3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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―北棟・東階段付近―
[――息が詰まる。 心臓が痛むような感覚。 お前にはおにあいだ、と嘲笑う誰かの声を振り払い]
…、っ、 ――
[どうか。 と祈りながら、駆けた。先。 >>129 2人の姿が、見えるだろうか。]
…、は…、――
[眩暈がする。壁伝いに歩み寄って。]
(134) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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[ ミッシェルの傍らで
まだ闇色の少女は けたりけたりと 哂いながら ]
" なら、私と一緒に来てよ 一緒にいてよ
さみしいの あの人も 鬼も 誰も私を求めてくれないの
ミッシェルはずっと一緒にいてくれるよね?
私のものになってくれるよね "
(@30) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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問題児 ドナルドは、美術部 ミッシェルの様子が視界の端に映ると、「逃げろっつっただろ」舌打ち後、叫ぶ。
2010/03/08(Mon) 22時半頃
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……、
っ、……、 オスカ
…… マーゴット……
[切れ切れに呼び、東階段を見上げる。]
(135) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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文芸部 ケイトは、伝説の木の下で 佇んで
2010/03/08(Mon) 22時半頃
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( ここは )
「せんせ」…
( くらくて )
[ 緋色の瞳は かなしく揺れて ]
( つめたくて )
会いたかったの
( なみもみえない )
( かたい ばしょ )
(@31) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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─北棟1階・東階段付近─
え、あ、そんなんないないない! 全然なかった!
[重い、という言葉>>132に、反射的にこう返す。 震えは気取られなかったようで、その点にはほっとしていた]
んー……どっかに、改築の記録とかあればいいんだろうけど。 とりあえず、さっきミッシェルと話してて、思い出した事があるんだよ。それ、確かめてみる。
[そういうのと、セシルが歩み寄るのに気づくのは、どちらが早いか]
……って……大丈夫、か?
[名を呼ばれ、>>135少しだけ眉を顰めて、短く問う]
(136) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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−外− [>>133微苦笑にも こちらは、晴れやかな、笑み。]
困るの ああ、放って置いても死ぬんだっけ。 なら、あいつもちゃんと殺してやるから、大人しく死ねよ。
向こうにはキャロライナだって待ってンぜ。
[泥濘が辿り着いた場所。 黒い花から形作られた、闇 の少女。]
安心しろよ 皆 向こうに送ってやるから。
俺を殺せば、このゲームは終わるけど、な。 あいつとは、別々かも知れねぇぜ?
[闇 は、間合いを詰めるその足に纏わりついて、囁く。]
(137) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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[名を呼ぶ声がして、振り向けば、壁伝いに歩いてくるセシル。
何者かに憑かれて一人になりたいと逃げようとした、 自分を呼び止めようとした従兄の姿と被ったか。]
シェリー君!?大丈夫?
(138) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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―北棟・東階段付近―
…、――…、大丈夫だ。 …――
[其方こそとは、謂わない。]
……それより、…はやく、見つけないと。 …恐らくあの樹の下は、…
違うだろうから。
[――告白するスポットなのだと、 此処に来てから教えてくれたのはバーナバスだったか。 そのときの状況は思い出すと、――自分が困ったが。]
…、 用具室、埋め立てられてる…が、 ……何か、気になること、でも
[オスカーの話していた言葉を聞いていたか、そう尋ね。]
(139) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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…、―― 問題ない。
[マーゴにも、そう謂って。]
……、…――嗚呼、
[用具室の在った所を、睨む。 たすけて、と聞こえたのに何もできなかった。]
(140) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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―木周辺―
手、出しといて放置とは、 ひどい奴も居たもんだ。
[それが鬼と、あの人と、 どちらにも当てはまるとは知らずに呟き。 ドナルドの叫びは聞こえたが逃げるには遅く]
ずっと、とまで言えるか、
[分からない、と言う前に泥の地に引き倒されて。 顔面を強打し言葉は途切れた。 彼女はまだ、笑っているだろうか。 首を巡らせてせめて顔を見ようと]
(141) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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−北棟1階・東階段付近−
[めいっぱい否定するオスカーに]
だったら、いいけど…。
[そう答えながら、何故だか口が綻んで。]
改築の記録…。図書室にあるような気もするけど…。 オスカー君のしたいようにするのが一番だと思う。 確かめたいことって?
(142) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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― 外 ―
多分、死ぬんじゃねぇかねぇ……――― つっても、タダで死ぬのも面白くねぇしな。
[視界の端に、ミッシェルが傍にキャロライナが、ケイトが映る。 けれど、意識はフィリップの方に向ける。 あまり、勝機があるとも思っていない。]
キャロル、か。 なぁ、気持ちに応えられねぇ時って、どうするのが正解なんかねぇ?
