137 海の家 『nave Di mare』
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……もしかしなくてもサミュエルくん、超肉食?
[その声は隣り合った彼にしか聞こえないだろう小声。
興味深いと言わんばかりに表情は輝いている。]
ここには彼女を探しにきたんすよ。
人生には、潤いがないと。
[他の人には聞こえぬよう、男自身も小声で返す。]
……トレイルさんは、誰か目当ての人、いるんすか?
マスター?
[彼らの親しそうな様子から、これも同じく小声で尋ねる。]
ははー、そうだったのか。
確かに潤いは必要だ。
[米を咀嚼しながら、軽く頷くように首を縦に振る。]
僕?
……ん、あんまり考えてなかったな。
でもそうだな、タバサちゃんにはお兄ちゃんどまり、かもねぇ。
[サミュエルだけに向けた表情に浮かんだのは曖昧な、それでいて苦笑にも取れるだろう笑みだった。]
そうなんっすか?
まあ、トレイルさんは草食っぽいっすもんね。
[問いかけに、浮かべられた苦笑。
マスターからはお兄ちゃんどまり、ということは。
少なくともトレイルからは心からず思っているということだろう。
よし、マスターには手を出さない。
そんな誓いをひっそりと立てる。]
あ、そういや。
もし、その……よかったら、なんすけど。
アドレス、聞いてもいいっすか?
あ、もちろん、他言とかはしないんで。
[ファンだからこそ、だめだと言われてしまうかもしれない。
そんな気持ちから、声はより一層小さなものになる。]
そうだなー、サラダは好きだね。
でも肉も魚も結構食べるほうだよ。
[草食ぽいの評価には、惚けて答えるが恐らくあまり意味はなしていないだろう。
彼の誓いは知らず、男同士の秘めた会話は更に続いて]
ん?あー、そうだなぁ。
肉食のサミュエルくんに色々教えてもらえるなら、いいよ。
[ふふふ、と零す笑声は聞こえたか。
他の皆に知られないように、こっそりとポケットから小さなメモ帳と鉛筆を引っ張り出す。書きかけの歌詞や、気になったフレーズを書き留めるためのアナログなものだ。
すらすらといくつか綴り、一枚破る。]
これに連絡してくれたらいいから。
知らないからね、僕変な時間に寝ぼけて電話とかするよ?
[そう言ってまた、唇はにやりと弧を描いた。]
[これがいわゆる、ロールキャベツ男子というものか。
トレイルの、茶化したような肉も食べる発言にそんなことを思いつつ。]
いろいろって……
そんな、教えられるようなことはないっすよ?
[トレイルの方が、歳も上だ。
吐息のように零れ落ちる笑いはどこか艶めいてみえ、胸が思わずドキッと高鳴る。なぜだ。]
トレイルさんからの電話なら、光栄っすよ。
いつでもどうぞ?
[メモ帳をこっそりと受け取り眺めながら、にやりと男も笑って見せた。]
○月×日
海の家、一日目。
今年も変わらず、家をあけることができた。
最初に来てくれたのはメアリーちゃん。
とても優しい、いいこ。
素敵な思い出が出来ればって、思ってたんだけど。
残念ながら帰らなくちゃいけなくなって、とても残念。
次に来てくれたのはサミュエルくん。
ちょっと女の子にだらしない感じ、だけどとっても素直。
よく働いてくれる今年のバイトくん。
どうやらゴーヤが嫌いみたい。
それから、今年もトレイルくんが来てくれた。
毎年来てくれるのは、トレイルくんだけ。
去年と同じ部屋、いつもと同じ船酔い。
心配だったけど元気になってくれてよかった。
スロースターターなんだって。
次に来てくれたのはホリーちゃん。
今年はオスカーくんは来れないんだって。
いつもと双子で仲良しなのに、ちょっぴり残念。
だから今年はオスカーくんのぶんまでしっかり楽しんでほしいな。
次に、グローリアさんが。
固い口調、アタシは嫌いじゃないな。
小説家さんなんだって、素敵ね。
海の家の部屋のこと、気に入ってくれたみたい。
最後に来たのはジェニファーさん。
お姉さんって感じの女の人。
とってもフレンドリーで、さっぱりしてる。
でも気を使ってくれるこうな、素敵な女性。
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