185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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[逃げ出した背中に聞こえたクシャミ>>223。 いつも聞いている響きなのに、いつもより可愛く響いて、でもそんな事を伝えるのは恥ずかしいからそのまま走って自室に戻った。]
リッキィさんにはシリアスは向いてないんだよぉおおおお!!
[オレンジのクッションに顔を埋めたまま床を転がる事、暫し。 慣れない女の子扱いを一日に二人にもされてしまえば(佐藤のあれは日常茶飯事なのでカウントしない)、転がれど転がれど、完全にコメディ人間には戻れそうもないのであった。*]
(227) 2014/07/15(Tue) 23時頃
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別に迷惑だなんて言いませんよ
それに、直接追われているわけではないのですから 暫くすれば、相手も諦めます
[テーブルの傍に座るよう促しつつ。 飲み物はどうしようか。 お茶があったっけな。]
でもクリス
危ないところで働くのは、関心しませんよ どうせ次のお仕事を見つけねばならぬのでしょうけれど 次は、きちんとしたお仕事にしなさいね
(228) 2014/07/15(Tue) 23時頃
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そうかな?それなら良かった。
[こういうことには詳しくないので、みっちゃんは頼りになるなぁなんて思いつつ。 促されるままに座って。]
うぅ、そうだね…。
[素直にしゅんとする。お仕事自体は好きだったので、無くなってしまったことはとても残念だったようだ。]
(229) 2014/07/15(Tue) 23時頃
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もう…―――
[しゅんとしている様子を見れば。 楽しそうだったしな、とは思って。]
そんなに好きな仕事だったんですか?
[隣に座って、お茶を出しつつも。]
(230) 2014/07/15(Tue) 23時半頃
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たはは…
焦りすぎだったかもしれませんね
[研究も気になるものの]
安田さん、大丈夫でしょうか?
体調が優れないようでしたら伺いますよ?
お仕事以外のことも、遠慮なく
[楠本さんもね、と声を掛け*]
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この外見なら、怪しい口調で勧めてみれば売れるって言われて……。色々売ってたのは、楽しかったかな。 あ、ありがとう。
[お茶を受け取りつつ。]
みっちゃんは、何かなりたいものとかありますか?
[と訊ねてみた。就職活動中らしかったけれど、何になろうとしているのか気になってたらしい。]
(231) 2014/07/15(Tue) 23時半頃
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――朝――
…っ。 ふァア…ッ。
[明るい日差しが差す。軽く頭痛がするが、むしろ心地良い。二日酔いほどではない酒気の余韻。湯を被れば引くだろう。]
ああ、片付け…しなきゃなァ。
[楠本クンや九十九サンが手伝ってくれたが、 細かい生ゴミの処理がまだ…まだ?]
……!
[がばっ、と戸口に張ってあるゴミ収集日のチラシを見る。 生ごみ、今日。今の時間、8:00。]
(232) 2014/07/15(Tue) 23時半頃
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[眠気がぶっ飛んだ。回収まで30分もない。]
…ちくしょー…。
[5分後、ボクは半ズボンとランニングシャツという寝間着そのままの姿で庭の掃き掃除をしていた。]
(233) 2014/07/15(Tue) 23時半頃
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物を売るのが楽しかったんですか? 怪しい口調より、そっちの方が可愛いんですけどね
[お茶を飲みながら、彼女の話を聞いていたけれど。 なりたいもの、と言われて首を傾げる。]
特にないのですよね 知りたいことは、大抵知ってしまいましたから
知的好奇心が満たされてしまえば 仕事なんていうものは、生活の糧でしかない やってみたい事は、沢山ありますけれど 門が狭いので、いけるかどうかわかりませんし
[小さな頃には、夢だってあった気がするけれど。 今現実的なものは、とりあえずない。]
(234) 2014/07/15(Tue) 23時半頃
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ー大学ー
[人口知能に対する講義。 ずっと昔に提唱されたことだが、「チューリングテスト」いうコンピュータにおける知性が存在するといえるかの実験例がある。 人間の質問者が、機械、人間とそれぞれ通常の会話を行い、(質問者から機械と人間は見えない)、質問者が人間と機械の区別が着かない場合は機械は知性を持っていると判断しようというもので。 最近の機械の発達は目覚ましいの為にその方法であれば知性があるとされる機械も、今後出てくる事は十分に考えられるけれど。倫理観や人間の関係などを考えさせたとき。適切な文章を切り貼りすることでその実験では判別が出来ないような答案が作れはするだろうが、それは機械の知性とは言い難いのではないか。
そんな中途半端で代替案の話もしない、少しだけ期待外れな講義だった。
他には、実験があって。顕微鏡を覗いたのは…結構楽しかったけれど。]
(235) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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―翌朝・キッチン―
[作業台の上には小麦粉や卵、バター。 仕事ではない。 だが、今みたいに混乱している時には、きちんと計量して時間を計って作るお菓子作りは無心になれるので最適だった。 朝早くからスーパーで買い出しし、真顔で作業をこなす。 作っているのはシンプルな型抜きクッキー。 生地を寝かせている間、作業台に突っ伏して少しうとうとしている。]
(236) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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モニカは、クリスマスに話の続きを促した。
2014/07/16(Wed) 00時頃
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[可愛いと言われれば、恥ずかしそうにしてから。]
みっちゃんのやってみたいことって? 聴きたいです。
[みっちゃんなら、なんでもやれてしまうような気がしてしまって。何でも知ってるように思えるのだ。 それでも難しいのかなと、興味を持った。]
(237) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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――朝・自室――
んーっ
[パソコンで書き込みを終えると 立ち上がり大きく伸びをして、あくびをした。 カーテンを開けると、瞳を細める。 >>233 窓の外、庭の向こうのほうでは 誰かが朝から掃き掃除をしている。 木佐さんかな、と思いじっと見つめてみるが]
りいちさん?