[まるで放課後の教室で、恋愛相談を持ちかけるように喋りかけながら、闇を纏わりつかれた脚を、フィリップの横っ腹に向かわせた。]
(143) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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嗚呼、じゃあ……――― 間に合わないようだったら、俺がお前殺すわ。 俺は、セシルが無事だったら、それでいいんだ。 莫迦(狂ってる)だろ?
[蹴りの行方はどうか。嗤いながら、そう言う。 重ね重ねになるが、勝機など特にあるわけでもないにも関わらずに、だ。]
(144) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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─北東・東階段付近─
ん、そっか。
[大丈夫、という答え>>139。 同じ問いを向けられたなら、きっとこちらは苦笑で返したろう、けれど]
木の下は違う……? となると、やっぱり用具室……。
[セシルの内心の困惑などには、気づく由もなく。 ただ、告白の、と聞くと、こちらもこちらで『約束』の時を思い出してしまったりもするのだが]
ん、ああ。 オレ、部活で印刷室にもよく入り浸ってたんだけど。 ……あそこの間取りって、ちょっと妙なんだよな。 なんていうか、床と窓との距離が、他より短いっていうか。 音が下に響かないように加工がしてあるとかなんとか、なんかで見たような覚えもあるんだけど。
(145) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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[口元の綻ぶ様子>>142に、場合じゃないと思いながらもほっとしていたとか]
ああ、図書室にならある、か。
[とはいえ、精査する時間は果たしてあるのか、どうか]
ん、気になってた事、って言うのは、今言った印刷室。 床の辺りが、不自然なんだよな、他の教室と比べて。
(146) 2010/03/08(Mon) 22時半頃
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文芸部 ケイトは、木の下から 消えて
2010/03/08(Mon) 22時半頃
文芸部 ケイトは、奏者 セシルの影の闇へ 身を移動させた
2010/03/08(Mon) 22時半頃
問題児 ドナルドは、美術部 ミッシェルの言葉に、「俺は手、出された方だ……」と主張したいが、飲み込んだ。
2010/03/08(Mon) 23時頃
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─北東・東階段付近─
嗚呼、―――…用具室、への 扉はない、から…
[――困惑を誤魔化すように、 手を添えるのは首筋の傷痕。 間取りについて聞けば、眉を寄せて]
…… …、何、 印刷室に、……不必要だろう、そんな もの
[謂うと、促すように2人を見る。]
…――ケイト、…
(147) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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【過去の場面】
[ケイトが息を止めたあと、
慌てる男の姿があった。
だけど、すぐに彼は狂った嗤いを取り戻す。]
はは、じゃ、また来るからね。ケイト
[そして、その遺体に座布団をかける。]
[それから数日かけて、遺体を麻布でくるみ、四角い箱に入れたのち、コンクリートを流し込む作業をすると、
まるで、部屋の一部のように、それを物置台にした。
上にかけられる、座布団の類。]
(#10) 2010/03/08(Mon) 23時頃
[薄暗い部屋、それは指摘されないとわからないだろう。
ましてや、チャールズによって、ケイトはここを出た。それから職員室に一緒にいく姿が目撃されている。
女子高生の家出事件として、
学校はろくに調べられなかった。]
[そして、数年が経ち、改装工事がもちあがる。]
(#11) 2010/03/08(Mon) 23時頃
[そこには、工事現場の監督者に何かを渡すサイラスの姿。
笑みと笑み。
簡単な頼みだ。中二階は完全に埋めてくれ。下手に取り壊すより安上がりだろう?
そして、教師は、嗤った。]**
(#12) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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−北棟・東階段付近−
[セシルから伝説の木は違うだろう、ときいて、 確かに、ここですら清浄な空気を醸し出していたような、と。 そしてやっぱり思い出す、あの指切り。]
印刷室…。 そういえば、あの用具室があった位置だし。 何かあっても不思議はないね。 [それにしても演劇部は行動範囲広いな、と、 こんな時だけど、心の片隅で考えたりして。]
図書室より近いし、とりあえずそちらへ。 [自分が言い出すよりも先に、既に話は進んでいるかもしれない。]
(148) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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−外− [>>143ただで死ぬのも、その言葉に淡とした視線。]
じゃあ、泥沼の上で踊って死ねば。
[>>141ミッシェルの言葉は闇を伝って聞こえていたが、 まさか自分も該当者に含まれているとは思わず。少女の最期の言葉から 推測するのみ。]
しっかり断ればいんじゃねーの。 あとは 、 突き放せば?
