137 海の家 『nave Di mare』
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な、に……?
[寝かせていた身体を起こし、自分の足の下を覗き込む。 すると……]
―――っ!? ……ぁ、
[黒く大きな影が、ゆっくりとたゆたっていた。]
(――怖い。)
[そう思った。
けれど、同時に直感した。
「これだ」と。]
(76) ぶんちゃん 2013/08/24(Sat) 00時頃
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[興奮して速くなる鼓動。
上がる息。
落ち着け、落ち着けと胸に手をあて、深呼吸を繰り返す。 そうして、今一度大きく息を肺に取り込んだなら、]
―――トプ、……ン。
[その影を目指して、 今までで一番強く、海水を蹴った。]
(77) ぶんちゃん 2013/08/24(Sat) 00時頃
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――はぁ、………っあ、………はぁ……!!!
[浜辺へ戻った頃に、 トレイルとタバサの姿はあっただろうか。
どちらにせよ、視界には入らなくて。
荒い呼吸のまま、一目散にカゴバッグの元へと駆け寄り、 中からスケッチブックと鉛筆を取り出した。
しばらく手を動かしていたけれど、]
………だめ、全然。こんなじゃ……。
[そう零すと一度海の家に戻り、 花火の時に使ったバケツを手にして再び砂浜へと戻った。]
(78) ぶんちゃん 2013/08/24(Sat) 00時頃
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[ざっざっと砂の山を作り、海水をかけては固めて。 誰かに声を掛けられようと、一心不乱に身体を動かす。
あの感動が、……薄れてしまわないうちに。
大きな砂の山が出来たなら、 今度は少しずつ削ってゆく。
爪の間や、新調したばかりの黒の水着の中にも、 砂が入り込んでしまうが、そんなことはどうでもいい。
日が暮れて辺りが暗くなり、 手元が見えなくなって初めて、手を止めた。]
(79) ぶんちゃん 2013/08/24(Sat) 00時頃
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全っ然ダメね……。でも――。
[暗闇の中の大きな砂鯨を、 言葉とは裏腹に、すっきりとした表情で見下ろしていた。
「もう大丈夫だ」と従姉妹にメールをしたのは、 和室の布団の上でのこと。
送信完了画面のままのスマフォを片手に、 心地よい眠りに落ちた。
窓から入り込んでくる潮風。 耳に染み込んでくる風鈴の音。
そして豚の置物から香ってくる、 蚊取り線香の香りに包まれながら。**]
(80) ぶんちゃん 2013/08/24(Sat) 00時頃
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……いや、俺、は
[笑った顔が、可愛い。 そんな他愛のないことも簡単に言えていたはずなのに、なんだか喉につかえてでてこない。
『お世話になってしまった』
と過去形の言葉に、胸の奥が苦しくなる。なぜだ。 不意にポケットから響く、着信音。>>=2]
あ、さーせん、携帯みていーっすか?
[表示されていた送り主を見て思わず、そんな断りをいれ、画面を確認して。 ぎゅっと、まだ持っていたライターを握りしめる。]
(81) rinco 2013/08/24(Sat) 00時半頃
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[そうして、グローリアの方をまっすぐ見つめ。]
えーと。こんなこと言うの、初めてなんだけど。 ……俺、あなたのこと大事にしたいみたい。
このライター、次に会うときに返しても、いい? ここで、じゃなくて。
[ライターを片手に、首を傾いだ。 なんだか恥ずかしくて目線をそらしたくなる衝動に駆られるけどそのままに。心臓が口からでそうなほどばくばくいってる。]
(82) rinco 2013/08/24(Sat) 00時半頃
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携帯は、勿論好きに見るといいよ。
[サミュエルの律儀な断りに端的に答え、 差し出した手に一向にライターが乗らない様子に首を傾げる。
それから、続く言葉を聞いて]
それは……まだこの先も、 君の世話になるということか?
次に会うときまで? なら……返さなくていいよ。無くしてしまって……。
そしたら、次、とかその次とかではなくて ずっと…………大事にされる?
