3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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せつない味? 学校と食べるとおいしい?
……わたしも頂いてみようかしら。
[殺した、はず。]
…… ?
[では、彼は誰だ、と 微かに思った疑問は闇が掻き消していく。
鬼だよ、闇が囁いて 塗りつぶした。]
そうだね、 折角だし『色々味わったら』。
[ラーメンの話に、戻った。]
……生徒会長、彼の体を生きてるみたいに扱ってたわね。
おかしくなっちゃったのかしら?
――、
[声が 闇の 向こう]
[遠くて。]
[――、…]
ころしてた…?
―――………
[どうやら必死で頭の中を整理中のようです。]
ああ、そうだ。今度植えよう……。
[スイートピー畑はいいんじゃないかな、と思った。]
―――………先生が別嬪さんなこと
[それを覚えてればいいような気がした。]
… …鬼 を 連れ
何?
[送る、でもなく 連れ て。]
皆にも『何か。』
[聞かれている、声。聞ける者。
つれて いくもの。]
――せんせ 、が
鬼を…つれに、 いく って
…… ――
――、…
[みんな、 なにかの、 力を]
[――つれていく。つまり、一緒に、 あの闇の中へ]
連れて?
…… 鬼を 鬼を狙って。
『それが誰か、知ってるのかなぁ。』
[連れて?
共に?
さみしく ない?]
わか、…らない…
[首を、横に振るような気配があった。]
一緒に 連れて 逝く ?
いやよ 誰も連れてなんて 逝かせない……
『そう…… でも』、皆。
鬼を探し始めて『るんだ。』
『表では心配そうな表情の下で。』
『何を考えているんだろう。』
どうか した?
[ 怪訝な声に ]
さがす…
どうやって さがすのかしら ね
[どうやって。]
……結構、『簡単かもね。』
[ビー玉を見せて と 言われて
鬼 じゃなければ 見せられる から。]
…… まあ、誰彼かまわず 見せるわけじゃないだろうけど。
[自身は見せる気はない。いや、もう、見せているのだが。
鸚鵡の瞳のひとつは――]
きらわれちゃった みたい?
でも、君のその やみ……
見せて?か。
ずるいな。
こっちは見せてもらっても なんにもわかんないのにね
ああ、あの子が泣いてる……
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