]
(0) 2015/06/04(Thu) 01時頃
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[寂しいとは思わなかった。
後悔はなかった。
変わっていく関係性。
閉ざされた一幕。
そう、次の幕が上がったに
過ぎないのだから。]
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[二人の女が降り注ぐ雨にに包まれたのは一瞬の事。 しかしそれを引き金に、黒い茨は大きく膨れ上がり、歪な形を作り上げる。
そして次の瞬間、限界まで膨れた黒塊。それは激しい音を立てて、]
(2) 2015/06/04(Thu) 01時頃
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[ ――ドォォォォンッッ!!! ]
(3) 2015/06/04(Thu) 01時頃
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[音を立てて、はじけ飛ぶ。 その中にはメルヤもパピヨンも、人影は一つもありはしなかった。
…表現を変えよう。 確かに、人影は無かった。
『地上』には。
ぱちぱちと、拍手が落ちるのは遥か上空から。 だがそこに居るのは、先と同じ黒い女では無い。
その背に巨大なる青い蒼いつぎはぎの翅を広げ、未だ乾ききらぬその身と言うのに、悲しみに染まった空を支配して見せたのだ。]
[青の中に光るのは様々な色。しかし君たちは、その全てに見覚えがある。 食らったばかりの桜色≪メルヤ≫を見せつけて、黒い女は、笑んだ。
だがその半身は強い光>>1:174に焦がされて、しかし、不死>>1:126の、再生のちからは動いていない。]
(4) 2015/06/04(Thu) 01時半頃
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[ 〜 第三幕、開演 〜 *]
(5) 2015/06/04(Thu) 01時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 01時半頃
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まったく、 どうなる事かと思ったけれど――…
――やはり星読の力は恐ろしいわね。 とは言え、頂いてしまえば此方の物。
[遥か上の高みから見下ろす女は涼しい顔をして居るものの、そのダメージは想像より大きい。 超新星・桜花《スーパーノヴァ・フルール・ド・スリジェ》の威力はすさまじく、メルヤの能力を引きこみ瞬間的に羽化を行った物の防ぎきれはしなかった。 桜色の光はその身を焼き、持っていた筈の再生の力はその機能の殆ど停止させている。 ――内包した筈の星読の娘≪メルヤ≫が、反発しているのか。
竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》の使い手ニール 双翼の遺跡≪ツイン・ウィン・ラビリンス≫オスカー 聖星力《エトワリル》の星読一族 窟へ下る裂け目の管理者-クレパスキュール-
そして、切り取った>>148のは、下る裂け目の窟より遥か遥か奥深く。 クレパスキュールの管理する、更なる深みに沈んでいた筈の、 不可侵たる奈落の料理人≪インバイオラビリティー・アビス・オブ・クック≫]
(12) 2015/06/04(Thu) 03時半頃
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[肉欲の宴《カーニバル・フォン・ド・ボー》>>1:74の遂行には聖杯鍋《クッキンプレッシャー》>>1:111が必要不可欠。 だがそれを扱えるのは、ライセンスを持つ者だけ。
その白羽の矢が立ったのが、深淵にて眠り続ける不可侵たる奈落の料理人≪インバイオラビリティー・アビス・オブ・クック≫だったのだ。 彼に最も近い場所を管理するクレパスキュールが黒死の蝶《ラモール・パピヨン》に気付けた>>1:95のも、必然と言えよう。 ――もっとも、気づいてしまったが故に目を付けられたのは、同じように避けられぬ定めであったが。
だが、その全てを飲みこんだ黒死の蝶《ラモール・パピヨン》を、メルヤの超新星・桜花《スーパーノヴァ・フルール・ド・スリジェ》は瞬間的とはいえ凌駕して見せた。 焼け焦げた身体を長い黒いドレスで覆い隠して、今まさに女の体は、世界の切り取りを行う為に調整された舞台装置と共にある。
肉欲の宴《カーニバル・フォン・ド・ボー》を行うための、全ての準備は整った。 ライセンスの能力を秘めた、不可侵たる奈落の料理人≪インバイオラビリティー・アビス・オブ・クック≫の力 儀式を行う為の、聖杯鍋《クッキンプレッシャー》 そして、]
(13) 2015/06/04(Thu) 03時半頃
