228 【誰歓人狼騒動】滄海のカタストロフィ
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リーィァ。
[勝手につけた愛称だ。
人狼としてのわたし――つまりレインは、どこか幼い。]
リィァ、遠くに行っちゃ、いやよ。
私も……わたしは……。わかんないけど。
[食事の最中、甘い肉を頬張りながら微苦笑し]
リィァのこと、わたし大好きよ。
貴女の食べ様も、人狼としての在り方も、ぜんぶぜんぶすき。
人間じゃないあなたの、心を、奪ってしまいたいわ。
[なんてね。と悪戯っぽく笑ったところで邪魔が入り]
ん――気づかなかった、貴女の方が手練ね。
[邪魔者を消しに行ったリィァを見送っては、
フィリップの血をじゅるりと吸って、甘い吐息をこぼす。]
あぁ、死者は人を愛することなどない。
わたしは誰にも愛されない。
……リィァ。
[切なげな独り言。彼女にも伝わってしまったかもしれないが**]
[襲いかかる負の感情の数々。
それは殺意。甘いやかで恐ろしい狂気。]
ぃ、ぁ
……死にたくない
[尖ったつま先が、がりり、がりり。
手にくい込んだ。]
── 食事中 ──
[温かい肉に鼻先を突っ込んでいると、かわいらしい相方が甘えた声で話しかけてくる。]
あら、私は遠くへ行くつもりも、貴女を遠くに行かせるつもりもないわよ?
[リィア、とあだ名を呼ばれると、雌狼はくふんと鼻を鳴らして耳を小さく振った。
仲間から名を呼ばれるのは、とても耳に心地いい。
それに比べれば、人の言葉などノイズの要にしか聞こえない。]
[金の尾を緩くはためかせながら、レインが嬉々として肉を引き裂く様子を愛しげに見つめる。
──グロリアが今まで組み、頼り、そして容赦なく切り捨ててきた相方達は皆、雄だった。
愛着のない相手の方が切り捨てやすいからという、ただそれだけの理由で。]
くふ。
私もレインのこと──
[大好きよ、と言いかけて止め、不自然な物音に獣は身を翻す]
[近づく足音を狩ろうと駆け出す獣の耳に、仲間の寂しげな呟きは届かない。
しかし、獣は狩の昂揚に口許を歪めながら唸る]
……人間なんかに殺させるわけ、ないじゃない。
[小柄な仲間を殺させるものか、と*]
―――…、
["リィァ"。
声にならぬ声が淡く響く。]
だれを ころしたい?
[──狭い廊下は悲嘆に満ちている。
形になる前に喪った恋心も、
次々と無残な姿になる人たちに揺れる心も、
獣にとっては舌の先をちりちりと刺激する心地よいスパイスだ。
血の香りのする廊下でその悲嘆を味わっていた獣の耳に、低い呪詛のような音が届く。]
(──この中で、今一番力がありそうなのは)
[例え細身で、女のような言葉遣いをしていたとしてもあれは男だ。
人の姿で襲われれば、アレが一番厄介な相手に違いない、と獣は考えている。]
[気配が近づく。獣の鼻は敏感に、その男の気配を察知し]
――、
[小さく舌打ちする。]
[だから、レインの声が聞こえてきたときには。]
あの、背の高い男を“排除”しましょう。
人の姿で襲われると厄介だわ。
[と。
ひんやりと囁き返した*]
……"排除"?
[一寸耳慣れぬ言葉を短く呟き]
わかったわ。
わたしが人狼として食べることは叶わずとも
殺意はすべて、彼にむけるわ。
[レインの言葉に女の耳がぴくりと動く。
それは、まるで死を思わせるようなことば]
──だめよ。
貴女も生きなくちゃ。
[その声は、まるで慌てたような響きを含んでいて*]
────── レイン ────!
[金の喉を震わせ、声なき声が霧をざわつかせて──]
―――、リィァ……
[より深くなる霧が彼女のおかげだと気づき、
嬉しさと申し訳なさで、胸がいっぱいになる。]
リィァ、わたしは、あなたのこと、
[最期の言葉としてはきっと卑怯すぎるんだろう。]
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