[最後はか細い声。 顔は恐らく真っ赤になって、それでもサミュエルの目を見返そうとぎこちなく、顔をあげた]
(83) rucoco 2013/08/24(Sat) 01時頃
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[途切れ途切れに紡がれていく言葉に、胸がどんどん痛くなり、不安が募っていく。 『無くしてしまって』と言われた時には、情けなく眉を下げ、ついには視線を逸らそうとして、固まった。]
え、 …っと、
[一瞬、意味が理解できなくて。 けれど確かに届いた小さな声と、こちらに向けあげられた顔が赤く染まっているのを見て、ようやく理解して。 やっぱり情けなく眉を下げたまま、グローリアと目があえば、笑った。]
うん。 ……大事に、させて。
[手の中にあったライターは、大事なもののようにそっとポケットに戻す。 鈍く光を反射するそれを、無くしたりはしないだろうけど。 彼女の風邪が早く、治るといい。 バカンスはまだ、始まったばかりなのだから。**]
(84) rinco 2013/08/24(Sat) 01時頃
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[言葉を紡ぐうちに サミュエルが不安そうな顔になるのを見て取れば、 同じように不安が蠢いて。
ようやく最後まで言い終えて、目を合わせたあとの笑顔と言葉に思わず泣きそうな顔になる]
うん……うん……! 大事にされる!! わ、私も大事にしよう、約束する!
[精一杯答えると、今度こそ出て行くであろうサミュエルの手を一度だけぎゅっと握り、]
クッキー早く食べたい。 から、早く戻ってくるように。
[と、放った]*
(85) rucoco 2013/08/24(Sat) 01時半頃
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[思えば、一度も恋愛要素のある小説など書いたことがなく]
(ああ、前に一度、あの歌手、アイドルの) (あの子に書いた詩――ラブソング。ほんとに酷い有様で) (自分には向いてないとつくづく思ったんだった)
(でも、ひょっとして) (そうだね、少しばかり先の話) (切ない男女の気持ちの篭ったお話が書けるかもしれない――)
[青い空の部屋で、雲を象った白が晴れていくような そんな感覚が胸のうちに湧き上がるのを感じ、
もう少し心の甘みを寝かせて、深く熟成させてみよう、と思ったのだ]**
(86) rucoco 2013/08/24(Sat) 01時半頃
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[泣きそうな顔に、なんだかもう自分までつられてしまって。 その前から大分情けない表情はしていたのだけど、伸ばしたくなる震える腕を抑え、鏡のように力いっぱい頷いて。]
うん、俺も。 約束する。
[そうして部屋を出ようとすれば、ぎゅっと引かれ。 言われた言葉に、今度はこっちが真っ赤になる。]
うん。 うん、すぐ戻ってくる。
[勢いよく頷いて、部屋を出る。握られた手が熱い。]
(87) rinco 2013/08/24(Sat) 01時半頃
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[ポケットからスマフォを取り出し、返事をしようと打ちこんだ文字は、急いでいるのでとても簡素なもの。]
『TO:トレイルさん
Title:無題
俺、できました。
彼女、よりもむしろ、
大事にしたい人。』
――…… ありがとうございます。
トレイルさん。
[スマフォをポケットに滑り込ませながら小さくつぶやいて、ようようと歩き出す。
さあ、早く戻ろう。
そんなことを思いつつ、キッチンの、甘い香りに包まれた。**]
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[サミュエルが戻ってきたら、 ホリーの焼いたクッキーを食べて。
ひょっとしたら、『風邪はうつして治すもの』を実践したかもしれない]**
(88) rucoco 2013/08/24(Sat) 02時頃
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いかがでしたでしょう?
皆様、このリゾート地で夏の思い出を作ることが出来たでしょうか?
大切なものを見つけたり。
道を探し続けてみたり。
がむしゃらに書きなぐってみたり。
弱い部分を見せ合ったり。
自分も知らなかった顔を見つけたり。
想いを告げることが出来たり。
きっと、心の中にキラキラした何かが残った事でしょう。
(#3) 2013/08/24(Sat) 02時頃
もうこの夏は過ぎてしまうけれど。
過ぎてしまう時間は取り戻せないけれど。
記憶は、想いは、この海の家は。
きっとこの場所でずっと、貴方がまた訪れてくれる事を待っています。
(#4) 2013/08/24(Sat) 02時頃
ようこそ、海の家 『nave Di mare』 へ。
ここは都会の喧騒からはなれた小島。
知る人ぞ知る、リゾート地です。
この 『nave Di mare』 でひと夏の思い出を作りませんか?
(#5) 2013/08/24(Sat) 02時頃
薄いチラシがひとつ、風に運ばれていく姿は。
まるで雲のようでもあり、花火のようでもあり。
鳥のようでもありました―――……
(#6) 2013/08/24(Sat) 02時頃
Thank you...
*END*
(#7) 2013/08/24(Sat) 02時頃
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