303 突然キャラソンを歌い出す村4
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――♪
[しとやかな雨粒が集まって、雫となって落ちた。 跳ねる水音は連なり、それをヴィオラの弦がなぞって、旋律になる。 誰に聞かせるでもない歌が、唇をついて出た。]
虹の色の数を 数えてみたことはある? キミは七色と笑うのかもね 赤とオレンジ 黄色と緑 ブルー・紫・深い蒼
(556) 2020/01/08(Wed) 01時頃
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虹の色の全部 重ねてみたことはある? キミはどんな色になると思う? 赤とオレンジ 黄色と緑 ブルー・紫 重ねたら 眩しい白に生まれ変わる
[ひらり、ひらり、白い羽根が降り注ぐ錯覚。 それは天使そのものの比喩のようでも、ヨーランダの暗喩のようでもある。]
今はまだ見えないキミのColor 目が合うたび知らない女性(ひと)になる 不思議だね まるで万華鏡<kaleidoscope> こんなにも惹かれるのはキミだから もっと魅せてよ 光射すプリズム
(557) 2020/01/08(Wed) 01時頃
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愛しい味、ねえ。 成程ねぇ。
[―――言葉尻にはそう言っているが。
それは、この声の主に「最も遠い感情」だ。その温度をかき消すように、ごぼ、と大きい水泡が上がった]
あらら、手厳しいな?
曰く、生命は生きる為に進化し、
進化するために競争する生き物だ。
そして、競争なんて社会には有りふれたこと。
何、心配は要らない。
何時か、誰もがやる事だ。
私が堕ちているとするのなら、
皆にも等しく問うべきなのさ。
[ジョークに皮肉を嗤って返す。]
/* メモCOほ 本当かい…見逃していたわ…!!
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[雨はリリックに織られた虹のワードに反応してか、次第に弱まり、気がつけばあがっていた。 いつの間にか随分と高い陽射しに、昼近いのを思う。]
あ。 そーだキャラマキテイクしてこないと。
[>>85偶然出会っただけの同僚に騒動の始末を押し付けた礼のことを思い出した。 雨も止んだしちょうどいい。 ばさり、しまいこんだ翼を拡げて、礼拝堂を飛んで出た。]
(604) 2020/01/08(Wed) 02時半頃
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[ 間が生まれて、謝罪が返る]
――おや。それは勿体無い。
料理だって、表現の一部。
コースであるなら猶更だ。
表現というのは、誰かに示せば
更に価値が上がる。
嬉しい事は続けたらいい。
何者であれ、苦しみの為に生きるべきではない。
喜びの為に生きるべきだ、
天(うえ)じゃ、よく云われる綺麗な標語だとも。
大衆から約束されたんだ、
皆やってるなら怖くない、だろ?
[促すように、小さく水音が上がる]
なんだ、ネタバレは無しかぁ。残念。
わたしそういうの気にならない派だけどねぇ。
いやあ、君も思わせぶりに云うもんだ。
こりゃあ、続きが楽しみだね。
[ がぼがぼ、とまた嗤うようなリズムで水泡が揺れた*]
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[朝のカフェに舞い戻り、トールサイズでテイク。 ついでにラベンダーアールグレイティーラテを追加。 受け取って店を出ると、再び実体を大気に溶かして空を舞う。
戻ったのはちょうど、昼休みを終える頃。 真っ直線に白鳥ヨーランダを探すのは、短時間といえど傍を離れたがために、危険が及ばなかったかを確認するためだ。 彼女がキラと屋上で別れ、階段を降りて戻る頃>>589には、ふわりと甘い香りが近づく。 それからは、つかず離れずといった調子。
キラに会えるまで、ホットドリンクは翼の内側**]
(606) 2020/01/08(Wed) 03時頃
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♪はじまりは いつも雨
憂鬱な世界 望みはかなわないきっと
♪天使のようだと 持て囃された僕への視線は
いつしか尊敬から 侮蔑へと変わり
♪濡れ鼠のような惨めな僕と
重なりあう存在などなく
♪凍えた体に手を差し伸べる君は
いったい何処の偽善?
♪闇を覆い尽くせ 時雨
心の奥底の孤独は
潰えることはない 永遠に
離さないなんて 陳腐な嘘をつくんじゃねぇ
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