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何を遊んでいるの、シルク。 早くその、竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》をもぎ取るのよ。
[カーニバルの鍵>>1:76である、竜肉斬包丁《ドラゴンチョッパー》
心のうちに響くその声は酷く冷たく、 何処までも、道具に接するように。 流れ込む力はさらに強く。もし彼が歪んでしまったとしても留まる事を止めはしないだろう。
その女は、シルクに目を向けてすら居なかった。 流れていた、――美しい涙にさえも。]
[切り取るのは世界と、そこに住まう人々。 全ての肉体を焼き尽くし、重ね合わせるのは香り高い聖なる命の輝き。 その全てを聖杯鍋に沈めて、深いコク…もとい、濃厚な一つのエネルギーへと変える、伝説の儀式魔術。 人類は死ぬ。>>1:76
黒い茨に捕らえたエネルギーの比では無い。 その工程を経て目指すのは、いくら追い求めても捕まえられなかったたった一つの想いだけ。]
(14) 2015/06/04(Thu) 03時半頃
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[ただ一つ、誰かに愛してほしい――と。 もう二度と戻れない、昔の様な色を思い浮かべて。**]
(15) 2015/06/04(Thu) 03時半頃
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愛してるわ。
貴方が役に立つ内は。
[もう、昔のようには戻れない。
黒く歪んだこの身は天上から転げ落ち、今は全くの別物になってしまった。
悲観し、泣きじゃくったのは随分と昔の事。
今はその感情すら擦り減って、本当に求めて居た筈の物も忘れてしまった。
それでも、道の管理者たる彼の手に触れた瞬間確かに灯ったのは、遥か昔に忘れ去った感情の一欠けら。
知らぬうちに溶けだした悲しみは、今まさに最後の幕引きを行わんと。]
[――愛して]
[音の無い声は、かすんで、消えた。**]
パピヨンは、振り落ちる拍手>>4は、娘への称賛の為に。
2015/06/04(Thu) 03時半頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 04時頃
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 04時頃
[――青に触れる。青を見ていた。
求めるのは、愛を請うのは、いつだって青《アオ》の1色。]
[けれど、翅の青は何処までも高貴で何処までも誇り高く、何処までも]
……美しい。
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 22時頃
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――嬉しい。 まだ、その名前を覚えていてくれているなんて。
[歪に広げた翅から舞うのは、崩れ落ちる青の色彩。 ぼたりぼたりと、美しさの欠片もなく落ちる青はその質量を増して。膨れ上がる色彩は歪な影を作り上げる。 それは一瞬、かつてのメタリックブルーのように輝いて。しかしすぐにくすみ、かすみ、冷えた黒に姿を変えたか。
その名>>18はかつての、天上の青き蝶《ユリシス》 長い夢は悪夢でしかなく、メタリックブルーの翅は崩れ、奈落へと落ちた。
嬉しいとイスルギを見つめ、笑い、嗤う女の表情は冷たく歪なまま、ヒトらしい顔など作れそうにない。
早すぎる>>19第三幕の幕開けとイレギュラー≪メルヤ≫の登場に舞台装置は悲鳴を上げ、 しかし舞台は幕引き≪エンディング≫に向かって転がり続ける。]] ]
(33) 2015/06/04(Thu) 23時頃
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[地に堕ちた黒はその姿を組み替え始める。 それは徐々にヒト型を形成し、黒茨の兵士となって、竜斬肉包丁《ドラゴンチョッパー・オリジナル》>>24を奪わんとするだろう。]
(34) 2015/06/04(Thu) 23時頃
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[伝説のアフロの戦士ニール>>47を殺し魂を食らった時、これで竜斬肉包丁《ドラゴンチョッパー》も手に入る物だと、そう思い込んでいた。 しかし現実はそう甘くは無く、その獲物は今少年の元にある。
いくら手に入れようとしても触れることすらできなかった伝説の宝剣。 それを容易く抜いて見せた、戦士ニール。 そして彼の死んだ後、行方知らずとなっていた宝剣を呼び寄せ>>1:53、容易に使いこなして見せた少年。]
いったい、どういう事なの? まさか彼が、伝承に名高い――
(56) 2015/06/04(Thu) 23時半頃
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…いや、まさか、そんな筈は…!
