人狼議事


270 食人村忌譚

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視点:


[愛を失った夜、愛する者の肉を独占したくて堪らなくて。
女陰と乳房を望む女に掴みかかりたい気持ちが溢れてしまいそうだった。

男根を優しく包み込む女陰も、慈愛でもって掌を押し返してくれる乳房も。
己を見つめる目玉も、可愛らしい声を紡ぐ唇も、乱れる髪の一筋も。
感情が詰まっているだろう脳髄も、生きていた証の心臓も。
全部、全部全部全部全部全部全部余す事なく全てを己のモノにしてしまいたかった。
しかしそれは叶わぬ願いだった。
この村でそれを口に出せば罪人として裁かれるのは自分である。
それもいいだろうと考えはした。

考えはしたが、食われるのならば愛する者に食われたいと、そう願ってしまうから。
節の目立つ指や、弟を見つめる目、考える脳味噌、そして心臓を食べてくれたのなら弟の中で生きていける。

だけど、もっともっと、と求めるのだ。
汚物に塗れた腸や精を吐き出す陰茎に睾丸。
血液の一滴すらもその身に取り込んで欲しいと、そう願ってしまうから。]


[愛する者を独り占めしたかった。



     愛する者だけに私の死体を食べて欲しいから。]


[男は弔い肉を受け取ってもそっとその肉を処分する。
愛を失ったあの日から村人を食べる事が出来ないでいる。

きっと錠ならば美味しく食べられるだろう。
彼は男にとって何よりも大切な家族だから。

ゆりも食べてしまうだろう。
複雑な胸中はあれども、あれも娘だと分かっている。
嫉妬心に苦しんだりもするが、情がそこにないわけではないのだ。
あの肉を食らえば初めて娘の存在を認識して喜びを覚えるのかもしれない。
そこには確かに愛はあったのだと初めて知る事が出来るのかもしれない。

そうなればきっとまた独占欲が湧き出て誰にもその肉を与えたくないと思うのだろう。
只、そう思えども実行に移してしまう勇気はない。
臆病な男は思うだけで動かない。
仲間がいなければ動けない臆病者なのだ**]


[山菜煮と、米と。
人の肉より、余程美味い。
糞尿の臭いに塗れた腸
膏ばかりでぐにぐにと噛み応えの悪い皮
男たちの硬い肉
骨と皮ばかりの老人の其れも
弔いという名目がなければ、口になどしたくない。

母は居らず、父もわからず
近しいものの居ない自分には
人を食べたいという慾がない。

誰ぞが食べたい
何処を食べたい
聞くたびに、ススムの胸は苦しくなる。

この村の風習に染まり切れない自分を
責めるような其れ。
居たとしても、自分は縁者を食わぬだろう]


 僕は、僕は、  僕だけが

 僕だけが。きっと違うんだ。
 僕だけが。
 どうしたら、何時にも、 何処にも

 いられない。

 僕は、どうして――


[苦悩の声を聴いたものが居ようなど
その時のススムは、知る由もなかった**]


【人】 巫女 ゆり

―― 回想 / 姉と私 ――

[仲の良い姉妹だった。
私はいつも容の後をついて回る子供だった。
同じ母から生まれたのが不思議なくらい
私たちは似ていない姉妹だった]


 姉さんの髪は、とても綺麗ね。
 ミナカタさんと同じ色。>>0:147


[子供ながらに、姉の透き通るような焦茶色の髪が
羨ましくて羨ましくて]


 どうしたら姉さんみたいな髪になれるの?


[そう言って母を困らせたりした]

(9) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

[姉は私よりも早く「女」になった。
巫女の家系の女にとって
それは喜ばしいことだと聞いていた。
……だというのに]


 姉さん。


[姉は泣いていた。>>0:46
快楽ではなく、苦悶から。
隣室から聞こえる姉のすすり泣きの声が、苦痛の呻きが。
とても怖くて、怖くて。
私はずっと、姉の行為が終わるまで
自分の部屋で耳を塞いでいた]

(10) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

[あの子に巫女は無理だわ、と。
母は冷たく私に言った。乾いた声であった。
慈愛に満ちた母の昏い一面を、
私は初めて見たのであった。

母には幾人もの子がいたが、
手元に置いて育てたのは女児だけであった。

今ならわかる。
母は“子”ではなく、“後継者”を育てたかったのだ。
巫女になれない子に興味はなかったのだ、と]


 母さん、大丈夫よ。私が巫女になるわ。


[そう言わないと、家族が壊れてしまう気がした。
私が巫女になれば、きっとこの神社に
姉の居場所を作ってあげられると思った]

(11) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

[それは、思い上がりだった]

(12) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

[母を食らった日。私が巫女になった日。
そして父とまぐわい、「女」になった日。
あまりにも、たくさんのことがありすぎた。

石動の温もりの残る布団に体を預け、
心地よい疲労と共に眠りについた。

そして部屋に射し込む朝日と共に目覚めた私は、
神社に姉の姿がないことに気付いた]


 ……姉さん?


