91 時計館の魔女 ―始―
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そうか……
[フローラの答えに>>86少し、残念そうな、 また安堵したようなそんな顔をした。
彼女が占い師でなくて、良かったと内心で思っていた。]
……っ!
[ふいに伸ばされた手>>87 反射的に怯えたように肩をびくりと震わせた。触れられても何事もないことに、ほっと息を吐くと]
いや、……すまない。ありがとう。
[変に思われなかったかと、不安になりながら ほこりを取ってくれたことに礼を言った。]
(91) 2012/05/19(Sat) 19時頃
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[褐色の男が、取り乱すのを見逃さなかった。 占い師を畏れているように見える彼が人狼なのだろうか。それとも…。 そんなことを考えつつ、 小柄な少女と褐色の男のやり取りを見詰めていた時、 魔女に対して必死に訴えかけていた少女(>>80)が 駆けていくのに気付き思案げに視線で追った。 程なくして調度品に躓き、崩れる少女に 比較的扉の近くに居た青年は傍らに歩み寄り、手を差し伸べる。 彼女の瞳に光が宿らないことを未だ知らない。]
…大丈夫?立てる?
(92) 2012/05/19(Sat) 19時頃
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[魔女に叫び、走り去ったソフィアを心配げに見つめていると 見知らぬ客人が彼女に手を差し伸べていた>>92
自分が占い師に怯えていることを気づかれているなど知りもしない。]
……武器、か。
[フローラが魔女に問いかけたこと>>89 突きつけられた現実が、さらに色濃くなった気がした。
今の状況は、少し……故郷で起きたことを思い出させて あの時の感情が甦りそうだった。 ただの人間すら、憎いと思ってしまう……あの感情が
それを必死に抑え付けていた。]
(93) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[微笑みとともに、返ってくる返事>>#19]
望めば…手に入る。と。 じゃあ今……ペーパーナイフが欲しいと願えば…
[ぽん、と目の前に現れるもの。 反射的にそれをつかめば、それは確かにペーパーナイフだった。 ……もっとも、鋭利なものではないので、ここで役には全くたたないだろう。 力のある大人ならともかく、自分では扱えないに違いない]
……わかりました。 ありがとうございます。
[その姿に、目の前の魔女は満足するだろうか。 …しばらく手の中にあるものを見つめていたが、ハンカチに包むようにしてポケットに仕舞った]
(94) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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……お役に立てなかったようで。
[しかし、その表情>>91に、安堵の表情が見えて。 …なにか違和感。 けれども、それを確かめるすべは少なくとも彼女は持っていない。 ……たぶん、殺さない限り]
ごめんなさい。 ……人に触られるのは、お嫌いですか。
[そういう人が居る、ことは知っていたので。 そうなると、声をかける自体になった時、別の方法を考える必要があるな、と。 小さな声が届かない時、よく服を引っ張るなどしていたからだが]
(95) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[部屋から駆けて行くソフィア、追いかけようとするも、カミーユがその背を追うならばと足を留める。]
……あなたは。 人を殺しても、叶えたい願いがあるのね。
[ペーパーナイフを仕舞う華奢な体躯の彼女。 身を守るためと言うよりも、相手に危害を加えるためになる言葉と道具に、思わず尋ねていた。]
(96) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[ その若い男性は、別の痩せた少女――図書室にいた――に近づき、声をかけているふうだ。>>78]
図書室にいた、もうひとりは……。
[ 探すまでもなく、荒々しい風貌の男は室内で目立っていた。魔女から殺し合えと要求された直後だというのに、顔には余裕のある笑みを浮かべている。>>40]
(違う……)
[ ...の視線は次の人物へと移る。]
(97) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[激昂する女の声が響いた>>79>>80。 確か盲いて居たのだったか。]
何をしてでも叶えたいって訳じゃねェなら
『其の気にさせてやろうか、嬢ちゃん。』
[ 壁にかかる蝋燭の火が、ゆらりと揺らめき。 一匹の蝶が、湧く。
ゆっくりと辺りを飛び回ってから、 ソフィアの肩に留まった。]
(98) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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……私、でしょうか。
[くるりと、声>>96が掛かる方を向く。 女性、だ。とても、大人しそうな。 彼女が何を望んでここに来たのかは、知らないが]
誰でも。 1つや2つ、そういうものが。 あるのでは、ないでしょうか。
[小さく、しかしはっきりと]
無いというのなら…相当恵まれているか 気づいていないか、どちらかだと。
(99) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[謝られて>>95 首を横の振る。触られるのは嫌いかと問われれば 少しだけ、戸惑うように瞳を揺らす。]
……少し、トラウマがあってな。 触られると、それを思い出してしまうんだ。
[自分の弱点を晒すようで嫌だったが、素直に答える。 自分の命に対して未練はないが…… 反射的に体が反応してしまうのだから仕方がない。]
(100) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/19(Sat) 19時半頃
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[苦笑交じりに笑ってから、立ち上がる。 他にも【力】に心当たりがある人がいるか、尋ねようか迷っていた。 自分が生き残るためには、邪魔なのは占い師。 だが、皆殺し以外の道を探るのに、必要な存在なのも確か。
自分はどうするべきか、まだ決まっていなかった。]
俺は……、どうすべきなのか。
[戸惑う響きが、無意識に零れていた。]
(101) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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肯定と取るぜ、魔女サマよ。
