114 bloody's evil Kingdom
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[ピッパも堕ちた。 薄く笑うと、他の女達の子供達を軽く見遣る。 女達は中には気を失っている者や、王女に怯える者 様々だったが、彼女らが産後すぐに前線に立てることはないだろう。 ピッパも然り。 軽く戦力を削る目的もあったのだ。]
(@107) 2013/02/18(Mon) 04時半頃
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ッ!
[……堕ちた、と。思っていた。 油断、していた。 肩口に刺さったタガーを引き抜くと]
ピッパ。
[静かに名前を呼ぶ。 引きぬいた箇所は紅い血を滴らせるが、 ゆっくりとゆっくりと再生していった。]
……演技だったの?
(@108) 2013/02/18(Mon) 04時半頃
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ご立派ね。 女の貴女は可愛かったのに、 そういう騎士道精神って、嫌いよ。
[微苦笑を浮かべて、タガーをヒュッとピッパに投げる。騎士である彼女はそれを避ける術を持ち合わせているだろうけれど]
貴女は、いずれ、徹底的に堕とす。 快楽がないと生きられない身体にしてあげる。 今回はちょっとペースに巻き込まれすぎたわね。
[失敗しちゃった、と舌を出してみせ]
……ご自由になさい。
[この国の幹部に、一介の女騎士の戯言を聞く者などいるはずがない。王子もまた然りだ。 すぅ、と亜空間を解くと、子供モンスターも掻き消えた。奇襲を避けるようにピッパの動向に注視したまま、部屋から脱出する。 身重になった女達には深い傷を残して**]
(@109) 2013/02/18(Mon) 04時半頃
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――朝・王城三階 王子私室――
ラールフっ
[にこ、と屈託のない笑みを浮かべて 王子の朝の私室に訪れる]
ごめんなさいね、公務を任せきりにして。 ああ、それよりも――
[少し表情を曇らせ]
城に良からぬ噂が立ち込めています。 なんだか奇妙なことばかり起こっているようで 怖いの……。
(@110) 2013/02/18(Mon) 17時頃
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ラルフ、私を守ってくれる……?
[貞淑な振舞いで、王子の腕を抱いて。 優しい王子が肯定を返せば、ふわ、と微笑みを浮かべ]
有難う、嬉しい。 愛してる。
[―――嘘つきの仮面。 それは気づかない王子が愚かなのか 女の仮面の出来が良すぎるのか。]
(@111) 2013/02/18(Mon) 17時頃
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あれ、殺しちゃっても良いのかな。
『さぁねぇ』
どうしようねー。
[この距離なら必中させる自信があり、こちらに注意を払っていない……内側を警戒している彼らに避ける術はないだろう]
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[男なんて易いもの。 こうして愛を囁いて貞淑な笑みを向ければ 内心鼻の下を伸ばして、格好を付ける。]
……愛して、るわ
[そっと背を伸ばして、口接ける。 王子の頭を抱いて、己の舌を差し入れる強引なキス。 王子も応えてくれるならば、 私室にぴちゃり、と甘い水音が響く。 ハワードが居ようが、お構いなしに。]
……突然ごめんなさい。 その、不安で……。
[はにかむような微苦笑を浮かべ ぎゅ、と王子の体躯に抱きついた。
――この王子はまだいい。泳がせておけばいい。 自分に惚れ込んでいる王子の利用価値は十分にある。]
(@112) 2013/02/18(Mon) 17時頃
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[その視線はロゼに向けるそれ、そのまま。
斬られた刃に塗った麻薬が、彼女をロゼと認識させるように魅せていた。]
ロゼ……。
[小さく呟く言葉は、彼女には聞こえないだろう。
傷口の再生は難しくない。
もう……食事を堪える必要はないのだから…。
清廉潔白な騎士様は、いくら堕ちても構わないのだ。
堕ちきる頃には、この国は既にモンスターが蹂躙する楽園となるのだから…。]
それに……これであの娘の言葉は騎士の言葉ではなく…ただの村娘の言葉に堕ちた。
騎士の誇りを失えば、別の誰かに優しくされるだけで、薬の効果も相成って、容易に堕ちるだろうさ。
[空腹はあれども、昨夜のロゼとの交わりである程度は満たされた。
彼女のために、自分の欲求は後回しするだけなのだから…。]
何か言っているのかしら。
せっかくのお城の生活で晴れ晴れとした気分なのに。
気持ち悪いわ。
[顔を向けられたとしても、直ぐに顔を背けた。]
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――王城・公務室――
若。 如何致しましょう。
[>>506 報せを受け王子の背後で静かに問うた。 窓の外を見つめながら。]
(@113) 2013/02/18(Mon) 19時半頃
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――王城・公務室――
理解が出来ん。 部屋から出るなというのは…
[字の如く頭を抱えてしまった。 大仰な溜息をつき]
