189 とある結社の手記:8
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ー広間ー
[聞こえた声について、女は口を開かない。 リーの視線を感じたが、口を開かなかった]
───一票入れたのは、あたし。
[キャロライナは人間だと、再三繰り返す声に落とす。 薄く目元を隈で染めながら、息を吐く。 耳を引っ掻きながら騒ぎ立てるオスカーを見る]
馬鹿ね。 狼を見つけないから狼だなんて決まってるの、それは。
狼が好きで、わざと狼を見つけない人だったら? 狼を見つけたくても占いの力がない人間だったら? 別におじさんの擁護をするわけでもないけど、正直あんたに共感できるわけでもなさそうだわ。
(81) 2014/08/19(Tue) 22時頃
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…もう、面倒だからどっちでもいい。 ハナでもリーでも、誰でもいいから、死んでよ。
[ガリガリと、耳を引っ掻く。 引っ掻きながら、ため息とともに吐き出す]
(82) 2014/08/19(Tue) 22時頃
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…………………… はぁ。
[特大のため息を、一つ。 疲れる。無理だ。 こんなやつが、5分の1も決定権を持ってるとか、笑えない冗談だろう。]
要するに、おまえの中でおれが狼で、決定なんだな。 聞く気も考える気もないやつと、どうしろっつーんだよ……
[いっそ投票用紙を奪い取ってしまいたい。 暴れでもすれば、非力かどうかで人狼か判断つかないだろうか。 昼間の人狼の力ってどうなんだったか。わからない。覚えてない。 どれだけ時間がたったと思ってるんだ。馬鹿か。
こいつが狼で、適当こいてるだけならいい。 10かそこらの子どもを責め立てている現実から目をそらすのに、 それはちょうどいい夢想で、可能性。]
(83) 2014/08/19(Tue) 22時頃
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[スージー>>82の言葉にちらりと視線を向ける]
しんだら、わかるんだっけ。
[死んでくれ、という彼女の言葉に。 死んだら聞こえる、といっていたことを思い返す]
(84) 2014/08/19(Tue) 22時頃
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…… 晴らそうと、してるように、見えない。
[>>80ハナの言葉は、間違いではないのだろう。 けれど。]
質問とか、説得とか…… もしおれを信じてるっていうなら、おれに自分を見るように言うとか。 手は、考えれば、あるはずだろ。
…………その割り切り方が、 …………
[どうしても、理解できない。]
(85) 2014/08/19(Tue) 22時半頃
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いっそ頼めばよかったと思ってるところ〜
[占えばよかったのに、という言葉にははと笑った。…。 同じことを言う人を信じられない、という気持ちは正直解らないでもない。ホリーが占い師だったら信じてたというのも、解る話ではある。]
なるほどなぁ
[ヴェスパタインを信じているかと訊かれると、頷いて「さっきも言ったとおりにね〜」と軽く答えた。 オスカーが出て行った先をしばらく見つめる。]
ん〜…
(86) 2014/08/19(Tue) 22時半頃
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はは、そうだな〜 いっそほんとに殺して確かめてみるぅ?
[スージーの声に軽く返す。 ハナの声が聞こえる。声が聞こえるんだっけ。
もしおれが死んだとして。 彼女に伝わる声はどのようなものになるんだろう。 想像はできなかったけど、おそらく、とても、気持ちの良いものではないだろうな、と思って。少しだけ死にたくないなぁと思った。]
でも、そんな確かめ方ばっかしてたら お前の耳、ちぎれるんじゃない〜?