[神社中を探す。
姉の部屋はそのままで、履物だけがない]

(13) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり


 姉さん。ねえ、どこなの。


[胸が苦しくて。心臓が張り裂けそうで。
夢中になって、裸足のまま境内を探し回る]


 いや。私をひとりにしないで。


[母はいなくなった。
姉まで私を置いていなくなるのだろうか]


 姉さん、姉さん、姉さん――……


[姉は、帰ってこなかった。
巫女の孤独を、私はこのとき知ったのだ]

(14) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

【人】 巫女 ゆり

―― 現在 / 神社 ――

[姉の部屋は、ずっとあの日のまま。
いつ姉が神社に戻ってきてもいいように
掃除だけは欠かさず行っている。

写真立てに飾られた、白黒の写真。
幼き日の私と姉の姿が収められていた。
幸せそうな笑みを、浮かべていた]


 ……姉さん。
 この神社は、私ひとりには広すぎるよ。 


[また姉と一緒に暮らしたかった。
村の神は、私の願いを叶えてくれることはない**]

(15) 2017/11/23(Thu) 02時半頃

巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 02時半頃


    ー        −

[母親は『捨てた』つもりか『預けた』つもりか。
表向きは薬師の継承者になり得ると踏んで任せた子供。

しかし最初から、母親の罪を識っていた薬師は
罪人に己の種を撒き新たな罪を産ませていた]

 せんせい。何でミナカタって言うの? 
 名前はどうなるの?

[問うた記憶の中の返事はいつも同じ]


『ミナカタは“皆を騙る”からさ。
わしたちは村人の命を助けもするし、殺しもする。

膨れ上がって立ち行かぬようになれば村は滅びる。

必要なところを間引いてやるのもお役目だ』

[その意味を知るのはもう少し先。
夜中に訪れる患者はいつも女。
切々と涙で語る物語は似たり寄ったり、結末も。

鬼灯から作った堕胎の妙薬。
堕ちた子供は何処へ流されていったのか。

源蔵が成長せぬのはきっとああやって消えたからだろう]


『わしらは代々村人皆を騙って生きていく。
名前など必要ない。

村の闇の1つに生きるのに、自分など必要ない。

 不要だと思ったら間引くのも大事なお役目』

[酒を飲むと豹変する先代は嫌いだった。
そしてそれ以上に自分自身が嫌だった。

自分の為に生きることも出来ず、
村の為に名も棄てて、村の為に村の為だけに生きるなど。

不要になった者を間引いて良いと言われて。

最初に間引いたのは先代だった。

まるで抑え込まれていた蓋が一気に開いた解放感。
誰も知らぬ昂揚は誰かに教えずとも良いものか。
独り抱えたままで良いものか]



[──────そんな事すら判らぬほど。

 罪を犯す果実は計り知れぬほど甘いのだ**]


[親の記憶は無く
村人達との繋がりを、何処か壁一枚向こうのことと
他人事のように感じている
羨む心地は無くもない。

ススムなりに、毎日勉学に励むのは
自分にしか出来ぬ事を探し
雄として以外の役割以外を手にいれるため]


子を作って、役目を終えたら食肉になって
……人間と家畜は、何が違うんです?

[学び舎に通い始めた頃
精通を迎え、女を紹介された頃
其々に尋ねた事がある。
各々の返事はどうだったか
問うていい内容ではない事を、2人目で理解して
それ以降は誰にも口にしてはいない]


[彼の望む家族像には程遠い。
向上心は方向性を違えていて
日に日に、村へ対する疑問ばかりが増えていく。

自分は、此処にいるべきでは無いのかもしれない
永遠に誰とも分かり合える気がしない

自分だけが人を美味いと思えない
自分だけが人に喰われたいと思えない
自分だけ

いつか、気付かれてしまったら
そんな恐怖を抱えたまま
今日も何食わぬ顔で、村人の真似事をする。

解決の糸口を、探しながら**]


[人間と家畜はどう違うのか、と問われた事がある。
色々と考えが巡る。
違いは感情を持っている事だろうか、と考えて違うと否定した。
家畜とて屠殺されるとなれば泣く事もある。
ただただ無為に殺されているわけではない。
彼らとて感情はあるのだ。

子を作り、役目を終えたら食肉となって。
どこも違う処などあるまい。

敢えて言うのならば。]


[家畜は同族食いなどするまい。]


[ただ、そこだけの違いだ。
それを口に出す事はなかったけども。
この村でそれを口にするような人物の末路はどうなるのか考えるまでもない。
弟を一人残すわけにはいかないのだ。]

 ……死んだ人を食べるという事はとても神聖な行為ですから。
 それを疑問に思ってはいけませんし、疑問が胸に溢れても口に出してはいけませんよ。
 それが貴方の為です。
 私はまだ貴方を食べたくはありません。

[だからこの時はそう答えたのだった*]


[この村の男も女も古くからの命の巡りに
何の疑問も持たなかった。
その疑問に持たぬ者の中に、
俺も確かに含まれていて、間引きに仄暗い愉悦を
独り抱えていた頃の事。

疑問を持つ者がいた]

 へぇ……。

[どうしてそんな事を聞く?とは尋ね返さず、
返した俺の表情は普段とはまるきり違う狂気の一端を
唇に浮かべたまま、ニヤと笑う]


 何が違う? そんな事考えるか考えないかだ。


 家畜も村の人間も同じだ。
 いや、群れを作る動物とこの村の人間は同じ。

 群れを守る為の統一の行動に疑問なんて持ちはしない。

 だからお前は今、家畜から人間に成った。
 おめでとう。

 だが気を付けろよ。
 群れは群れを乱す特別な考えを嫌う。
 気付かれたら群れを守る為に排除される。

 群れの中で自分を殺して従い続けるか、
 群れを嫌って行動するかは好きなように。

 あ゛?
 何でそんな事話すのかって?


 気付いて俺に話したんじゃないのか?