[曖昧に笑うだけの魔女>>#15に、了承を得ないでも構わぬといわんばかりに答えた。
自分の後ろに居る彼女の表情を、ちらりと見やる。 此のか弱いからだの女も、殺す気が無いわけでは無いらしい。
―― 其れに、何処か安堵するのは、きっと興味深いからだ。]
(102) 2012/05/19(Sat) 19時半頃
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―謁見室―
[交わされる、対話。飛び交うことばを、黙って聞いていた。 知識はあれど、問題は、ヴェスパタイン自身の非力さだ。 それをどうにか出来ねば、生存は難しい。]
………。
[謁見室の扉に視線をやって、ヴェスパタインはそちらへ踵を返す。
どこにゆこうと決めているわけでは無かったが、大勢の声が渦巻く場所は苦手だった]
(103) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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そう……そうね。 そうかも、しれないわ。
[小さいけれど確かにはっきりと>>99、彼女は答えた。 だからこそ、それには同意して。]
人は強い願いを抱くもの。 けれどそこに、倫理や法や、人生の経験や他人の目があれば、たやすく実行には移せないものよ。
[修道女として、恐らくは彼女よりも年上のものとして。 少しでも落ち着き諭そうとする声音。
何とか少しでも、武装と警戒を解かせようとするのは。
安全に願いを成し得たい自分のため。]
(104) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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綺麗な蝶、だね。
[グロリアの使役するものとは違う蝶が、 少女の肩に留まる>>98のに気が付いて 穏やかな声音とは裏腹に謁見の間を鋭く見た。 誰の仕業かまでは分からない、が この中に犯人がいることくらいは分かった。 空いた手で外套に忍ばせた短剣を撫ぜる。 何の意図かは知る由もないが、宣戦布告とあれば容赦はしない。]
(105) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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[それを隠して、今はまだ。
優しい声音で語りかけるのみ。]
(106) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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色男は無反応、ね…
[無論、魔術に蝶を模したのは意趣返しではあるが。 値踏みするように周りを伺えば、反応の無いまま部屋を出ようとする男>>103]
なあ色男、名前くらいは教えちゃくれねェか? 俺はヘクターってんだ。
[殺し合いだの、殺意だの、負は全て"悪魔"のエサでしかない。 其処で陰気になれというのも、無理な話だ。
普段よりも愉しそうに、此の場には合わない声音で呟いた。]
(107) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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ペラジーは、エリアス、小柄な少女を見た。力があるようなことを仄めかしていたが…。
2012/05/19(Sat) 20時頃
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[ふと見渡せば、いつの間にかヴェスパタインの姿がないことに気づいたか。彼も自分と同様、人が多い場所を厭っていた気がした。
ほんの少し、ミケに抱いていたものとは違う仲間意識を感じていて 彼が気になっていた。どこに行ったのだろうかと 言葉を交わしていなかったダーラやペラジー、イアンには 言葉少なに挨拶をしてから謁見室をあとにしただろう。]
(108) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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[魔女の不気味な嗤いに>>#17、必死に耐えながら、けれど真っ直ぐ見詰めて]
…わかりました。 それならこの“ゲーム”に乗りましょう。 約束した事を忘れないでくださいね? 証人はこの広間の全員です。
[それは何を意味するか、今のこの時では謎の言葉――。]
(109) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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願い、ねえ……
[人を殺しても、と。
"人間"である華奢な彼女へと問いかける。
けれど、"人狼"である自分は。
人を殺して願いがかなうのならば、いくらでも、と思う。
ツェツィーリヤの願いは、すでに半分は叶えられたようなもの。
残りの半分は、この館を血塗れにし、同士と共にここを出れば終わる。
ただそれだけの話なのだ。]
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[部屋から遠ざかろうと踏み出した足が、呼び止められて>>107一旦止まった。 愉快な語調にも何の色を浮かべることもなく、その顔を色素の薄い瞳で見つめる]
――ヴェスパタイン。
ヴェスパタイン・エヴァンス、だ。
[図書室で会った時に、そういえば名乗りもしなかったか、と。他人事のように思い返しながら、男の名を脳内にそっと書き留めておいた。
探るのは、まだ後回しでいい。此処に自分の"知覚"を邪魔するものはいない]
――また、後で。……ヘクター。
[一言、残して。部屋の扉に手をかけた]
(110) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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[ 思い思いの行動を取る人々は、...の判断を待ってはくれない。
ある者は叫び、>>79>>80 ある者は話す相手を替え、>>96 ある者は部屋を去ろうとする。>>103]
……あの、待って、ください。
[ 庭園でシスター・ツェリと話していた若い男性が、謁見の間を出て行こうとする>>101 のに気づき、その背に声をかけた。]
(111) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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ん?