[それは男性の姿だった。 朝から掃き掃除だなんて凄い。]
(238) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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マユミは、窓を開けた。
2014/07/16(Wed) 00時頃
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りいちさぁん
[窓を開け、呼びかけてみる。 忙しそうなその背中に声は届くだろうか。]
(239) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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――午前・自室――
出社日なんて死んでしまうわ……。
[当然社会人に求められるのは常識ある格好。 白のワイシャツにネクタイを締めて、出社準備。 猫耳パーカーなんて必要ないのだが 一応鞄に入れておく。
マスクをつけて、自室を後にした。]
(240) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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ん?おお、湯来島サン。オハヨ〜。
[窓が開く音がする。そちらに顔だけ向ければ、湯来島サンが窓から顔を覗かせていた。ボクは彼女に挨拶する。]
[と、その時。軽快な音楽とともにゴミ収集車がアパートの前を通り過ぎていった。]
……。
(241) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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うおお、待ってくれェー!
[ぱたぱたとサンダルで駆けて、ゴミ袋を両手で抱えて収集車を追いかけて行った。]
…〜〜っ。 間に合った!
[なんとか間に合った。息を切らせつつ、アパートまで戻る。 しばらく膝に手を突いて、呼吸を整えて。まだ彼女の姿が見えれば軽く手を振った。]
(242) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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――午前・玄関先――
木佐さーん
[朝の水撒きだろう。 ぱりっとアイロンのかかったワイシャツを着た自分を見て 木佐さんはいつも笑う。]
そんなに……イメージじゃないっすか。
[しょんぼりしつつ、出社時間まで余裕があるので水撒きを眺め。 自分はみっちゃんと違い、大学を出ているわけじゃない。 高卒後、職業訓練校で二年間プログラム関係を学んで そのまま即戦力として採用された口だ。]
ふぁー、……っ、ちゅくんっ!
[マスクをしても襲いかかる花粉。恐ろしい。]
(243) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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あ
[走り去る姿。微か届く収集車の音楽。 なるほど、そういう事かと納得。 でもぼんやりしている自身は手伝いに出ず、 戻ってきたりいちさんを見て]
ふふ
[申し訳ないなと思いつつも、 軽く手を振り、微笑んだ。]
昨日の分のゴミ出しですか りいちさん、マメですね
(244) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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私のやってみたいこと、ですか
[夢の話、なんていうのは。 恥ずかしいから、あまりしないけれど。 まぁ、聞きたいというのなら、いいか。]
そうですね やりたい事は、沢山あったのですよ
宇宙に行ってみたいとか スポーツ選手になりたいとか 歌手になりたいだとかね
小さな頃は、そんな夢ばかり見ていましたけれど 今はどうでしょう
[じっとクリスの顔を見てから、首をかしげて。]
今一番やってみたい事は、そうだな 経営ですかね、幼稚園とかの
(245) 2014/07/16(Wed) 00時頃
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――午前・玄関先――
[水まきをしながらも声がすればそちらに振り向いた。 スーツを着たその姿をみて、 ころころと笑いながら]
イメージと合わないわよねぇ いつ見ても
[ぴしゃ、と水を撒く。 くしゃみを聞いて]
スーツに着られてる感じがまだ拭えないけれど くしゃみをすると、渉くんねぇ
[小さく頷いた。]
(246) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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いやァ、ものぐさでも夏場の生ごみだけは嫌いでサ。
[額の汗を手で拭いつつ、湯来島サンに応じる。]
一人暮らしだと全部賄うからサ… 自炊しようにも俺の仕事が仕事なもんでね。
[作りおきをしても長い間空ければ何を作ったのかすら忘れてしまう。 仕事を続ける内に自炊の習慣は無くなってしまった。]
誰だって何回も溶けた野菜とか見たくないだろ〜?