[くく、と喉震わせて彼を見つめた瞳に宿るのは
殺意でも憎悪でも脅す様な圧迫感を
感じさせるものではない。
どろりと、どの常識とも違う異質さを蕩かした色。

それでも人差し指を立て、シーっと秘密と示すこと位は
忘れない理性よりも戯れ。

その後、彼から問われることは無かった。

そして村から糾弾されることも無かったから。

俺がこの群を乱す可能性のある
異質な特別を間引くことはしていない]


[それをしない理由の1つに
彼の疑問に思うところがあったから。

別段この村で暮らし、薬師として生き、死んで
誰かの腹に収まるのも良いだろうと思っていた。

だがこの村を、家畜、動物の群れと称して気が付いた。

死んで誰かに食われれば、またこの村に生まれてくる。

人間の皮を被った家畜の群れに]


[ぞぅとした。
嗚呼、本当にぞぅとした。

俺は特別だと理解して、間引く歓喜に震えても。
所詮この群れから逃れられない。

そんな気味の悪いものあってたまるものか。

俺は家畜を間引きたいのではない。

人間を殺したい。
人間を殺して食ってみたい。

その為に……死んでも連れ戻されるこの村なんて。
                  ……要らない]



[不要なものを間引くのが俺の役目。
俺にとって不要なものは……。

この想いは未だ誰も知らぬまま。
淀んだ血と臓物の中に埋まったままだ**]


[彼らの答えを聞いてから
村の人間はススムの中で家畜と同列になった。


先生の教えには、素直に頷き
ミナカタには、同じように人差し指をたてた]


[自分だけが人であるのだ。
其れを知られてはいけない
群れを嫌った所で
生活できるだけの力がないうちは
家畜の中に紛れて暮らすしかない
だから
教わった通りに、身を潜めている。

気取られては、群れに排除される。
実際注意勧告はされてしまった。

未だ、自分は 生かされている。
けれど、今年でもう18になった。
家畜を捌く方法も教わった
生活に必要な知恵も備わった
後は実践が伴えば、群れは



不要になる*]


 後は滴る温い血があれば……。

[飢餓を訴えるのは喉か心か]


 本当に。
 
 この村は……いや、群れは終わりだな。

[随分と不要な者が目立つようになった。
それが素直な感想。

ぽつりと漏らした感想は。

疑う事も聞こうともしない群れには聞こえない*]


巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/23(Thu) 22時頃


[風が攫ってきたのだろうか。
誰ぞの呟きが聞こえた気がして、見渡した]

 ……?

[群れの終わりを告げる不穏な声。
神通力が使えるわけでもない、ススムは
空耳だろうかと僅かに首を傾ぐ。

ミナカタに出会ったなら、声の元もわかるもの
学び舎に向かうまでに
彼に出会い、言の葉かわす事はあったかどうか*]


【人】 巫女 ゆり

―― 神社にて ――


 ……志乃。志乃じゃない!


[>>90するりと箒が私の手から滑り落ちた。
集めた枯葉の山が、その衝撃で四散する]


 ああ、よかった。
 ここに来られるくらいに具合が良くなったのね。
 本当に心配していたのよ。


[思わず駆け寄り、彼女のたなごころを優しく包む。
かつて若い年頃の娘らしく滑らかだった彼女の手肌は、
火傷の跡が未だ生々しく、痛ましさにそっと目を伏せた]

(96) 2017/11/23(Thu) 23時頃

【人】 巫女 ゆり



 さあさ、上がっていって。


[久方ぶりの友人の来訪に、私の声音は弾む]


 ご飯はもう済ませているかしら。
 今朝は多く作りすぎてしまったの。
 もしもよかったら一緒に。


[神社の中に招き入れ、応接間へと通そう。
途中、姉の部屋の前を通った。
主のいないがらんとしたその部屋は、
ひどく寒々としていた*]

(97) 2017/11/23(Thu) 23時頃

[視界の端に捉えたの薬師の男
先ほど聞こえた声は彼の声によく似ていた。]

 誰かに殺されるくらいなら、いっそ私の手で。

[殺してその肉を食らってしまいたい。
何度そう思った事か。
寝ている弟の首に手を掛けた事もある。
しかし男に弟を殺すなんて事が出来るはずもない。

甘え、縋り、頼られる事に安堵を覚えているのだ。
弟には自分しかいない、そんな幻想に囚われているのだ。

死んで置いて行った愛した女とは違う。
誰でも受け入れ誰をも愛したあの女とは違う。

只、一途にこちらを見ている弟に依存しているのは己の方。]


[離れようと向けた背に、風に乗って声が届く。
あの真面目一辺倒で弟の錠を大事にしている男の、
いや、大事にし過ぎているからだろう。
その声は心からのものだろう。

猫ではないが、思わず喉が楽し気に鳴った]

 群れの中でどれだけ庇っても。
 庇いきれない時だってある。

 大っぴらに手に掛けることが赦されるのは。

[儀式と罪人を裁く時。

もっとも、錠が裁かれるような罪を犯すとは思えないが。
漏らした呟きが風に乗るかどうかは知ったことではない。
彼が耳を塞ぐかどうするかも。

ただ人間になるか、家畜になるか。
何処を目指すか見定めるだけ*]


 嗚呼、それとも。

[お前が咎人にでもなって彼に喰われるか?
なんていつにもなく狂気が顔を出すのはどうしてか。

ミナカタを継ぎたいと草の束を持って帰った娘のせいか。
もうこの村に、ミナカタは不要だと告げたら。
どんな顔を見せるだろう、なんて。

愉快な事を考えたからだろうか*]


【人】 巫女 ゆり

―― 回想 / 姉と、進と、 ――

[いつも姉の後ろをついて回っていた私は、
誰からも妹扱いされていた。

明朗な姉の容。引っ込み思案の妹の私。
あの頃。私たちは、ふたりでひとつだった。

昔は姉に連れられ、よく進の家を訪ねたものだ。

ふたりで作った握り飯。>>28
姉の作ったものは、整った形。
私の作ったものは、崩れそうなほどに歪で。
握り飯を見れば、すぐに誰が作ったものか判別はついた]