篭っているだけで何になるというのだ? 考えは解る、しかし。 そもそも王城に国民全てを誘導出来る筈など 無いだろうに……
[意図が解らない、と首を振った。]
(@114) 2013/02/18(Mon) 19時半頃
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会話というのは時折パズルの様にもなりますな。 この城の中で、モンスターが、と。
[ふむ、と髭を摩り]
国民に無駄な外出を控えさせ、 且つ、王城へ避難させよ、ですか 政治屋などと抜かしておりましたから
魔法使いか何かと勘違いしているのでは
[溜息混じりに漏らす。]
(@115) 2013/02/18(Mon) 19時半頃
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まぁ、良い。 現場で指揮を取るのは彼だ。
[仕方が無い、とペンを握る 紙に数文字書いて、止まり。 また書いて、止まる。]
王城付近の者は城で匿い 遠方の者は外出禁止令を
[結論として、それは遠方の者を切り捨てる行為だ。 あまり心地の好い物では無い。 護る、と言っても限界はここなのだろうか。]
それでも信じるしか無い 騎士団を
[己の無力さが歯痒いのか、唇を噛んだ。]
(@116) 2013/02/18(Mon) 19時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/02/18(Mon) 20時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/02/18(Mon) 20時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/02/18(Mon) 20時頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2013/02/18(Mon) 20時半頃
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――大きな物音を聞いた頃合・公務室――
?
[何処からかけたたましい物音がした。 周囲をきょろきょろと見回し、]
若。
[ちら、と王子へ視線を遣った。]
(@117) 2013/02/18(Mon) 20時半頃
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――大きな物音を聞いた頃合・公務室――
ああ。 何だ今の音は。
[爺の声を聞き、きょろり辺りを見回した。 随分と近い所から聞こえたような気もする。]
ちょっと外を見てきてくれるか?
[小さく頷いて、爺へ願う。]
(@118) 2013/02/18(Mon) 20時半頃
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承知致しました。
[頷き、扉へ歩き、手を掛ける。 そっと開き、外へ視線を投げると]
……若。 水というのは。 飛んだり跳ねたり、しましたか。
[ぼそ、と呟いた。]
(@119) 2013/02/18(Mon) 20時半頃
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何を意味の解らない事を。
[小さく溜息をついた。 かつかつとペン先を打ち鳴らし]
周囲を見回るだけでいい。 早くしてくれ。
[早く、と急かし、催促する。]
(@120) 2013/02/18(Mon) 20時半頃
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そう、ですな。 確かに。
[馬鹿な事をと一蹴されれば 当たり前か、と頷いた。 現に今、液体状の物体が蠢いているのだが。 幾度か瞬きし、表へ出ると、扉を閉めた。]
流石に人外というのは。 拳が効くのかどうか。
[両の手を強く握り締め、 顔の前で構えると、深く息をすいステップを踏んだ。]
(@121) 2013/02/18(Mon) 21時頃
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[あまりに唐突すぎて剣は持っていない。 相手が人であれば幾らか算段もつくが。 目前で歪に水音の様なものを鳴らしながら 小さく跳ねた生物に]
―――っ!
[深く踏み込んで、右拳を繰り出した。 同時に生物は拳をあざ笑うかのように 空中で跳ねる方向を変えた。]
なっ、
[眸を見開き、その動きを追うも測れる筈は無い。]
(@122) 2013/02/18(Mon) 21時頃
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おおおおお!!
[大声を出したのは その生物が跳ねた後、此方へ向かい急降下して来たからだ。 丁度、執事を覆い、飲み込もうとするように。 しかし必死で抵抗し、つかみ合いのような形になりながら]
おおおおおおお
[右に、左に、と身体を振り、 二、三歩蹈鞴を踏んだ所で、公務室の倉庫扉に どおん、と強く背中を打ち付けた。]
(@123) 2013/02/18(Mon) 21時頃
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だっ、
[>>565 聞こえた声に反応し、 顔を振り向かせようとするがそんな余裕は無い。 生物を力一杯掴み、額に青筋を立てながら]
誰か!! 其処に誰か居るんですか!!
[一層の大声を上げつつ、掴んだ生物を 前に押し倒すようにして、転んだ。 好機とばかりに身を捩らせ、馬乗りの形になると]
援護を!! なんでもいい、何か!!