[かぶりを振ってもその可能性は潰えず、しかし振るわれる竜斬肉包丁《ドラゴンチョッパー》こそがその証明とも言えよう。 焦りを見せた女は、少年に黒茨の騎士の大軍を向かわせる。しかしその殆どが彼の攻撃で潰れ、ひしゃげ、砕かれ、突き刺し、バラバラに>>52
女が執着していたのは、ヒトの能力。 見落としていたのは形の無い物。 魂や肉体こそ奪っても、それでも残るヒトの強い意志。>>50>>53 それは遺された人々に宿り、伝え、運命を宿命を、未来をも書き換える強き力。 形の無いそれではあるが、何よりも強く輝いて――
黒茨の騎士の大軍は、その形を維持できず崩れ落ちた。]
(57) 2015/06/04(Thu) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/04(Thu) 23時半頃
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ええ、楽しみだわ。イスルギ・ホンクールトゥ BGMは何がお好み? 情熱のタンゴかしら。
それとも、貴方の仲間の叫び声かしらね!
[男>>48に放ったのは青≪花弁≫だけ。黒茨の騎士に出力を取られた今はこの程度しか作り出す事が出来ない。 しかし小さな刃では男に傷一つ負わせる事は出来ず、次々と叩き落とされる。 さすがホンクールトゥと言うべきか、それとも己の出力不足か。はたまた、その両方か。 渦を巻く無数青はその全てを地に落とされ、じわり、青は地面にしみ込んで、消えた。
蛹≪第二幕≫の時間はあまりにも短く、翅を作りだした今でも舞台装置の構造の組み替え>>33は済んでいない。 定められた台本のどのページをめくってもこのような展開は無く、女は、今起こっている事が予想外の全てを集結した現実だと知る。 内側で暴れるメルヤの聖星力《エトワリル》と、焦げた身体に忌々しげに舌打ちを零した。]
(60) 2015/06/05(Fri) 00時頃
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貴女が悲しみ《レイニーブルー》を
忘れたとしても――…
貴女が愛《インビジブルブルー》を
忘れたとしても――…
[ただ、『誰か』に為りたかったのに。]
……僕は、貴女の目にどう映っているのでしょう。
ねぇ。どんな色、ですか?
[いつもいつも、空に問うていた。
空の彼方の――天上へ。]
……あぁ、
役に立たない僕《ディベースドトロフィー》は―――
[黒蝶の力を得し、亡博士の執念。
流れていくのは、赤。血の赤。
青は何処にもなかった。]
…… ぱ ぴよ
[唇が紡ぐには高貴過ぎる名。]
[青《アイ》を求め続けた想いが綴る。]
……どうか、僕《ナベ》を 使ってくださ い。
[せめて。せめて――…。
最期《ドウグノオワリ》まで、愛して欲しい から。
愛していると、青翅に誓うから。]
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/05(Fri) 02時頃
[愛してるわ]
[愛してほしいの]
[向かう言葉は同じように。
しかしどこか崩れたままで、辿り着く事は無かっただろう。]
[愛してるわ]
[貴方が役に立たなくとも]
[愛してほしいの]
[ずっと覚えて居るから]
[昔の自分なら、きっとそう言った。
眩しいくらいの貴方の色を見つめて。
ああ、貴方の色は、天の光に似て居た。]
[きっと――]
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[きっと――、]
[きっと私は知っていた。]
[帰結《カーテンコール》は女の望んだままに。イレギュラーだらけのこの舞台で、その計画だけはずっと進行していた。 イスルギが彼の真の名>>17を呼んだ時にはもう遅く、全ては、彼が呼ばれたのはこの為だけに。 全ては出会ったときからはじまっていたのだ。
女は全てを知っていた。 計画《レシピ》は、この手の内に。
砕けた刃片>>90を受け取ると、女はその笑みを、ようやっとシルクに向けただろう。]
(98) 2015/06/05(Fri) 03時半頃
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馬鹿な子。 どうなるかぐらい、分かってると思っていたのに。 ねえ?