(117) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

【人】 巫女 ゆり



 進くん、ごめんね。
 いつか姉さんみたいに
 美味しそうに作れるようになるから。


[それでも進は、喜んで受け取ってくれたように思う。
いつも妹扱いされる私が、進の前では“ゆり姉”になれる。
進と接するとき、私はすこし大人になれた気がしたものだ]

(118) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

【人】 巫女 ゆり




[本当に私が「大人の女」になったとき、
 私と進の関係が壊れるとは思っていなかった]


 

(119) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

【人】 巫女 ゆり

[巫女が代替わりしてしばらくの間は、
どれ新しい巫女の具合を確かめてやろうと
村の衆たちが入れ代わり立ち代わり神社に出入りした。
その中に、進の姿はなかった。

代替わりに関わる様々な神事をこなし
夜な夜な神社を訪れる男たちの汚れを祓う。
多忙な日々に忙殺されて――……
いや、なくした家族たちから目を背けていた私は
進の家から足が遠ざかっていた。

あそこは、姉と共に訪れる場所であった]

(120) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

【人】 巫女 ゆり


 ……進くん。
 あなたは神社にお清めにいらっしゃらないの?


[巫女になってから一度、
そう彼に尋ねたことはあっただろう。

自分を抱く気はないのかと。
巫女として不足があるのかと。

進が村人たちから“種馬”として
重宝がられているのは知っている。>>28>>64

決して、彼がその手の行為を忌避しているわけではない。
というのに、神社に彼が訪れることはない。

……進に、避けられている。
どこかで歯車が狂ってしまったのだろう。
巫女になる前と、後。同じ関係ではいられない]

(121) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

【人】 巫女 ゆり




[それは私と姉も同じだ。
 あの頃。私たちは、ふたりでひとつだった。
 歯車はすでに狂ってしまった。

 また、私たちがひとつになるためには、きっと――……]


 

(122) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

【人】 巫女 ゆり

[食い、食われるしかないのだろう*]

(123) 2017/11/23(Thu) 23時半頃

ゆりは、イルマに話の続きを促した。

2017/11/23(Thu) 23時半頃


 私が咎人として死ぬのならば、この肉は錠にだけ食べてほしい。
 他の誰の口にも入れさせたくはないのだよ。

[だから素直に咎人として裁かれ殺されるわけにはいかない。]

 願わくばお互いを食いながら死ねたら、それが一番幸せだろう。
 そのような事が可能ならば、だけどね。

[お互いの目玉を食べて、唇を食い千切り、腹を裂いて。
どれくらい生きていられるのだろう。
ゆっくりと味わいながら弟を体内に取り込みながら、弟に食べられて彼と一つになっていく。
それは甘美で素晴らしい考え。

嗚呼、それが叶うのならばなんでもするのに。]


【人】 巫女 ゆり

―― 神社 / 応接間>>130 ――


 悪くなんかないわ。
 食材は余すところなく食さなければ可哀そう。
 ……そうでしょう?


[朝ごはんの食材が何であるかは敢えて告げなかった。
有無を言わさず、卓袱台に朝ごはんを並べる]


 たくさん食べなければ
 良くなるものも、治りが遅くなるわ。

 心配で心配で。
 ミナカタさんから、志乃のことはよく聞いていたのよ。


[巫女としての仮面を外して、友人として言う*]

(137) 2017/11/24(Fri) 00時頃

[切実な願いはこの村ではそれこそ歪な願い
椅子を押して、一緒に崖から身でも投げたら?
なんて提案したら、弟の事となると目の色を変える
この男はどんな表情をするだろう]

 そんな事、ぺらぺらと垂れ流してたら
 食う前に殺されるぞ?

[目の前の源蔵に聞こえている様子はなさそうだが、
ついぞポロリと零しそうで呆れた視線を向けてしまった]


 それなら、特効薬を見つけたとでも言って
 自分の目を抉って食わせてやれば?

 生きた肝臓も薬になるって言うしなぁ。

[食って食われて。
閉ざされた二人だけの世界を望む姿。
彼も人間でも家畜でもない、異質な者。

不要かどうか、分類は今は避け。
何処へ向かうか足踏みしたままの男を
見つめる視線は見世物小屋を覗くに近い*]


 恋の病も患い過ぎると命を落とすと言うからな。

[その果てに肉も口にしてくれなかったら
どうするつもりかとも思うたが。

楽しそうだから放っておく*]


巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 00時半頃


 恋は手の付けられない病か。

[源蔵の呟き無くとも、我ながら
良い表現だと自己満足。

しかし恋と言うなら仔を成せぬとはなんと不毛な。
それこそ群れには不要なもの。

目を細め、相手が年上でも気にせずに威嚇する]

 男女の仲で互いしか、と望むなら兎も角。
 この村にいる限り、群れを乱す真似、
 叶うと思わない事だ。

[間引く者の存在を子は知らぬだろうが。
いや、躾のために名を変え形は変えて
表にも伝わってはいるだろう。

しかしその間引く者が目の前にいるとは気付くか否か。
気付いてどうするものか、全ては彼任せ*]


[ほんの少し。
ほんの少しだけ。

揺れる時がある。

この一時。

本当に不要なのだろうかと。

だが風が吹けばそれに乗って飛んでしまうほどの軽さ。

この村は不要な家畜が生まれる不要な村、だと]

 ああ、本当にこの村はもう無くなった方がいい。

[呟きも風に紛れて何処かへと**]


 ――無くなった方が良い……?