[握った拳を思い切り振り下ろしながら叫んだ。 しかし、手応えのようなものはない。 拳が、奥へめり込み、押し戻される。その繰り返し。]
(@124) 2013/02/18(Mon) 21時頃
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くっ、
[手応えの無い拳が繰り出される事、6発目。 >>568 放られた本は、生物に直撃した。 拍子にそれが、叫び声のようなものをあげ]
むォ?!
[のたうちまわり、硬化し始めた。 馬乗りになっている執事の身体が揺れる。 硬化から抵抗しようとする生物が必死に藻掻いた結果、 その硬化しきった身体の一部が、執事の股を襲った。]
アッ
[反射的に押さえ、悶絶する。 ごろりと横に転ぶが、程なくして生物は完全に動きを止めた。 本に含まれる、ある物質が生物に効いたのだが。 そんな事は知る由も無く、 執事は天井を仰ぎ、股間を押さえ寝転びながら荒く呼吸する。]
(@125) 2013/02/18(Mon) 21時半頃
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こ、これは ミナカタ先生……
[手を借り、起き上がるが。 と、と、とアレの位置を調整する為の 小さなジャンプをへっぴり腰で繰り返し、]
丁度、良かっ、た 医者を
医者を、呼んで、くだ、
[青い顔で、懇願した。]
(@126) 2013/02/18(Mon) 21時半頃
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そ、そうでしたな。 私とした事が。 ありがとうござ、います。
[指摘され、真顔で頷いた。 あまりの痛みに可笑しくなっていた様だ。 流石に塗り薬は遠慮したいが、]
少し様子を見て頂け、ますか 倉庫で構いません
[ミナカタを誘い、書庫へと入るだろう。 暫くすれば痛みも引き、夕刻頃には何食わぬ顔で ラルフと会話する姿がある。 書庫の中では、何故生物が硬化したのかを話しあったか。 そして、本に少しこびりついていた、インクが 未だ乾ききって居なかった事、などに気付くと それをミナカタに告げ、ラルフへも遅れて報せが行くだろう*]
(@127) 2013/02/18(Mon) 21時半頃
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ハワードは、ミナカタの肩を借り倉庫へと一時姿を消した*。
2013/02/18(Mon) 21時半頃
執事 ハワードは、メモを貼った。
2013/02/18(Mon) 21時半頃
―道中にて―
なぁ、あの辺なぶよぶよしたのって殺したらダメなんだろうな。
『ダメなんじゃない?』
こっちに向かってるんだけど、ダメかな。
『ダメでしょう?』
じゃあ、逃げようか。
『正面突破すれば?』
俺掴んで飛んでくれれば良いのに。
『面倒くさい』
なんだよー、どうせジョークにしか取られないって
『あいつにはジョークかもしれないけど、
あたしにとっちゃホントなんだよ!』
それはそうだ。ってか乙女って。
『心はいつでも乙女なのさ。文句あるかい?』
いいえ、ありませんよ。
[くすり、くすり]
さてと………
[真っ黒な笑みを浮かべれば、周囲に自らの肉片だった触手をばら撒いて……。]
起きろ…下級モンスターども…。
人間のまま、死んだまま、それで満足する人生を遅れた奴なんて、そう多くないだろう?
[肉片は腐肉や遺体と重なって、結ばれて、連なって…。
ぐちょり…ぐちゃり……べた…べた……
壮観な風景に、緩い笑みを浮かべる。]
さて…と…暴れていいぞ。
オークども。
[あっさり笑って見せれば、静かに指示を出して…。]
[パタパタ――]
[空に障害は存在しない。
あるとすれば、それは強者である鳥に襲われること。
しかし、フィリップの伝令が襲われることはない。
小鳥が駆ければ5分と経たずドナルド団長の元へと辿り着く]
『スライムが一匹、ハワード氏に倒されたそうです。
あと、ミナカタ先生が護衛をつけてほしいそうで――』
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――朝・王子私室――
[戦争の話を聞いたかどうかはわからないが、 国内ですら余り芳しくない状況下で 少しの時間だけでも、王子の気苦労を労うように。 貞淑な妻として、振る舞うやわらかな時間。 王子が公務の時間を示すなら頷いて]
気に入った召使がいるの。 今後は彼女に身のまわりの世話をさせます。 ハワード、召使のロベリアを呼んで頂戴。
[王子は新たな姫の身を案じるだろうか。]
なるべく私室で過ごすから大丈夫。 警備も勿論つけているし。
[心配しないで、と微笑んで、 姿を現したロベリアと共に、王子の私室を後にした。 もし使いの者が私室へ様子を伺いに来るならば、言葉と裏腹に王女の姿がないことを怪訝に思うかもしれない**]
(@128) 2013/02/19(Tue) 00時頃
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