[くるくると、その破片を弄びながら女は嗤う。 確かに一度は愚かな選択をした。だが、道具としてその役目を終えたのならば、何も言うまい。 今彼は真の聖杯鍋《クッキンプレッシャー》と化し、竜斬肉包丁《ドラゴンチョッパー・オリジナル》はこの手に。 破片であろうとも、その威力は十分すぎる事であろう。
伸びた黒い腕《ハッシュネススプーン》の指先に口づけると、]
(99) 2015/06/05(Fri) 03時半頃
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ご苦労様、シルク。
愛してるわ。
最後≪計画が終わる時≫まで。
[やはりそれは、道具たる彼に向けて。]
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[愛おしげに、竜斬肉包丁《ドラゴンチョッパー・オリジナル》の破片を撫でた。*]
(100) 2015/06/05(Fri) 03時半頃
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[女が記憶し、記録し、観測していたのは68番目まで。 それより上は未知数で、目覚めを迎えた『69』たる彼の真の能力は彼女の想像を優に超える物だったであろう。
しかし女には分かっている。 蝕む星の死病《モール・ガルガンチュア》は男の内部を浸食し、それは星読の娘≪メルヤ≫の比では無い事を。 死は近く、聖杯鍋も竜斬肉包丁の破片もこの手の中に。]
…面白い、手品ね。
[それでも冷や汗が伝うのは、何故なのか。
恐れる事は何も無い。 宴の材料は全て揃い、後は決められた手順を踏むだけだ。 今更アレが剣に姿を変えたとして、一体何が起こるというのだろう。
黒から溶け出す声>>84>>85には気付かない。気づけない。耳を傾けることなど忘れてしまったからだ。 忘れてしまったのはそれだけではなく、もっと大切な物も取りこぼしているのだが。]
(101) 2015/06/05(Fri) 05時頃
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[そんな悲しい事をせずとも、求める物はすでに手に入っていたなんて。]
フィナーレのピアノが、空っぽの女の舞台に静かに響く。]
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伝説なんて、ずいぶんと子供みたいな事を。 もう少し頭がいい子だと思っていたけれど…
ああそう言えば、文字も怪しかったかしら。
[そう誤魔化しを口に出せば、焦りぐらいは隠し通せただろうか。 表情はつばの広い帽子で覆い隠して、同じように掲げたのは竜斬肉包丁《ドラゴンチョッパー・オリジナル》 その小さな破片を核に作り上げるのは、悔しい事に目の前の男の真似事でしかない。 しかし混ぜ合わせるのは飲み込んだ複数の、囚われた魂達。]
(102) 2015/06/05(Fri) 05時頃
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[破片を黒で覆い尽くし、聞こえる筈の怨嗟の声は耳に届かずに。 茨で出来た刃の切っ先を少年に、向ける。]
いいわ、もう少し踊ってあげる。
その両足が千切れて無くなるまで、 無様なステップを踏み続けなさい!!