[学び舎へと向かう道すがら、先程と同じ声を聴いた。
風が運んだ其れを辿り視線を向ければ大人たちの姿
その中にミナカタを見つけ、記憶に残っている仕草
人差し指を口元へ立てて見せる。

群れを乱すような話を、しても良いのかと
問いかけるような眼差し一つ置いて*]


[学校へ向かうまでの道のりに
彼からの返事は聞けたろうか。

学び舎へたどり着いたススムを待っていたのは
教え子のいない教室だった。
この分では、石動と二人で授業をこなす事になるんだろう]

 ……先生、質問があるのですが。

[今日の授業が終わる頃
独りしか居らぬ生徒が律儀に手を上げ、問いを発する]


 もし、この村が無くなったら
 先生は、どうしますか?

[唐突ともいえる問いかけだったかもしれない。

この村が無くなったら

朝聞いた狂ったような囁き声が、
どうしても頭から離れない。

自分だけが家畜に混じる人として生きていかねばならない
そうではなく
食べもしない家畜なら、いっそ全部処分してしまったら
群れに怯える必要も、なくなるのではないかと**]


[これでも憐れむ心は持っている。

憐れむからこそ、この村自体不要なのだと得心する。

この村に戻ってくるからこんな事が起きるのだ]

 この村は、もう要らない。

 そうは思わないか?

[人差し指を立てた眼差し
唇だけを動かして。

問う目は細く、狂気を隠さず。
さて彼に届いたか**]


[唇を読む事が上手く出来たかはわからない。
むらは、いらない――か?
彼への返事は瞬き一つ。
きょとん、と
かんがえたこともなかった、という風。

けれどその直後
その先を考え実行に移す事が出来るだけの術が過ぎる。
ミナカタの薬の知識があれば
己が教わった技術で少しずつ間引いて――
ススムは思わず足を止め、彼にもの言いたげな眼差しを向けた。

如何すれば良い?
そう問いたげに。

音は無く。
会釈一つでその場を去るが]


[植え付けられた新たな知識が頭の中を埋めていて
授業が終わったその後に
石動へと思わず問うてしまったのだった。

彼になら、話しても大丈夫
確信が何処かにあった
異端な思考を他者へ漏らさずにいてくれた相手であり
己に知識を授けた相手
弟という家畜を大事に飼って居る
ミナカタから教わった基準で言うなれば
彼もまた群れに紛れた人間に違いない

それに、うまくゆけば
彼にも協力が得られたら等と打算をひとつ。
昨日彼の兄弟の結びつきは見聞きして学んでいる
其処から交渉の余地があるかもしれない**]


[物問う視線はやはり彼が人間の証。
だが此処で長々と話すものでもないし、考える力も充分養われているはず]

お ん な。

[解を求めるような眼差しに、人差し指は唇から去って行った娘の音がする方へ。

女を間引けば仔は産まれぬ。
解まで辿り着けたら。

褒めてやろうか、それとも手を取ろうか。
距離を縮めず愉しげに目だけが細くなる**]


【人】 巫女 ゆり

―― 神社 / 朝食の席にて>>156 ――

[命をいただく。骨の髄まで。

薄らと湯気を立てるご飯と、頬肉の味噌汁。
先月亡くなり、塩漬けにしていた氏子の肉だ。

志乃とも親交のあった壮年の男ではあったが、
私がそれを彼女に告げることはない。

何度も“お清め”で私の胎に精を吐き出した男が、
今は私の腹に収まろうとしている。
これほどめでたいことがあるだろうか]


 何か変わったこと、ね。
 私は相変わらずよ。


[私は困ったように笑うことしかできない]

(185) 2017/11/24(Fri) 19時半頃

【人】 巫女 ゆり

[姉さんは帰ってこない。
男女を問わず村人たちと日々交わり、
その心と体を慰める毎日。
取り立て話すようなことはない。

沈黙が気まずくなった私は、
矛先を志乃に変えることにしたのだった]


 ……で。
 志乃はミナカタさんの子はもう孕んだの?


[ミナカタのところに
志乃が度々出入りしているのは聞いていた。
“そういう間柄”と邪推する気持ちが半分、
旧友をからかう気持ちが半分**]

(186) 2017/11/24(Fri) 19時半頃

【人】 巫女 ゆり

[>>194咳き込む志乃の反応があまりにも可愛らしくて
私は思わず食事の手を止めて、微笑むのだった]


 あらあら。
 志乃はまだお子さまなのですね。


[旧友をおちょくる姿は、
尊敬を集める巫女の欠片もない。
おかわりはいりますか、と志乃の膳を受け取る。
誰かと食事を共にするのは久しぶりだ。
だから私は、胸の内に過った疑問に蓋をする]

(196) 2017/11/24(Fri) 21時頃

【人】 巫女 ゆり

[志乃の答えを聞いて、安堵したのはなぜだろう]

(197) 2017/11/24(Fri) 21時頃

【人】 巫女 ゆり

[考えてはいけない。私は巫女なのだから]


 どんなことを、考えている。ね。


[首を振って志乃との会話に集中する。
思い出すのは、先日のミナカタとのまぐわいであった。
そっと胎をひと撫でする。
子種を注がれる熱い感覚が、鮮やかによみがえる]


 誰かに必要とされて嬉しい、かな。
 村人のみんなが、私の“お清め”を望んで
 夜な夜な神社を訪れるの。

 私がこの身をささげることで、
 誰かの悦びにつながる。

 それに勝る幸せはないわ。

(198) 2017/11/24(Fri) 21時頃

【人】 巫女 ゆり

[巫女としての模範解答を述べてから、少し間をおいて]

 
 巫女としての勤めもあるけれど、
 私は誰かと“ひとつになる”瞬間がとても幸せなの。
 自分はひとりじゃない、と感じられる。
 

[そうして志乃の言葉に、少し口を尖らせて>>195]


 あらあら、子孫繁栄を司る巫女からすれば
 聞き捨てならない台詞ですね。


[冗談めかして言ってから、頬を緩めた]

(199) 2017/11/24(Fri) 21時頃

【人】 巫女 ゆり



 例えば……そうね。
 志乃に分かりやすく言うと。

 自分を求めてくれる男性に抱かれて
 子を為すことができたら、女として幸せでしょう?