[また引っかかれている耳元へと視線を送る。]
(87) 2014/08/19(Tue) 22時半頃
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[>>81名乗りでたスージーに、顔を向ける。
自分以外の何もかもを信じていなさそうな投げやりさに、 顔を歪めはするが、全く理解できなくもないのが複雑だ。]
……リーは人間だっつの。
[そこを疑うならどうして、 ”自称”占い師に死ねといわないのか。 言われると困るどころではないが。絶対に御免だが。]
(88) 2014/08/19(Tue) 22時半頃
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無茶苦茶言いやがって……
[オスカーの『死にたくない』さえ、 聞かれたから言った風にしか見えなくて。 死にたくないと足掻いているのは、まるで自分一人のようで。
やりきれない。]
[少しだけ。理解は出来ないだろうが少しだけ、想像ならできる。 自分は、相手を見ることができる。 相手を殺さなければ、相手が死ななければ見えないというのは、 どんなに不安定なんだろうか、と。]
(89) 2014/08/19(Tue) 22時半頃
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[オスカーじゃなければまた考える。 疑いをはらすすべをもっていない。]
―― ふぅん…
[疑いを、という部分には、なるほどと思うような思わないような。自分も晴らそうとはしないだろうし。]
ただたんに〜 悪いことを考えないようにしてる って事?
[ハナへと視線を送る。 知人が死ぬことは、彼女にとって悪いことではないのだろうとも同時に思った。]
(90) 2014/08/19(Tue) 22時半頃
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……
[小さく吐息をこぼす。 見えないといわれたらそうなのだろう。
疑われているのがわかるから、視線を手元に落とす]
私を見るより、ほかの人見たほうが人狼がみつかるし。 人狼が見つかれば私じゃないってわかるもの。
人狼が見つかれば、それで終わりなんだし。
早く終わらせるなら、自分を見てとか、いえない。
[抵抗などしても無駄な小さな手をみる。 なにもできない、それならなにも考えずに早く終わるように、祈るだけだ]
(91) 2014/08/19(Tue) 22時半頃
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[ハナの言い分になるほどと思う。
占ってと言えないといったハナと、 いっそ占えばよかったのにといったオスカー。
違いはここなのかもしれない、と思う。 正直どちらが人狼でも構わないのは自分もだ。死に対してあがくつもりもない。
だけど、―― それでも。 この中で、死にたくないと叫んで怯えてそれでも我を張って。何を隠しているか知らないけど不調も垣間見えるその様子に。 …… あいつにだけは死んでほしくないなぁと思う気持ちは大きくて。毎日毎日、積み重なる。だからまあ、そのためなら人狼を探さなくてはと思っているし、万が一にも備えようと思っている。
ハナか、オスカー。 自分の中では、その二択だ。だけどその二択が、とても難しい。]
(92) 2014/08/19(Tue) 23時頃
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――… ヴェスパタイン
[訊ねる声はひとつ。]
おまえさぁ、ハナとオスカーだったら、 どっちを占いたい?
(93) 2014/08/19(Tue) 23時頃
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……………そうかよ。
[今度のため息は、飲み込んだ。 >>91どうして、そういう割り切りができるんだろうか。
その割り切りができるのに、どうして。]
……おまえ、人狼が見つかればとか言うけど、 ……おまえから、聞くことは、ないのか。 今、おれとかリーがいろいろ聞いてるけど、 おまえから。何か。
[じゃないと。 ハナにとって、目の前に迫っている投票用紙だのなんだのが全部、 他人ごとになってるんじゃないかって。
人狼かもしれないという可能性にすがっている自分でさえ胃がむかつくような、子どもに疑惑をぶつけている状態も、死を突きつけている状態も全部、まるで何かを感じているように思えない。 流されるだけで、それでいいのかなんて、いいと返ってくるはずないのに聞きたくなるくらい。]
(94) 2014/08/19(Tue) 23時頃
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──── ……
[>>93尋ねに、グルグルと空回りを続けた思考はふと、止まる。]
…… おれ、 は……
(95) 2014/08/19(Tue) 23時頃
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[オスカーが出て行った扉を見た。
耳元へ手をやっているスージーを見た。
近くの影を見て、それからリーを見た。]
(96) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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………… ハナを”見たい”。
[押し出すように、口にする。]
……つったら、 止める、か?
[ここまで感覚が、考えが違うなら、 もうこれが確実だといえる答えは見つからないんだろう。
それなら、と。 投票用紙と、手紙の入った尻ポケットを、手が押さえる。]
(97) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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聞く、って……なにを?