[まさかそんな筈はあるまい。 黒死の蝶《ラモール・パピヨン》と名乗り殺戮の限りを尽くした愚かな女は、今初めて、見放された筈の神に祈りを捧げた。
あの少年が、 万物の救済と解放を司り、何色にも染まらず、ただ掬い、救い続ける、
≪カラーレス・ミディアム≫ 無色の巫女 の可能性を秘めている筈が――…**]
(103) 2015/06/05(Fri) 05時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/05(Fri) 05時頃
[本当は私、ずっとあなたの事を知っていたのよ。
ねえ、シルク。
愛してるわ。
愛してたの。**]
……それで、充分です。今は。
[黒腕から嗄れた声が混ざる。]
肉欲《オニクタベタイ》の宴《カーニバル》は間も無く!
[最後はすぐ近くに。]
[天上を見詰めし管理者の、天の光に似た色は消えない。
眩しく在り続ける。
それはピアノを照らすスポットライトの色。
自由な空《スカイ》の色。
空《ゼロ》を埋める色。]
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/05(Fri) 22時頃
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[彼がいくら無色の巫女≪カラーレス・ミディアム≫の可能性を秘めて居たとしても、死んでしまえば元も子もない。 今少年は確かに負傷し、その意識ははるか遠くに。
真聖杯鍋《パーフェクトクッキンプレッシャー》はこの手に。 竜斬肉包丁《ドラゴンチョッパー》はこの手に。
そして今、舞台装置は完成を遂げた――!!]
さあ、始めましょう
(131) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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パーピィ・ヨンデル =キューピック・ドライ ≪青のユリシス≫
そして、
ラモール・パピヨン ≪黒死の蝶≫
宣言はこの二つの名とともに! さあ、
肉欲の宴をッッッ!!!! 《カーニバル・フォン・ド・ボー》
(132) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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[ ――カ ッ !!!!!!!!! ]
(134) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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[輝いたのは黒き茨の刃では無く、強く気高いその魂。 いや、魂では無い。全てを集結させ、繋がり合う想い達。
今ここに強く存在を指し示す、無色にして絶対の存在が目覚めた――]
(135) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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――嘘、でしょう? まさか、そんなこと、ある訳…!
[深紅の切っ先に向かい合うのは、爛れた黒の堕ちた刃。 女には過ぎた力だったのか、今にも弾けんばかりのその存在を、紙一重で押しとどめている。 真紅と違い、籠められているのは囚われの声。 女に声は聞こえない。聞き方を忘れてしまった。
しかし君達には届くだろう。全ての者達の、張り裂けんばかりの思いの丈が。]
(137) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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ええ踊りましょう。
そんなに言うなら、 全てを救って見せなさい。
その前に、全部壊してあげるから!
[>>129 光の粒を振り払うように、振り下ろされるのは巨大にして虚大な黒。 渦巻く青の突風に乗せて、いま、最後の幕が上がる。]
(138) 2015/06/05(Fri) 22時半頃
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[はためくのは黒く気高い、柔らかなドレス。 磨かれていた黒いパンプスは今は煤を浴びて、 ドレスと揃いの大きな帽子は、ひらり風に舞い上がると、その身を高く高く飛ばした。
棚引く黒髪は夜の空のように。 開かれた双眼は何処までも青く、しかし今は黒に呑まれ、]
(140) 2015/06/05(Fri) 23時頃
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[かつての色は見えなかったか。]
(141) 2015/06/05(Fri) 23時頃
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どうして―――
[ある筈のかつての青はなかった。
伝承が上書きされたせいかもしれない。
或いは、眼鏡が割れたせい《バタフライコウカ》なのかもしれない。]
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[振り下ろされた黒い刃に引き裂かれるのは空間と世界と。 それは深い亀裂となって、世界の中心をえぐり取る。 宴は始まった。 これから起こる惨劇の全てを救ってみせよと、女は嗤う。 その赤いルージュをゆがめて、無色の存在であろうとも、浸食し汚し、穢しつくしてやらんと。
