3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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用務員 バーナバスは、ふと立ち止まった。(10)
2010/03/03(Wed) 15時頃
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あ、先生、ちょっと先に戻っててくだせぇ…。
[廊下に出てしまったグロリアにそう声をかけて、校長室に戻る。]
[そして、来客用の椅子にかけて……目を瞑った。 何か頭がスポンジみたいで、
困った。]
(257) 2010/03/03(Wed) 15時頃
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―――………
[どうやら必死で頭の中を整理中のようです。]
用務員 バーナバスは、身体の体毛がズズッと伸びたことには気づいていない。
2010/03/03(Wed) 15時頃
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― 校長室 ―
>>257>>265
[そのまま少し、眠ろうと思った。 きっとケイトにいじめられすぎて、頭がどうにかなってるのだ。
ああ、あと、黒い水を飲んだり、腐敗した血塊を口にしたりしてる。
そうか、それなら、脳みそが中から腐っていってもおかしくないかもしれない。
きっとこのままだと、頭のないただの異形になるのだろうか。]
(270) 2010/03/03(Wed) 15時半頃
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[それからしばし、ただじっとして……一度失った意識がどろりと蘇った時、
ふと、何かが香った気がして、校長室の机を見る。 机の中央、見えたのは、色とりどりの硝子が嵌められた一輪挿し。]
――……スイートピー……。
[そこにはないけれど……。 なぜか、 揺れたような気がした。]
(273) 2010/03/03(Wed) 15時半頃
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ああ、そうだ。今度植えよう……。
[スイートピー畑はいいんじゃないかな、と思った。]
―――………先生が別嬪さんなこと
[それを覚えてればいいような気がした。]
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― 校長室 ―
スイートピーなんて、女の子らしいよなぁ。
[空の花瓶に花を想像して、へらりと笑った。]
――……先生も似合うだろうなぁ。 別嬪さんだから、なんでも似合うよなぁ。
[椅子に沈み込んだ。そのまま、帽子を顔にずらして、両手を頭の後ろに…また目を閉じる。]
(290) 2010/03/03(Wed) 16時頃
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… …鬼 を 連れ
何?
[送る、でもなく 連れ て。]
皆にも『何か。』
[聞かれている、声。聞ける者。
つれて いくもの。]
――せんせ 、が
鬼を…つれに、 いく って
…… ――
――、…
[みんな、 なにかの、 力を]
[――つれていく。つまり、一緒に、 あの闇の中へ]
連れて?
…… 鬼を 鬼を狙って。
『それが誰か、知ってるのかなぁ。』
[連れて?
共に?
さみしく ない?]
わか、…らない…
[首を、横に振るような気配があった。]
一緒に 連れて 逝く ?
いやよ 誰も連れてなんて 逝かせない……
『そう…… でも』、皆。
鬼を探し始めて『るんだ。』
『表では心配そうな表情の下で。』
『何を考えているんだろう。』
どうか した?
[ 怪訝な声に ]
さがす…
どうやって さがすのかしら ね
[どうやって。]
……結構、『簡単かもね。』
[ビー玉を見せて と 言われて
鬼 じゃなければ 見せられる から。]
…… まあ、誰彼かまわず 見せるわけじゃないだろうけど。
[自身は見せる気はない。いや、もう、見せているのだが。
鸚鵡の瞳のひとつは――]
きらわれちゃった みたい?
でも、君のその やみ……
見せて?か。
ずるいな。
こっちは見せてもらっても なんにもわかんないのにね
ああ、あの子が泣いてる……
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― 校長室 ― >>291
[寝てるつもりだった。 実際寝てるはずだった。 だけど、ふいに帽子を取られて、泣いてるって指摘されれば、あれ、そうか、と。]
――……いや、泣いてな……。
[でも目から汗はちょこっと落ちてた。 かっこわりいなぁ、と思った。
舐められて、髪を撫でられる。
あまり知られていない目の色は、アッシュグレイ。]
(305) 2010/03/03(Wed) 18時半頃
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あれ
誰だっけ
[ピッパの顔はわかるが、名前がわからない。]
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