[ゆるりと首をかしげる。
投票があつまるかどうかすら、考えていない。 どこかぼんやりとした様に問いかける]
……よく、わからないよ。
[ため息をひとつこぼし。 信じているのか、思考停止しているだけなのか。
問われれば問われるほどにわからなくなって、小さく首を振った**]
(98) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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お使い ハナは、メモを貼った。
2014/08/19(Tue) 23時半頃
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いや〜?
とーめなーいよ〜
[ヴェスパタインの言葉に、軽く答える。 だとしたら、紙に書く名前はひとつで。 つまり、そういう質問だ。たぶん相手にも伝わっているだろう。
スージーの方を見る。ハナが人狼だったとしたら、無駄に声を聴くことになるんだろうか。でも、殺して確かめろと言ったのは彼女だし。間違っていても文句を言われる筋合いはなかった。
ハナは先ほどオスカーの名前を書くと言っていた。だから。彼女やヴェスパタインの心境の変化がなければ、おそらくは、そうなるだろうと思う。]
(99) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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[うまくいけば、なんて夢想ばかり追っていられない。 頭を占めるのは、もしもの悪い可能性ばかりだ。
間違えていたなら。 目の前で宣言してしまえばきっと、 もしもいつもと違う”夢を見た”なら、 きっと自分は、目覚められない。
スージーだとしても。 背筋が凍る恐怖。
けれどもし、
もし、自分が目覚めなかったなら。]
(100) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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……は、……
[震える息を吐く。
嫌がらせだと思われるかもしれないが。 生きたいかと聞いて口を閉ざすような、そんな馬鹿野郎だけれど。
死にたくないけど。 わらえる。
こいつは生きられるんじゃないかと、そう、思えてくるとか。]
(101) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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[ああ、 しにたくない。]
(102) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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[リーが頷くなら、決まりだ。
ハナがこちらの意図を理解しなくとも、 書く名前は変わらないだろうし。
スージーがどうするつもりでも、 5人中3人が決めれば、決定は揺らがない。 多数決なんて暴力だ。 彼女の耳を、赤く染めるだけにならなきゃいい。
祈るなんて、バカバカしいほど無力な言葉は、使えない。]
(103) 2014/08/19(Tue) 23時半頃
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[投票用紙に書く名前は決めた。けどまだ票は投じないまま。もう一度見回す。
ヴェスパタイン、ハナ、スージー。 オスカーはここにはいない。
ついで思い出すのは、ラルフ、ワンダ、キャロライナ、イアン。 やっぱりだれも、ここにはいなかった。
そして思い出すのは――、……。]
…そういや、今日やるっていってた酒盛りだけど〜、 どぉする〜?
[ヴェスパタインに声をかけた。]
(104) 2014/08/20(Wed) 00時頃
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…… ああ、
[>>104どぉする?なんて。 答えは一つしかない。]
やろーぜ。 食堂でも、おれの部屋……は、道具が転がってて、邪魔かも。 おまえんとこでもいいか。
[また躓いて危ないかもしれないし。
そうなったら、笑い話になるのかもしれないが。]
(105) 2014/08/20(Wed) 00時頃
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[また明日、はもう言えない。
いまのうちに、 この馬鹿の口が止まってしまうような、 ”生きる”話をさせたかった。**]
(106) 2014/08/20(Wed) 00時頃
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― → 食堂 ―
[ヴェスパタインの言葉によーしと頷いた。じゃあおれの部屋ね〜、と。「目印は酒瓶な」と笑った。 その前にグラスを取りに向かう。厨房にオスカーはいるだろうか。]
オースカ〜
[昨日と同じように声をかけた。]
おれは今日も、お前の名前を書くことにするつもりぃ たぶん、今日はお前だとおもう
……言い残すことがあったら きくけどぉ?
[言葉は返ってきただろうか。どちらにせよ、あうのはきっと、これが、さいご**]
(107) 2014/08/20(Wed) 00時頃
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