[呼び止められて>>111足を止めた。 振り返れば、大広間で見かけた少女。]
どうした? あ、そういえば……挨拶していなかったな。
[少しずれた発言をして、名乗ってから用件を聞いただろう。]
(112) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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― 一階[の扉・庭園―
[どこを目的としていた訳では無かったが、ちらりとミケから聞いた庭園は気になっていた。備え付けの椅子に腰を下ろし、庭園よりも――遠くに広がる、湖を眺めていた。
ここから自分の小屋は見えないが、位置で言えばあの辺りか。
取留めのない思考を展開しながら、謁見室に集まっていた面々を、ぼんやりと脳裏に描く。
あの中に、牙を持つものが居る。
一人ひとりを、知らなければならない]
……ヤニク、…ヘクター。
[知った名前を、呟いて。己の白すぎる頬を撫でる。顔を合わせたのはこのふたりと、病弱そうな少女だけ、だ]
(113) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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[無視されるかも、とは思っていたが。 想像以上に、"色男"は返事>>110を返してくれた。]
嗚呼、ヴェスパタイン、ね。
宜しくなァ、ヴェス。
[ひらり、と手を振る。 何処までもマイペースな男だ、と肩を竦めた。
多分気にも留めないんじゃないかと、勝手に略称で呼び。 嫌がられれば、益々喜んで呼び続けるだろうが。]
(114) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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[ヴェスパタインと、ヘクター。 耳に挟む名前と顔だけは覚えておく。
焦りも何も見せない二人は、どこか不可思議にツェツィーリヤの目には映った。]
そうね、名前…… 私はツェツィーリヤ。ツェリで構いませんよ。 あなたのお名前は?
[ペーパーナイフの彼女に、少しでも安心感を抱いてもらおうと友好的に問いかける。]
(115) 2012/05/19(Sat) 20時頃
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ヤニクは、ミッシェルの用件はなんだろう。と思いながら、彼女を見つめている。
2012/05/19(Sat) 20時半頃
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[>>112 手短に自己紹介した後、...は小声で尋ねてみた。]
ぶしつけですけれど……もしや、どなたかをお探しなのでは……?
(116) 2012/05/19(Sat) 20時半頃
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ヤニクは、ヴェスパタインは、どこに行っただろうかと、考えながら……
2012/05/19(Sat) 20時半頃
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[誰かを探しているのか>>116と問われて、一瞬だけ驚く]
あ、あぁ。 ヴェスパタイン……髪の長い、長身の男を探している。
(117) 2012/05/19(Sat) 20時半頃
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[ "力" の使い方を間違ってはいけない。
自戒のように刻み込んだ言葉を、反芻する。もし、間違うことが無ければ。きっと、あの"少年"は死ななかっただろう。
解っても、黙していればよかったのだ。
口にしたが故に、ヴェスパタインの"力"は少年を貫いた。
たったひとりの友達。たったひとりの家族。どちらも、喪った。だから、取り戻さねばならない。――必ず。]
(118) 2012/05/19(Sat) 20時半頃
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[ ヤニクの答えに、...は勘違いを詫びた。]
そう、でしたか……。 失礼しました、呼び止めてしまって……。
(119) 2012/05/19(Sat) 20時半頃
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