 きっとそういう単純な話よ、これは。


[孕み子を産む自分を想像する。
昨日のミナカタとの行為で私が孕めば、
きっと焦茶色の髪を持つ可愛らしい子が生まれるのだろう。

――頭に浮かぶのはなぜか、幼い日の姉の姿だった*]

(200) 2017/11/24(Fri) 21時頃

巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 21時頃


 特効薬になるのならば本当に食わせるが。

[肝臓を食わせて治るのならば食わせてもいい。
しかし本音を言うのならばこの身を食らう様を生きて眺めていたいのだ。
目玉ならばその望みも叶いそうだが。

このような事を考えているから薬師に見世物小屋の見世物のように思われているのだろう。
だが幸いな事にそう思われている事に気付いていない。
だから思考は好き勝手に散らかって脳内を巡る。

どうせ実行に移す事はないのだから好きに考えるくらい許されるだろうか。]


[恋の病などありはしない。
在るのは只執着に似た愛情だけだ。

薬師の言う通りこの願いが叶うなど考えてはいけない。
この思考を持つ事が既に咎人だと断罪されかねないのだから。]

 ……もし村を出て、

[兄弟二人で。]

 ……――――――――。

[誰にも邪魔されずに互いを食らい死ねるだろうか。
そう考える事が罪なのだと理解してはいても。
思考に刻まれてしまったその想いは脳にこびり付いて離れない*]


 行く末が心配?違うだろ?心配じゃない、怒りだろ。

 自分がいなくても生きていけるなんて、許せない。

 自分がいないのに
 生かしてやる相手がいればそれも許せない。

 そんな綺麗な言葉で着飾るなよ。

[このままを良しと出来ない癖に。
動けぬ姿を煽る言葉に年長への敬意の欠片もない]


[教え子の問いかけに笑いもせず叱りもせず。
暫し真面目に考える。]

 もし、この村が無くなったとすれば。
 私は私の好きなようにするでしょう。

 誰にも渡したくないモノを私の懐に抱えて。
 誰の目にも触れさせずに大事に、大事に、一人で食らい。
 そして私も大事なモノに食われて。

[死ぬのならば本望だ。
しかしこれは叶わぬ願いであり、また罪である。
誰かに聞かれでもしたら明日には元教師の肉が村に振る舞われる事になるだろう。]


[彼になら話してもいいと思った。
根拠があるわけではない、だが彼はこの村の人々とは違う。
無為に話を広めたりしないだろうし嫌悪を示したり笑い飛ばす事もないだろう。
賛同してくれるとも思ってはいないが。]

 進君、私も君も罪人だ。
 こんな会話聞かれでもしたらそう裁かれるでしょう。

 どうしてこのような事を聞くのです?
 君はどうしたいのですか。

[ただ、疑問を口に出しただけならばそれを諫めるべきだ。
教師として生徒の道を正さなければならない。
では正しい道とは何か。
咎人を殺し、食らい、子種を撒いてただ家畜のように生きる事。
本当にそれでいいのか、分からなくなってきた。

一度湧いた疑念は胸の内を巣食い蝕んでいく*]


 ま、この村にいる限り。
 丸ごと全て2人だけで。

 なんて夢のまた夢って感じだろうがな。

[肝臓だって差し出せる
兄として素晴らしい献身だ。
その裏にどんな感情があろうとも、
表に出なければ良いのだから。

だが秘めた想い全てを表に出したいのなら。
願いを叶えたいのなら]


 あの脚を抱いて村から出る事が出来るかどうかは
 自分で考えろ。

 ああ。
 でも、芽があるとすれば。

 この村に残るのが2人だけって言う方が。
 余程現実的かもな。

[見世物を覗きながら、適当にばら撒く言の葉は
とても傷を癒す薬の葉からは程遠い。
傷に付けばじくじくと染みて腐らす毒の葉が。
貼り付いたかどうかを確かめるつもりはなかった]

 もし。
 村の人間が目減りし始めたら。
 あんたはどうする気だ?

[問うた癖に。
言葉だけ残してさっさと離れ、振り返りはしなかった*]


【人】 巫女 ゆり



 志乃のような母親を持つことができたら
 とてもその子は幸せだと思うわ。


[>>206ゆるりと玄米茶をすする。
発した言葉は、噓偽りのない真実だ]


 困ったときは私を頼りなさい、志乃。
 こんな私だけれど、巫女としての立場で
 あなたを支えることはできる。


[頼る家族のいない志乃がひとりで子育てをするのは
容易な行為ではないだろう。
自分の立場なら、彼女を援助することはできる]

(220) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり


 ……頼ってもらえないと、
 友人としては寂しいものなのよ。


[ぽつり、と告げて。
それから志乃の言葉>>207に目を丸くして
ふっと相好を崩すのだった]