救える物なら救って見せろ。全ての呪い≪黒≫と悲しみ≪青≫を。 そんなこと、出来やしない癖に。
響くBGMは目まぐるしく変化し、気品も何もありはしない。 それでもその場はただ只管に美しく、繋ぎ、縒り合される光の色。
終幕の為の緞帳は、紅蓮のマント>>144
打ちつけ合う衝撃に双方は削れ、削れた個所から浸食せんと黒は無数の腕を伸ばし続ける。 そのダメージは、赤にとってどれほどのものだっただろうか。]
(148) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[救える物なら救って見せろ。
黒死の蝶は死を運び、魂を刈り取り吸い上げ、翅を広げた黒い虫。 美しい蝶のふりをしてきたその翅は汚れ穢れ、今まで幾度となく伸ばされてきた救いを断ち切り、突き進んできた。 しかし今、そんな己に投げかけられる声>>144は酷く優しい。
こんな自分でも、救われるの? いつしか青い瞳は泣いていた。
しかし流す涙は無色では無い。黒の混じるその滴に、青い瞳はさらに輝きを失っていく。]
(150) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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[でもね、だめなのよ。]
私はもう、 取り返しのつかない所まで来てしまった。
今更後には引けないのよ…!!
[振り下ろされる黒は鋭く、冷たく。 赤を砕かんと、爛れた黒を振り下ろそう。 何度も、何度でも。]
(151) 2015/06/05(Fri) 23時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/05(Fri) 23時半頃
[『愛していた』と、
過去形にしたくはないから。]
寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/05(Fri) 23時半頃
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そんなの嘘!
直に世界は終わりはじめる。 その時が来ても、 まだ戯言を口にしてられるのかしら――!!!
[その身に満ちる呪いと悲しみを振りかざして、皮肉にも女は今まさにヒトらしさを取り戻していく。>>158
そして準備を終えた聖杯鍋に満ち行くのは掻き集めた黒と、抱え込んだ青。 …の筈だった。
『ただ誰かに、 愛してほしかっただけなのに』
流れた涙は今度こそ無色透明。 そしてポタリと、その滴が聖杯鍋に落ちた瞬間――
一人じゃないと、誰かの手が触れた気がした。>>149]
(166) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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っああああああああああああああッ!!! 黙りなさい!黙りなさい!!
誰の許しも要らない! わたしは! これを成し遂げる事こそが! 唯一の救いなのだと!!
[そうずっと、言い聞かせて。
呪いを受け止めるよう整備された聖杯鍋は悲鳴を上げる。 今やその火力を調整する女にも歪んだ空間は牙をむき、リミッターの外れた舞台装置は暴走≪吹きこぼれ≫を始めただろう。 黒い刃は鋭さを増して、崩れそうな計画≪レシピ≫の執行を早急に行わんと――]
(167) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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蹂躙せし黒の胡椒 ≪デバステイター・ノワール・オブ・ペッパー≫
[渦巻く呪いを全て放出させ、何本もの黒い刃を作り上げる。 そのサイズや鋭さは先のまま。 全ての切っ先をマリオの方に向けると、]
(168) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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受け止めてみなさい。 これが、わたしの全てよ。
[降りかかるのは重い鋼。その一つ一つが重く悲しく、 それはまるで悲しみの雨の様に、舞台を彩る。
雨音は終曲に相応しく、しかしやり直しを望む者>>160にとっては、これは終曲にはならなかっただろう。]
(169) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2015/06/06(Sat) 00時半頃
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[その黒は彼の笑い>>156に呼応するよう、冷たく、鋭く、降り注いで。 女は役者として、踊り続ける。 何時までも、何処までも、死の舞踏を。]
(170) 2015/06/06(Sat) 00時半頃
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[伸ばした手が触れたのはたった一瞬。
しかしその一瞬に振り向いた瞳は――、
いつかの、澄んだ青だっただろう。]
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