[一度玉ねぎを腐らせた時はひどい悪臭が広がったものだ。 そんなことを言いつつ戯けて湯来島サンに手をワキワキさせた。]
(247) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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うん。
[そう言って、夢の話を聴いた。 みっちゃんがなりたかったものを知りたくて。]
栗栖は、なりたいものじゃなくて適当になれるものになってしまったのです。 小さな頃は、栗栖も同じようなものかな。 ケーキ屋さんとか、饅頭屋さんとか、…さんとか。
[みっちゃんからじっと見られて、頬を染めて。 最後はちょっと小声だったけれど。お嫁さん、と言ったらしい。]
みっちゃんなら、栗栖はどれも出来てしまいそうな気はしますね。 経営ですかー。栗栖は小さい子は大好きですよ。 資格とかは持ってないですが、みっちゃんがもしやるなら幼稚園の先生とかやってみたいです。
[それは、みっちゃんと一緒に居たいという私事も含んだ願望だったけれど。]
(248) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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それは嫌、ですね……
[わきわきする手を見て身をよじる。 ゴミ箱、或いはキッチンのゴミバケット。 その中で時間と共に形を変えて、 たかる虫の中で匂いを放つ姿。]
りいちさん
[それを思えば]
ありがとうございます 本当に……
[心から感謝の言葉が出るというもの。]
(249) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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リッキィは、キッチンで、ぴすーぴすーと寝息。**
2014/07/16(Wed) 00時半頃
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いつ見てもって もう僕、ここ入居してからの二年間は社会人ですよ?
[ぷぅ、と口を尖らせるがマスクのせいで 木佐さんには見えないだろう。]
でもまぁ、毎日出勤してるわけじゃないんで やっぱスーツ慣れないですね。 暑い。
[じとぉ、と蒸し暑さがワイシャツの中に篭る。 クールビズで半袖のワイシャツは 普段の長袖猫耳パーカーよりは明らかに涼しいはずなのに 気持ちの問題である。]
(250) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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適当になれるものでも、いいと思いますよ 世の中、なりたい物になろうとする環境がある方が希だ なれるものの中に、やりがいが見いだせるのならね
[小さな声になった、お嫁さんと言う夢は。 女の子が見る、当たり前の夢だと思っていて。 何を恥ずかしがるのだろう、と疑問に思う。]
お嫁さんとお姫様は、永遠ですね
[頬を染める彼女に、そう言ってから。]
それは私を過大評価しすぎですよ なんでも出来ますが、何でもプロには及ばない
私も小さな子、大好きですよ 次の瞬間に何をするかわからない、とてもスリリングだ
[だけど、彼女がやってみたいという事に。 含まれる願いを感じてしまえば。]
(251) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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たはは、良いんだよ。自分の為でもあるんだからサ。 会社勤めで忙しい人もいるし。
[改まってお礼を言われると気恥ずかしいものがある。 ちらりと玄関先を見やれば、スーツを着たクシャミクンの姿があった。 目が合えば手を振るだろう。]
嫌になったろ? だから湯来島サンも気をつけてくれると嬉しい。
[おそらく想像してしまったのだろう、あの忌まわしき姿を。 考えてみれば彼女からストレートなお礼を言われるのは初めてかもしれないな。と思いつつ。]
ハハ、朝っぱらからで腹が減った。 昨日の残りでも貰いに行くよ。
[喉も乾いたしね。と付け足してキッチンへと向かおうとするだろうか。]
(252) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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できるとしても、随分先の話ですよ 資金も必要だし、事業計画もあるわけじゃない
だから、それは随分先の話です
暫くは普通に働いて、普通の会社人になりますよ
[だから、と言うわけでもないけれど。]
何も一緒の仕事をしなくてもいい
君は君のやりたい事をしていいんですよ お互いにやりたい事をしていたって 一緒にいる方法は、あるでしょう?
(253) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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[24年間、完全に非モテだった訳ではないのだ。 何度かそれとなくアプローチを受けた事もある。 だが、「それとなく」では通じないのだ。 恋の萌芽が心にあっても、コメディが強力すぎて咲かせられない人間を、無理矢理起こす程に愛してくれる人がいなかった、だけ。
作業台の上でおかっぱは、メガネを外して寝入っている。]
(254) 2014/07/16(Wed) 00時半頃
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[講義の合間に。
携帯にて、『モミジ』に対して更なる返信が確認されれば>>206、彼女の石に対する愛が、前よりも鮮烈に伝わった気がして。
……実際に行動にしてしまった事は卑劣な事だが。 何か一つの事を好きでいること。それを見せつけられることで生まれる羨ましさ。それは妬みに変わりかねないと。
そんな事を思ってしまった。 真っ直ぐな物に対する妬みも、ありふれたものなのだろうから。 返信は、後で問題ないだろうと。携帯を再び閉じた。]
(255) 2014/07/16(Wed) 01時頃
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