[嫌われれば いい。向かう気持ちもなくなる。 今更なんの役に立つのか、そんな恋愛相談。普通に答える。 影と闇が。異常な光景だ。
飛んで来る蹴りを まともに受けた 。 もう、そこにある腹は 闇 で出来た身体。実体も、痛みも ない。 ―― 霧散化する。 ただ少し、 他からの力で崩れれば 形成に時間は掛かるか。]
(149) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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間に合うも、何も。 お前は、殺 されるんだろ?
[>>144嗤 いに、笑顔を、返す。 ゆっくりと、胴の部分を修復させながら。]
おー、麗しきは愛情 ってやつぅ?
あいつは どう思うか しんねーけど。
[莫迦だろ。誰かが無事なら。 そんな ばか を 知っていた、から。 そして、彼が消えた時の、あの薄紫の、こえも。]
(150) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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――――。
[薄紫の男の名を 呼ぶけれどそれは こえにはならず
緋色の視線は 揺れて ]
わからないの
あたしは どこで殺されたのかも そのあと どうなったかも
わからない
(@32) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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─北棟・東階段付近─
[>>147 首に手をやる仕種の意味には気づかない。 その辺りは、間違いなく天然の鈍感で]
入り口、ないんだよなぁ。 昔の間取りで言うなら……。
[言いながら、途中まで階段を上がり]
ここらにあるはずなんだけど、壁だし。 印刷室の位置とか、床の高さとか、色々考えると……。
……あんまり、楽しくねぇ結論が出て来るな、コレ。
[大げさなため息とともに言った所に、ケイトを呼ぶ声が聞こえたなら。 一つ、瞬いた]
(151) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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美術部 ミッシェルは、手は出された側と知ったら甲斐性なしだと言っていただろう、きっと。
2010/03/08(Mon) 23時頃
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−北棟・東階段付近−
――行こう。
[気にかけるのは、外へ。 赤色。濃紺。――橙。青碧。
そして、今目の前、 薄紫だった、緋色。]
…、……――わからない、か。
……鬼ごっこを、…終わらせるから。 ――来い、見つけよう、お前を。
(152) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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―木周辺→―
[そこに誰も居ないか、あるいは笑っていたとしても 膝が胸に着くほど引き寄せてから 硬い踵の靴底で掴んでいた手を思い切り蹴り飛ばし]
……二度も、お別れは言いたかない。
[踏みつけて足場をつくり一気に立ちあがって、 比較的侵食の進んでいない道を選び離れようと直走る。
逃げ切れるか怪しいが、それでも。 ここで沈んでも、彼女の所にはたどり着かないだろうと。]
(153) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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奏者 セシルは、謂って、壁に手を添える。「入り口か…」
2010/03/08(Mon) 23時頃
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−外− [ゆっくり、ゆっくりと、闇を纏わりつかせる。 静かに 大蛇 が 頤を ひろげて 飲み込もうとするように。
それは余裕の表われなのか―― 。
闇 色の瞳を 細く、ほそく。]
テメェも、もうちょっと実体あれば面白かったのになぁ キャロライナと同じ様に 首をねじ切るように 殺 してやったら
…… 歓ぶ かね?
[闇 色は ただ わらう。]
(154) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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飼育委員 フィリップは、ゆっくり ドナルドの首らしき箇所に 闇 を伸ばす。
2010/03/08(Mon) 23時頃
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― 外 ―
一人で踊るのも楽しくねぇじゃねぇか。
[喉の奥を鳴らした後、ぴゅぅいと口笛を吹いた。 蹴りは腹にまともに向かうも、そこは霧散するだけで。]
踊りがいありそうだな。
つーか、嗚呼、そうか。 ちゃんと断った方が傷ってちっせぇもんなんか。 じゃ、機会があれば、言うわ。
[修復する胴の部分を、見詰めながら感謝の言葉を向けた。 とても異様な光景なのは、今さらだ。]
(155) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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―――……俺が、鬼役だったら良かったなぁ なんて言ったら、お前は怒るかもしれねぇけど。
全部欲しい けど 全部は無理なんは、知ってる。
[知ってると言いながら、顔に浮かぶ表情は昏い笑み。]
ま。殺されねぇって約束してっからな。 暫く踊ろうぜ?
[嘯いて、「来いよ」と。]
(156) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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─北棟・東階段─
[同じ事を思い出していた>>148、と知ったら、さすがにちょっと慌てた。かも知れないが]
ああ、他に考えられないしな。
[入り浸りの理由を問われたなら、台本やポスターの印刷に使わせてもらっていた事を語りもするが、今はそんな場合でもなく]
……みつけるよ、絶対。
[ケイトの姿に遅れて気づけば、小さく言って]
壁と床と天井。ぶち破るなら、床がラク、かな。 とにかく行こーぜ、印刷室。
[二階を見上げて言う。足は既に、動き出していた]
(157) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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