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ぁ、 ひっ、ああっ、 ぁ、ぁ、
[支えが外され、ずるずると入っていく熱いものに悲鳴じみた嬌声をあげる。
慌ててライジの胸に手をつくと、深呼吸してなんとか自分のペースで挿れようと
半分ほど呑みこんでしまった状態から、涙目のままゆっくり腰を落としていく。
根元まで呑みこみ、半ば放心状態で、浅く荒い息をつきながら休憩]
– 縁の下 –
んー…
[顎を伝い落ちる感触に陶酔し、密やかな攻防を深める。
与えられた直裁な刺激に眉を顰めれば、気を散らした刹那に這い入る剣先が上顎を襲い、官能に身を捩った]
[瞬く音さえ聞こえそうな近く、涼やかな目許を覗き込む金緑は挑戦的な色を帯びる。
掴まる片手の指を耳介に添わせ、短い飾り毛をくすぐり
逆の手は離して後ろへ回し、支えられる尻に触れそうな近く、敵の中心へ至って爪先で軽く弾いた。
こっちぁ両手が使えるんですよ?]
― ウーとの密談 〜秘め事は陽に透けて〜 ―
……さっき?
[ああ、と。
頷く仕草は少々わざとらしかっただろうか。
感謝されても自分の中に摂取してしまったマタタビが消えるわけでなし、ともう一度床を打とうとしたが尾はカーテンに阻まれた。
忌々しい。]
お前に命令される覚えはない、な。
……それに、俺は事実しか言っていない。
あんな所に雄を引きずり込んで絡めとって、それのどこが淫乱でない、んだ。
[僅かに見下ろす目元、触れることなく細く息を吐いて朱を吹き飛ばさんとするように。
嘲りに歪めた口元は今は何にも縛られることがなく言葉を紡げる。
背筋に震えが走るようだった]
今もそう、だ……わざわざ俺をこんな所に呼び出して、そんな事を言えば
『酷い言葉で興奮する』と白状しているようなものだ。
あんな風にあられもなく喘いでまだ自分の浅ましさを否定するのか?
まだマタタビを嗅ぎ足りなかったというなら、納得だが。
[間近にいる自分からはきっと、まだ。]
【人】 風来坊 ヴェラ[ふて寝していたけども、誰かが近づく気配に耳と尻尾だけが動く。 (48) 2013/04/06(Sat) 23時頃 |
− ゴロと −
[牙を掠めて上顎を舐め上げれば、とたんに返る反応。照り返す金緑。
吹けば焔をあげる高炉だ。
攻め立てる喜悦を覚えて、雫を呑み込む。]
く、 …っ
[さすがに好き放題はさせてくれぬ。
くすぐるような愛撫に、若い躯は強張り、熱を宿す。
長引けば、こちらは溺れてしまいそうだ。
相手が搦め手で来るならと、武(ウー)は破城槌を前線へ押し出す。
両手で広げた肉の門に、ツとあてがい、覚悟を問うた。]
【人】 匿名軍団 ゴロウ[ぴょたんこ、ぴょたんこ、ヴェラの周りを回る。 (49) 2013/04/06(Sat) 23時頃 |
【人】 風来坊 ヴェラ 暴れなければ苦しくない (50) 2013/04/06(Sat) 23時半頃 |
― withヴェラ ―
んッ、……は、ぁ……!
[熱い。
飲み込まれるごとに淫らに蠢く壁から快感が逆流してきて、思わず歯を食いしばれば埋め込んだ自身もびくりと跳ねる。
途中から落ちた速度は焦れったいというレベルではなく、タワーに爪を立てたが、そこは最後まで堪えた。]
まだ……終わりじゃない、だろう、ヴェラ、ッ……、
[全て丸見えのポジションから表情も結合部も見ていたのだ。
視覚的にも、もちろん聴覚からも、矯正を興奮材料として受け取って、どうにかなりそうだった。
好き勝手にしないのは相手を家族として敬っているからだ、一応。
荒い呼吸で何とか言葉を紡ぎ、腰を突き上げる。
自分よりも骨格のいい相手、一度力ずくで上げた後はリフティングでもするようにヴェラの重さと勢いを利用して。
肌のぶつかる音と粘着質な水音が心地良い。]
− ライジとの密談 〜秘め事は陽に透けて〜 −
[陽を透かすカーテンの裏。
物憂げなライジの眼差しは、仄かな陶酔を漂わせて破滅的な魅惑を醸し出す。]
戯れ言を言うな、と言っている…っ
勝手な納得も、するなっ!