 あらあら。隅に置けないわね、志乃。
 リツは私を抱いても、いつもつまらなそうにするの。

 そのリツがあなたと褥を共にしたいと言ったのは、
 たとえ冗談だとしても、
 あなたが女として魅力的ってことよ。


[巫女としてリツを満足させられない不甲斐なさには
そっと蓋をする]

(221) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり



 自信を持って。志乃。


[巫女は理解できない。
友人の抱える不安を。

巫女は理解しようとしない。
女は男に抱かれ子を為す存在なのだから。

凝り固まった価値観は変えようがなく。
だから私は離れて行った人々と和解することはない*]

(222) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり

―― 神社 / 朝餉を終えて ――

[志乃が朝餉を平らげた頃合いだっただろうか。
それとも彼女が帰った後であろうか。
神社を訪ねてくる者たちがあった>>192]


 ……まあ、朝餉? 困ったわね。


[お櫃のお米はすでに空であった。
まさか1日にふたりの来客があるとは考えておらず。
少し思案してから、櫻子に私はこう提案しただろう]


 櫻子、一緒にごはんを作りましょう。
 お手伝いを頼めるかしら。


[台所へといざなおうとする]

(223) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり


 宜しければ江津子さんも。


[卵を受け取り、微笑みを浮かべながら提案してみる。
……その笑顔が瞬間、凍り付いた>>193]


 そう、ですか、姉さんと。


[ちく、ちくり。胸が痛む。
姉との約束。確かに江津子はそう言った。

私はもう何年も、姉の料理を口にしていないというのに!

理不尽な怒りが。
突き動かされるような悲しみが。
そして、寂しさが。
私の全身を駆け巡る。笑顔を浮かべることを拒否する]

(224) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり

[そう、これは……“嫉妬”だ]

(225) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

【人】 巫女 ゆり

[それも、一瞬のことだった。
すぐに私は巫女の仮面をかぶる。
たおやかな笑顔を、その顔面に貼り付ける]


 神社を出た後も、姉は皆さんを笑顔にしているのですね。
 安心いたしました。容は私の自慢の姉ですから。


[さらりと言って、櫻子の手を引き台所へ歩き出す。
ひどく惨めだった。
どうやったら昔のように戻れるのか、分からない。

もしも志乃がまだその場にいたならば
「ごめんなさい」と言って顔を伏せただろう。

旧友にこの黒い心根を、隠し通せる自信はなかった*] 

(226) 2017/11/24(Fri) 22時半頃

巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 22時半頃


巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 22時半頃


[薬師の言葉が頭から離れない。
心配ではなく、怒りであると言葉にされてしまえばそれを否定は出来ない。
醜い執着心の成れの果てだ、これは。
恋よりもなお質の悪い感情。]

 村の人間が目減りしたら。
 そうしたら。

[どうするのだろう、どうしたいのだろう。
その答えはその後、今日の授業を終えた後。
教え子へと吐露する事で出る事になる*]


[問いかけに対する反応は
この村の誰からも得られぬだろう応えだ
矢張り、彼は家畜ではない]

 ――渡したくない、というのは錠さんでしょう?
 昨日、僕が錠さんと一緒に居たのを見た時の、先生の顔
 覚えています。

 知っていましたか?
 錠さんも、口にするのは先生の事ばかり。

[錠もまた、石動に依存していた。
彼の言葉をそのまま目前の相手へと伝えよう。

お互いに、想い合っている。
故に、遠慮は必要ない。
誰にも渡さなくていい、世界がないのなら
作れば良いのだ

そうでしょう、と声が高くなる]


 この村があるから、僕らは皆で分かち合う必要がある
 習わしに沿って、またこの村へ正しい形で生まれる為に

 でも、僕はわかりません
 本当にこの村は、正しいものですか?

 ――――孕ませ、用が済めば肉となる
 そんな家畜のような一生は送りたくない

 何より僕は、人を美味いと思えない
 臭くて硬い不味い肉を
 赤の他人が無事に転生するために喰わねばならないのは
 苦痛です。

 そもそも、喰った相手が本当に正しくまた村に生まれてきたかどうかなんて、どうやって証明するんでしょう。


[今日は校舎の中に家畜はいない
故に、ススムの言葉が止まる事はない]

 村が無くなれば、
 先生は先生の思うように生きられます。
 
 僕は――――誰にも喰われたくない。
 家畜じゃなく、人間として生きたい

[口にしてしまう
ススムの小さな願望は]


 だから、この村を――滅ぼそうと思います。
 

[外の世界を知らぬ故に
叶える為に幾多もの犠牲が必要になるものだった]


 方法を、ひとつ考えました。

[助言を思い出す。
種馬として期待されていたススムにわかる答えは]

 ――仔を産む腹が無ければ
 これ以上増えません

 先ずは女を
 後は、一つずつ
 順番に潰してゆけば

 ね?

[模範解答になったか、さて。
判断相手は、今は此処に居らぬけれど*] 


 牛や雌鶏の孔に突っ込みたいほど餓えてもねぇし。

[俺にとって、女と呼べる存在も。
母と呼びたかった者ももういない。

慈しむ様に抱いたゆりでさえ。

群れを成すのに必要な胎は傷付けぬのが道理。
それに傷付いて、世話をするのは結局俺になるのだから。

薬草の無駄遣いになる事はしない*]


[弟が想うのは己の事ばかり。
それは随分と甘美な言葉であった。

互いに想い合っているのならば遠慮は必要はなく。
誰にも渡さずにすむ世界がないのならば作ればよい。

そうでしょう、と興奮したかのように高くなる声に僅か圧倒された。]

 あ……、ああ、

[人を美味いと思わぬという。
それが苦痛だという。
ならば、彼はずっと苦痛に塗れて生きてきたのだろうか。]


