219 FESを強いられし非戦場
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ちょっと見ないうちに随分パーティーが大きくなったじゃないか。
[翼を広げて船へと飛ぶ間、ちらり見えた時計の傍の
少年に聲を掛ける。]
エリちゃんも大した魔法を使うじゃないか。
[既に人の姿を保つのが面倒臭くなった俺には
言われたくないだろうが。
三つの首がそれぞれけらけら笑いながら、通り過ぎた。]
むー、だってさ、時計台壊されたんだもん…。
時空歪みまくりだよ。
やだなあ。
壊れた学校のまま本になっちゃう。
バトルロワイヤルならまだしも、ただのテロに蹂躙されるだけの学校なんて
駄作にしかならないよ……。
[むう、と頬を膨らませる]
うわ、おじさん、でっかいなあ。
さすが、ベースティア。
[獣人とは仲が良い。
怖いとは全く思わないのだった]
それを言うと俺も謝らないといけなくなるなぁ。
この姿になると、基本的に朽ち果てさせるばかりだからなぁ。
[そこは申し訳ないと、素直に謝りながら。]
ここまで来ると手遅れの気もするが、被害が最小になるように
残ってる連中全部封じるとするか。
[少年が作りたい本がなるべく美しい頁が増える様に善処すると
呟いてはみたが、広がる死の気配に、無理かなと苦笑。]
えー、結構学校の内装とか頑張って作ったのになあ。
制服とかも、僕、お気に入りなのに。
全部壊さずに、ちょっとは残しておいてよ。
[あらゆる世界から情報をかき集めて作ったのだ]
壊れるだけなのは、無粋だけど。
足掻いて足掻いて―――最後には絶望、って本なら
とても綺麗な物語だと思うよ。
僕は、ハッピーエンドの方が好きだけど。
[ちょっと魔力を使い過ぎて疲れたので
少しはこの獣に任せておこう]
そうだな。ここ作るのエリちゃん頑張ってたもんな。
[学校を中心にしたのは、少年の憧れに俺も思う所があったからだ。
最初に開いた世界は学校だった。
色々普通の学校だったかと言われると、
首を傾げた方が良いかも知れないが、それでも楽しげな声に
混ざってみたいと思ったのだから。]
全て灰燼になる前に、世界が終わる方が早いだろうな。
総て灰燼になる、かぁ……。
[さすがにアスタルジアの中まで見えないので
ゴドウィンの様子を図ることは出来ないのだが]
大丈夫?おじちゃん。
おじちゃんが残るなら、壊してもいいよ、学校。
おじちゃんが居なくなるバッドエンドは、やだよ。
ははっ。バッドエンド?
[何だか心配してくれているような聲が聞こえてきて
思わず笑ってしまった。]
確かに俺は終焉を齎すものだが。
俺にとってはどんな形であれエンドはエンドだ。
そしていつか再び創生も始まる。
全てが滅びた後、もう一度何処かで。
その時に新しい物語が書ける様に。
考えておけ。
えー、なんで笑うのさ!
[拗ねたように声を上げる]
再び?
新しい、物語……?
[首を傾げる。
本を書いたことはない。読む専門だった。
ベネのように、本に記述する力は持っていない]
どうやって、書くの?
俺も物を書いた事はないから判らん。
[問い掛けに無責任にも素直に返す。]
そうだな。
例えば、エリちゃんが知り合った連中。
彼らがどんな人生を歩んで、それにどんな風に関わりたいか。
そんな想像を、書き留める位で充分だろう。
『想像』は『創造』へと変わる。
/*
吊りベッキー
襲撃はどうしましょう
ベネ落しますか?
ゴドウィンと華月斎は相討ちの方が良いですよね?
/*
▼がベネ君にしてるな。
▲もしかして俺かもと思ってたりするので、パスってる。
/*
うーーーーーーんどうするんだこれ
復活あるので村2落ちでも問題はないですが
ベッキー残しはきつそうなので
僕は▼ベッキー▲ベネにしておきますね
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