[絡みつく視線とまたたびの香りを振り払うように手を大きく振り抜いた。]
− ライジとの密談 〜秘め事は陽に透けて〜 −
[喉元に手をやって、激情を覚まそうと努める。
それでも、脈拍は早く過ぎるのだけれど。]
おまえを、ここへ呼んだ理由は──、
先ほどは、自分のことで頭がいっぱいで、おまえのことまで配慮してやれなかった から。
あの状況では、おまえも──だろう。
オレが対処してやるのは道義かと 思う。
[つまり、抜いてやるから出せ、と上目遣いにライジを伺った。
義侠心の裏に燻る抑圧された情欲が喉を通る息をせわしくする。
今は、酔ってなどいないはずなのに──]
〜 ファイルボックスの中のSS断片
[愛と時間が結実した寝室(ちぐら)。
そこに喉を鳴らしながら端座するフランクへと、運命の網が引き絞られてゆくのを感じる。
誘われて傍らに乗り込めば、握った拳は解かれて柔らかな灰色の長毛を梳くことを選ぶ。]
別れの言葉を用意してきたはずなのに…ダメだな。
おまえと会うまではこんなことはなかった。こんな気持ちは知らなかった──
[囁きながら、フランクの身体に体重を移してゆく。]
いけないと思いながら、幾度も訪れてしまう──
[溜め息がひとつ、闇に堕ちる。]
ぅん……くすぐったぁい……?
[笑うカルヴィンにもう一度キスをして、耳元の毛を緩やかに撫でてやる。]
ふぅ〜……ん。
舐めるまで、しか、してないんだぁ〜……。
……意外。
[そう思うのは、マタタビ酔いした時のウーの痴態を知っているからか。
尤もそれを言ったなら、こちらも知られているわけだが、フランクはそんなものを気にするタイプではない。]
……ンっ、そう……そこ、ね……。
さっきみたいに、よく……ほぐして。
……んふ、っ。
で、ねぇ〜……。
コレ……。
– 縁の下の駅弁屋 –
[呼吸を忘れる貪り合いで、視界に涙膜の紗が掛かる]
……
[揺るぎない強靭な腕に拓かれれば、体を揺すり上げてしがみつき直した。
耳から後頭部へずらした手はまだ指先でウーの顎の付け根を玩ぶ]
…ゃ く––
ん
[口付けの合間、無音で振動する喉が言葉を紡ぎかけては掻き消えた。
背へ絡めた脚を引き寄せて、自ら腰を浮かせ、
最前線を確かめると柔らかく円を描くよう傾けて胎内へ誘う]
[手を伸ばし、腹の間に挟まったカルヴィンの雄に触れれば、指先で先端をふにふにと押し揉んで]
硬くなってきた、でしょぉ〜?
[耳元に、唇を近付けて]
……雄だったら、さぁ………
………コレ、どうしたい〜……?
[耳の縁に舌を這わせ、ぬるい息を吹きかけながら、問いかける。]
―ライジとキャットタワー―
あ゛っ、ひっ、ちょっと、ま、 ひぁっ
[下から突き上げられ、びくと身体が跳ねる。
静止の声も紡ぎ切れず、生理的な涙がぼろりと零れた。
慌てて俯いて涙を隠す。
一応というレベルだが、気を使われているということには気が付かず
意地悪だと嬌声の合間、苦情を口にした。
快楽に溺れかけては、必死に理性にしがみつく。
ぐしゅりと濡れた音が結合部から響いて、耳を塞ぎたくなったが、手はライジにしがみつくのに使っていた。
突き上げられるたび、仔猫のような声が漏れて、抑えようとして失敗。
素直な身体は、無意識にイイところを擦りつけるように腰を動かして]
【人】 匿名軍団 ゴロウ このままでも、良い眺めではありやすけどねぇ (51) 2013/04/06(Sat) 23時半頃 |
― ウーと ―
ふん。恩着せがましい淫乱猫、だ。
対処なんて義務的にされるくらいなら、自分でした方がましだ
[雄を誘う瞳。
それでも自分は食虫植物に誘い込まれる虫ではない。
触れないまま片手はウーの後ろの壁へ、身を屈めてウーの首筋へ顔を近づける。
大分薄れ、もうマタタビの香は嗅ぎ取れないが]
ただの淫乱よりもお前は更に卑怯者、だ。
欲情した雄に貫かれて体内を掻き乱されたい癖に、道義だの配慮だの言い訳して。
交尾にそんなものは必要ない。
雄だろうと雌だろうと、中に出すまでがコース、だろう。
……本当に俺に悪いと思っているなら動くな、よ
[囁く甘言は低く。
そんな間も勿体無い、とさっさと前を寛げた手は自身の欲を握りこむ。
半ば程まで勃ち上がっていたそれを扱き上げ、揉み込んで。
程なく、少しずつ音が立ち始める頃には呼吸を殺しもせずに眼前の項に舌を這わせんと]
− ゴロと 〜縁の下の駅弁屋 篇 −
[ひとつの呼吸をわかちあう生き物のように貪りあう舌。
啜りあげる雫に塩の味が混ざる。
耳と顎のあわいを弄う指の官能は背筋を伝い身体を震わせた。
短く息を切って呻く。]
ゴロは…、 なんでも 知ってる んだな。
どんなことでも 受け入れて くれ て、
だから こんな──
[ゴロが自らを揺すりあげる動きに助けられて、仁王立ちのまま、その胎内へと逆矛を埋める。]
う、ん…… ふみゅっ…!