 そうか、そうだな君の言う事は正しい。
 人を喰って、その相手が転生した事を知る術はない。

[知る術があるのならば、私は愛した女を迎える事が出来るのに。
それが出来ない事を知っていて、理解しているからそれを望んだ事はなかった。]

 
 ……孕む腹がなければ増えない、が。

[真っ先に脳裏に浮かんだのは娘のゆりだった。
愛する女の腹から生まれた女は嫉妬の対象であり、親としての僅かばかりの情を攫う女。
彼女を殺すのならば、せめてこの手でなどと。]

 私は錠がいればそれでいい。
 だからその為に、


 君に手を貸そう、この村を滅ぼそうという君に。

[この話を聞いた時からもう後には引けぬ。
人が減れば私は何をするのか。
私は私のしたようにしよう。
そこに弟の意思が存在しない事に気付かぬまま心を決めた*]


【人】 巫女 ゆり

―― 少し前 / 志乃が去ったあと ――


 その日が来たら、ね。


[>>235友人が子を産む姿を想像して、口元が緩んだ。
次代に血を繋いでゆくことは、喜ばしいことだ。
それが大切な友人なら猶更だ。
家族を亡くした分、彼女が新しい家族に恵まれればいい。
本気で、そう思った]


 ……志乃。
 また、来るって。言ってくれた。


[小さく微笑む。
その去り際の言葉が、嬉しくて、嬉しくて。
心が、晴れやかになったような気がした*]

(246) 2017/11/24(Fri) 23時半頃

巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/24(Fri) 23時半頃


【人】 巫女 ゆり

―― 神社 / 台所 ――

[とんとんとん。規則的な包丁の音。
骨から削ぎ落すのは、人間の太腿の肉]


 これは明之進くんの足よ。
 櫻子、よく一緒に遊んでいたでしょう。
 塩漬けにして取っておいたの。

 若くして亡くなったのは気の毒だけれど
 櫻子に食べられるのは幸せ者ねえ。
 良かったわねえ。


[削ぎ落した肉を、櫻子に差し出して]

(260) 2017/11/25(Sat) 00時頃

【人】 巫女 ゆり



 櫻子、肉を小さく手で割いてくれるかしら。
 茹でてホウレン草と和えましょう。


[包丁を櫻子に持たせるのは危ないだろう。
それに、肉を削ぎ落すのは重労働だ]


 明之進くんがとても悲しむから
 食べ残しは駄目だからね。


[幼子に諭すように、櫻子にそう伝えるだろう]

(261) 2017/11/25(Sat) 00時頃

【人】 巫女 ゆり

[やがて、卓袱台には知己の肉を使った料理が並ぶ。
櫻子に食べるのならば、彼の肉が良いと思った。
貯蔵してある肉の中から、
わざわざ明之進を選んだのだ]


 櫻子が孕んだのと
 明之進くんが亡くなったのは
 同じ時期だったわね。

 その胎の子、
 生まれ変わりだったら素敵ね。


[いただきます、と手を合わせた*]

(262) 2017/11/25(Sat) 00時頃

巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 00時頃


[同意を得てススムは勢いづいた。
手を貸してくれるという。
嗚呼矢張り、彼に話してよかったと
口元を綻ばせる]

 有難う御座います、先生
 先生やミナカタさんが知識をくれたから
 僕は良い方法を思いつく事が出来ました。

 お陰で、漸くこの苦痛から解放される

[殺して、潰して
全部処分してしまったらもう
家畜どもの群れに、人であることを気取られぬように
怯えて暮らす必要は無くなるのだ]


巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 00時頃


 ねぇ、先生
 最初に間引く女は櫻子が良いでしょうか。
 あれは子を宿していますし、早く潰さねば増えてしまいます。
 
 それとも、巫女を先に縊りましょうか
 あれは数々の男を宛がわれていますから

[先ずは誰から始末しようか。
家畜の順序を指折りながら淡々と並べていく]

 巫女様、櫻子さん、愛理さん……

[混じらぬ名は、仔を産み渋る女たち*]


巫女 ゆりは、メモを貼った。

2017/11/25(Sat) 00時頃


 ミナカタさんが……?
 彼奴も何を考えているのか。

[彼には随分と焚き付けるような事を言われた。
何か目的があるのだろうか。
気を許していいのか分からない。
少し警戒をしていた方がいいのだろうか。
警戒も何も、彼が村の誰かに告げ口をすればそれで終わってしまうのだが。]

 ゆり…巫女は周りに人が多いから櫻子か愛理。
 そうだな愛理あたりがいいんじゃないか。

[愛理は一人でよく村をうろついているから。
人目に付かないように殺す事は容易いだろう。

教え子の上げる名に混じらぬ名前がある事に気付いてはいた。
何故、若い女を外すのか問い詰める気はないが*]


 この村は、不要だと
 僕が考えるよりももっとずっと先の事を
 考えられる”人間”です。

[ススムは彼を随分と買っていた。
家畜と人の違いがわかる者だ。
信頼しても良いと、思っている]

 ――――愛理さん。
 何時もひとりだから……
 確かに、最初の相手としては手ごろですね。

 嗚呼、早速にも始めましょう
 僕、教わった捌き方を早く試してみたかったんです!*


[離れた場所で教師と教え子が共犯者へと
絆を変えていく。

それを知る事は今は出来ないが、
悪く転ぶことはないだろうと踏んでいた。

進は聡い。

きっと答えを見つけ……そこから動くかどうかは置いて。

仔を生む女を殺せば、これ以上は増えない
それは正解だが、もう1つ長い意味で意味がある]


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