297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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────てんてんてん、
天神さまの石段は、
だんだん 数えて いくつある
だんだん数えて 二十段
段の数ほど つきましょう
つきましょう────
『かくれんぼしよう』
[あの日、わたしはあの子に言うた。
あの子はかくれんぼが得意で、突然かくれんぼを始めては姿を消すあの子を、見つけ出すのは決まってわたしだった。
だからわたしはあの子に、かくれんぼしよう、と誘った。
わたしから遊びに誘われることなんて随分久しくて、あの子はそれは嬉しそうに笑ったっけ。
うまく隠れたあの子の代わり、わたしはあの子のふりをして、緋色の婚礼衣装を身につけた。
神様の、お嫁さまになるために。]
連れてくんやないよ。
どこにも行っとらんよ。
ただ、すこうしだけ、ズレただけや。
[時を忘れる呪のようなものだ。
大切な者と、いついつまでも、あれるように。]
なぁ、
────あの子が欲しい
あの子じゃわからん
その子が欲しい
その子じゃわからん
[赤い花嫁衣装の娘が、それはそれは優しげに問うた。]
[ あやふやで、曖昧だ。
小さい頃、あたし、だけど少し、記憶が混濁しているような心地がある。]
じいちゃんが、
よんでくれたらいいのに。
でも、
じいちゃんなら、
よばんやろなとも思うとる。
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