[耳に触れられるのはキスよりももっとくすぐったくて気持ちよくて、
そちらに集中していた神経が、一気に足の間に引き寄せられる。
フランクとトレイルが重なり合っているのを見た時から、
おなかの下に心臓がもうひとつできたくらい、
熱く脈打つものがそこにあった。]
やっ、 そこ、好き……
[フランクの指に揉まれて、ふるりと腰を震わせる。]
雄だったら…?
[問われて、自分の本能の中に答えを探す。
孔があったら入りたい。…ちょっと違う。]
雌(オンナ)にぶち込んでひいひい言わせたい。
[あんまり顔も覚えてない親父さんの台詞だ。]
でもフランク、雌じゃないよ…?
[耳元に息を吹きかけられて、首筋が逆毛立つ。
言われた通りの尻尾に加えて手を動員して
フランクの後孔を揉みほぐしながら、あ、と目を輝かせた。]
雌じゃなくても、いれていいの?
【人】 匿名軍団 ゴロウ お任せくだせぇ (53) 2013/04/07(Sun) 00時頃 |
― ヴェラと ―
……泣く、な……く、っぅ……
[憐れみを誘う姿は嫌いではないが、兄貴分として案じる心が起き出してしまいそうになるから。
タワーに立てていた爪を仕舞い、涙を拭って腰を掴んだ。もしも後ろに倒れ込んでしまったら冗談では済まない。
ただでさえ狭い場所、スリルも快感を煽っていないかと問われれば答えることは出来ないのだが。]
は……ぁ、意地悪、じゃない…………気持ち、いい、か?
[気持ちいいからこんなに締め付けているのだろうけれど。
蕩けた中に吸い付かれていつでも達してしまいそうになる。
身勝手な要求に応えさせているヴェラの快楽第一なので堪える傍ら、急かすように互いの腹の間で揺れるヴェラの雄に触れ、引き抜くたびに扱き上げる。
張り詰めた先端を指の腹で擦り、体液を塗り広げるように]
− ライジと 〜陽のぬくもる幕間 −
淫乱淫乱と、 言うな と、言っている…っ!
[激昂して声を叩きつけるも、身体の片側を突いた手で塞がれて、浅くなる呼吸を堪えて歯噛みする。
朱のさした首筋に近づく匂いはライジのもの。
もう、覚えてしまった。]
……好き、ぃ〜?
ぅん、じゃぁ……もっと……。
[僅かだけ伸ばした爪を、傷付けないよう注意しながら、先端にある溝に這わせてみたり、強く握り込んで、腹に押しつけ扱いてみたりと、様々な刺激を覚えさせるよう手を動かす。]
……ッ、ふはっ……!
ひいひいって、すごい台詞だねぇ〜!
[まさか、ウーから教わった言葉ではなさそうだけれど、カルヴィンからは少し想像がつかなくて、噴き出し、肩を小さく揺らした。]
……ッ、はは……ごめぇん。
うん、でも、間違ってはない、かなぁ〜?
【人】 風来坊 ヴェラ
(54) 2013/04/07(Sun) 00時頃 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
sol・la
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